ソードアート・オンライン ~黒の剣士と絶剣~   作:舞翼

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ども!!

サブタイトルのネタ切れを起こしそうな舞翼です!!

え~、投稿が遅れてすいませんm(__)m
ネタが全く思い付かなくて……。(スランプって奴なのか?)
だから、今回の投稿は何時もより不安……、超不安だ……。
でも、頑張って書きました!!

今回の話は糖分低めですね。
前回は激甘だったので。

さて、後日談第六弾行ってみようー(^_^)/
今回の話は、あれから二か月後やね。

誤字脱字があったらごめんよ
それではどうぞ。



第101話≪親友と居酒屋≫

二〇二八年十月

俺と木綿季と明日奈と藍子は、統計学の講義を受ける為、大ホールの入り口までやって来ていた。

統計学の授業は全学科共通の授業なので、四人一緒に受けられるのだ。

 

「さて、何処に座ろうか?」

 

「何時もの場所でいいと思うよ」

 

俺の問いに応じたのは、明日奈だった。

何時もの場所というのは、四人が最初に座った、中央の長テーブルの椅子の事を指している。

その席は、いつの間にか俺たち専用になっているらしい。

 

「ボクは和人の隣だからね」

 

「はいはい、解ってますよ。 木綿季」

 

「んじゃ、行くか」

 

そう言ってから、俺は大ホールの扉を押し開けた。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦

 

大ホールの中には、かなりの生徒が集まって居た。

ホールに入った途端、周りの眼が四人に集中した。

『姫と王子が来たぜ』、『ホントだー。 やっぱり絵になるわー』、とか声が聞こえてきた。

俺は工学部の王子様と周りから言われているらしい。

うん、マジで止めてほしい……。 恥ずかしすぎる。

で、木綿季と明日奈と藍子は、それぞれの学科で姫と呼ばれているらしい。

三人も俺と同じ感想だ。

 

「最初よりは耐性が付いたけど……」

 

「恥ずかしいよね……」

 

「同じく」

 

「私もです」

 

上から順に、俺、木綿季、明日奈、藍子だ。

俺たちは注目される中、中央の長テーブルの椅子に着席した。

数分後。 統計学の教授が入って来た。

 

「これから講義を始めます。 それではテキストの105ページを開いてください。 今日の講義は……」

 

それから統計学の授業が開始した。

俺たちはテキストを開き、ペンを動かし始めた。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦

 

「……づ、疲れた~~」

 

「……ボ、ボクも疲れた~~」

 

「二人共お疲れさま」

 

「統計学は、共通講義の中でも一番難しいですからね。 放課後になりましたが、カフェテリアの二階に行きませんか?」

 

俺に続いて、木綿季、明日奈、藍子だ。

カフェテリア二階の窓際席も、四人専用の席らしいのだ。

これは、全学年のお許しが出ているらしい。

なんでかって? それは、俺たちも解らないんだ。

気付いたらそうなっていた。 大ホールの席もそうなんだが。

 

「んじゃ、行きますか」

 

四人は、教材をバックの中に仕舞ってから立ち上がり、カフェテリアへ足を向けた。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦

 

所変わって、カフェテリア二階の窓際の席。

四人は、この席でお茶をしている。

藍子が口を開いた。

 

「放課後になっても、生徒は居ますね」

 

「確かにな」

 

周りを見渡して見ると、少数の生徒が談笑しながら、お茶をしていた。

ミルクティーを一口飲んだ明日奈が、俺と木綿季に聞いてきた。

 

「和人君と木綿季ちゃんは、夏休みにどこか行ったの?」

 

「ああ、この近くのレジャ―プールに行ったぞ」

 

「ウォータースライダー。 楽しかったな~」

 

「今度の夏休みに、私も行こうかな」

 

「私もお供しますよ。 明日奈さん」

 

「ナンパには気を付けろよ。 明日奈と藍子はモデル並みに可愛いんだからな」

 

この言葉を聞いた木綿季が、俺の袖をくいくいと引っ張り「ボクは」と首を傾げて聞いてきたので、俺は「世界一可愛い」と答えた。 木綿季はそれを聞いて、顔を赤くしていたが。

マンションの中だったら、完璧に抱き付いていたな。 良く耐えた、俺の理性。

 

それから俺たちは、夏休みで経験したことを話した。

明日奈と藍子は、ネズミの国へ行ったらしい。

今度、二人きりで行こうかな?

