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さて、作戦発動までどれくらいかかりますかねえ?(疑いの目)
今回も、吹雪の回想があります
鎮守府に着任したとはいっても、当時は色々な施設が未完成で、司令官すら着任していませんでした。上官の許可がなければ艤装を着けることもままならず、毎日鎮守府や艤装の掃除をして過ごしていました。
司令官が着任するのは、それから一週間後のことでした。
着任の日をユズル工廠長から聞いたわたしは、朝から逸る気持ちを押さえられずに、身だしなみを整えて、早速司令官の出迎えに行きました。“アマノイワト”の施設はわかってましたし、すぐに行けると思ってました。
これが、まったくもって大失敗だったんです。
“アマノイワト”までの道は、今でも迷子が出るくらいわかりにくい場所です。ましてわたしは、鎮守府で最初の艦娘でしたから、施設旅行なんてまともにやってませんでした。
と、いうわけで。この時わたしが、艦娘の迷子第一号になったことで、後で着任する娘たちには、必ず旅行がされるようになりました。
◇
微速前進の主機が、整備したての軽やかなリズムを打っている。足を伝うその感覚に、一種の安堵感を覚えて、吹雪は速力を上げた。今度は半速だ。
鎮守府沖、演習海域。北方海域の決戦が終わって、すでに一月だ。損傷の程度が軽かった艤装は次々に修復を完了しており、徐々にではあるが、鎮守府の戦力は復旧しつつある。最後のヲ級との激戦を潜り抜けた吹雪の艤装も、一週間前には修復と整備を終えていた。
「いい風・・・」
大きな伸びをする。吹いた風が首筋を通り抜け、初秋の涼しさを吹雪に知らせた。
「・・・よしっ」
気分も快調となった吹雪は、主砲と一緒に首から提げている観測機器を確かめて、記録船の扶桑からの連絡を待った。
今日は、吹雪の演習ではない。改装を終えた二人の高速戦艦娘―――榛名と霧島の新型艤装の公試だ。一昨日、全ての工程を終えて出渠した二人の艤装は、昨日すでにフィッティングを行い、晴れて今日、その姿を洋上に浮かべることとなったのだ。
新たに就役したわけではないので、普段は様子見も兼ねて試射を行い、その様子を扶桑が見守ることになっていた。実際、二人の姉に当たる金剛と比叡の時は、そうしていたのだから。
しかし、今回はそうもいかなかった。何せ、肝心の扶桑の艤装は大破状態であり、現在工廠部で修復と改装が行われているのだ。北方作戦時に、新式の戦艦主砲システム―――既存のものと同口径でも、より高い威力を発揮可能な新型主砲への換装が間に合っていなかった扶桑型の艤装に、これらシステムを組み込むため、その修復には一月半か、長ければ二月掛かると見積もられた。つまり、あと一月は出て来られない。
さて、それでは、新型艤装の二人の試射はどうしようか。扶桑は記録船から見守ると言ったが、そこには自ずと限界がある。艤装を着けていない状態での、戦艦娘への過度な接近はご法度だ。爆風でどうなるか、わかったものじゃない。
そこで、白羽の矢が立ったのが、大和の公試時に、記録係を務めた吹雪だった。観測機器の扱いにも慣れているし、記録船からでは捉えにくい射撃時の挙動や爆風の影響を、細かに観測、記録することができると見込まれての指名である。
さすがに、弾着の様子は観察できないので、そちらは一一航艦から観測用の九六陸攻を回してもらうことになった。
その、九六陸攻の羽音が、後方から聞こえ始めた。唸る金星発動機がペラを高速回転させ、普段は対潜哨戒を主任務とするスマートな機体を、演習海域の上空へと導く。見上げた吹雪は、研ぎ澄まされた刃のような機影を眩しげに見つめていた。
