西暦2021年前に転生したんだから科学者として頑張るしかないでしょ!! 作:namaZ
ジョジョはいいですよね、ジョジョは、たっぷりと語っちゃいます。
そろそろ原作に入ります。
西暦2004~西暦2031年、本当に本当に、なんて遠い廻り道………
感想、アドバイス等よろしくお願いします。
前回の戦闘で得られたものは多い。
ジョセフとレルネは人間との実戦経験で殺しを経験した。
普通もっとあーだこーだ人殺したらうだうだするもんだけど二人はこれが初体験ってわけじゃないしその辺安心。
クズ、ゴミ、能無し、馬鹿、「慣れ」とほざく奴は好かん。
『理由』や『意思』がない殺人はダメだ。
命令でも何でもそこには『意思』と『覚悟』が必要だ。
僕には『覚悟』がある。芯の通った揺るぎない『決意』がある。
その点今回の相手は戦士に相応しい心を秘めていた。ジョセフもレルネも『運転手』もヴァンティアンも自分の役割をきっちり理解し、本気で役に立ってくれた。
試作品『ハードスーツ』の戦闘データも取れたし緊急移動用ミサイルも問題ナッシング!口調うつっちゃった。
目的の為に人を躊躇なく冷静に無力化できる1位に勝てるものはゾディアックを除いて存在しなくなった。
ガストレアは殺せても人間を殺せない腑抜けではこの先やっていけない。
ガストレアより人間の方が恐ろしい。ゾディアックは殲滅確定だが、人間を殲滅したら目も当てられない。
人間は味方なのか敵なのか?
思想、環境、組織、同じ人間でもバラバラだ。
ガストレアは敵。
人間は味方も居て敵も居る。
そこがガストレアとの違いだ。
でもそこが『人間』の持ち味の一つでもある。
七年前ガストレアウィルスで世紀末を迎え、平和な時代が終了した。失われた秩序を取り戻した近代、偽りの平和も三年後また動く。
西暦2031年――――――原作開始の日本を中心に世界は動き始める。
『木原』にとって原作通りは「邪魔」でしかない。
『木原』と同じ境遇の転生者がもしもこの世界にいるのなら、原作知識を駆使し上手い立ち回りをするかもしれない。原作を崩さずに。
原作通りに進みたい奴は未来を知っている自分に酔ってんの?それとも、原作通りの方が関わる際便利だから?転生者関係なしに世界の修正力とか厨二チックな言い訳はうんざりです。
『運命』は信じないけど『奇跡』を信じ願うのは科学者らしくない。
けど、神様がいるんなら『奇跡』はあると信じている。
だから神様。
「僕がガストレアウィルス消す方法見つけるまで大人しくしてくれないかな……日本」
ローマ連邦でバラニウムは一つもとれない。
日本のバラニウム生産率は五エリア合わせると50%以上と――――――何で日本こんなにバラニウムとれるん?っと、日本を中心に設定した原作設定に文句を唱えたい。
『木原』さんがどれだけ頑張ってもバラニウムは日本から輸入するしかない。バラニウムがないとローマ連邦終わる(笑)
エリア崩壊とかそんな非常事態が無い限り僕自ら赴く事は多分ないでしょ、たぶん。
日本の五エリアの監視を増やす必要があるな。
グリューネワルト翁もドイツを離れ、日本に滞在中。何処に住んでいるのやら。
「ドクタ~レミちゃんの解析終わっちゃいました~」
「お、どだった?」
「どうやらレミちゃん他の子と違って成長速度がめっさ早いですね~。レミの『子』と名称されている理由も
「七歳前に初潮迎えて子作りしちゃったの?しかも千単位の赤ん坊生みのにどんだけかかるか」
「レミングは野生の状態では、春から秋にかけて3回繁殖しますが、条件さえ良ければ、冬期にもう1回繁殖するみたいですね~。一方、飼育下であれば、年中無休で際限なく繁殖を続けますから……たとえば、あるペアは167日間で8回、繁殖したそうです。ちなみに、妊娠期間は16日間~23日間で、1回の出産では、1匹~13匹の子が生まれます。一部の♀は、生まれてからわずか14日で、繁殖可能になるそうです。もしかしたらあのプロモーター『子』とも子作りワッショイしちゃったんじゃないですか~?」
