艦これ~桜吹雪の大和撫子~   作:瑞穂国

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どうもです。

結局今回も終わらなかったよ・・・

いや、あまりにも長くなったので分割して投稿することにしました

後半に期待


高度一〇

―――三艦隊攻撃隊突入とほぼ同時刻。

 

二制艦を率いる摩耶は、逸る血潮を抑えるのに必死だった。元々は撤退する部隊の護衛を目的としていた二制艦だが、紆余曲折を経て、今は遊撃隊として敵機動部隊へと突き進んでいる。人生、何がどう転ぶかわからないものだ。

 

「鳥海、そっちはどうだ!?」

 

摩耶よりも少し後ろ、護衛に綾波を伴った妹艦に問いかける。鳥海の答えは、いたってシンプルだった。

 

『準備完了。いつでもいいわ』

 

「よし!艤装展開!」

 

『了解。長距離支援砲展開』

 

号令一下、それまで格納状態だった鳥海の“特殊艤装”が展開を始める。腰のホルスターが発光し、拡散した光の粒たちが次第に形をなしていった。摩耶の対空砲台とは異なる、アシンメトリーな全体像。右舷側には、艦橋を模した防弾盾があり、その上部に射撃指揮装置と電探が据えられていた。盾で隠れて見えないが、この特殊艤装を扱うためのジョイスティックも取り付けられている。対して左舷側は、右舷側とは全く異なる外観をしていた。据えられているのは、鳥海の標準装備である二○・三サンチ砲よりも二回り大きい二八サンチ砲だ。口径は五○口径、門数一門。

 

巡洋艦用長距離支援砲と呼ばれるこの特殊艤装は、工廠部―――というよりも、明石と夕張が研究目的で開発していた、局地防衛用の試製巡洋艦用大口径狙撃砲を元に、海上運用に耐える仕様にスケールダウンとコンパクト化を図ったものだ。

 

ただ、狙撃砲ほど命中率は高くない。これは、洋上の船という、決して安定しているとは言えないプラットフォームから射撃を行うためで、あらゆる軍艦に共通する悩みでもある。

 

鳥海が使用するこの砲は、この命中率の悪さを補うために、少しでも射撃諸元の誤差を縮める努力をしている。測距儀ばかりはどうにもならないが、射撃計算装置は大和並みの性能を持っていた。そしてもう一つ。

 

『上空展開の零水偵とリンク完了。高次元弾道計算準備よし』

 

鳥海の上空には、搭載していた二機の零式水上偵察機―――零水偵が飛んでいる。いくら下駄履きでも、艦隊上空に張り付いているものをわざわざ撃墜しに来るほど、深海棲艦も暇じゃないだろうとふんでのものだ。

 

この二機が果たす役割を話すには、測距儀の原理を説明する必要がある。測距儀とは、両端に可動式の鏡が付いた直線状の観測機器で、これ自体を三角形の底辺として、三角測量の要領で敵艦への距離を割り出すものだ。その精度は、鏡の表面の磨き具合等も影響するものの、ほとんどは底辺、つまり測距儀の大きさによって決まる。底辺が長ければ長いほど、誤差を小さくできるのだ。

 

とはいえ、実際には艦船、それも構造物のトップに据えられるものだから、バランスを考慮した大きさにならざるを得ない。鳥海などの巡洋艦クラスならば、当然戦艦クラスの測距儀を搭載することはできない。

 

が、艦娘自身が乗せないのであれば。その底辺は搭載限界に縛られることなく、可能な限り延長できる。ようは底辺を固定できればいいのだから。

 

ここで、二機の零水偵が生きてくる。鳥海の上空を旋回する零水偵は、お互いが同じ間隔を保って飛んでいる。これを測距儀代わりとして、敵艦への距離を測るのだ。

 

鳥海搭載の二機には、特殊艤装使用に当たって、すでに専用機材が搭載されている。この機材と鳥海の射撃式装置がリンクする仕様だ。

 

もちろん、零水偵とはいえ艦娘の何倍も速く動き回る航空機だから、ずっと上空に張り付いて測距をすることはできない。だからあくまで、これは射撃計算の誤差修正用だ。弾着観測機の発展形に近いかもしれない。将来的には、オートジャイロによる直接測距も視野に入れて研究が進められている。

 

