――閑話休題。
☆Happy new year!☆
皆さま、あけましておめでとうございます!!(*`・ω・)
新年初の投稿です(*^_^*)
頑張って書きました。
それではどうぞ。
二〇五三年。 十二月三十一日。
俺は袴姿で、リビングで木綿季を待っていた。
今の時刻は、夜の二十二時。 年越しまで、後二時間だ。
俺がコーヒーを飲んでいたら、着物に着替えた木綿季がリビングの扉を開け、部屋に入って来た。
「じゃーん、どうかな?」
木綿季はその場で一回転した。
木綿季の着物は、紫を基調にし、所々に菫の花が所々にあしらってある。
「そうだな。 世界で一番可愛いぞ」
木綿季は苦笑し、
「お世辞でも嬉しいよ」
いやまあ、お世辞ではないんだが。俺が見た、ありのまま感想である。
紗季と並んで歩いても、姉妹と間違えられるレベルと言っておこう。
「和人も、袴姿凄い似合ってるよ」
「お、おう。 サンキュー」
あれだ。 木綿季に言ってもらえるとかなり嬉しい。
俺って俗に言う、チョロイン?……いや、ないか。
――閑話休題。
俺はコーヒーを全て飲み、コップをテーブルに置いてから、車の鍵を取り立ち上がった。
「んじゃ、行きますか」
「りょうかい」
俺と木綿季はリビングを出て、玄関で靴に履き替え、外に出て扉を閉めた。 階段を下り、駐車場へ向かい車に乗り込む。 目的地は、東京大神宮だ。
車に乗り込み数分走らせると、東京大神宮に到着し、係員の指示に従い駐車所へ車を止め車から降りた。
「かなり賑わってるな」
「さすが、大晦日って言ったところかな」
東京大神宮はかなりの人で賑わっている。
「時間まで、デートしよっか?」
「いいぞ」
俺たちは駐車場を後にし、本堂沿いの道を歩いて行く。
道を歩いていると、甘酒を販売してる露店を発見した。木綿季の希望もあり、露店で甘酒を購入。
「温まるわ」
「だねー」
甘酒を飲んだ俺たちはかなり和んでいた。
頬を撫でる風が心地良い。 甘酒を全て飲み、紙コップをゴミ箱中に捨て再び本堂を目指す。 本堂に近づくに連れ人混みが増えていくので、俺と木綿季の手は自然と繋がれた。 肌と肌が触れ合い、お互いの温かさや気持が流れてくるようだ。
「かなりの人だな」
「神社でのカウントダウンは、大晦日の醍醐味だからね」
「確かに」
ちなみに、東大四人組と、優衣と美咲ちゃんも東京大神宮に来てるらしい。
あいつらのことだ。 既に本堂付近でカウントダウン待ちをしているのだろう。 それにしても、着物と袴の参拝者もかなり居る。
とまあ、俺は木綿季と談笑しながら本堂の鐘の元までやって来て、カウントダウンを心待ちにしていた。
その間も、人混みに流されないように、俺たちの手は繋がれていた。 なぜ女の子の手は、こんなにも柔らかいのだろうか? いやまあ、今更な感想なんだが……。
カウントダウンが迫り、客のボルテージが徐々に上がっていくのを感じる。
そして――、
「「「「「5」」」」」
「「「「「4」」」」」
「「「「「3」」」」」
「「「「「2」」」」」
「「「「「1」」」」」
「「「「「0」」」」」
カウントがゼロになり、『あけましておめでとうございます!』と言うお客の歓声と、本堂の中央からの大きな垂れ幕が下げられ、そこには、新年を祝う言葉が書かれていた。
除夜の鐘の音を木綿季と一緒に鳴らしてから、段差を下りお互いに向き直った。
「あけましておめでとう。 今年もよろしくな、木綿季」
「あけましておめでとう。 ボクの方こそよろしくね、和人」
新年初の挨拶をしてから、俺たちは本堂の正面に備え付けられた賽銭箱の前まで歩み寄る。
俺は懐に入れた財布から100円玉を二枚取り出し、その一枚を木綿季に手渡す。