俺はふと思ったことを口にした。

 

「そういえば、俺と木綿季って結婚式を挙げていないよな?」

 

「確かにそうだね。 籍は入れてるけど。――ウエディングドレス着てみたいな~」

 

「大学を卒業するまでには、結婚式を挙げたいな。 と言うとこは、冬休みか?」

 

「何処で挙げるかも決めないとね♪」

 

「和人さん、木綿季。 声が大きいですよ」

 

「二人の関係がばれちゃうよ」

 

藍子と明日奈から指摘を受け、俺は周りを見渡した。

二階に生徒は見当たらなかったので、大丈夫な……はずだ。

まぁ、ばれたらばれたでしょうがないけど。

俺はポンと手を叩き、

 

「よし! これから飲みに行くか」

 

「和人の奢りでね♪」

 

「……マジですか」

 

「だめ」

 

う、そこで可愛く首を傾げるのは反則ですよ。 木綿季さん。

俺は大きな溜息を吐き、

 

「はぁ、解った解った」

 

これを聞いた明日奈と藍子は、ガッツポーズをしていた。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦

 

某居酒屋。

居酒屋の扉の前に、四人はやって来ていた。

 

「じゃあ、行くか」

 

俺は扉をスライドさせ、店内に足を踏み入れた。

後ろ三人も俺に続く。

 

「いらっしゃい。 おっ、東大四人組みじゃねぇか」

 

今挨拶をした人物は、ここの居酒屋の店長。 青木蓮さんだ。

俺と木綿季と明日奈と藍子は顔見知りでもある。

 

「蓮さん。 何時もの席空いてるかな?」

 

木綿季が聞いた何時もの席とは、居酒屋の奥にある約五人が入れる座敷部屋のことだ。

 

「空いてるぞ」

 

それから、四人は奥の座敷に足を進めた。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦

 

座敷に到着し、長方形のテーブルに俺と明日奈、木綿季と藍子が向かい合うように座った。

 

「取り敢えず、何か頼むか」

 

「じゃあ、いつもの奴で」

 

「私もそれで」

 

「私もそれで大丈夫です」

 

俺に続いて、木綿季、明日奈、藍子だ。

俺は定員を呼び止め、注文品を頼んだ。

 

「ビール一つとカシスオレンジ三つ。お願いします」

 

「かしこまりました」

 

定員は注文品のメモを取ってから、退席した。

俺が木綿季に言った。

 

「お前はそんなに飲むなよ。 酒弱いんだから」

 

「解ってるよ♪」

 

木綿季はチューハイ二缶で完全に酔ってしまう。

因みに、俺と明日奈と藍子は酒に強い。

 

「そういえば、和人君と木綿季ちゃんと藍子さんは、ALO統一デュエルトーナメントへ出るの?」

 

「私は出ようと思ってますよ」

 

「俺も出るかな」

 

「和人が出るなら、ボクも出る」

 

ALO統一デュエルトーナメントは、今回で二回目になる。

一回目は、引越しの準備や木綿季とこれからの事を話し合う為、参加が出来なかったのだ。

明日奈と藍子も、大学生活の準備でバタバタしていて出ていないが。

 

「木綿季。 このトーナメントでどっちが強いか、決めるか」

 

「OKだよ。 和人はボクに当たるまで負けないでね」

 

俺と木綿季の勝敗は、一勝一敗だ。

これはデュエル勝負の結果だ。

 

「それまでは負けないさ。 でも、木綿季に勝つ自信があんまないんだよ」

 

「何で」

 

木綿季は首を傾げた。

 

「俺の片手剣OSS《メテオ・レイン》計十一連撃を、《マザーズ・ロザリオ》で全て防いだろ。 で、負けたからだ」

 

俺のOSS技後の硬直時間は、木綿季のOSSより長い。

それがばれていたらしく、硬直後を狙われて負けた。

 