摩耶、球磨、朝潮、満潮を前衛にして、鳥海と直衛の綾波が続いている。鳥海は支援に徹し、その下で摩耶たちが切り込む手はずだ。

 

「鳥海、展開終わったか?」

 

戦闘の摩耶が、確認する。

 

『準備完了よ。支援は任せて』

 

「おう、任せたぜ」

 

摩耶は不敵に、そしていつも通りに答えた。

 

いつだってそうだ。今までも、これからも。鳥海は摩耶に着いて来てくれる。着いて、いつも突っ走ろうとする摩耶をなだめ、的確にフォローしてくれる。孤児院で一緒だった時から、ずっと変わらない。

 

―――「あたしが鳥海を守る」

 

―――「じゃあ、私は摩耶に着いていく」

 

こういうところ、融通の利かない、頼りになる“相棒”なのだ。

 

今回もやってくれる。高雄姉や愛宕姉とは違う、摩耶と鳥海の戦い方だ。

 

『甲板消火急いで!このまま攻撃隊の指揮を執り続ける!!』

 

通信機から入ってきたのは、先ほど被弾したらしい飛龍の声だった。一瞬動揺が走ったものの、彼女たち三艦隊の攻撃隊は突撃を続けている。輪形陣を喰い破り、肉薄雷撃を試みようと海面を叩かんばかりの高度で飛行を続けている。

 

―――そうこなくっちゃな。

 

諦めるにはまだ早い。いや、諦める要素なんてない。

 

三艦隊がいる。大和と吹雪がいる。神通たちもいる。そして、ここには自分たちがいる。

 

摩耶の秘めた闘志を燃料に、艤装が轟々と唸りを上げる。それは球磨も、朝潮も、満潮も、後方の鳥海と綾波もそうだ。

 

「三艦隊の攻撃が終わり次第、突撃する!いいな!?」

 

『了解だクマー』

 

『了解です』

 

『了解』

 

各人の返答は短い。それでも、摩耶には十分だった。十分な、答えだった。

 

「気合い入れろ!」

 

摩耶の掛け声に、応と声が上がる。直後、三艦隊の“天山”隊が、輪形陣に突入した。

 

 

被弾の衝撃波は、想像以上に強烈だった。数分前に自らを襲った災厄を、飛龍は無理やり思考の端に追いやっていた。

 

幸い、敵の第二次攻撃は止んでいる。三艦隊は瑞鶴を残して全艦が被弾という甚大な被害を受けながらも、未だ洋上に存在していた。そして、彼女たちがここにいる限り、攻撃隊が止まることはない。

 

飛龍攻撃隊は、先の被弾時に僅かに乱れたコントロールのせいで、何機かが対空砲火に絡め取られていた。その分飛龍は、攻撃隊を一本にまとめる。残念ながら、この状態で敵空母三隻を葬り去るには、神業以上に強運が必要だった。

 

―――最低二隻・・・!

 

二隻削れば、水雷戦隊の突撃に勝機を見いだせる。それだけの実力があることは、飛龍だけではない、鎮守府の誰もが知っていた。ましてや、今四艦隊を率いているのは、沈着冷静にして大胆不敵な川内型二番艦だ。

 

余計な考えを振り払うように、飛龍は目を閉じる。そうすることで、“天山”から直接送られてくる映像が、鮮明に脳裏に浮かんだ。精密操縦を行うときにするこの行為は、敵攻撃隊が去った今こそ、やるべき時だった。

 

まるで、自らが“天山”と一体になったような感覚。高速で流れていく海面と、ペラからの後流が吹き散らす水飛沫、流れる風までもが感じられそうだ。そして目の前、まさに手の届きそうな位置には、盛んに対空砲火を噴き上げる敵駆逐艦と、その奥の空母が見えた。

 

大きな頭部艤装に隠れて、その表情は読み取れない。ただ艶めかしいほどに白い肌に、両の目が爛々と輝いている。戦艦とはまた違った意味で、強大な存在感を放っていた。

 

空母ヲ級。現在確認されている唯一の正規空母で、“白い魔女”と呼ばれ恐れられた、海と空の女王。はためく漆黒のマントも、ほっそりとしなやかな足も、全てを見下す氷の女王を思わせる。威圧、恐怖、そして圧倒的な破壊。現在最も人型に近いと言われる“彼女”から感じられるのは、最早人間に抱くそれと何ら変わらない感覚だった。

 