『観測機の到着を確認しました。これより、主砲射撃演習を始めます』
通信機から聞こえたのは、落ち着いた女性の声だ。吹雪との付き合いも長く、いわば鎮守府戦艦戦力の立役者と言える、最古参の戦艦娘。今回も、新型艤装の試射に立ち会い、その講評とアドバイスをするのが、扶桑の役割だ。
『各艦、所定の位置についてください』
扶桑からの号令で、三人の艦娘が分かれる。榛名と霧島が、吹雪へ「よろしくね」と、揃ってウィンクをした。
すでに、二万先の海域に、射撃目標となる模造船が浮かんでいる。今回も、手書きのル級が描かれた板が掲げられており、二人の戦艦娘の失笑を買っていた。ちなみにこの伝統、扶桑の射撃訓練にあたって、吹雪たち十一駆が手作りしたのが始まりだ。
『榛名、霧島、位置に着きました。諸元入力、始めます』
二人の戦艦娘の測距儀が、その役目を果たす。吹雪は手元のストップウォッチを眺め、諸元計算のタイムを計る。入力完了の報告と共にストップウォッチを止め、記録を書き留めた。新型艤装の計算装置も、性能は上々だ。
榛名、霧島の改二艤装は、金剛、比叡とほとんど同様のものだ。が、改装時期が遅いため、その分、各所に改良が加えられている。工廠部では、金剛型艤装後期型と呼んでいた。
特に大きいのが、新型射撃計算装置と冷却装置だ。
大和に搭載された新型計算装置は、その実績を持って性能を証明していた。金剛と比叡には見送られたその搭載が、改装中に決定されたのだ。これで、射撃諸元計算の誤差とロスを小さくできる。
もう一つ、冷却装置は、金剛と比叡の際に指摘されたものだ。斉射間隔の短縮により、砲身加熱の抑制の必要が生じた金剛型だが、前期の二人に搭載されているものは十分に熱を逃がすことができず、結果として連続斉射は限界で五分、実用的には三分程度とされている。その反省から、工廠部は新しい冷媒を開発、これの搭載に踏み切った。計算では、連続斉射の保証時間が八分に伸びている。
これらの改良点は、現在入渠、修復中の金剛と比叡の艤装にも反映される。
諸元入力を確認したことで、主砲の発射を告げるブザーが鳴り響いた。先に撃つのは、榛名だ。
ブザーの停止から一拍。榛名の主砲が、試射のため初弾斉射で放たれる。
長三六サンチ砲が咆哮し、大気を震わせる。球状に広がった衝撃波が海面にぶつかると、クレーターを産み出して、さざ波を一瞬打ち消した。
十数秒後、標的の周りに弾着の水柱が立ち上った。美しい海水のオベリスクを眺めている間もなく、榛名が二度目の斉射を放つ。手元のストップウォッチを見れば、その斉射間隔は実に十七秒の高速だ。重巡並みである。
―――冷却装置も、ちゃんと働いてるみたい。
双眼鏡を覗き込んだ吹雪は、加熱した砲身から立ち上る陽炎が、すぐに緩和される様子を確かめて頷いた。ダズル迷彩という特殊な迷彩が施された榛名の砲塔は、さらなる連続斉射を許容していた。
しばらく、連続斉射が続く。その様子を記録に残しながら、榛名の艤装を注視する。発砲時の振動や軸線のブレがないか、水圧機等の動作は適切か、細かな部分を確認し、必要があれば記録船に伝える。幸いにして、各部とも問題なく稼動しているようで、榛名の射撃は安定していた。金剛と比叡の艤装から得たノウハウは、確実に活かされている。
結局、三分ほど撃ち続けて、榛名の砲撃は止んだ。砲身の加熱は見てとれたが、主砲の射撃に差し支えはなさそうだ。
『榛名、砲身の加熱はどうかしら?』
試射を終えた自らの後輩に、扶桑が尋ねる。新型艤装を見回し、そこに取り付いている妖精さんに話を聞いてから、榛名が頷いた。
『影響ありません。冷却装置は正常に作動してます』
『そう。吹雪ちゃんはどう?』
