IS 進化のその先へ   作:小坂井

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89話 将来設計

「それじゃあ、いってきます!」

 

一夏が、見送りの生徒会メンバーにそう告げると、一年生たちは歩き始める。これからの修学旅行に誰もが楽しみにしている様子だが、ただ1人、満身創痍の状態の人物がいた。

 

「う・・・ぁぁ・・・・」

 

「おい、大丈夫か?しっかりしろ」

 

着崩れした黒いスーツに身を包み、千冬に担がれて魘されている瑠奈に皆、心配そうな目を向ける。有言実行が彼の座右の銘だというべきだろうか。この1週間、瑠奈は整備室に閉じこもり、簪の専用ISの修理に没頭していた。

 

機密保持のため、整備課の生徒や企業に手を借りることが出来ない状態で、壊された武装や切断された動力コード、それに中破状態の機体自体の装甲の修繕など、当然ながら1週間で終わるような内容ではなかったはずなのだが、驚異的な集中力と体力で不可能を可能にし、自分の愛しのものに守るための力を取り戻させた。

 

だが、無茶なスケジュールでこの1週間を過ごしたからか、実際に簪が搭乗し、試運転と微調整を終わらせた直後、溜まっていた疲労が爆発し、夢の世界へ旅立っていった。そんな状態では京都へ連れていくわけにはいかなかったのだが、瑠奈を置いて千冬や1年の専用機が修学旅行へ行ってしまっては、その間学園を守るのは楯無しかいなくなってしまう。

 

最強の座である生徒会長の称号を見くびっているわけではないのだが、千冬や1年の専用機持ち達が留守の間に襲撃されるリスクを考えると、一緒に連れていった方が安全だ。

というわけで、急遽荷物をまとめ、動けない睡眠状態の瑠奈を修学旅行の引率教師として任命した。

 

「わかっている・・・・わかっているよエスト・・・・。ちゃ、ちゃんと・・・・ISの整備スケジュールは間に合わせるから・・・・食事を・・・・させて・・・・」

 

「もういい、もういいんだ・・・・今はゆっくり眠れ」

 

涙が出そうなほどに悲しくてつらい寝言を聞きながら、歩みを進めていく。鍛えている千冬の筋力ならば、瑠奈の体重などなんてことはない。だが、魘されている瑠奈の寝言が精神を削ってくる。

 

「お、織斑先生・・・・わ、私が小倉先生を、運びます・・・・」

 

「更識、お前は既にこいつ(瑠奈)のキャリーバックを持っているだろう。無理をするな」

 

「で、でも・・・私のせいで・・・・」

 

「気にするな、瑠奈が自分でやったことだ」

 

中破した簪のISを今日までに直すことなど、整備課の生徒でもどこの企業でも不可能だ。瑠奈はーーーいや、雄星はこれは自分にしかできないことということを自覚し、出来ることと望むことをした。不愛想な雄星にここまでさせるとは簪は相当愛されているようだ。

 

「頼む・・・うぅぅ・・・・寝かせて・・・・・頭が痛いよ・・・」

 

「・・・・休め」

 

「る、瑠奈・・・・」

 

やはり、学園に置いてくるのが一番だっただろうか。だが、学園を出て、こうして駅に来てしまった以上はもう遅い。今の瑠奈の状態も心配だが、それ以上に簪や千冬が嫌なのは周囲の駅にいる人達の突き刺さる目線だ。IS学園の特徴的な制服だからか、一般人の目を集める。

 

「あれ?あれってIS学園じゃない?」

 

「っていうことは、織斑一夏くんと小倉瑠奈くんがいるっていうことよね。2人と写真撮りたいなぁ」

 

「で、でも、なんで小倉瑠奈くん担がれてんの?なんかスーツ着てるし」

 

「さあ?何かの罰ゲームかな?」

 

世間体から想像されている姿からはかけ離れたひどく情けない姿に周囲から指さしや笑い声が千冬と簪に集中する。千冬は総じていない様子だが、注目されることに慣れていない簪は周囲の視線や声に怯えるようにビクビクしながら歩いている。

 

「更識、ここはいい。弁当を買って来い」

 

「で、でも・・・」

 

「ここにお前がいてもなにもできない。いいから行ってこい」

 

半ば追い払う形で簪を遠ざけ、ホームに荷物を置き、ため息を吐く。まだ京都に到着してすらいないというのにとてつもない疲労を感じてくる。だが、それでいい。瑠奈(雄星)とその主人を支え、彼らの幸福の架け橋になるのが自分が彼にできる唯一の償いだろう。

 

「・・・・お前は幸せ者だな、雄星」

 

