IS 進化のその先へ   作:小坂井

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最近アルバイトを始めようとWEB応募をして見たのですが、一向に応募先から連絡が来ません。これってよくあることなのですかね?


67話 日月星辰Ⅵ

食事----といえるのかはわからないが、それが終わって2人はベットで横たわっていた。恰好は相変わらずお互い全裸のままだ。

この平和で静かな2人だけの空間にいつか終焉が訪れることはわかっている。だからこそ瑠奈は聞いておきたかった。

 

「ねぇ、雄星は・・・私のこと恨んでいる?」

 

「僕は君を憎いと感じたことなんてないよ・・・・」

 

「でも・・・私のせいで・・・・」

 

彼はーーー雄星は人を殺した。自分を助けるために人としての禁忌を破り、彼が罪深い悪を背負ってしまったことを瑠奈はずっと気にしていた。

自分は弟を見捨て、今度は大切な人の心に消えない傷を負わせてしまったのだ。そんな何もできない自分に嫌気がさしてくる。

 

「お姉ちゃん・・・・気にしないで」

 

明るい声で言うと、瑠奈の頬に自分の頬を擦り付ける。まるで親に甘える子猫のような仕草だ。

 

「僕があの時本当に怖かったのは、何もできずに君が傷ついていくのを黙ってみることしかできないことだよ。君を助けるためなら、僕はこの世のすべての悪を担うことになっても構わない」

 

「雄星・・・」

 

その返答に安心したかのように、ぎゅっと雄星抱きしめる。こんな絶望的な状況でも彼は希望をなくさず、前を向いている。

今日まで瑠奈も雄星も必死に生きてきたのだ、その喜びを繋がって分かち合いたい。

 

「ひゃ、ひゃぁ・・・」

 

「・・・ん?どうしたの?」

 

これからすることを想像して恥ずかしくなったが、変な声が出てしまう。それでも、自分を助けてくれた雄星にはどんな形であれ、お礼とご褒美をあげなければ。

 

「っ!!」

 

「きゃっ!る、瑠奈っ!?」

 

突如、雄星を抱きしめていた腕を振るって仰向けの状態にすると、素早く腹部に跨ぐ。突然の行動、そして瑠奈の裸体の全てが自分の眼前に映し出されてしまうことの驚きのあまり、女性のような声がでてしまう。

何度も見ている瑠奈の裸体だが、こうして見せられるというのは慣れないものだ。

 

「雄星・・・」

 

名前を呼ぶと、目の前の顔の両頬を押さえて顔を動けなくする。そのせいで、視線は瑠奈の裸体へ向いてしまう。目の前には、自分の体とは違う異性の体があるのだ。その光景に体が熱く火照り、興奮が高まっていく。

 

「今日・・・キスの先をしてみない?」

 

「え・・・?キスの先?」

 

「そう、私と雄星の体が・・・・1つになるの」

 

もしかしたら・・・・もしかしたら、また雄星は自分の元からいなくなってしまうかもしれない。そうしたら再び自分は独りぼっちだ。

1人は怖い、雄星が近くにいてほしい。だけど、現実は思い通りになどならないことはわかっている。

 

「雄星、私の体に大人の証を刻み込んで欲しい。そうしたら、私はまた頑張っていけるの」

 

「・・・初めてなんだよね?僕なんかでいいの?」

 

「雄星も・・・・初めてでしょ?雄星こそ・・・その・・・初体験が私なんかでいいの・・・・?」

 

「君はこれからもずっと一緒なんだ。君に捧げられて嬉しい」

 

頬を押さえつけられている両手を握ると、両腕を広げてお互いの体のすべてを見せ合う。それは互いにYESのサインだ。

これからする行為の前座として恍惚とした顔をしながら唇を合わせて、互いの唾液を交換し合う。そのまま互いの性器を擦り合わせて興奮を高めていく。まだ、前座の段階なので挿入はしていない。

 

「んっ、はぁ・・・・あん・・・・」

 

熱い物が自身の股に擦り付けられ、むず痒い感覚と興奮が身体中を巡っていく。それを表すかのように、瑠奈の性器から液が溢れ出て濡れており、部屋の明かりに照らされていやらしく光る。

 

「お姉ちゃん・・・・もうこんなに濡れているよ。すごくエッチな体をしているんだね、擦り合わせただけでこんなにヌルヌルになっちゃって」

 

「やっ・・・そんなに言わないで・・・・恥ずかしい・・・・。だけど・・・・雄星がもし満足できなかったら・・・その・・・もう1つの穴にも挿させてあげるわ」

 