話を振られた吹雪は、観測機器を確かめて答える。
「大丈夫です。バッチリ記録できてます」
『ありがとう。引き続きよろしく頼むわね。続いて霧島の試射に移ります』
続いて試射を行うのは、榛名の同型艦、霧島だ。
金剛型の新型艤装は、その基本形状に差異はほとんどない。これは整備性を向上させるためであり、また装備類の融通も利くように工夫がされている。
ただ、その船魂の力を、それぞれ別の能力へ割り振っていた。改二になることで、利用できる船魂の限界値が引き上げられたからこそできることだ。
金剛は、速度。比叡は、防御。榛名は、対空。霧島は、火力。それぞれが、基礎能力よりも高められている。そしてそれに対応した部分の艤装が強化されていた。こればかりは、船魂のオリジナリティがもたらすものなので、致し方ない。
金剛は、脚部艤装の強化。比叡は、エネルギー装甲の限界値引き上げ。榛名は、高角砲と高射装置の増設。霧島は、新式主砲システムの最大値向上。つまり金剛型は、ペアを組んでも、単艦でも、高い能力を発揮することができるようになったのだ。以前のような柔軟性はないが、逆に汎用性は増したと言える。
―――でも、それを扱えるかどうかは、艦娘の問題だよね。
いずれ、吹雪も彼女たちと艦隊を組み、戦闘を行うことになるかもしれない。その際に、新型艤装との連携を円滑に行えるよう、その挙動をしっかりと観察する。
やがて霧島が、最初の斉射を放った。
◇
風呂上がり、まだ開いている食堂を覗いた神通は、そこで唸る自らの姉艦を見つけて、声を掛けることにした。
「姉さん・・・?どうかしたんですか?」
「んー?んあ、神通か」
それまで前のめりになっていた川内は、椅子にもたれかかるようにして、背後の神通に顔を向けた。まだ風呂には入っていないらしく、梳かしていない前髪が裏返った。
「早くしないと、お風呂閉まっちゃいますよ?」
「えっ、もうそんな時間!?」
慌てたように時計を振り向いた川内が、驚きの声を上げた。
「ウソん・・・。まだ夜は始まったばっかりなのに・・・」
「もう、姉さんは・・・」
神通の眉がハの字に下がる。何かに集中すると、周りが全く見えなくなる性格なのだ。今夜も、その類だったらしく、先ほどまで握られていたと見えるシャーペンが、机の上に置かれていた。その横には、本が一冊と紙が二枚添えられている。
「うーん、でもこれは終わらせときたいしなあ」
川内が唸る。彼女が何をやっていたのか、気になった神通は、その手元を覗き込んだ。
机に置かれているのは、『海上護衛戦』と題された本だった。その横の書類は、演習申請書と、演習海域の海図だろうか。三角定規も二本置かれていた。
「演習の申請ですか?」
「そ。三水戦のね」
三水戦こと第三水雷戦隊は、川内が旗艦を務め、軽巡数隻と三個駆逐隊で構成された部隊で、神通率いる二水戦と並ぶ、高速水上部隊だ。これらは、主に遠征や近海哨戒のローテーションを目的とした部隊編成とはいえ、その訓練等は、旗艦である川内に一任されている。つまり、演習海域の使用を始めとした各種申請は、川内の仕事である。
訓練内容、使用する機材や装備類、燃弾の見積り、これらを記した申請書を、川内は書いていたらしい。
「でも・・・姉さんの艤装は、まだ修復中じゃないですか?」
北方作戦中に損傷した川内の艤装は、現在工廠部で修復作業が追われている。そしてこの機に、神通や那珂と同じように第二次改装を施すことになっていた。全工程が完了するのは、一か月先の予定だ。今回の作戦には、おそらく間に合わない。
「そーだよ。でも、駆逐艦ちゃんたちは、結構終わってきてるから。そろそろ動かないと鈍っちゃうよ。それに、新入りの動きも見とかないと」