小さく呟いた時、新幹線が到着したため、車内に瑠奈を寝かせるため、一足早く新幹線へ乗り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『まもなく京都、京都です』

 

一週間前にも聞いた車内のアナウンスを再び聞きながら、皆下車の準備をする。発車してから数時間経つが、一向に瑠奈は目を覚まさないままだ。どうやら相当疲労が溜まっていたらしい。

 

「さてと・・・どうするか・・・・」

 

もう目を覚まさないのならば、旅館に先に届けることも考えなくてはならない。荷物を持とうと立ち上がろうとしたとき、隣で寝かせていた瑠奈の体がビクリと震える。

 

「うっ・・・うぅぅ・・・」

 

気怠そうな声とうねり声を出しながら顔が歪み、少しずつ目を覚ましていく。

 

「目が覚めたか」

 

「・・・・ここは?」

 

「京都へ向かう新幹線の中だ」

 

「京都・・・・そうか・・・・」

 

そのワードだけで状況を瞬時に理解し、頭を押さえながら体を起こす。体の疲労は取れたが、まだ頭が痛む。どうやら12時間近くの慣れていない睡眠に脳がダメージを受けているようだ。まあ、一週間不眠の疲れを半日ほどの睡眠で取れる瑠奈の体が異常と言うべきなのだが。

 

「もうすぐ京都に到着する。お前はもう少し休んでいろ」

 

「そうだな・・・・そうさせてもらうよ・・・・」

 

落ち着かせるためか、飲み物を差し出して千冬は席を立っていった。それを見送ると、手元の飲み物に口をつけてため息を吐く。

疲労のこともあるが、これからの不安要素が沢山ありすぎて嫌になってくる。

 

結局レポティッツァの手がかりを得ること事が出来ず、白騎士との戦闘でエクストリームは中破。わかってはいたが、この1週間で簪の打鉄弐式と並行して武装や装甲を修復することもできなかった。

せいぜい、リペアパーツを組んで稼働させることが出来るようにするのが限界だった。これはもはや失敗などというレベルではない、とんだ大損だ。

 

(・・・・こうなってしまった以上、あの機体(・・・・)が必要になってくるかな・・・・)

 

ポケットから手のひらサイズの電子機器を取り出し、ディスプレイを出現させる。機密事項であるさまざまな機体データや武装データが飛び交い、表示されるなかで、赤文字で記されている最重要単語。

 

エクリプス(Eclipse)、ゼノン(Xenon)、アイオス(Agios)、今まで得た全ての技術を詰め込み、新たな思い人を手に入れた雄星と破壊者(ルットーレ)が駆ける機体、その機体の名前はーーーーー

 

 

 

『EXTREMEーーーtypeⅡ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鮮やかで美しい紅葉に物静かな街、そして歴史的な建築物と京都は皆素晴らしい街だと口をそろえて言うかもしれないが、生憎先週にあんな戦いを体験した雄星としては、純粋な心で楽しむことなどできない。

まあ、自分が苦い思いをして他の1年生の生徒が楽しめるのならば、別にいいが。

 

「はぁ・・・」

 

ズキズキと痛む頭を押さえながらフラフラとおぼつかない足取りで京都駅を歩いて行く。

 

「小倉先生・・・・大丈夫、ですか?」

 

「え、ええ、大丈夫です・・・」

 

簪に支えてもらいながら、駅を出た時、突如数人のビジネススーツを来た大人に囲まれる。

 

「あの、小倉瑠奈さんですね?」

 

「え、ええ・・・・」

 

「わたくしたちはこういう者です」

 

渡された名刺には『国立IS研究所専属広告担当』と印刷されている。

 

「・・・国立IS研究所?」

 

「はい、是非あなたに技術協力をお願いしたくて参りました」

 

何とも面倒な話に顔をしかめる。別にこのような輩は前からいたが、わざわざ京都の駅で張り込んでいたとなるとと、彼らの必死さと執念が伝わってくる。

 

「私はあなた方の話に乗る気はありません。申し訳ないですが、お引き取り下さい」

 

「まあまあ、そう言わずにせめて話だけでも」

 

柔らかな口調とは裏腹に、逃がすつもりはない様だ。瑠奈の手を掴んで逃げられなくする。

当然だが、瑠奈はどこの企業や国にも技術協力をするつもりなどない。独占欲と私欲に駆られた人間達に自分の技術を渡してもロクな結果にならないことを瑠奈は痛いほど分かっている。

 

「ぜひ今からでもわたくし共の会社に来られてはいかがでしょうか?それなりの待遇をお約束しますよ?」

 

「結構です」

 