「木綿季。 お賽銭だ」
「ありがと、和人」
「おう」
俺と木綿季は、100円玉を賽銭箱の中に投げ込み目を瞑り合掌する。
「(――ずっと、木綿季と一緒にいられますように)」
「(――ずっと、和人と一緒にいられますように)」
参拝を終え、手を繋いでから本堂を後にする。 その間の俺たちの距離は、肩と肩が触れ合うまで寄り添っていた。
誰の目から見ても、おしどり夫婦である。
「和人は何てお願いしたの?」
「たぶん、木綿季と同じだな」
木綿季は苦笑し、
「ボクたち、似た者同士だね」
まあ確かに、俺と木綿季の想いは似た者同士と言っても過言ではないと思う。
――俺たちは離れることなく、ずっと一緒だと言うこと。 それが、俺の望みでもあり、木綿季の望みでもあるのだ。
「そうだ! お家に飾る、お正月飾りを買っていこうよ」
「そうだな。 たしか、本堂に行く途中にあったはずだ」
そういうことなので、目的地である正月飾りが販売してる露店へ向かった。
露店には、松竹飾りや注連飾り、鏡餅や輪飾り、餅花や破魔矢など。 新年を迎えるにあたって、様々な正月飾りが鎮座していた。
「注連飾りと餅花でいいかな?」
そう言って、木綿季は俺を見た。
ちなみに、注連飾りは玄関に飾るものであり、餅花は神棚に飾られるものだ。
「おう、それでいいと思うぞ」
「りょうかい♪」
木綿季は注連飾りと餅花を手に取り、店員に呼びかける。
俺が代金を払い、貰った袋の中に購入したものを入れた。 これで神様を迎える準備が完了だ。
来た道を戻り、駐車場へ向かった。 車の鍵を開け、運転席に俺、助手席に木綿季が乗り込む。 エンジンをかけると、俺の右手と木綿季の左手が重なり、手が方向を変えて指と指が絡まって、恋人繋ぎとなった。
「初めてだな。 年越しを神社でするの」
「そうだよ。 それにしても、みんな大きくなったよね」
「そうだな。 和真と紗季が小さかった頃が、昨日のように思い出せるよ」
そう言って、俺は苦笑した。
小さい頃の紗季と和真が、俺の後ろを一生懸命ついて来るのを鮮明に思い出したからだ。
「カズ君も、数年後には結婚かなー」
「俺の予想だと、大学を卒業してからだと思うぞ」
俺たちは大学に在学中だったが。 それで、木綿季が子供を身籠ったのが、大学を卒業して一ヵ月程度経過したからだ。 俺の記憶が正しければ、これで合ってるはずだ。
「ボクと和人が、お爺さんとお婆さんになるのは、まだまだってことだね」
「そだな。 親父が言ってた、孫の顔が早く見たい。って言葉が、今になって解ってきたような気もする」
「ふふ、そうだね。 紗季ちゃんのお眼鏡に叶う人はできるかな? 紗季ちゃんの理想像、かなり高いからなぁ。 たぶんだけど、愛華ちゃんも高い気がする」
おそらく、紗季と愛華ちゃんの基準は、優しく、面倒見が良くて、家族を第一に考え大切にしてくれる。 そんな男性だろう。 まあ、他にも沢山あると思うけど。
木綿季はクスクスと笑って、
「和人って、愛華ちゃんも娘のように可愛がってるよね。 愛華ちゃんの父さんとも仲がとっても良いし」
俺と愛華ちゃんの父親は、さしで飲みに行く仲だ。 かなり仲が良いと言ってもいい。
だからまあ、愛華ちゃんも娘のように思っちゃうのかもしれないが。……いやまあ、多分だが。
「ま、まあ、愛華ちゃんに彼氏ができても、面接があるらしい」
紗季も例には洩れず、彼氏ができたら俺と面接と言うことになってる。
俺が認めないと、彼氏としては公認できん。……はあ、かなりの親バカになってるな。 まあでも、紗季が一生を共にしたい。という人なら、無理に引き止める。ということはしないが。……なんか、矛盾してるような気もするが、気のせいだろう。 うん、気のせいだ。