「も、もう1つの穴?それってどこ?」

 

「もう・・・・鈍いんだから・・・・。こっちの穴よ」

 

呆れるような声を出して、雄星の腰を跨ぐ体勢から背中を見せると四つん這いになってムチムチな脂肪がついているヒップを見せる。

 

「んんっ・・・・」

 

そのまま、自分の左右の尻肉を割り開いて不浄の部分を雄星に見せつける。すると、窄んでいるその穴から、さっきシャワー室で注入させられたローションがドロッと染み出し、その液体に反応するかのようにパクパクと生き物の口のように蠢いている。

 

「さっきシャワーで洗浄しておいたから汚くなーーーきゃっ!?あぁぁ!!」

 

話している途中で、雄星が目の前にあるパクパクと開閉を繰り返している不思議な穴に人差し指を挿し込むと、グリグリと指を動かして穴をほぐしていく。瑠奈にとっては予想外で強烈な刺激に悲鳴がでて、下半身がガクガクと震えてしまう。

 

「も、もう、挿れるなら挿れるっていいなさい!びっくりしたじゃないの!」

 

「ご、ごめんなさい・・・あっ!」

 

「謝っている余裕があるなら、もっと指を動かしてお姉ちゃんのお尻の穴をほぐしなさい。そうしないと後で辛いのは雄星よ。ああ、くぅぅぅ・・・・」

 

雄星の手首を掴むと、再び自分のお尻へと指を挿し込ませる。そのまま、手首を動かしたり、指を動かせたりして、排泄口を適度にほぐしていく。まるで、雄星の手首を使ってお尻の穴で自慰行為をしているようだ。そんな愛しの姉のはしたなくて、あられもない光景に目の前がクラクラしてくる。

 

「お姉ちゃん、その・・・気持ちいい?」

 

「え、えぇ、気持ちいいわ!あんっ、くっ、あぁぁぁ!」

 

気持ちいいというのならば、もっと気持ちよくなってほしい。もっと乱れてほしい。ここにいるには自分達だけなのだから。さらに深く指を挿し込むと、指を激しく動かして腸壁と粘液に刺激を与えていく。

 

「きゃっ、雄星激しい!うっ、くぅぅぅぅ!ああぁぁぁ!駄目、壊れちゃう!お姉ちゃんのお尻が壊れちゃう!」

 

四つん這いの体勢を維持できなくなり、両腕を放り出し、ベットに上半身を押し付ける。シーツを握りしめ、口からは涎と荒々しい喘ぎ声が出てきても、雄星は指を動かすことは止めない。さらに激しく指を動かして瑠奈を乱していく。

 

体に力が入らず、まるで身体中の穴が限界まで広がったような感覚だ。いや、現に挿し込まれているお尻の下の割れ目からは、トロトロと透明な液体が流れ、お尻の刺激で、排泄口から何かがこみ上げてくる。もしかすると、我慢できずに粗相してしまい、とんでもない痴態を晒してしまうかもしれない。

 

だけど、そんな自分を雄星になら見せてもいい。むしろ、自分のありのままの姿を見てほしい。そう思うと、内部から何か大きいものが飛び出ようとしてくる。そして

 

「あぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

背中を反らし、叫び声をあげ、腰がブルブルと震えた瞬間、素早く指を引き抜く。すると、はしたない放屁の音とともにお尻の穴から飛沫が飛び出し、雄星の顔にかかる。それと同時に、その下の割れ目の小さな穴からも金色の液体がチョロロと流れ出て内股と雄星の体を濡らす。どうやら刺激と快楽で失禁してしまったらしい。

 

「あ・・・あああっ・・・ああぁぁぁ・・・・」」

 

「はぁ・・・はぁ・・・・はぁ・・・・」

 

互いにゼーゼーと荒々しく息を吐き、呼吸を整える。身体中に張り付く涎や汗が鬱陶しい。今すぐにでも雄星と一緒にシャワー室に行きたいが、確認しなくてはいけないことがあることを思い出して、体を引きずりながら、再び雄星の目の前でお尻を割り開く。

 

「はぁ、はぁ・・・ねえ、お姉ちゃんのお尻・・・どうなってる?」

 

「えっと・・・大丈夫、ちゃんとほぐれて穴が空いてるよ。何だかいやらしい光景だね」

 

「そんなこと言わないの。後でこっちの穴にも入れるんだから・・・・あんっ!」

 

