ギャグってスゲェのな…。あっちこっちって…   作:文才皆無。

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どうも…あはは。更新遅れました。文才皆無。なんですよ?

家のWI-FIが原因不明の停止に伴い更新が出来ませんでした…。話は出来てたのに進めないっていうもどかしさと戦いながらこうして次話をあげたのですが、今回はちょっと無理して上げてるようなものなので、次もテンポよくあげられません。すいません…。


アハハハ~…ではどうぞ…


3 学校ってこんな感じだったっけ?

血だらけのブレザーを脱いだ俺はこの冬の近付く季節ということもあり、少し寒い外気に身を震わせていた。

流石にびしょ濡れともなると風邪引きかねない為に着るという考えは自然と断念させてもらった。

 

 

あんな悪ふざけをしたにも関わらず先生からは『めっ!!』という一言で勘弁してもらうという謎染みたお叱りを受けた。それはそれで良いのかと心配になって問うと、『このクラスって面白い子が集まってるんですの。なので多少のオイタは多目にみますの』とのこと。

 

…これ、多少か?

 

まぁ気にしたら負けってことでいいな。それで本来だったら一時間目は授業だったんだけど先生の英語を削って態々俺の為に自習にしてくれた。

その時のクラスは歓喜しまくりヒャッハー状態だった。

 

 

「おんなじクラスだったんだな…」

 

「おぉ…伊御くん!!」

 

ブレザーを真っ赤に染め上げてくれた姫ちゃんがいた時点でもしやと思ったがやっぱりそうだったみたいで、今年一年は面白おかしく過ごせそうだ!

 

 

「少し寒そうだねん。」

 

「うん?まぁカイロのお蔭で無理じゃない程度だから大丈夫だよ…君は?」

 

「おぉ、私とした事が自己紹介がまだじゃったね。片瀬 マヨイじゃよ、よろしくねん。」

 

 

そう名乗った彼女は前髪を鼻の少し上位で切り揃えたオカッパみたいな頭にシニョン?で纏めていた少女で何故か白衣を着ていた。白衣の天使とかの白衣じゃないことは念押ししおこう。

科学者とかのアレだ。

 

 

「うん、よろしくナメクジさん」

 

「初めてナメクジって言われたんじゃよ!?」

 

「間違えた、マゾイさん」

 

「悪意のある間違い方じゃ!?」

 

「えー、もう我が儘だなぁ。じゃあマゾでいいよもう。」

 

「なんか私が悪いみたいに言わないで欲しいんじゃ!!最後の最後で雑っ!?しかもじゃあって完全にわざとじゃ…」

 

「私の時は鼻血 姫って覚えられました…。」

 

「姫っちは名前だけでも合ってるだけマシにゃ。」

 

「ん?俺の時は間違えなかったぞ?」

 

 

それは弄られて輝く原石っぽかったからなんだけどね!でもこの人がクラスのムードメーカーって考えて間違いないだろうな…。

だって、ほら。

 

 

「あの転入生、片瀬さんの調子を崩したぞ!?」

「スゲェ…あの空気ブレイカーと吟われたあのマヨイさんをだと…」

「なん、だと…」

 

 

って向こうの男性陣も言ってるし。え、女性陣?

やり過ぎたみたいでちょっと遠くにいるよ。心の距離も現実の距離も少し離れたっぽい。

 

でもやっぱり転入生イベントって皆ワクワクするみたいで賑やかだった。うむ、でもやっぱりここは逆に俺を弄るんじゃなく俺が誰かを弄ろう!

 

 

「…そういえば伊御くんと姫ちゃん、今朝はすまなかったな」

 

「なんだ、しんみりした雰囲気になって?」

 

「朝?」

 

 

近くにいた小柄な子が問うように発言する。以後、この少女は猫みたいなので自己紹介までは猫娘と呼ぶことを心で決めました!

因みにこの猫娘。伊御君の話題をあげた瞬間にピクンって反応したので少しカマをかけたくなってね~。

え?悪い顔してる?良いんだよそんなの、面白ければそれが正解だ。

 

 

「別に気にしなくても良いんですよ。私達の好意でやったんですから~」

 

「姫っち顔が赤いけどまださっきの引き摺ってるん?」

 

「ち、違いますよ!?」

 

 

そうは言った姫ちゃんだったが、ちょっと我慢出来なかったのか鼻血が垂れてた…。

それにさっきっていうとアレだね。案外俺の演技力も伊達じゃなかったってわけか!!

 

「嬉しいよ、姫」

 

まぁわざと聞こえるように呟いたんだがな…。猫娘弄りもいいけど姫ちゃんも弄りがいが有るから。

 

 

「はぅぅぅーー!!」

 

「姫っちー!?」

 

「今の声、出てたぞ?」

 

「ナンダッテー!?…照れるような所なんかあったか?」

 

「…無自覚なん?」

 

「いや、ネタであんなことやるのって結構頻繁だったから分からないんだよね。」

 

「い、言わないでください、マヨイさん!」

 

「フッフッフ、それは前振りかえ?てっきり私は姫ちゃんの名前のニュアンスがお姫様みたいだったから命を賭けてでも守ってくれる騎士様とお姫様みたいだなってでも考えちゃったのかと思ってたよん♪」

 

「恥ずかしいですー!」

 

「………。」

 

 

まぁ良いんだけど、やっぱりあの姫ちゃんの鼻血の勢いって変だよな…。致死量ってどれくらいだったけ?