振りほどこうとするが、周囲を取り囲んでいる大人たちが逃がしてはくれず、さらに詰め寄ってくる。もはやこれは勧誘などではない、悪質なキャッチセールスだ。

誰か助けてくれると思ったが、周りの生徒も厄介事はごめんなのか見物客となり、ざわざわと騒いでいる。

 

そんな状態で瑠奈と大人たちの間に割り込む生徒がいた。

 

「や、やめてください。こ、小倉先生が、困っています」

 

「簪・・・」

 

困っている瑠奈を無視できなかったのか、簪が仲介に入ってくる。瑠奈は年上の大人たちと話すのは慣れているのだが、内気で弱気な簪は緊張した面持ちだ。緊張しているのならば、見てみぬふりをすればいいのにわざわざ助けに来るとはお人好しもいいところだ。

 

「部外者は黙っていてもらいますか?いま大切な話をしていますので」

 

「で、でも・・・・先生が困っています・・・」

 

「それはあなたには関係ありません。退いて下さい」

 

「だ、だったら・・・・」

 

もはや話し合いはできないと判断すると、打鉄弐式を展開すると瑠奈を抱えて飛翔する。ISの無断使用なのだが、千冬は何も言わず、その光景を見守っていたが、公衆の面前での校則違反を見逃せなかったのか、瑠奈と簪の前にISを展開させた真耶が立ち塞がる。

 

「ダメですよ、更識さん。先生たちもお手伝いしますからISを収納してください」

 

優等生である簪にとって教師の言うことは絶対だ。だが、人は成長する生き物だ。例え、良い方向でも悪い方向でもであっても。

 

「・・・・エスト」

 

『了解しました』

 

ボソッと合図を送ると、真耶のISがビーと警告音を発しパワーダウンし、動けなる。突然の異常事態に戸惑っている隙に簪はスラスターを起動させて飛び去っていく。

 

「大丈夫なのか?優等生である君がこんなことをして」

 

「う、うん・・・たぶん・・・・」

 

なんだかこういう後先考えないところが雄星に似てきたような気がする。教師の言葉を無視するなど前の簪には考えられないことだ。

 

「悪い子だな」

 

「雄星ほどじゃない・・・・」

 

大切な人を抱えながら白い機体は伝統の都の空を駆けていく。何とも言えないこの時間が簪にとって至福のひと時のように感じられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瑠奈を抱えた簪は都から少し離れた無人の山道の中に到着し、ISを収納する。整備されておらず、ひどく道が荒れていたが、歩くことはできそうだ。

 

「ありがとう簪。助かったよ」

 

「うん・・・」

 

そのまま山道を歩こうとすると、瑠奈の手を簪が握る。それはいつも学園にいるときのつなぎではなく、どこか必死さを感じさせるつなぎ方だ。

 

「簪?」

 

「ねえ、雄星(・・)

 

小さい声だったが、簪は確かに自分の名をはっきりと呼ぶ。

 

「雄星は私たちと一緒に居てくれる?」

 

「え?」

 

突然の質問だった。こんな質問は学園では決してしないーーーというより、怖くてできなかっただけなのかもしれない。だが、勇気を振り絞って簪は雄星に自分の思いを告げる。

 

「私・・・・みんなとずっと一緒に居たい。雄星やお姉ちゃん、本音に虚さん、かわいいサイカ、そして・・・・破壊者(ルットーレ)とも」

 

「っ!」

 

彼女は言った。自分とーーー雄星と破壊者(ルットーレ)とずっと一緒に居たいと。いままでの自分ならば無意識に聞き流していただろう。だが、今の言葉は雄星の心に深く響き、何度も体の中で反響を繰り返す。

 

「一緒に・・・・居たい・・・・」

 

「雄星は・・・嫌・・・・?」

 

「っ・・・・」

 

時々、彼女達が人間と思えない時がある。なぜ彼女達はこんな地に堕ちた愚者に救いの手を差し伸ばしてくれるのだろうか。もしかすると、刀奈や簪は女神なのかもしれない。だとすると、彼女達が住んでいるIS学園は楽園(エデン)だ。

 

我ながら笑えてくる。いつまで姉の名前を使って自分を性懲りもなく欺き続けているのだろうか。こんな死にぞこないで人間の出来損ないの者を。

 

「簪、引き返すならば今だ。これ以上僕と関わったら君は人でなくなるかもしれない」

 

「それが破壊者(ルットーレ)の体質・・・・なんだよね?同じ不老の肉体になる・・・・」

 

「・・・・知っていたのか」

 

「うん・・・エストが教えてくれた・・・・」

 

無許可に自分の秘密を教えたことに憤りを感じるが、エストも簪を信用できると判断したから教えたのだろう。まあ、どっちにしろいつかは言わなくてはいけないことなのだ。いい機会と言えば、いい機会なのかもしれない。

