現在一波乱させている舞翼です!!(内容は活動報告で)
そして、そんな中での投稿です。(←おい!)
作者は強い!!嘘です。メンタル豆腐以下です……。
この話は、あれから約一年半後ですね。
てか、細かく書けないだけなんですが……。
文才が欲しい!!
前置きは、これくらいにして。
後日談第二弾いってみよー(^O^)/
誤字脱字があったらごめんよ。
それではどうぞ。
二〇二七年八月。
新生アインクラッド第22層、《森の家》ログハウス。
ログハウスには、夏休みの課題を終わらせる為、高校生メンバーが全員集合していた。
計画をしっかりと立てているらしいアスナとラン、シノンは順調に課題をこなしていた。
残りのメンバーは、俺、ユウキ、リーファ、リズ、シリカだ。
「キリトさんユウキ、リーファさん。 早く課題を終わらせましょうね」
「ランさんや。 桐ケ谷家には、宿題に手を付けると眠くなるという呪いが発動するんです」
「ボクは眠いよ――」
「私も眠いです。 今日はここまでにしませんか?」
ランは溜息を吐き、
「確かに三人とも眠そうですね。 ――夜更かししてゲームをしていたからですよね?」
「「「ギクッ!!」」」
俺とユウキとリーファは、些細な反論を試みた。
「いや、その、ランさんや。 昨日のクエストで……」
「そのクエストは、三人参加が絶対条件だったので……」
「ボ、ボクの剣を作るには、クエストで貰える鉱石がどうしても必要で……」
昨日のALOのクエストでは、どうしても手に入れたい、カブレライト鉱石が報酬だったのだ。
その鉱石は、ユウキがアインクラッドで使用していた黒紫剣を作るのに、必要な素材だったのだ。
ランは再び溜息を吐いた。
「はぁ、解りました。 私が三人の勉強を見ます」
「ランは、桐ケ谷家の保護者的立ち位置に就いているわね」
と、シノンが言った。
その時、テーブルの椅子の上でホロキーボードを叩いていたシリカが、ランに訊ねた。
「ランさん。 ここ解りますか?」
ランはシリカの所まで行き、
「これは、これを代入すれば解けますよ」
「ほ、本当だ! ありがとうございます!」
「頑張ってくださいね」
シリカの隣で課題を進めていたリズが、向かいで課題を進めていたアスナに聞いた。
「アスナ、ここはどうやるんだっけ?」
「ん? ここはこの式を使ってこうすれば……」
「ああ、なるほど~。 やっぱ、持つべきものは友だね」
リズとシリカは、アスナとランに教えて貰い、順調に課題を進めていった。
「……俺たちも気合を入れて課題に取り組むか」
「「うん」」
「パパ、ママ、皆さん。 がんばってください!」
俺の昼寝用に購入した揺り椅子の上に座っていたユイが、皆に声援を送る。
それから約数時間、課題を進めた。
♦♦♦♦♦♦♦♦
「お、終わった……」
「ボ、ボクも終わったよ……」
「わ、私も終わった……」
俺に続き、ユウキとリーファが言った。
リズとシリカも、テーブルの上に突っ伏していた。
二人共課題が終わり、力尽きたのだろう。
「お疲れ様でした」
「お疲れ、みんな」
「自業自得よ。 計画立てて取り組めば、予定通り終わっていたのに」
アスナとランはこの状況を見て微笑み、シノンは呆れていた。
ランがポンと手を打ち、
「お茶でも淹れましょう」
そう言ってから、ランはウィンドウを操作し、タップするとお茶が自然と注がれるマグカップを人数分用意した。
その間に広げられていたウィンドウに、各自課題を保存してから閉じられた。
それから皆でソファーの上に座り、休憩タイムに入った。
向かいに座っていたシリカが、口を開いた。
「そういえばキリトさん、ユウキさんのご両親と会ったことはあるんですか?」
「一回だけ会ったことがあるな。 会ったと言っても、数分間だけだからな。 今度、ちゃんと挨拶に行かないと」