お仕置きと言わんばかりに、お尻を雄星の顔面に押し付けるが、再びポッカリと穴が空いた空洞に指を挿し込まれてうごけなくなってしまう。そのまま、指を動かして排泄口を刺激していくが、瑠奈もこのままやられているばかりではない。

 

「っ!!」

 

「うっ、くぅぅぅ・・・」

 

お尻に力を入れ、挿入されている雄星の指を肛門付近の筋肉を使って強烈な力で締め付ける。千切られそうなくらいに肉の壁が圧迫し、引き抜こうとしても、締め上げられているせいで動かすことができない。

 

「無理よ、雄星の力じゃ抜けないわ。それよりも、お互い全身がベタベタでしょう?もう1回シャワーを浴びましょう」

 

「わ、わかったからお姉ちゃんのお尻から指を引き抜かせて。き、きつい・・・・」

 

「駄目、弟のくせに調子に乗った罰よ。弟が姉に勝てるわけないじゃない。シャワーで体を洗ってあげるから、雄星は私のお尻を引き続きほぐしなさい。あ、シャワーを浴び終えたら、ローションをお尻に入れてのを手伝ってもらうからね」

 

「そ、そんなぁ・・・・」

 

口では怒った口調だが、顔はどこか恍惚とした表情をしており、説得力がない。雄星がお尻から指を引き抜かないように、手首を抑えつつ、ベットから降りる。そのまま瑠奈と雄星は再びシャワー室へ向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふっ、ほら、そんなに緊張しないで、力を抜きなさい」

 

シャワーを済ませ、再び雄星と瑠奈はベッドの上で横になる。体勢はさっきと同じように雄星の腰の上に瑠奈が跨ぐ形だ。

 

「その・・・緊張してて・・・・」

 

「今から緊張しててどうするのよ、大人になったら毎晩私とするのよ?」

 

「週末ぐらいは休ませてほしいかな・・・・」

 

「却下、お姉ちゃんに毎晩奉仕するのが旦那であり、弟の役目よ。月曜日から水曜日は前の穴で木曜日から土曜日は後ろの穴。日曜日は両方の穴に入れて気持ち良くしなさい。私が満足するまで終わらせないからね」

 

ベットの上で沢山交わって元気な子供を沢山産みたい。男の子か女の子か、顔は自分似か雄星似か。楽しみは沢山あるが、可愛らしい自分と雄星の愛の結晶が『ママ〜』と呼びながら自分に抱きついてくる姿を想像すると、頬が緩んでくる。

そんな将来設計を考えて恥ずかしいそうな顔をしながらお尻をフリフリと振っている瑠奈を優しく微笑んだ。そんな雑談をしているうちに、双方十分に準備が整う。

 

「雄星・・・いくね・・・」

 

雄星の腰の上にしゃがみ込み、狙いを定める。その時、お尻からシャワー室で注入したローションがドロリと溢れ出てそそり立つ棒にかかる。そのままゆっくりと腰を下げていき、2人の体が交わろうとした瞬間、異変が起こった。

 

「うぐっ!!がぁぁぁ!!」

 

突如、雄星が頭を抱えて苦しみだした。頭が割れるのではないかと思うほどの頭痛に、表情を歪め、ジタバタと苦しんでいる。

 

「雄星っ!?どうしたの!?ーーーきゃぁ!!」

 

暴れたことによって体がバランスを崩し、雄星の体から倒れてしまう。瑠奈が退いたことにより、体がビクビクと震え、蹲ってしまう。

尋常ではないほどの苦しみ方だったが、瑠奈にはどうすることもできない。怯えた表情をしながら雄星の苦しむ様子を遠くで見ている。

 

「ぐぅっ!!ううぅぅ!!あ・・・あ・・・・」

 

そんな状態が状態が数秒ほど続いただろうか、突然苦痛の声と体の震えが収まる。頭を押さえていた腕も脱力して顔が俯き、動かなくなる。

 

「ゆ、雄星・・・?」

 

少しずつ近づいていき、俯いている雄星の顔をのぞき込んだ瞬間

 

「がぁぁぁぁ!!」

 

「きゃ!雄星!?」

 

突如、目が紅く染まった雄星が瑠奈の肩を掴むと、強引に押し倒す。いきなりの行動に戸惑い、体を動かして抵抗しようとするが、強靭な力で身動きが取れない。

獣のように紅き瞳をした雄星は、口角からよだれを垂らし、息を荒々しく乱して瑠奈の顔に自分の顔を接近させる。

 

「はぁ・・・はぁ・・・うあぁぁ・・・」

 

「ひっ・・・・やめてっ!!」

 