 

「わ、私、雄星と一緒に居られるのなら、人でなくなっても・・・・いい。だから・・・その・・・・どこにもいかないで・・・・」

 

「・・・・・・・」

 

簪の心境と心の内を全て伝える。一緒の独占欲とでも言うべきだろうか、自分のためにここまで頑張ってくれている雄星を完全に自分の物にしたいという可愛らしい乙女心が心を騒めかせる。その人間らしい心は破壊者(ルットーレ)となった雄星がどこかで捨て去ってしまったものなのかもしれない。

 

「僕も同じだよ。このやっとできた繋がりを手放したくない。君たちとずっと一緒に居たいよ」

 

「雄星・・・・」

 

いままで雄星には将来や夢と思える物を考えたことがなかった。あえて言うならば、今の目標はレポティッツァの抹殺だ。姉の敵討ち、そして自分に絡みつく因果の始末。それが達成できるというのならば、刺し違えてでもいいと思っていた。

 

だが、こんなことを言われてはそうするわけにはいかなくなった。生きて帰らなくてはならない、彼女達の元へ。

 

「ただし、簪、よく考えてくれ。本当に僕を受け入れていいのかと。何度も迷い、悩んで、その果てに僕を受け入れてくれるのならば、僕はもう何も言わない。僕の全てを捧げて幸せにしてみせる」

 

「本当に幸せに・・・してくれる?」

 

「ああ、誓うよ」

 

「で、デートとか・・・・その、け、結婚とか・・・・」

 

「あまり結婚指輪を嵌めている自分を想像できないけど・・・・したいね」

 

3人(・・)で挙式して、くれる?」

 

「・・・・ん?」

 

3人という怪しげなワードが脳内に引っかかる。

 

「さ、3人?」

 

「うん、私とお姉ちゃんと一緒に式を挙げたいと思っているんだけど・・・・ダメ・・・かな?」

 

「いや、色々間違ってない?」

 

逆に良いという理屈が思いつかない。2人の妻、それも姉妹と共に結婚式を挙げるなど、他者から見たらただの二股くそ野郎にしか見えない。まあ、雄星に常識を求めるのが間違っているのだが。

 

「で、でも、雄星と破壊者(ルットーレ)の2人を満足させるためには・・・・その、私とお姉ちゃんの2人でがんばっていかないと・・・・」

 

「なんか話が通っていないようで通っているね、その考えを否定しきれない・・・・」

 

まあ、こういう倫理や道徳の話はゆっくりと話し合って決めていけばいい。最終的な審議はエストに決めてもらおうとしよう。

2人の花嫁と共に歩く新郎新婦の登場も意外といけるかもしれない。

 

「ふふっ、だとすると楽しみだなぁ」

 

妖しい笑みを浮かべながら簪に近づくと、下顎を掬い上げて目線を合わせる。

 

「こんな僕にも知能がある。食欲がある、睡眠欲がある。そして・・・・性欲もだ。果たして、僕の動きに君の体は一体どれくらい耐えられるかな?」

 

「ぴゃっ!?」

 

冗談とは思えない宣言に簪の体がビクリと震える。よく考えたら、夫婦になるということは営みをするということになる。暗い部屋のベットの上で浅ましく腰を叩きつけられて汗や唾液、そして喘ぎ声を出して悶えている自分の姿を想像して顔が真っ赤になる。

 

「まあ、将来を考えるのに早いということはないからね。将来に備えて花嫁修行をするのならば付き合うよ、もちろん、夜の花嫁修業もね」

 

緊張状態の簪にとどめをさすように頬に口づけをすると、にっこりと微笑む。こんな自分を愛してくれる人たちがいてくれて本当に嬉しい。だが、その行為のせいで、簪の思考はあらぬ方向へ進んでいく。

 

「雄星・・・・頑張るから・・・・頑張ってたくさん雄星の子供を産むから・・・・」

 

「お、おう・・・・?」

 

予想だにしていなかった斜め上の言葉に暫し思考が停止する。だが、それも可愛らしく感じさせる。審判を下すだけの神など雄星は拝めない。自分に幸福をもたらし、愛してくれる刀奈や簪こそが雄星にとって唯一無二の神だ。

難しい宗教や伝統に縛られて生きていくよりも、目の前の顔や感情がわかる者のほうが何倍も分かりやすい。結局、世界は複雑になりすぎた。そこから区別や善悪が絡み合い、面倒な社会となった。

 

だが、愛や恋だけは好きか嫌いかの二者択一だ。忘れていた恋心、それを学園で学び、そして自分は今恋している。どうか恋をうまく紡いでいくことができるように、雄星は2人の女神に心の中で祈りを捧げた。

 




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