「……寒気が、ガストレア大戦前と比べてペドフィリア絶対増えたよ、十三歳以下に手を出すとは……せめて結婚可能年齢の十六歳までまてよ。そう考えるとジョセフ君もペドなのかな?」
「ジョ~君はペドというより強い女の子に魅かれるたちですから、年齢はあまり関係ないかも。本能で嫁にする『ニュートン』にロリやら熟女の一般的括りは意味ないですね~」
「そうか、安心した。僕はロリコンを否定するつもりはないけど『木原』的にはジョセフ君とレルネにはさっさ子供作って欲しいんだ。いつからジョーと呼ぶようになってのかな沙希ちゃん?」
「本人から気軽にジョーとお呼び下さいって言われたんです~」
「彼女性の手回し迅速だな。でも沙希ちゃん僕一筋だもんね」
「はい~ドクタ~大好きです!」
「……ん、ま、わかってたよ。解析が終わったんなら次は解剖だね。世界初の呪われた子供たちと人の間に生まれた『人間』だ。アァ……もう駄目だ、心が躍る!?」
「テンションアゲアゲですねドクタ~、準備も整って万全です。あ、コレ忘れてました~」
「相も変わらず抜けてるね沙希ちゃん。それど……れ……」
狙ってやってんのかな沙希ちゃん。最初に見せる重要な情報じゃん。
「つまりあれか?
どいつか知らないが見所あるな。発想は僕好みの外道のクソ野郎だ。
面白そうだし放置しよ。
「グリューネワルト翁に恩を買う方法を思いついた」
「恩を売るの間違いでは~?」
「ふふふ、見解の相違だよ沙希ちゃん。グリューネワルト翁から僕に恩を売るなんて滅多にないのだよ!エヴァみたいに露骨に恩を売ったら嫌われちゃうだろ?なら、此方から"お願い"すればいいんだ。意味?意味だって?意味なら有る!科学者として創ったものは最後まで面倒を見る。レルネは完成している。数多の犠牲の上に調和された新人類だ。エヴァも超越する存在だが……強さとは人それぞれだ。レルネの強さの根源が『人間』としていられる相手の隣なら、エヴァは逆だ。隣に居るのが当たり前になるとあの子は甘えて弱くなる。"孤独"があの子を強くする。心を許す者が必ずしも傍にいるとは限らないんだ。理由は何だっていい、エヴァは頑張り屋さんだから努力する。停滞は許されないんだよ」
「それがどうグリューネワルト翁に恩を買う事に繋がるんですか~」
「
「考え妄想するだけならマシですけど、ドクタ~は実行して成功しちゃう馬鹿野郎ですね~」
「有難う最高の褒め言葉だ」
民警にした方がいろいろ良さそうだ。
今は肉体と技術に集中させて二年後に民警にして東京エリアで活動。よさげだな。
見えない目をグリューネワルト翁に治してもらい忠誠を誓ったらしいな。グリューネワルト翁の命令なら僕の指示に従ってくれるでしょ。
「エヴァが懐いてる彼だから意味があるんだ」
巳継悠河はグリューネワルト教授に返しても返しきれない恩義がある。
母体が妊娠時にかかった病気のせいで、生まれたときから両目とも見えなかった。
別に物心ついたときから見えないのが普通だったから特別自分の境遇を哀れんだことはなかった。子供は残酷だ。普通の小学校でさえ弱者をつくり虐められる。目が見えないなら尚更だ。目が見えないのをいいことに散々馬鹿にされた。
悔しい思いをたくさんした。
見返してやりたいと思った。
目が見えないのは紛れもない事実。
僕は何も言い返せず日々に希望など無く生きていた。
そんな折、彼の元に神様が舞い降りた。
生来盲目だった彼を救ってくれたのが、グリューネワルト教授その人だ。密かに開発が始まっていた第二世代型機械化兵士計画――――――『新世界創造計画』に参加したことで機械の目を獲得した彼の世界は逆転した。
