ゆずこ「唯ちゃんマリオ64をやろう!」縁「やろうー」   作:ケンコーホーシ

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第二話

 前回までのあらすじ

 マリオ64で遊ぶことになりました。

 

 マリオ64交代ルール!

 ・1つのステージをクリアしたら交代します。

 ・死んでしまったら交代します。

 ・気分次第でも交代します。

 

 1番手:唯ちゃん

 

唯「それじゃぁ、はじめるぞ――」

縁「いいよ~」

ゆずこ「おかまいなく~」

 

唯「……」ピコピコ

唯(ホントひさしぶりだな…)チャラ~

唯(セーブデータは4つあって、全部うまってるのか)

 

唯「ゆずこ、セーブデータはどうする?」

ゆずこ「うん、昔のだしどれでもスキなの消しちゃっていいよ~」

唯「うんっ」

 

唯(……スターの数は)

 

スターの数

マリオA:120

マリオB:78

マリオC:34

マリオD:52

 

唯(…)

唯(……)ポチポチ...ウワァ-

 

マリオCのファイルは削除されました。

 

ゆずこ「いちばん進んでないのを申し訳なさそーに消すあたり、唯ちゃんらしいよねー」

縁「ね~~」

 

唯「……」ムゥ…

唯「じゃあ、あらためてはじめるぞ」

 

ゆずこ・縁「はぁ~~い♥」

 

唯「仲良しだな…」

ゆずこ「えー唯ちゃん仲良しなのはいいことだ――」

 

 ポチッ..シャラァァ~~

 

ゆずこ「はじまった!」

 

 

 おしろへあそびにきてください。

 ケーキをつくってまってます。

   ―ピーチより―

 

 

ゆずこ「お城でパーティでもするのかなー」

縁「いいよね~」

縁「ケーキどんなのだろう~?」

ゆずこ「たぶん…こう天井まで届くやつだよ」

唯「スゴいな…」

ゆずこ「なんたってきのこ王国の王女様だからね、お金いっぱいもってるよ」

唯「……いいなー」

ゆずこ(あっ唯ちゃんが素だ…)

 

 ドゥンドゥンドゥン…ヒャフーゥ!!

 

ゆずこ・縁「マリオきた!!」

唯「きたな」

 

 ワープどかんをくぐり抜け、

 ピーチのお城につきました。

 

 Aボタンが、ジャンプ!

 Bボタンで、こうげき!

 マリオをうごかすのは『3Dスティック』。

 まずはおしろへ すすめ!

 

ゆずこ「だってさ唯ちゃんお城にむかうだってさ」

唯「うん」

ゆずこ「お金持ちのピーチ姫に会いにいかなきゃ」

唯「お金持ちはもういいよ…」

 

 タタタタッッ.....

 ジュゲムがあらわれました。

 

縁「ジュゲム!」

唯「ジュゲムだな」

縁「カメラでとってくれるんだって~」

ゆずこ「お父さんみたいだね」

唯・縁「「お父さん?」」

 

 

 ~~~~~

 

 ピーチ城内

 

 チャラララララ~~ン ワッハッハッッハッハ!!

 

ようこそいらっしゃいませ!

だれもいませんので とっととおかえりください。

ガハハハハッッ!

唯・縁・ゆずこ「…………」

ゆずこ「クッパだね」

唯「クッパだな」

縁「……」

ゆずこ「あっ、縁ちゃんがフリーズしてる」

縁「なんかねービクッってなったー…」

唯「あー初めては怖いよなー」

 

ゆずこ「ちなみに唯ちゃんってマリオ64はどれくらいやったことある?」

唯「うん? ちょっと遊んだことあるくらいだな、親戚のうちでちょこっと」

ゆずこ「ふーん」

唯「ゆずこは?」

ゆずこ「ふっふっふっ、私はさっきのセーブデータにあったスター120個の…」

唯「おおっ?」

ゆずこ「そのとなりにあるスター73個のやつです」

唯「おー、おーおーおー……」

唯「それなりだな」

ゆずこ「まあ一応ラスボスまでは倒したんだよね」

ゆずこ「ただ家族に手伝ってもらってのラスボスまでだからわたしも知らないとこ結構あるかも」

唯「そんな感じか」

ゆずこ「そんな感じ」

 

唯「縁は初めてだっけ?」

縁「はじめてだよ~」

ゆずこ「縁ちゃんマリオデビューだね」

縁「うんっ」

唯(……そうか)

 

唯「………おっ、キノピオ」

縁「ほんとだっ、消えかけてる」

ゆずこ「私じゃなきゃ見逃しちゃうところだったね」

唯「見つけたのは私だけどな」

 

 キノピオ「ああよかった来てくれたんですね」

 キノピオ「ピーチ姫も僕たちもみんな『カベ』のなかに閉じこめられちゃいました」

 キノピオ「クッパはパワースターをつかって『カベ』や『え』のなかにカイブツの国を作ろうとしてます」

 キノピオ「スターをとりかえして!」

 

 

ゆずこ「だってよ、唯ちゃん」

唯「うん」

ゆずこ「スーパー唯ちゃんとしては見逃せない事件だよね」

唯「なんで私がスーパーになってるんだよ」

縁「スーパー唯ちゃんがピーチ姫を救うの?」

ゆずこ「スーパー唯ちゃんがピーチ姫を救うし、お礼にお金ももらうよ」

唯「ちゃっかりしてるな私…」

 

 キノピオ「まずはヒダリガワのボムへいの『え』のへやにはいれます」

 キノピオ「8まいたまったら、おおきなほしのドアをひらくことができます」

 キノピオ「きっとピーチ姫はそのなかです!」

 

唯「まずはボムヘイの戦場だっけか」

ゆずこ「そうだね」

 

 タタタタッ.....ガチャ

 

縁「ボムヘイの絵があるね~」

ゆずこ「あのなかに入ってスターを集めるんだよ」

縁「へぇ~~」

唯「…」

唯「……縁、ちょっとやってみるか?」

縁「えっ?」

 

唯「いやー初めてだったら1番やらせたほうがいいかなーって」

縁「いいの~~?」

唯「うん、1面は私も覚えてるし」

ゆずこ「スーパー縁ちゃんにチェンジするわけね」

縁「スーパーか~」

ゆずこ「ピーチ姫も救うし、ケーキも食べられるよ?」

縁「…よしっ、私やる、スーパーになるっ!」

唯「おおっ」

 

 

 ~~~~~~~~~~~~~~~

 

 2番手:縁ちゃん

 

ゆずこ「よし縁ちゃんあのボムヘイの絵のなかにジャンプだ」

縁「おーーっ!」

縁「…」

縁「……」

縁「……ジャンプってこれ?」

 

ゆずこ「あ、うんAでジャンプで、Bでパンチ、これでしゃがめたりもして――――」

唯「……」

 

 …

 ……

 

ゆずこ「よし縁ちゃん、ボムヘイの絵のなかにダイブだー!」

縁「よ~~しっ!」

 

 ホッ,ハハァ!

 

 ピカーン!

 パパパッパパッパ

 

 ボムへいのせんじょう

 ⇒1:やまのうえのボムキング

 

 (一旦、おわり)

 (後編につづく)

 




読了、ありがとうございます。
作者のケンコーホーシです。
感想をくださった方、お気に入り登録をしてくださった方、ありがとうございます。
今回は前編となります。続きは時間ができしだい掲載いたします。

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