西暦2021年前に転生したんだから科学者として頑張るしかないでしょ!!   作:namaZ

15 / 37
ネタがなくなってきました。
詰まってきた・・・・・・やばい

全員の二つ名考えるのに二時間使いました。
捻ったカッコいい二つ名考える才能ないなおれ・・・・・・


※修正です。敵の襲撃犯の人数を減らしました。





第十五次観測

「ご紹介?何を何処に紹介するの沙希ちゃん」

 

「ご紹介じゃなありません!五翔会(ごしょうかい)です~!」

 

「あー……あぁ~あの五翔会(ごしょうかい)ね!この前ギブ&テイクの関係で話が付いたでしょ?」

 

「それが、ど~してもお会いしたいときかなくて~」

 

「誰?話の内容は?」

 

「日本エリアの偉い人五人とバラニウムにかんすることです」

 

「よし行くぞ」

 

「変わり身の速さは天下一品ですねドクタ~」

 

「ローマ連邦じゃーまともに手に入らないからだよ!バラニウム関係は全部僕に回せ、そこだけは僕がやる」

 

「他の仕事もやってほしいなー……なんて」

 

「その辺は信頼してるよ沙希ちゃん」

 

 

 話し合い(後ろめたい話)は三時間で終了。ドクターはなんとか自分の納得できる条件でバラニウムの取引に成功し満足していた。正式なメンバーに加わらないか勧誘されたが断っといた。正式なメンバーになるきはない。にしても変な質問するな、「ガストレアを制御する術はありますか?」と来たもんだ。

 あるにはあるが、切り札は簡単に見せちゃいけないもんよ。「薬を用いてはどうですか?」と提案し、催眠状態を誘発する薬をいくつか進めて今日は解散になった。

 教えただけで結構割引してくれたなあの人たち。ガストレア薬漬けにしてどうするつもりだ?関係ないけどね。

 帰りにコンビニにより焼きそばパンとコロッケパンを購入。久しぶりに食いたくなるよなこれ……牛乳うめー。

 ゆっくりし過ぎたのか夕日が沈んでいる。

 あーやばいな。あ、運転手。

 

 

「ダァーーーーーー!!探しましたよドクターあああああああ!!コンビニ寄るのに警備撒かないで下さいよマジでェ!!てか飛び降りないで下さいよォ!!防弾ガラスかち割ってアイキャンフラーイって何ですか!?馬鹿ですか!?皆暫らく思考停止しましたよマジでェ!!」

 

「コンビニのゴミ箱って外にあるタイプと店内にあるタイプあるじゃん?買って外で食ったら捨てるさい戻って捨てるはめになるんだよ?ゴミもって店内入るの最初地味に勇気いると思わない?あ、これ捨てといてね。店内にゴミ箱あるから」

 

「怒りを通り越して殺意をいだきそうですよマジでェ!!車内で待っててくださいよ!!お前等今度こそ逃がすなよ!!」

 

「よろ~」

 

 

 四人の子供が防弾車にドクターを案内する。この四人はドクターが創った移動時の護衛隊だ。

 先程の『運転手』が親代わりに育てている。

 私を見失うくらいだ。『運転手』の抜けた性格がうつったかな。その分信頼関係は厚そうだけど。

 ドクターを後部座席の真ん中に座らせ、左右の窓際に一人ずつ座り正面に一人。助手席に一人と四人は決められた席へ座る。

 この状況でガラスを割って脱出するのは至難の業。出来てしまったのだから『運転手』と四人は思考停止したのだ。

 

 

「ヴァンティアン。じゃがりこたべりゅうううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅ?」

 

「お心遣い感謝いたします。ですが勤務中ですのでまたの機会に」

 

「あそ、じゃがりこってやっぱサラダ味だよね。ね!ヴァンドゥ」

 

「自分はチーズ味派ですので」

 

「あー派閥で別れちゃったよ。ヴァンヌフはサラダ派?チーズ派?」

 

「抹茶クリーム味ですどくたー」

 

「変化球かよ!微妙過ぎるは!トラント~君の姉たちが創造主いじめるよ~」

 

「えっと……私たちのお父さんは『運転手』さんですから」

 

 

 ふっ……敵しかいねーよ。サラダ以外認めない、これ、絶対。

 

 