底知れぬ恐怖を感じて両腕で雄星を引き離そうとするが、素早く両手首を掴むとベットに押さえつける。そしてーーー

 

「いぎぎぃぃぃ!!」

 

強引に股を開かせると、自身の体と瑠奈の体を強引に連結させる。初経験のため、雄星と瑠奈の体の接続部から破瓜の鮮血が流れる。瑠奈が悲痛の声を上げるが、雄星は構うことなく自身の欲望のままに体を動かしていく。

涙目になり、必死に痛みを訴えるが、さらに力強く体を押さえてジタバタと体を動かすことすらできなくなる。

 

「やめて・・・やめてぇぇ・・・雄星・・・グスッ・・・痛い・・・痛いよ・・・・」

 

自分を犯す雄星の紅い瞳を見た時、瑠奈は感じ取った。今の雄星は自分を姉でもなければ恋人としてでもなく、ただ自分の欲望をみたし、子を残すための道具としか見ていない。そこには自分が思い描いていた互いを愛し合う営み、そして自分が愛している雄星とは遠くかけ離れていた。

 

でも、これでいいのかもしれない。自分は彼をこの地獄に招き、人生を滅茶苦茶にした。そして彼は自分を悪魔(デビル)にした愚かな小娘に裁きを与える資格がある。

この強姦と凌辱は自分に与えられたの裁きの1つなのだ。

 

「はっ、はっ、はっ・・・はぁぁぁ・・・ふひひ・・・ははは・・・」

 

「んっ、んっ・・・あぁぁ・・・うっ・・・」

 

部屋に汗と獣の匂いが充満し始めたころ、瑠奈の体内に熱い液体が流し込まれる。全てが未知の痛みと快楽でかすんできた意識の中、瑠奈の目から一滴の涙がしたたり落ちた。それが裁きを与えられたことによる喜びの涙なのか、苦痛の涙なのかはわからない。

 

そのまま少年は獣のように少女を犯し続けた。その部屋で動くものは浅ましく動きをする一匹の獣、それだけであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん・・・・」

 

頭が痛い、体中も痛い。そんな苦痛と大きな疲労感で目が覚める。視界が霞み、焦点が合わない。ただ、何か温かいものの上にいるのはわかる。

 

「あ・・・う・・・・」

 

体を起こそうとするが力が入らない。薄目で見てみると真っ白な光景が広がっていた。

 

「ゆ・・・う・・・・せい・・・・」

 

すると、頭上からかすれた声が聞こえてくる。小さく弱弱しい声だったが雄星には声の主がわかった。上を向くと、弱った様子の瑠奈の顔があった。どうやら、雄星は瑠奈の胸部の上で寝てしまっていたらしい。

 

「瑠奈・・・・えっ・・・」

 

いつもと変わらない大好きな人の顔ががあると思って、ゆっくりと視線を向けた瞬間、雄星の顔が凍り付く。

そこには目が涙で充血して真っ赤になり、綺麗な白髪がボサボサに乱れた瑠奈がいた。さらに、周囲のシーツには真っ赤な血が付着し、瑠奈の白い体にも赤い筋ができている。

まるで何者かに暴行されたような有様だ。

 

「え・・・えっ・・・・え・・・・?」

 

頭が混乱し、思考がまとまらない。この部屋にいるのは自分と瑠奈の2人だけ。他の人間が入室した形跡はない。だとすると、彼女をこんな有様にしたのは・・・・・

 

「あ・・・あぁぁ・・・・」

 

それを自覚した瞬間、記憶の断片が脳内に映し出されてくる。泣け叫ぶ瑠奈を押さえつけ、下劣な笑みと声を上げて欲望を満たす自分の姿。醜悪で醜い獣の所業。

”自分が彼女を傷つけた”そう認識した途端、気が狂うほどの自己嫌悪が心の底からにじみ出てきた。

 

「そんな・・・そんな・・・・」

 

頭を抱え、涙が出てくる。後悔と悲しみで壊れそうだ。

 

「ゆう・・・せい・・・泣かないで?私は大丈夫だから・・・・」

 

明らかに空元気とわかる微笑みを浮かべながら雄星を抱きしめる。彼をこの地獄に招いたのは自分で、その裁きを受けた。それだけの話だ。だが、雄星が自分に何をしてもいい。彼がーーー弟が許してくれるのならば、償いをしてまた彼と生きていきたい。

 

そんな淡い希望を抱くが、その希望はすぐに消え去ることになる。この会話が瑠奈と雄星。この2人の生涯最後の会話となってしまうからだ。

 

 

 




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