新入り―――新しく配属になった、阿賀野型のことだ。三水戦には、確か矢矧が配属されていた。
「それと、ほら。今度の作戦は、対潜水艦戦になりそうでしょ?連携の見直しも色々あるし」
西方作戦が準備中であることは、一週間前に提督から発表があった。それを受けて、鎮守府―――特に、工廠部と軽艦種が慌ただしくなっている。
前路掃討作戦―――対潜水艦戦の主力は、神通や川内たち水雷戦隊になる。
「なるほど」
「ただなー。対潜戦闘は、運動は確認できても、実戦的な演習がやりにくいんだよねー」
どうやら、それが川内の悩んでいた理由らしかった。
「潜水艦娘の皆さんに、頼むわけには行きませんよね」
「でしょー?」
潜水艦娘の多忙ぶりは、鎮守府でも特に有名だ。哨戒任務を主とするが、攻勢があれば通商破壊や艦隊襲撃にも参加する。ことに、西方作戦の発動が発表されてからは、輪をかけて忙しない。常に一人はいない。潜水艦娘が全員揃っているところは、ここ一ヶ月誰も見ていなかった。
そんな彼女らに、これ以上負担をかけるわけには行かない。
「でも、デコイだと動かないしなー」
デコイは、潜水艦を模したもので、普通は潜水艦が自らの身代わりとして使うものだ。ただ、工廠部が試作したものは、潜水艦娘が扱うにはサイズが大きすぎたため、もっぱら探信儀や聴音器の性能試験と対潜演習に使用されていた。が、自走機能があるわけではないので、あまり実戦的な対潜運動ができるわけではない。
結局、神通が加わっても、唸り声が一つ増えただけだった。
「お?お前ら何やってんだ?」
と、そんな二人の頭から降ってきたのは、新人時代に散々お世話になった、先輩軽巡洋艦ののん気な声だった。
顔を上げると、明らかに風呂上がりの天龍が、コーヒー牛乳のビンを片手に、不思議そうにこちらを見ていた。タンクトップの上にジャージを羽織り、首からタオルを提げている。
「お、天龍」
「おう。てか、何だよ川内、まだ風呂入ってないのか?」
「・・・あ、お風呂また忘れてた」
しまったと呟く姉を、今度は神通も非難できない。天龍に指摘される今の今まで、自分も忘れていたのだから。
「相変わらず抜けてんなあ。夜戦バカもほどほどにしとけよ?」
「あたしなんかより、よっぽど天龍の方が夜戦バカじゃん」
「おう、まあな」
豪快に笑って、天龍は牛乳ビンのふたに手をかける。
「んで?何やってんだ?」
天龍もまた、二人の手元を覗き込む。神通が事情を端的に説明した。
「実戦的な対潜演習を行いたいんですが・・・。なかなか、いい方法が思いつかなくて」
「なるほどな」
ポンッといい音がして、コーヒー牛乳のふたが開いた。薄茶色の液体からは、微かなコーヒーの香りが漂う。風呂上がりにはたまらない逸品だ。
「てか、お前ら知らないのか?」
そのビンを煽ると、天龍は一気に飲み干していく。喉が動くたび、中身の嵩が減っていき、幾分もしないうちに空になってしまった。最後に、美味しそうに一声を上げて、天龍はビンを掲げる。
「デコイ、動くぞ?」
「は?」
「え?」
神通も川内も初耳だった。天龍が続ける。
「そもそもデコイってのは、自ら動いて敵の攻撃を引き付けるモンだろ。だから、試作段階だとちゃんと自走機能があったんだよ。で、そいつがデカすぎて潜水艦じゃ扱えなかったから、取り敢えず推進器系を外して、対音響魚雷用のデコイにしたんだ」
「つまり?」
「推進器さえつければ、デコイは動く」
「・・・今明かされる、衝撃の事実」
川内が大げさに言う。一方神通は、それでもさらに疑問を呈した。
「でも、動き方までは指定できませんよね?」
「そうだな。基本真っすぐ進むだけだ。でもまあ、その辺りは明石か夕張辺りと妖精さんに頼めば何とかなるだろ」