「お手柔らかにしてあげてね。 相手の子が委縮しちゃうかも」
「大丈夫だ」
木綿季は、ホントに解ってるのかな。と言い、息を吐いた。
いやまあ、善処しますよ。 木綿季さん。
「明日、実家に挨拶しに行くんだっけ?」
「そうだな。 てか、親父と雄介さんが、酒を酌み交わそうって言ってたわ。 明日はたぶん、昼間から飲むかも」
「お酒は、ほどほどにするんだよ」
そう言って、木綿季は心配そうに俺を覗き込む。
まあ確かに。酒の飲みすぎは、アルコール中毒になるかもしれんしな。 気をつけないと。
「了解だ。 心配してくれてサンキューな」
「そりゃもちろん。和人はボクの旦那さんだもん」
「木綿季は、俺のかけがえのない奥さんだ。――――愛してる」
「――ボクも愛してるよ、和人」
お互いの顔が近づき、唇と唇が優しく重なった。
唇が離れると、俺と木綿季は笑い合った。
「新年初のキスだね。 どうだった?」
どうだった?とは、キスの感想だろうか?
俺の感想を述べるとしよう。
「いつも通り柔らかかった」
「ふふ、そっか」
昔の俺だったら、あの空気に流され木綿季を襲っていただろう。……まあうん、確実に。
ともあれ、俺は車を走らせマンションへ帰宅した。
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
マンションに帰り、共同の部屋で着替えると、俺と木綿季はリビングに備え付けられているソファーに座った。
余談だが、昔俺は、着替えてる途中でタガが外れ、木綿季を襲ったことがあります……。って、俺は何言ってんだろうか……。
「木綿季は、明日も神社に行くのか?」
「そだよ。明日奈と姉ちゃんとかな」
実は、明日奈と藍子も桐ケ谷家の実家に新年の挨拶。ということになっているのだ。
明日奈は、俺たちの大切な親友として、藍子は紺野家を代表して。と意味合いもあるらしい。 俺たち四人は、固い絆で結ばれているので、離れ離れに。ということは絶対にないだろう。――これは、断言できる。
「不躾になっちゃうけどさ。 SAO事件があったからこそ、木綿季と藍子、明日奈に出会うことができたんだよな」
「そうだね。 そこに関しては、茅場さんに感謝かな。 年越しちゃったけどさ、お蕎麦食べる?」
「俺はいいけど。 木綿季はいいのか? 太るぞ」
「……和人~」
木綿季は、ジト目と言うやつで俺を見てきた。
……今のは、女性に言ったらいけないランキング上位に入る言葉だ。 木綿季の不機嫌オーラが凄い……。
「……ごめんなさい。 口が滑りました」
「もうっ、しょうがないんだから。 じゃあ、ん」
木綿季は目を瞑り、俺に顔を向けた。 俺は木綿季と優しいキスをしながら、そのまま深くまで舌を絡ませる。 俺たちは数秒間深いキスをした。
キスを終えると、深いキスの余韻が、つーと伸びた。
「……色んな意味で、これ以上は拙い」
耐性がついたとはいえ、これ以上は押さえが利かなくなる……。
てか、俺も木綿季も、頬が僅かに紅潮してる。
「そ、そうだね。 つ、続きは後日にしようか」
「ん、それがいいな」
木綿季は、よし!と言ってから立ち上がり、台所に向かった。 年越し蕎麦は作る為だ。
年越してるじゃんかよ。って言う突っ込みはしないでくれ。
ともあれ、年越し蕎麦ができあがり、台所付近のテーブルの上に置かれた。
俺はソファーから立ち上がり、テーブルの椅子に座った。 台所から出てきた木綿季も向かいの椅子に座り、箸を持ち、『いただきます』と合掌してから、眼前に置かれた蕎麦を箸で持ち、口に運ぶ。