「くぅ~~~~~~!!おとうさん感動だ!!この歳で娘が四人持てるとは夢みたいですわ!!」

 

「よかったね『運転手』くn」

 

 

 何の前触れもなく車が爆発した。

 威力を物語る小さなきのこ雲に周囲の一般人は悲鳴を上げる。

 炎に照らされる六つの影。

 

 

「ぬおおおおおおおおおお死んだ!!死に掛けたよおおおおおおおおおお!!」

 

「お父さん舌噛むよ」

 

「ドクターは!?ま・・・・・・・まさか!?」

 

 

 『運転手』の隣に四人は着地する。

 

 

「緊急の為強行手段を実行しました。怪我は御座いませんかドクター?」

 

「助かったよヴァンティアン。ヴァンドゥ、ヴァンヌフ警戒怠るなよ。近くにいる」

 

 

 『運転手』の趣味で車を魔改造できなかったのが痛手か。

 ロケットの類じゃない。音のデカい兵器をこの四人が聞き逃すのはまずない。

 

 

「マンホールの裏に爆薬仕掛けやがったな、コンクリートが捲れてるよ」

 

「もしかしなくても命狙われてます?ドクターが」

 

「恥ずかしながら恨みを買い過ぎて逆に目星がつかないんですよね」

 

「……きます。数は8、4ペアの民警と判断します」

 

「あー……囲まれてるね。『運転手』さん、帰宅までよろしくお願いしますよ」

 

「任せておけって!!ヴァンティアン、ヴァンドゥ、ヴァンヌフ、トラント、捕虜はいらん殲滅だ」

 

「「「「はいお父さん」」」」

 

 

 逃がさないよう包囲してる。ここまでやったら逃げも隠れもせず堂々と正面から迅速に抹殺しに来たか。

 

 

「え、イニシエーター全員ミニガン二丁装備って頭おかしいんじゃないの!?」

 

 

 包囲された五ヶ所から計8丁のミニガンの集中砲火。

 硝煙とコンクリートの粉末が標的を覆い隠すまで撃ち続けた。

 イニシエーターだろうが人の姿を保てない暴力の化身。

 敵のイニシエーターは弾切れのミニガンを放棄しプロモーターの指示を待つ。

 4人のプロモーターにとってこれは復讐だ。

 IP序列10位のリーダーは念には念を入れよとパンツァーファウスト3、110mm個人携帯対戦車弾をぶっ放した。

 それを、ヴァンティアンは正面から受け上に軌道をずらした。

 敵イニシエーターの一人がヴァンティアンを観察しモデルを予想する。

 

 

『皮膚が硬化されてる?赤と白の斑模様……モデル:クラブのイニシエーターだな。凄まじい硬度だぞ、明らかに『ゾーン』の領域に到達している』

 

 

 ヴァンティアンの背後の煙が風に吹かれ晴れる。それは黒の繭。ひびで割れの割れ目から五人が頭を上げる。

 

 

<……『木原』の護衛者は只者ではないと覚悟していたが、全員無傷とはな。不意打ちに失敗、ここからは実力の勝負だ。どうやらその繭、硫化鉄だな?臭くてたまらん。モデル:スケーリーフットだな。……成程、『ゾーン』到達者は二人だけか>

 

 

 科学者の僕には理解できないんだけど、相手を見ただけで「こいつは強い」って断言する奴って何を基準に評価してるんだろ?雰囲気とかオーラとか言い出しそうで怖い。

 リーダー格っぽい男の予想はど真ん中の正解だ。敵さんは何人が『ゾーン』到達者かな?

 

 

<IP序列10位マイクだ。コイツはシャリー、モデル:ウルフフィッシュのイニシエーターだ。相性ばっちりだなカニ。ついでに教えるが舐めてかからない方がいい、四人全員が『ゾーン』に到達している>

 

(応援呼んだけど間に合うかな?)

