ソードアート・オンライン ~黒の剣士と絶剣~   作:舞翼

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ども!!

現在一波乱させている舞翼です!!(内容は活動報告で)
そして、そんな中での投稿です。(←おい!)
作者は強い!!嘘です。メンタル豆腐以下です……。

この話は、あれから約一年半後ですね。
てか、細かく書けないだけなんですが……。
文才が欲しい!!
前置きは、これくらいにして。
後日談第二弾いってみよー(^O^)/

誤字脱字があったらごめんよ。

それではどうぞ。


第97話≪夏休みとピクニック!≫

二〇二七年八月。

新生アインクラッド第22層、《森の家》ログハウス。

ログハウスには、夏休みの課題を終わらせる為、高校生メンバーが全員集合していた。

計画をしっかりと立てているらしいアスナとラン、シノンは順調に課題をこなしていた。

残りのメンバーは、俺、ユウキ、リーファ、リズ、シリカだ。

 

「キリトさんユウキ、リーファさん。 早く課題を終わらせましょうね」

 

「ランさんや。 桐ケ谷家には、宿題に手を付けると眠くなるという呪いが発動するんです」

 

「ボクは眠いよ――」

 

「私も眠いです。 今日はここまでにしませんか?」

 

ランは溜息を吐き、

 

「確かに三人とも眠そうですね。 ――夜更かししてゲームをしていたからですよね?」

 

「「「ギクッ!!」」」

 

俺とユウキとリーファは、些細な反論を試みた。

 

「いや、その、ランさんや。 昨日のクエストで……」

 

「そのクエストは、三人参加が絶対条件だったので……」

 

「ボ、ボクの剣を作るには、クエストで貰える鉱石がどうしても必要で……」

 

昨日のALOのクエストでは、どうしても手に入れたい、カブレライト鉱石が報酬だったのだ。

その鉱石は、ユウキがアインクラッドで使用していた黒紫剣を作るのに、必要な素材だったのだ。

ランは再び溜息を吐いた。

 

「はぁ、解りました。 私が三人の勉強を見ます」

 

「ランは、桐ケ谷家の保護者的立ち位置に就いているわね」

 

と、シノンが言った。

その時、テーブルの椅子の上でホロキーボードを叩いていたシリカが、ランに訊ねた。

 

「ランさん。 ここ解りますか?」

 

ランはシリカの所まで行き、

 

「これは、これを代入すれば解けますよ」

 

「ほ、本当だ! ありがとうございます!」

 

「頑張ってくださいね」

 

シリカの隣で課題を進めていたリズが、向かいで課題を進めていたアスナに聞いた。

 

「アスナ、ここはどうやるんだっけ?」

 

「ん? ここはこの式を使ってこうすれば……」

 

「ああ、なるほど~。 やっぱ、持つべきものは友だね」

 

リズとシリカは、アスナとランに教えて貰い、順調に課題を進めていった。

 

「……俺たちも気合を入れて課題に取り組むか」

 

「「うん」」

 

「パパ、ママ、皆さん。 がんばってください!」

 

俺の昼寝用に購入した揺り椅子の上に座っていたユイが、皆に声援を送る。

それから約数時間、課題を進めた。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦

 

「お、終わった……」

 

「ボ、ボクも終わったよ……」

 

「わ、私も終わった……」

 

俺に続き、ユウキとリーファが言った。

リズとシリカも、テーブルの上に突っ伏していた。

二人共課題が終わり、力尽きたのだろう。

 

「お疲れ様でした」

 

「お疲れ、みんな」

 

「自業自得よ。 計画立てて取り組めば、予定通り終わっていたのに」

 

アスナとランはこの状況を見て微笑み、シノンは呆れていた。

ランがポンと手を打ち、

 

「お茶でも淹れましょう」

 

そう言ってから、ランはウィンドウを操作し、タップするとお茶が自然と注がれるマグカップを人数分用意した。

その間に広げられていたウィンドウに、各自課題を保存してから閉じられた。

それから皆でソファーの上に座り、休憩タイムに入った。

向かいに座っていたシリカが、口を開いた。

 

「そういえばキリトさん、ユウキさんのご両親と会ったことはあるんですか?」

 

「一回だけ会ったことがあるな。 会ったと言っても、数分間だけだからな。 今度、ちゃんと挨拶に行かないと」

 

「ボクをくださいって?」

 