天龍はこともなげに言って、ひらひらと手を振る。
「・・・そんな簡単にいくでしょうか?」
「川内、神通。お前ら、間宮羊羹のストックは?」
「一本だけど?」
「私は二本です」
「十分じゃねえか」
天龍の悪戯っぽい笑みの意味が分からず、二人は首を傾げる。その様子にガクリと肩を落とした天龍は、苦笑交じりに頭を掻いた。
「お前ら、何のための間宮羊羹だと思ってんだよ・・・」
「食べるためでしょ?」
「楽しみに取っておくものでは?」
「・・・いや、うん。まったくもってその通りなんだけどよ」
天龍は小さく溜息を吐いて、間宮羊羹の取り扱い説明を始める。
「二人に間宮羊羹を一本ずつ渡せば、喜んでやってくれると思うぜ」
「賄賂じゃん」
「違う。袖の下だ」
「同じだよそれ」
「細けえこたあ、いいんだよ」
川内の突っ込みなど意にも介さず、天龍は演習海域の海図を引き出して、さらに続ける。
「デコイの方は、通信ケーブルかなんかで、有線操作できるようにすりゃ十分だろ。海域は北寄りだな。あの辺りは海底地形とか、変温層とかがあるから、実戦的な訓練ができるはずだ」
演習海域を示すラインの真北から北東にかけての辺りをなぞって、天龍が示す。
演習の要綱を次々と決めていく天龍に、神通は驚きと羨望を交えた視線を向けていた。経験の差というのもあるのかもしれないが、なによりも、自らの持つあらゆる情報を有機的につなげる能力。神通も川内も行き詰っていた対潜演習も、彼女の手にかかれば、こんなにも早く、実戦的なものになっていく。
―――見習わないと。
本来は、川内と神通で決めなければいけないことだ。いつまでも、世話好きな先輩に頼ってばかりではいられない。
その手際を、しっかりと観察する。自らのものにするため、駆逐艦娘たちや後輩のため、彼女たちと船団を守るため。
ちなみに、この時三人とも、川内の風呂のことは完全に失念していた。
「そういうことなら!」
「お任せください!」
工廠部の開発研究部門を指揮する二人の艦娘は、天龍の言った通りすぐに快諾してくれた。艦娘として戦いに赴く身とはいえ、年頃の娘たち。甘いものには目がないのだ。間宮羊羹の威力、恐るべしである。
そのあと登場した対潜演習用デコイは、二人が「腕によりをかけて製作しました!」と豪語するだけの性能を持っていた。が、少し―――どころではなく性能が高すぎた。
遠隔有線誘導方式で、模擬魚雷発射管装備。ここまではよかったのだが。水中速力三〇ノット、マスカー装備、散布型アクティブデコイに、浮上しての砲撃戦を行える格納式二〇・三サンチ連装砲二基搭載。さらに、スーパーキャビテーションを応用した十秒間の高速航行ができ、その際の速力は実に一〇〇ノット。万が一の際の人工知能搭載という、最早自力で戦えと言いたくなる代物であった。
当然、演習になるわけがなく、天龍と川内にこってり絞られた二人は、その後“普通の”デコイをきっちり製作したのだった。
なお、この際得られたノウハウが、後の拠点防衛潜水艦群―――甲標的シリーズの開発に活かされたため、その点は良しとしよう。ただし、無駄に消費された資源やお金については、二人の常識的な範囲での奉仕作業で埋め合わせることとなった。
「確かに、今回は失敗しました。でも!」
「次こそは!さらに凄いものを!」
もっとも、その程度で懲りるはずのないところが、二人が二人たる所以であるのだが。
次回は、未だにスポットライトが当たっていない軽空母の話にしようかと
リ号作戦ではカギとなる艦種ですからね
後、いい加減ビスマr・・・謎の協力勢力の話も進めないと・・・
やることはまだまだたくさんあるじゃないか!(白目)
それでは、また次回