やはり俺の青春ラブコメはまちがっている 雪乃アナザー 〈休止中〉   作:UMAの風

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読書用の本を忘れて電車内でやたらと暇だったので連投です。

……えっ?スマホで読めばいい?   本はやっぱりペーパー派というくだらない意地の為ですよ  はい



合宿PART3

ひとまず部屋に入った俺達は部屋割りをどうするか話し合っていた。

 

「俺が一人でもう一部屋で三人が寝ればいいんじゃないか?  ほらあれだ。俺基本プロぼっちだし」 

 

「あら比企谷君、まさか一人で部屋を占拠するつもりかしら?」

 

「そうだよヒッキー 一人とかずるいよ」

 

と、まあこんな感じで延々と話がループしているのだ。

 

「いやだからな、お前らも男と相部屋とか嫌だろ?」

 

雪ノ下とは一時期(二時期?)同棲同様の事はしたが…

 

「いや……私は気にしないというか…むしろ………と言うか………」

 

「あら比企谷君 あなたは女子と二人きりになると襲ってしまう性犯罪者なのかしら?」

 

由比ヶ浜は途中から声が小さくなり聞こえなかったが雪ノ下の方には異議がある。  毎晩人の布団に入ってきたり、夜な夜な抱きついてきたり、本を読んでいたら真横に座ってウトウトと寝始めるお前には言われたくない。

 

 

…まあ言ったら由比ヶ浜と平塚先生が大変なことになりそうだから言わないが。

 

「さっきから話が進まないな。   それじゃあ公平にくじ引きで決めよう。  結果には一切のクレーム無し。  それで良いな?」

 

「いっーすよ このままじゃ無限ループしそうだし。  てか話の無限ループとかどこのドラ○エだよ」

 

「まあ それでしたら」

 

「ドラ○エ? 無限ループ?」

 

由比ヶ浜の中ではドラ○エと無限ループが繋がらないらしい。

 

「ならば比企谷 先に風呂に入ってくると良い。 私達は少し話がある。」

 

「はあ…わかりました」

 

平塚先生に促されてタオルと着替えを持って部屋を出る。   なんか中学校の体育みたいだな。男女別れて、   てかあれなにしてたんだろな?

 

まあ、のんびり風呂に入ってくるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーside女性陣ー

 

 

平塚視点

 

 

 

比企谷が出て行くと私は聞いてみた。

 

「お前たちあいつのどこに惚れたんだ?」

 

「「ビクッ」」

 

なんとも分かり易い反応だった。本当に惚れていたとはな。

 

「な、何のことですか平塚先生。訳の分からない邪推はやめてください。 そもそもー

 

「そ、そうですよ!!な、なにいってるんですか!!」

 

もはやテンプレと呼べるレベルの狼狽っぷりだな。

 

「隠すことはない。  今ここにあいつはいないんだからな。」

 

まあいたらいたで面白いことにはなっただろうがな。

 

「………私は優しい所かな。 ヒッキーはたしかにて捻くれているけど、なんだかんだで困ってたらいつも助けてくれるから…。」

 

うん、由比ヶ浜はやっぱり素直だな。

 

「私は…全てですかね。彼の捻くれているところも 腐ったような目も 不器用な優しさも 芯の強い所も  すべてが好きです。」

 

雪ノ下がここまでいうとはな。 正しすぎるが故に理解されず、世界が生きにくいとすら感じていた彼女が…

 

いや、そんな彼女だからこそ彼に惚れたんだろう。 

 

 

 

 

「なら私が機会を作ってやろう。 部屋割りのクジに細工をして、今日は由比ヶ浜  明日は雪ノ下が彼と同部屋になると良い。」

 

「「…あ、ありがとうございます」」

 

こんな二人に惚れられるとは比企谷のやつも幸せ者だな。

 

 

 

 

 

 

………私も幸せになりたい。




毎度おなじみの駄文ですが感想 評価 改善点などお願いします。

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