やはり、木綿季が作る料理は旨い。 和食、洋食、中華と、全て完璧と言っても過言ではない。 流石、カリスマ主婦だ。
「どうかな?」
「世界一旨いよ」
「ふふ、和人はいつも同じこと言ってるね」
そう言って、木綿季は微笑んだ。
「木綿季の料理に勝てる人いるのか?」
「姉ちゃんと明日奈が協力したら、勝てないかも」
ということは、一対一ならば互角。と言うことだ。
料理に目がない俺は、三人の料理を食べ比べたいという気持ちもあったりする。
ともあれ、俺は、美味しくお蕎麦を頂きました。
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
翌日。
俺は袴に、木綿季は着物を着て、桐ケ谷家を訪れていた。
玄関を開けると、既に子供たちと、明日奈と藍子が勢揃いしていた。 どうやら、俺たちが最後になったらしい。
俺と木綿季は玄関を上がり、居間へ向かう。 障子をスライドさせ、中に入ると皆に見えるように正座をして綺麗にお辞儀をした。
「「あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします」」
皆から、『こちらこそ、今年もよろしくお願いします』と言う言葉を貰って、新年初の挨拶が終了した。
それからは、男性組と女性組に分かれて、談笑が開始される。
「和人くん、飲みなさい」
そう言って、雄介が一升瓶から俺のグラスに日本酒を注ぎ、俺の眼前にグラスを置いた。
ちなみに、峰高と雄介とは向かい合わせに座り、二人のグラスにも日本酒が注がれている。
それから乾杯をし、三人は日本酒を一口飲む。
「いや~、旨い!」
「新年に飲む酒は格別です!」
峰高が言い、雄介がそう言った。
てか、かなりテンションが高い……。 もう酔ってるよね。という感じにも見えてしまう。
「そういえば和人。 第四世代はどうなんだ?」
峰高が言いたいのは、ニューロリンカーの簡略化は順調なのか?と言うことだろう。
「当初よりは、かなり進歩したよ。 ほぼ完成と言ってもいいな」
「日本の中心。と言ってもいいからね。 和人くんは」
雄介はがそう言う。
コミュ症でインドアな俺が、第四世代の開発に携わるなんて考えもしなかったし。
SAOもそうだが、東京大学に入学してから、俺の人生が大きく変わったと言っても過言ではない。
「俺もこうなるとは予想外だったし。 七色との出会いが、一番大きかったかもな」
第四世代と、メディキュボイド開発に携わる切っ掛けを作ってくれたのは、七色なのだ。
これがあったからこそ、茅場明彦の恋人、神代凛子にも会うこともできたのだ。
「オレにとっては、自慢の息子だ。 和人は」
「やめてくれよ、親父。 恥ずかしいじゃんか」
父親にこう言われるのは嬉しいが、恥ずかしさの方が大きい。
褒められるのに慣れてない。と言うこともあると思うが。
とまあ、俺に関することを切り上げると、やはりと言うべきか、女性陣の話題となった。
「最近、直葉の帰りが遅くてな」
峰高が言うには、直葉はいつも決まった時間に帰宅していたが、最近は帰宅する時間が若干だが遅いらしい。
俺が思うに――、
「たぶんだけど、彼氏じゃないか」
俺が軽い口調でそう言うと、峰高は、なッ!と声を上げた。
「い、いやいや、直葉に彼氏なんて認めんぞ」
いやまあ、逆の立場になると、俺も峰高と同じ反応をすると思うが。
雄介に藍子のことを聞くと、『嫁に出て欲しいが、オレが認めないとなぁ。』と思案顔をしていた。……うん、藍子は結婚できるか心配になってきた俺だった。 明日奈も同様である。
藍子と明日奈は彼氏を作ろうと思えば、すぐに作れると思うけど。 でもまあ、一生を共にする人だ。 軽い気持ちで作るのは良くない。