「ボクをくださいって?」
「そうなるな。 まぁ、ユウキは既に俺の奥さんだけどな」
「キリトは、ボクの旦那さんだね♪」
リズが一度お茶を啜ってから、
「甘いわ。 アスナ、ブラックコーヒって無かったっけ?」
「残念だけど、ALOにはまだ実装されてないの。――キリトくんとユウキちゃんを見てると、何だか和むのよね」
「そうですね。 私は、妹が幸せそうで嬉しいですね」
「私もお兄ちゃんが幸せそうで嬉しいです。 でも、もうちょっと抑えてくれないかな」
「もしかして、家でもこんな感じなの?」
アスナに言葉に続いて、ラン、リーファ、シノンだ。
それからリーファは、シノンの問いに頷いた。
「ええ、そうなんですよ。 お家では……これ以上ですね。 あ、あと一回だけ私が呼んでも、出てこなかった時がありましたね」
リーファがそう口にすると、全員(リーファを除く)がにやにや笑っていた。
「リーファ。 あんたその年で、叔母さんになっちゃうかもね」
リズがそう言うと、リーファが顔を引き攣らせていたが。
叔母さんと言うワードは、女子が言われたくないランキング第一位かもしれないな。
「ふふ、大丈夫ですよリーファさん。 そうなれば、私も伯母さんですから」
「私は、ユウキちゃんの子供見てみたいな~」
「絶対に可愛いですよ!」
「ママが子供を授かったら、私はお姉さんです!」
上から順に、ラン、アスナ、シリカ、ユイだ。
「解った。 みんな、俺とユウキの子供が見たいのか。――よし、今まで以上に頑張るぞ……ハッ!」
俺は咄嗟に口に手を当てたが、時すでに遅し。
みんなの顔が真っ赤になっていた。
俺は機械人形のように首を動かし、隣に座るユウキを見た。
ユウキはジト目で俺を見てきたが、小さく溜息を一つ吐いてから、何時の可愛らしい表情に戻った。
「みんなが思っている以上に、ボクとキリトの子供は早く見られるかもね♪」
「そういうことだ」
俺とユウキは、堂々と宣言をした。
それから軽く談笑した後、勉強会はお開きになった。
♦♦♦♦♦♦♦♦
所変わって、桐ケ谷家二階、木綿季の部屋。
俺は仰向けになり、木綿季の膝に頭を乗せていた。
膝枕って奴だ。
「和人。 夏休みの課題、お疲れ様」
と言う、木綿季の声が頭上から降ってきた。
「木綿季もお疲れ。 残りの五日はゆっくり出来るな」
「そうだ! 今度の日曜日にデートしようか?」
「ユイを連れてピクニックに行くか!」
「今度の日曜日は、ピクニックに決定~! ボク、気合を入れてお弁当を作るね!――はい、膝枕タイム終わり!」
「え~……もう少しいいだろ?」
俺は言葉で抵抗するものの、大人しく起き上がった。
木綿季は風呂に入る為、着替えの準備をしていた。
「ほら。 和人も一緒にお風呂に入るんだから、部屋から着替え取ってこないと」
「え……うん……わかった」
俺は流れに任せて立ち上がり、木綿季の部屋から出てから、自室から取ってきた着替え一式を片手に持ち、階段を下りた。
階段を下りた所で木綿季と合流をして、一緒に風呂場へ向かった。
結果、俺と木綿季は一緒に風呂に入り、就寝出来る支度を整えてから、木綿季の部屋のベッドの上で眠りに就いた。
♦♦♦♦♦♦♦♦
それから約束の日曜日。
今日は家族三人で、ピクニックに行く日だ。
「おかえりです。 パパ、ママ」
「ただいま。 ユイ」
「ただいま。 ユイちゃん」
アインクラッド第22層にある我が家へ戻ると、留守番をしていたユイが俺とユウキを出迎えてくれた。
俺たちは家族は、第22層フィールドへ向かう準備をした。
その場所はモンスターがPOPしない場所なので、武装は必要最低限の物だけ装備し、残りの武装はアイテムストレージに格納した。
俺は相変わらず黒いパンツに黒いシャツという、黒ずくめ装備。