今度機会があったら調べてみようかな…。友人に死人とか笑えないし…。

 

 

「でも、アレは姫ちゃんじゃなくても反応しちゃうんじゃないかしら?」

 

「だよね~。つい、姫ちゃんじゃなくて私だったらって思ったら照れ臭くなっちゃうもんね!?」

 

 

俺の後ろ、丁度死界になってて見えにくい所からだったから反応に遅れてしまった。振り返ってみると女性陣からしたら一番身長の高いと思われる金髪のグラマラスボディな子と、緑?黄緑?位のグラデーションの髪をうなじのところで2つに括ってる活発そうな子いました!!

そしてその言葉は前ふりかい?

ヤっちゃうよん?

 

 

「…ふむ。貴女も草原に咲き乱れる麗しき一輪の花のような美しき女性ですよ。

貴女も強く強かに生きる力強さを感じる。お二方の可憐な姿に俺は思わず惹かれてしまいますよ(にこっ」

 

 

うん。何事も諦めが肝心って分かってるんだけど、やってから恥ずかしくなってきた…。なんでよりにもよって、ナンパ野郎みたいなこと言っちゃったんだろう…。

ネタといってもこうじゃないだろう!?うがー!!恥ずい、穴があったら入りたい!この際、犬神家みたいになっても良いから!!さもなくばいっそ一思いに殺してくれ…。

 

 

 

「まさか、本当にやるとは…恐ろしい子!?」

 

「やっぱり女の子としてはそんな台詞を一度でも良いから言ってもらいたいって思っちゃうけど…何よりもちょっと照れ臭いわね…それになんか良いわね…///」

 

「はわぁー、凄いね!何がすごいって態とらしく聞こえないところがスゴい!!

それにその手をお腹の前に曲げてお辞儀してる所なんて本職の執事さんみたいだったよ///」

 

「執事さん!?ブシュー!?」

 

「たぶん榊と西原がやったらこうはならないわね…」

 

 

誉められて嬉しいのやら恥ずかしいのやら…。そりゃ、今までネタのためなら体張ってきたけどこういう張り方はしたことないから流石に照れるんだけどな…。

 

 

「ふふ、これから今までよりもっと楽しくなりそうね♪よろしく、心結君。私は崎守 咲よ。」

 

「あ、私は深山 佳奈だよ。よろしくねー、ミユミユ♪」

 

 

うん、そのあだ名ちょっと抵抗あるんだけど…。女の子みたいな名前だって、親近感わかれた事もあったけどあって早々にあだ名まで付けられたのはこれが最速だよ…。

結果オーライみたいだから良いけどね。

 

 

「おぉ…照れ隠しはもういいのん?」

 

「隠してたんじゃないさ…それに、誰だって照れたくもなるさ。こんなかわいい子達と友達に成れたんだ嬉しいし、照れたくもなるってもんだよ。それが偶々今回俺がその立場に立っただけだよ。」

 

「…これが、純粋な力か」

 

「それだけ聞くと姫っちと揃ったら歯止めがきかなくなりそうじゃねん…。」

 

「「「……///」」」

 

 

頭から湯気を出す姫ちゃん、佳奈やん、咲さんの三人。これって結構ヤバイような気がするんだけど大丈夫なのかな…?今回は芝居とかしてないし問題は俺じゃないだろうな…。

そしてダクダクと流れ出すその鼻血って見た目がヤバイんだけど…。死因、テレリコ?

 

 

「えっと、咲さんに佳奈やんのその湯気をって大丈夫なのか?なんなら少し窓開けるけど?」

 

「ううん、大丈夫よ。でもあのタイミングでのアレは回避不可よね…」

 

「あはは…ちょっと不意討ち気味だったから余計、ね…。それに気遣いの出来る所が伊御くん並みだよぉ」

 

 

当人が大丈夫っていうなら、大丈夫なの…かな?それにあんまり俺が触れちゃいけない話なのか小声で話してるし…。うーん…

 

 

因みに姫ちゃんは未だに復活できずに己の鼻血の血溜まりに沈んだままで、救出されたのはこの後異変に気付いた伊御くんの手によって救われていたのだった…。

 

 




うーん…こんなんで良いのかっていう慢心が生まれつつあります…。

次話辺りで京谷と榊君を出したい…。
でも、一話でやった新しい家族も出したい…。悩み所ですね!


心結くんは天然な所が今回は出ましたけど、伊御くんは最上級の朴念人として心結くんは勘違い系ですかね?

なんか命を吹き込んでるみたいでちょっと面白いです!


短いかもしれないですけどこの辺で終了です。

ではまた~

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