ソードアート・オンライン ~黒の剣士と絶剣~   作:舞翼

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どもっ!!

舞翼です!!

今回もうまく書けているか不安です(汗)

駄文になっていたらごめんなさい。

では、どうぞ。


第16話≪出会い≫

第53層 NPCレストラン

 

なぜ、“俺達”が此処の層のNPCレストランに居るのかというと。

ここで“ある人物”と待ち合わせをしているのだ。

 

「なぁ、ユウキ。 本当にお前の姉に会わないといけないのか?」

 

「ここまで来てそれを言うの?」

 

「だってさ、俺コミュ障じゃん。 上手く話せる気がしないし……」

 

マジでどうしよう。 上手く話せるかな、こいつの双子の姉らしいからな。

どんな人なんだろう。

 

「ほら。 来たよ」

 

「……おう」

 

本当だ。 誰か入って来たよ。……ヤバい。 緊張してきた。

 

「こんにちは。 キリトさんでしょうか?」

 

この人がユウキの姉か……。 双子だという割にはあまり似ていないな。

顔は……、ユウキより少し小さいな。

顔と雰囲気がなんとなく、アスナに似ているな。

長い黒髪と黒色の大きな瞳はユウキと似ているけど。

やっぱり、ユウキに似て美少女だな。

 

「はっはい。 はじめまして、ユウキさんと……コンビを組んでいる、きっキリトです。 よっよろしく……お願いします」

 

言葉に詰まっちゃったよ…。

最初の掴みは失敗したな…。

 

「キリト、上がりすぎ…」

 

「お前、俺の性格知っているだろ。 こういう場には弱いんだよ」

 

もちろん俺の声はユウキにしか聞こえていない。

 

「いつも妹がお世話になっています。 ユウキの姉の『ラン』です。 この子の為に色々としてくださり、ありがとうございます。」

 

「いえっ、こちらこそ。 ゆっ、ユウキさんには……。おっ、お世話になってばかりで」

 

「ねぇ、ボクのことを蚊帳の外に置かないでよー」

 

「ユウキ。 ごめんなさいね」

 

「まぁ、いいけどさ」

 

「あっあの、お話があっ……あって呼び出したのでしょうか?」

 

これは、俺のコミュ障が発動したな…。

 

「ええ。 いつもあなたのお話をこの子から聞いていたら、お話しがしたくなりまして。 それに一度、お会いしたかったので」

 

 

Side ユウキ キリト

 

「おいっ、お前。 俺のこと話したのかよ?」

 

「うん。 姉ちゃんの家にお邪魔したときは、いつもキリトのことを話してるよ」

 

「マジ?」

 

「うん。 マジ」

 

「どこまで、話したんだ?」

 

マジでどこまで話したんだよ。 こいつは……。

 

「えーと。 キリトにとって秘密にしたいことは全部かな?」

 

「もしかして、俺の個人情報が軒並みに漏れてるのかな?」

 

「たぶん」

 

Side out

 

 

「あの~。 何を話しているのでしょうか?」

 

「あっ……。 いえ、なんでも……。 ないですよ、はい」

 

「えっと、キリトさん。 敬語はやめていいですよ。 この子に、敬語使っていないと思うので」

 

「わかりm……わかった……。 それでなにを聞きたいんだ?」

 

なんとか、言葉を繋げることに成功したな。

よかったー。

 

「まず最初に、お礼を言いたいんです。 この子を《はじまりの街》から、ここまで連れて来てくださり、ありがとうございました。 あなたのおかげでこの子はここまで来れました。 あなたのことは、この子から聞いています。 あなたがどれだけ自分を犠牲にしたのかも。 それに、第25層のクォーター・ポイントのボス戦では、私はあなたに命を救われました。 私達姉妹はあなたに助けていただきました。 本当にありがとうございます」

 

「……そうだった、のか」

 

あの時、俺は自分のことしか考えていなかったんだ。

お礼を言われることなんてしていないのにな…。

 

「キリトはボクのことを救ってくれたんだよ。 そのことは忘れないでね」

 

「ああ……」

 

「さぁ。 暗い話はここまでにしてご飯を食べましょうか」

 

「ここのレストランの料理は、おいしくて評判なんですよ」

 

「それっ本当かっ!!」

 

「はい。 それも、絶品揃いらしいですよ。 ちょと、値が張りますけど」

 

 

Side ユウキ 

 

なんか、姉ちゃんとキリトがいい雰囲気。

ちょと、ボク不機嫌になっちゃうな。

キリトは料理に本当に弱いんだから。 もうっ!!