「そうなるな。 まぁ、ユウキは既に俺の奥さんだけどな」

 

「キリトは、ボクの旦那さんだね♪」

 

リズが一度お茶を啜ってから、

 

「甘いわ。 アスナ、ブラックコーヒって無かったっけ?」

 

「残念だけど、ALOにはまだ実装されてないの。――キリトくんとユウキちゃんを見てると、何だか和むのよね」

 

「そうですね。 私は、妹が幸せそうで嬉しいですね」

 

「私もお兄ちゃんが幸せそうで嬉しいです。 でも、もうちょっと抑えてくれないかな」

 

「もしかして、家でもこんな感じなの?」

 

アスナに言葉に続いて、ラン、リーファ、シノンだ。

それからリーファは、シノンの問いに頷いた。

 

「ええ、そうなんですよ。 お家では……これ以上ですね。 あ、あと一回だけ私が呼んでも、出てこなかった時がありましたね」

 

リーファがそう口にすると、全員(リーファを除く)がにやにや笑っていた。

 

「リーファ。 あんたその年で、叔母さんになっちゃうかもね」

 

リズがそう言うと、リーファが顔を引き攣らせていたが。

叔母さんと言うワードは、女子が言われたくないランキング第一位かもしれないな。

 

「ふふ、大丈夫ですよリーファさん。 そうなれば、私も伯母さんですから」

 

「私は、ユウキちゃんの子供見てみたいな~」

 

「絶対に可愛いですよ!」

 

「ママが子供を授かったら、私はお姉さんです!」

 

上から順に、ラン、アスナ、シリカ、ユイだ。

 

「解った。 みんな、俺とユウキの子供が見たいのか。――よし、今まで以上に頑張るぞ……ハッ!」

 

俺は咄嗟に口に手を当てたが、時すでに遅し。

みんなの顔が真っ赤になっていた。

俺は機械人形のように首を動かし、隣に座るユウキを見た。

ユウキはジト目で俺を見てきたが、小さく溜息を一つ吐いてから、何時の可愛らしい表情に戻った。

 

「みんなが思っている以上に、ボクとキリトの子供は早く見られるかもね♪」

 

「そういうことだ」

 

俺とユウキは、堂々と宣言をした。

それから軽く談笑した後、勉強会はお開きになった。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦

 

所変わって、桐ケ谷家二階、木綿季の部屋。

俺は仰向けになり、木綿季の膝に頭を乗せていた。

膝枕って奴だ。

 

「和人。 夏休みの課題、お疲れ様」

 

と言う、木綿季の声が頭上から降ってきた。

 

「木綿季もお疲れ。 残りの五日はゆっくり出来るな」

 

「そうだ! 今度の日曜日にデートしようか?」

 

「ユイを連れてピクニックに行くか!」

 

「今度の日曜日は、ピクニックに決定~! ボク、気合を入れてお弁当を作るね!――はい、膝枕タイム終わり!」

 

「え~……もう少しいいだろ?」

 

俺は言葉で抵抗するものの、大人しく起き上がった。

木綿季は風呂に入る為、着替えの準備をしていた。

 

「ほら。 和人も一緒にお風呂に入るんだから、部屋から着替え取ってこないと」

 

「え……うん……わかった」

 

俺は流れに任せて立ち上がり、木綿季の部屋から出てから、自室から取ってきた着替え一式を片手に持ち、階段を下りた。

階段を下りた所で木綿季と合流をして、一緒に風呂場へ向かった。

結果、俺と木綿季は一緒に風呂に入り、就寝出来る支度を整えてから、木綿季の部屋のベッドの上で眠りに就いた。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦

 

それから約束の日曜日。

今日は家族三人で、ピクニックに行く日だ。

 

「おかえりです。 パパ、ママ」

 

「ただいま。 ユイ」

 

「ただいま。 ユイちゃん」

 

アインクラッド第22層にある我が家へ戻ると、留守番をしていたユイが俺とユウキを出迎えてくれた。

俺たちは家族は、第22層フィールドへ向かう準備をした。

その場所はモンスターがPOPしない場所なので、武装は必要最低限の物だけ装備し、残りの武装はアイテムストレージに格納した。

俺は相変わらず黒いパンツに黒いシャツという、黒ずくめ装備。

ユウキは、薄く紫色が施されているワンピース。

ユイは、白いワンピースだ。

ログハウスを出ると、俺とユウキがユイの両側に立ち、ユイと手を繋いで、湖に続く道をゆっくり歩き出した。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦

 

「わぁ! 綺麗な所だね」

 

「まぁな。 俺とユイで頑張って見つけたんだよな」

 

「はいです!」

 

目的地の湖は、日の光を受けてキラキラと輝いていた。

その水面をから、時折魚がぴょんと跳ね、上空を見上げると、鳥が自由に飛び回っていた。

ユイはキラキラした眼で、両隣にいる俺たちに言った。

 

「パパ、ママ。 お魚がジャンプしました!! 鳥さんもたくさん飛んでます!!」

 

俺とユウキは微笑みながら、ユイの言葉に応じた。

 

「そうだな。 鳥がたくさん飛んでるな」

 

「うん、元気がいいお魚さんだね」

 

俺とユウキとユイで湖の浅い部分に入り、水遊びをし、親子水入らずの時間を過ごした。

遊んだ後は、お待ちかねのお弁当タイムだ。

俺たちは湖近くの芝生座り、食事を摂ることにした。

 

「この景色の中での弁当は格別だぞ!」

 

「ママが作ったお弁当、楽しみです!」

 

ユウキは、俺とユイを見て微笑んだ。

 

「それじゃあ、お弁当を食べよっか」

 

「「おう(はいです)!」」

 

ユウキはアイテムストレージからランチボックスを取り出し、開いた。

其処には、色とりどりのサンドイッチが並べられていた。

ミックスサンドやツナサンド、タマゴサンドなど、片手で食べられるものだ。

 

「二人とも何にする?」

 

「私はタマゴサンドが食べたいです!」

 

「俺はミックスサンドかな」

 

そう言うと、ユウキはリクエストしたサンドを手渡してくれた。

 

「「いただきまーす!!」」

 

パクリと食べれば、レタスのシャキシャキ感やふっくらとしたパンが絡み合い、絶妙な味が口の中に広がる。

 

「旨いよ。 ユウキ」

 

「流石ママです♪」

 

「たくさんあるから、どんどん食べてね♪」

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦

 

弁当を完食した俺たちは、湖近くの芝生で川の字になり一休み。

時より吹く風が、頬を撫でてとても気持ちいい。

 

「……気持ちいい、風だな」

 

「ボクとキリトが、第59層の芝生で一緒に寝たのを思い出したよ」

 

「熟睡するから吃驚(びっくり)したぞ」

 

「えへへ~」

 

「パパとママは、早くからラブラブだったんですね」

 

そうユイに言われ、俺とユウキは少しだけ照れ臭くなった。

 

「それに気付くのに約一年掛かっちゃったんだけどな」

 

「ボクとキリトは、第1層からずっとコンビを組んでいたからね。 一緒に居ることが当たり前になっちゃったんだよね」

 

俺とユウキはそう言うと苦笑い。

隣を見てみると、ユイが眼をしょぼしょぼさせていた。

 

「そろそろ帰ろうか。 ユイ、おいで」

 

俺は立ち上がってから、ユイに背を向けて屈み、ユイは少し恥ずかしそうにしておぶさってきた。

ユイが落ちないように、両手でしっかりと支えてから立ち上がる。

 

「パパの背中……温かいです……」

 

それから暫くすると、すやすやと寝息を立てて眠ってしまった。

ユウキも俺の隣に立ち、ユイの寝顔を愛おしそうに見つめた。

 

「ユイちゃん、ぐっすり寝てるね」

 

「ずっとはしゃいでたから、疲れたんだな。――帰ろうか。 俺たちの家へ」

 

「うん! 帰ろう!」

 

俺はユイを右手で支え、左手でユウキと手を繋ぎ、二人並んで我が家へ帰った。

こうして、夏休みが幕を閉じた。




夏休みが終わりましたね。
次の話も、一応考えているんですが、やっぱり考えた事を文章にするのって難しいですね(>_<)

今回も爆弾発言が多々出たね(笑)
そして鉱石は、あれのネタです(笑)
まぁ、今回しか使わないのでタグにはつけないですね(^◇^)

最後に、この作品は削除しませんよ(^O^)/
消さなくていいんじゃね。という声があったので。
まぁ、また何かあったら愚痴ると思いますが……。

ご意見、ご感想、評価、よろしくお願いします!!

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