「でも、一回目はそのOSSが防げなくて、ボクが負けたよ」

 

「八連撃目までは防いでいたくせに……」

 

「ば、ばれたての……。でも、和人が二刀流を使えば、ボクはすぐにやられちゃうよ」

 

「二刀流は、対人戦では使わないな。 二刀流を使うのはボス戦だけだな」

 

二刀流を対人戦で使ったら、最早チートだ。

俺は二刀流の剣技をOSSという形で、全て再現に成功しているのだ。

明日奈がパンパンと手を叩いた。

 

「さ、飲もうか」

 

四人はグラスをかちんと合わせ、呷った。

 

「うん、旨い」

 

「ここのお酒は美味しいよね」

 

「うんうん、コンビニのお酒より美味しいね」

 

「ふふ、そうですね」

 

明日は休日なので、俺と明日奈と藍子は結構飲んだ。

木綿季は、二杯目からは烏龍茶に切り替えていたが。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦

 

「あ、もうこんな時間だよ」

 

と、明日奈が言ったので、俺は腕時計を見た。

確認すると、約三時間は話し込んでいた。

 

「じゃあ、そろそろお開きにしようか」

 

俺は皆の了解を得てから、会計を済ませ、外へ出た。

 

♦♦♦♦♦♦♦♦

 

 

「そういえば、明日奈と藍子って一緒に暮らしているんだろ」

 

俺の問いに答えてくれたのは、明日奈だった。

 

「そうだよー。 一緒に暮らし始めたのは、約二か月前くらいかな」

 

「約二か月前と言う事は、夏休みの前半くらいか?」

 

「たぶん、それくらいですね」

 

何処にあるマンションか藍子に聞いてみたら、俺と木綿季のマンションと約五分位の距離に在るらしい。

木綿季が、「そうだ!」と言い、

 

「じゃあ、今度遊びにいくね。 和人もだけど」

 

「いや、俺はいいよ。 三人で話す事とかもあるだろ。 ガールズトークって奴だな。――じゃあ、帰るか」

 

四人は横一列になり、話ながら帰路に着いた。

それから数分後。 俺と木綿季が住むマンションに到着した。

 

「じゃあ、俺と木綿季はここで」

 

「明日奈、姉ちゃん。 また明日」

 

明日奈と藍子は「また明日」と手を振り、帰宅する為歩き出した。

 

「俺たちも部屋に行くか」

 

「だね」

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦

 

俺はマンションの扉を開き、木綿季と一緒に玄関に入った。

玄関で靴を脱ぎ部屋に入った木綿季は、リビングのあるソファーにダイブした。

 

「このソファー、柔らかくて気持ちいいよ~」

 

木綿季は、ソファーにスリスリしていた。

俺はソファーの空いている場所へ座った。

 

「ここで寝るなよ。 風邪引いちゃうかもしれないし。 ほら。 お風呂に入ってきなさい」

 

「和人。 ボクのお母さんみたいだね」

 

「お母さんじゃないぞ。 旦那さんだ」

 

我ながら、恥ずかしいセリフだな……。

木綿季は、ソファーから上体を起こした。

 

「じゃあ、一緒にお風呂に入ろうよ」

 

「え、まぁ、いいぞ」

 

少し言葉に詰まってしまった。

俺と木綿季は、数え切れないほど一緒に入っている。

 

「寝室に着替えを取りに行くか」

 

「おー」

 

そう言ってから俺と木綿季は立ち上がり、寝室へ向かった。




やばい、マンネリ化してるかも(汗)!!
大丈夫なはずだ(多分……)
書いててそう思ってしまった。

てか、和人くん。片手剣のOSS(計十一連撃)を作っていたのね(笑)
そして、木綿季ちゃん。それの八連撃防ぐとか凄くね!!
まぁ、和人くんも八連撃なら防ぐことは出来ますよ。それ以降は解りませんが。
あ、二刀流を使ったら、無双ですね(笑)
でも、木綿季ちゃんだったら、結構いけるかもですね。
最後に、これはハーレムじゃないよ。明日奈さんと藍子さんは、和人君の親友だよ(←ここ重要)

ご意見、ご感想、評価、よろしくお願いします!!

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