その目を通して『光』と『世界の美しさ』に――――――泣いた。
春の美しさに泣いた。
夏の目に射る太陽に泣いた。
秋の美しさに泣いた。
冬の白さに泣いた。
もう、何もいらない。
『世界の素晴らしさ』を与えてくれたグリューネワルト教授へすべてを捧げようと思った。
恩義から強さを求めた。無我夢中に強くなった。
『五翔会』に加わり、四枚羽の地位に着いた。グリューネワルト教授に奉公することが自分の存在意義であると豪語する。
初任務は世話役。
教授と同じ五賢人の一人から渡された一人の少女の身の回りの世話だった。
何故子供の世話なんかする必要がある。
強さが発揮されない苛立ちもあった。
時が経ち、如何すれば教授の役に立てるか考えていると、今まで一言も喋らなかった少女が話し掛けてきた。
「……めん」
"麺"なんで麺?ふざけてるのか。
少女の言葉は其処で終わりではなかった。
「……ごめん、なさい」
少女が何故謝るのか理由は分からない。
そう言えば少女を一度も見てなかった。
教授の事で頭がいっぱいで少女をしっかりと見てなかった。
見ていない、見えていない。
無力に外敵の的になり、自分が悪くないのに謝る。
昔の僕と一緒じゃないか。
少女をしっかりと見る。
与えられた目で一遍も逃さないの誓った。
それからは結構有意義な日々。
今まで気付かなかったが世話役の僕を差し置いて少女は不慣れながら掃除洗濯を……ばれてないつもりなのか、とてもたどたどしい。
身に着けた家政婦スキルで陰ながらフォローする。
少女は昔の僕だ。
周りに迷惑を掛けないよう怯えているか弱い少女だ。
呪われた子供たちは化け物と教わった僕は、変な先入観があったのは認める。
目が見えなかった頃の僕は、耳に入ってくる情報がすべてだ。
目の前の少女は化け物か?
ガストレアと一緒か?
否、少女は僕と一緒だ。
世界に希望が持てなかったあの頃の僕だ。
この子を救えないなら、僕はあいつ等と一緒だ。
弱者を貶めて優越感に浸る愚図と一緒だ。
少しづつでいい。
少女の心の支えになればいい。
こんな世界にも『光』はあるんだと。
どのくらい月日が経っただろう。
打ち解けた……と思っていいんだろうか。
最初のころと比べるとフランクで感情豊かになった。
僕としては嬉しい。
『光』を少しづつ手に入れている証拠だからだ。
話や資料でしか知らないが、妹がいたならこんな感じなのかな。
教授への忠誠心は揺るぎない。
けど、教授から命令されない限り少女を見捨てる気はない。
教授に奉公し、少女に『光』を。
教授の命令で東京エリアに行くことになった。
暫らく会えなくなるが、メールや電話で何時でも意思疎通は出来る。
うるさい、構うなと言うが、ああ見えて結構寂しがりやだからこまめに連絡しないと拗ねる。
呪われた子供たちはエヴァ以外ちゃんと接したことないけど大丈夫かな。
『五翔会』に属する僕が民警になるなんて考えもしなかったけどいい経験になる。
教授のお気に入りとして任務を確実に成し遂げて見せる。
民警として実力で序列を勝ち取れとのお達しだ。
千番台からスタートだけどガストレアを殺せば序列は上がるのか?
"民警として東京エリアを監視しつつペアで序列を上げろ""個人で交流し人脈づくりしろ"
東京エリアでの上司だから命令を聞けと教授に言われたが、変な命令をするもんだ。
電話越しで名前しか知らないが、命令なら実行する。
「『木原』か……」
顔もわからない相手だが、さして気にするまでもない。
顔の見えない付き合いなど慣れている。
トライガン好きなんで、血界戦争アニメやるのうれしいですね。
トライガンOVAでいいから、原作通りやらないかなー。