ユウキは、薄く紫色が施されているワンピース。
ユイは、白いワンピースだ。
ログハウスを出ると、俺とユウキがユイの両側に立ち、ユイと手を繋いで、湖に続く道をゆっくり歩き出した。
♦♦♦♦♦♦♦♦
「わぁ! 綺麗な所だね」
「まぁな。 俺とユイで頑張って見つけたんだよな」
「はいです!」
目的地の湖は、日の光を受けてキラキラと輝いていた。
その水面をから、時折魚がぴょんと跳ね、上空を見上げると、鳥が自由に飛び回っていた。
ユイはキラキラした眼で、両隣にいる俺たちに言った。
「パパ、ママ。 お魚がジャンプしました!! 鳥さんもたくさん飛んでます!!」
俺とユウキは微笑みながら、ユイの言葉に応じた。
「そうだな。 鳥がたくさん飛んでるな」
「うん、元気がいいお魚さんだね」
俺とユウキとユイで湖の浅い部分に入り、水遊びをし、親子水入らずの時間を過ごした。
遊んだ後は、お待ちかねのお弁当タイムだ。
俺たちは湖近くの芝生座り、食事を摂ることにした。
「この景色の中での弁当は格別だぞ!」
「ママが作ったお弁当、楽しみです!」
ユウキは、俺とユイを見て微笑んだ。
「それじゃあ、お弁当を食べよっか」
「「おう(はいです)!」」
ユウキはアイテムストレージからランチボックスを取り出し、開いた。
其処には、色とりどりのサンドイッチが並べられていた。
ミックスサンドやツナサンド、タマゴサンドなど、片手で食べられるものだ。
「二人とも何にする?」
「私はタマゴサンドが食べたいです!」
「俺はミックスサンドかな」
そう言うと、ユウキはリクエストしたサンドを手渡してくれた。
「「いただきまーす!!」」
パクリと食べれば、レタスのシャキシャキ感やふっくらとしたパンが絡み合い、絶妙な味が口の中に広がる。
「旨いよ。 ユウキ」
「流石ママです♪」
「たくさんあるから、どんどん食べてね♪」
♦♦♦♦♦♦♦♦
弁当を完食した俺たちは、湖近くの芝生で川の字になり一休み。
時より吹く風が、頬を撫でてとても気持ちいい。
「……気持ちいい、風だな」
「ボクとキリトが、第59層の芝生で一緒に寝たのを思い出したよ」
「熟睡するから
「えへへ~」
「パパとママは、早くからラブラブだったんですね」
そうユイに言われ、俺とユウキは少しだけ照れ臭くなった。
「それに気付くのに約一年掛かっちゃったんだけどな」
「ボクとキリトは、第1層からずっとコンビを組んでいたからね。 一緒に居ることが当たり前になっちゃったんだよね」
俺とユウキはそう言うと苦笑い。
隣を見てみると、ユイが眼をしょぼしょぼさせていた。
「そろそろ帰ろうか。 ユイ、おいで」
俺は立ち上がってから、ユイに背を向けて屈み、ユイは少し恥ずかしそうにしておぶさってきた。
ユイが落ちないように、両手でしっかりと支えてから立ち上がる。
「パパの背中……温かいです……」
それから暫くすると、すやすやと寝息を立てて眠ってしまった。
ユウキも俺の隣に立ち、ユイの寝顔を愛おしそうに見つめた。
「ユイちゃん、ぐっすり寝てるね」
「ずっとはしゃいでたから、疲れたんだな。――帰ろうか。 俺たちの家へ」
「うん! 帰ろう!」
俺はユイを右手で支え、左手でユウキと手を繋ぎ、二人並んで我が家へ帰った。
こうして、夏休みが幕を閉じた。
夏休みが終わりましたね。
次の話も、一応考えているんですが、やっぱり考えた事を文章にするのって難しいですね(>_<)
今回も爆弾発言が多々出たね(笑)
そして鉱石は、あれのネタです(笑)
まぁ、今回しか使わないのでタグにはつけないですね(^◇^)
最後に、この作品は削除しませんよ(^O^)/
消さなくていいんじゃね。という声があったので。
まぁ、また何かあったら愚痴ると思いますが……。
ご意見、ご感想、評価、よろしくお願いします!!