そういえば、姉ちゃんって料理スキル取っているのかな?

聞いてみよ。

 

side out

 

 

Side ユウキ ラン

 

「そういえば、姉ちゃん。 料理スキル取ってる?」

 

「これから取る予定だけど? それがどうかしたの?」

 

「じゃあさ。 アスナと一緒に料理スキル上げない?」

 

キリトには、ボクが作るけどね。

 

「アスナって、《閃光》の?」

 

「そうだけど」

 

アスナって誰にでも知られているんだね。

それに、アインクラッドでは美少女の類に入っているしね。

それには、姉ちゃんも入っているんだよ。

 

「いいの? 一緒に料理スキル上げをしても?」

 

「たぶん、大丈夫だと思うよ。 メッセージ飛ばしてみるね」

 

「わかったわ」

 

 

3分後。

 

「返信がきたよ。 姉ちゃん」

 

なんて返ってきたのだろうか? どれどれ、内容は。

 

『私はかまわないよ。ユウキちゃんってお姉さんがいたんだね。 私、メッセージ見てビックリしちゃったよ。お姉さんには、大丈夫だよって伝えといてね。 現実の調味料再現も一緒に挑戦しようって。 その時に、私にお姉さんを紹介してね。』

よしっ!! OKが出た!!

 

「なんて返ってきたの?」

 

「アスナはOKだって!!」

 

「じゃあ、今度お邪魔させてもらおうかしら?」

 

「アスナも姉ちゃんに会いたいらしいよ」

 

ガールズトーク、盛り上がりそうだな。

ボク、色々聞かれそう。 特に隣の黒い人のことを。

 

「じゃあ、ユウキ達と一緒に料理スキルを上げしようかしら」

 

「うん。 そうしよう」

 

楽しみになって来たなー。

 

「じゃあ、ユウキ。 その時にキリトさんのこと、どう思っているのか聞かせてね」

 

「えっ……」

 

姉ちゃんの質問は際どい所、聞いてくるからなー。

はぁー、考えても仕方ないか。

覚悟を決めて料理スキル上げに臨まないとね。

 

「……うん、わかったよ」

 

「じゃあ、楽しみにしているね。 ユウキが乙女になる姿が見られるかもね」

 

「……うん」

 

ボクに際どい質問する気だね。 姉ちゃん、すごい笑顔になっているし……。

 

Side out

 

 

「2人して、なんの話しているんだ?」

 

「きっ、キリトには関係ない話だよ」

 

「そうですよ。 キリトさん」

 

「そっそうか」

 

どんな話しをしていたのだろうか?

それよりも、この料理を食べなければ。

 

 

第53層 主街区 転移門前

 

「今日は楽しかったです。 ご馳走様でした」

 

「ボクも楽しかったよ。 姉ちゃん」

 

「ええ、俺も楽しかったですよ」

 

「キリトさん、今後もこの子のことよろしくお願いします」

 

「ええ、約束します。 俺の命にかえても、ユウキは絶対に守ってみせます」

 

俺の命にかえても、こいつを絶対に現実世界へ還しますよ。

 

「それを聞けて安心しました。 また機会がありましたら、お食事しましょうね。 あと、ユウキ。 キリトさんに迷惑をかけたらいけませんからね」

 

「わかったよ、姉ちゃん」

 

「それじゃあ、私は帰ります」

 

「ばいばい。 姉ちゃん」

 

「また攻略会議で会いましょう」

 

「それじゃあまたね。 キリトさん、ユウキ」

 

ユウキの姉ランは、転移門を潜りホームに帰った。

 

 

Side ユウキ キリト

 

「じゃあ、俺達も第50層に帰るか」

 

「了解ー」

 

Side out

 

こうして、ユウキの姉ランとの食事会が終わったのであった。

 




ユウキちゃんの設定は、
『マザーズ・ロザリオ』の表紙の髪と目が黒いバージョンということにしてください。

次回の話はどうしよう(汗)

書く内容が決まっていないんですよね…

大まかな設定は決まっているのですが…

まぁー、頑張って考えます。

ご意見、ご感想、よろしくおねがいします!!

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