こう話していると、東大組と木綿季たちが東京大神宮に行くことになった。
「じゃあ、行ってくるね。 お父さん、和人」
「気をつけてな」
「楽しんでこいよ」
「俺たちも後から行くわ」
木綿季が代表して言うと、峰高、雄介、俺が言う。
――親父、雄介さん。 今年も、木綿季共々よろしくお願いします。 固い事はこれ位にして、俺は注がれた日本酒を口にした。
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
ボクは、明日奈と姉ちゃんと東京大神宮にやって来た。
子供たちと優衣ちゃんたち、ボクたちと分かれたんだ。 ボクは紫色の着物で、姉ちゃんは水色の着物。 明日奈は赤色の着物かな。 ボクたちの着物には、紫陽花やコスモスなどの花があしらってある。
ちなみに、ボクの着物は昨日着たやつとは違うよ~。
「木綿季ちゃんは、昨日、和人くんと年越しに行ったんだっけ?」
ボクの隣を歩く明日奈がそう言った。
ボクは頷き、
「うん。 楽しかったなぁ~」
ボクは子供のように微笑んだ。
そんなボクを見た姉ちゃんが、楽しそうに微笑んだ。
「今日はわたしたちで楽しみましょうか」
「「賛成~♪」」
ボクたちは、とても仲が良い姉と親友だね。
それから楽しく談笑しながら、ボクたちは本堂へ向かった。 途中、大学の時の知り合いなどに会って、新年の挨拶もしたけど。
本堂に到着し、ボクたちは懐からお賽銭を取り出す。
ボクたちは、お賽銭をお賽銭箱に投げ入れ、目を瞑り合掌した。
ちなみにボクのお願いは、和人も合わせて、この四人で仲良くいれますように。かな。 たぶんだけど、明日奈と姉ちゃんの願いの中にも、これが含まれてるはず。
ボクたちは本堂を後にして、おみくじを買ってから、おみくじを結ぶ場所へやって来た。
それから、ボクたちはおみくじを開いた。
「中吉だ。 えーと、一年間健康です。 だって」
「わたしは、大吉。……出会いがあるって書いてあるけど、ホントかなぁ」
「わたしも大吉で、明日奈さんと同じですね。 神社のおみくじって、ホントに当たるでしょうか?……わたし、一生出会いがない気がするのは気のせいでしょうか……」
明日奈と姉ちゃんは、深く溜息を吐く。溜息ばかりしたら、幸せが逃げちゃうよ。
でもでも、明日奈と姉ちゃんは、美人だし性格も良いし、何事にも全力で取り組む。――そう、ボクの自慢でもあるんだ。
明日奈と姉ちゃんには言ったことはないけど、ボクは二人の背中を目標にしてたんだ。 明日奈と姉ちゃんが、『同年代じゃなくて、年下なのかなぁ……』『そうなんでしょうか……』と呟いていたけど、ボクは聞いてないふりをしたよ。 これには突っ込んだらいけないって、ボクの第六感が告げてるからね。
おみくじを専用の木に結んでから、ボクたちは同じお守りを購入した。 何でも、このお守りのテーマは“絆”らしい。
「あと、和人の分も買わないと」
「そうね」
「そうですね」
そう言って、ボクたちは笑い合った。 和人も入れ、ボクたち四人はずっと一緒だもんね。
それからボクたちは、露店でバナナチョコとリンゴ飴を購入して、食べ歩きをした。参拝を終えたボクたちは、和人たちと合流する為、桐ケ谷家に戻る。……お父さんたち、酔い潰れてないか心配かも……。
これからボクたちの新年の始まりだ。――今年もよろしくね。姉ちゃん、明日奈♪
これで一応、~黒の剣士と絶剣~は完結ですね。
……何か、無理やり感が否めないが……(-_-;)
まあでも、番外編が思い付いたら投稿するかも。
ではでは、皆さま良いお年を(^O^)
感想、評価、よろしくお願いします<( ̄∇ ̄)ゞ