 

「ドクターとお父さんは私が創った鎧を纏ってて、臭いは気にしないでよ!」

 

「今更気にしねーよトラント!!ドクター!!なんかこー、一発逆転の兵器とかないんですかい!!?」

 

「そんな都合の好い兵器があるか!僕は創る専門だけど『ゾーン』相手だと厳しい次元超えてんの!トラントは防御型だから実質ヴァンティアンだけの戦闘になる。ヴァンドゥ、ヴァンヌフは……死ぬぞ」

 

 

 『国際イニシエーター監督機構』トップの地位は伊達ではない。IP序列10位と聞いて今しがた思い出したが、後の三人はIP序列11位『集団自殺(ジェノサイド)』、IP序列31位『赤い弾丸(ウィンドケイブ)』、IP序列90位『空腹(エンプティネス)』の100位以内の上位ランカー。

 『とある』の『木原』みたいな人外戦闘は僕には無理。『木原数多』は一方通行を創った張本人だからまだ『木原神拳』は理解できる。けど思い返してほしい、『木原』は科学者の癖に運動神経が抜群なんだ。『木原円周』ちゃん然り、『木原加群』然り、『木原病理』……人外代表だったな。兎にも角にも、『とある』の『木原』みたいな戦闘は無理。

 僕は創る側であり戦う側ではない。

 それを踏まえ。

 

 

「僕に何か用?訊きたいことがあれば答えるけど?」

 

 

 時間稼ぎが成功すれば最終防衛がやってくる。

 

 

<……これ程の大罪を犯して何故のうのうと生きている?五賢人の力か?『木原』の権威か?取引でもしたか?なんにせよ……屑の心情を知りたい。どう感じた?>

 

 

 時間稼ぎ成功(ニヤリ)

 

 

「言い訳にしか聞こえないが……残りの人生全てを捧げるつもりだ。僕ほどガストレアウィルスに詳しい人間もいないしね。時間は掛かるけどこの世界からガストレアウィルスを消してみせるよ。納得した?」

 

<納得できるか!!未来の為?人の為?なら……なら、この恨みはどうなる!?俺個人の願いはどうなる!?殺したくて殺したくて殺したくてたまらない!!未来を考えろ?大勢を助けろ?平和な未来の為死んだ人はどうなる?大勢を助ける為見殺しにされた無勢はどうなる?この恨みはどうなる?自己満足?大いに結構。自己中?大いに結構!!人は弱い……俺もガストレアとの戦いでいずれ命を落とす。憎しみを懐いたまま、この世界に怨念を撒き散らして死ねと!?原因を、全ての元凶を……知っているのに指を銜えて黙ってろってか!!あああぁああ!!?>

 

「……羨ましいほど人らしいよ君。君は間違いなく人だ。人らしくて誇らしい。けど、人は弱くない。強いよ……人は、強い。人は努力と進化でなんにでもなれる。君たちの場合それが『復讐者』だった……それだけの違いだよ」

 

<お前は何を成す?>

 

「人の進化」

 

<俺たちの願いは?>

 

「人の在り方」

 

<……>

 

「最後に訊くけど……この世界の真実を知った君たちはどうしたい?」

 

 

 そんなもの決まってるとばかりに鼻で笑う。

 もうどうしようもないのだ。

 真実を知って、自分の願いと人類の悲願どちらが重いか考えた。

 それを、本人の口から「人の在り方の一つ」と断言された。

 ならもう――――――

 

 

<ぶっ殺す!!>

 

 

 最初っから殺す気で来ていれば可能性が在ったかも知れない。

 『願い』は叶ったかもしれない。

 『木原』は断言する。

 『人間』は強いと。

 なら、成長途中の幼虫より成虫が強いのが通り。

 

 

「『人間』の到達点とイニシエーターの可能性が来るぞ」

 

 

 両者の間に人二人分入るミサイルが着弾する。

 

 

「僕を殺したいなら好きなだけ殺しに来るといい。君たちは本気で殺しに来るし僕も本気で抵抗する。……殺れるもんなら殺ってみろ、モンキー(劣化)が『人間(進化)』に勝てると思うなよ?」

 

 

 その存在は人類に勝利をもたらし、人々の期待を一身に背負う存在。

 彼らにとってもその存在は光でもある。

 

 

<そっち側なのか……貴方方はそっち側なのか!?>

 

 

 IP序列1位『希望(エルピス)』モデル:不明

 

 

「星を届けに来ました。希望の星姫を」

 

「……惜しみもなく臭い台詞をよく言えますね」

 

 

 

 

 








そろそろレルネちゃんのモデル(ベース)の紹介をしないとね!
久しぶりにゴジラで友と語り合いました。平成もいいけどシンプルな昭和もいいよね!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。