駆逐艦からの対空砲火が、高角砲から機銃に変わる。一方で、さらに奥の三隻のヲ級はまだ高角砲の射撃圏内であり、駆逐艦と共通の五インチ砲弾が時限信管によって炸裂し、機銃弾のシャワーの中で真っ黒い花と断片の触手をもって“天山”を圧迫した。

 

例えるならば、梅雨の紫陽花に近い光景だろうか。とはいえ、攻撃隊に吹き付ける豪雨はまさに槍の雨であり、花開く紫陽花は愛でるものではなく避けるものだ。

 

―――三番機被弾。

 

一機が撃墜され、感覚が喪失する。

 

―――十二番機被弾。

 

対空砲火に捉えられた“天山”が、シグナルを次第に小さくしながら海面へと降下していき、やがて途切れる。一機、また一機。それでも、飛龍は進撃をやめない。瑞鶴も同じだ。撃墜された機体のことを海へと放り投げ、思考を飛行に、そして投雷のタイミングにのみ集中させる。

 

「ちょい右ー」

 

『ちょい右、よーそろー』

 

飛龍と瑞鶴、それぞれの攻撃隊は、一丸となって輪形陣の隙間―――“彗星”が対空砲をつぶした箇所へと一点突破を図った。

 

敵駆逐艦は、もう目と鼻の先に見える。魚のようなフォルムが、あたかも生命体であるかのように滑らかに動いていた。その体の各所から、小さな火箭が伸びている。

 

“天山”は、ついに輪形陣外縁を突破した。駆逐艦の艦尾を掠め、四方八方から飛んでくる十字砲火の中を、今度こそ捉えた敵空母に向けて、一心不乱に飛んでいく。対空砲火を少しでも避けようと、プロペラが海面を叩きそうなほどの超低空を、這うように進む。

 

獲物は目の前だ。早まってはいけない。対空砲火の隙間を見つけ、針の穴を通すように、後は運を天に任せるしかない。

 

“天山”の腹には、あらゆる船にとって恐怖の象徴である魚雷が一本、海面からの光に反射されてギラギラと輝いている。

 

簡単なことだ。何度も、何度も何度も、それこそ時間の許す限り繰り返してきたことなのだから。低く低く、とにかく低く。敵の進行方向、速度と未来位置を見極め、後は魚雷投下の指示を出すだけ。

 

―――「ね、簡単でしょ?」

 

まったくもって簡単に言い切った、姉妹のような、先輩のような僚艦のイタズラっぽい笑顔。

 

―――ここでそれを思い出すかあ。

 

緊張感漂う状況にもかかわらず、どこかのん気に構えている自分に気づいて、飛龍は静かに苦笑した。もちろん、その間も攻撃隊の誘導は怠っていないが。

 

戦いは運だ、と言い切った人間もいるらしい。あらゆる不確定要素を取り除いても、結局最後には、勝利の女神とか、そういった要素が絡んでくる時がある。きっと、人間にはどうしようもない、何らかの力としか言いようのないものは存在するのだ。

 

今、この時。飛龍にとってそれは―――祈るべき摩利支天、毘沙門天、あるいはワルキューレのような存在は、僚艦であり、ライバルで、友人で、先輩でもある蒼龍なのだろう。

 

このことは、鎮守府で修復中の蒼龍には絶対に言ううまい。もしも彼女がこのことを聞けば、ひとしきり笑って、からかって、勘違いもいいところで大きく頷いて、そして―――思いっきり、こっちの息が詰まるくらい抱きしめてくるだろうから。

 

―――見ててよね、蒼龍。

 

仇とか、そういう考えはない。今目の前の敵を沈める。単純で、明快な答えだ。

 

ヲ級の射撃が、高角砲から機銃に変わる。Flagship―――もっとも性能の高いと言われている種類だけあって、放たれる射弾は正確で濃密だ。頭上をおおう曳光弾の嵐に突っ込まないよう、さらに機体を抑える。それでも、一機が巻き込まれて火を噴いた。

 

この時点で、距離は約二千五百。投雷には、最低でも千まで近づきたい。

 

―――・・・二○。

 

カウントを始める。一世代前の九七艦攻に比べて格段に早い“天山”でも、この弾雨の中一千の距離を詰めるのは至難の技だ。少しでも誘導を間違えば、飛び交う機銃弾に蜂の巣にされ、ボロ雑巾か何かのように海面へダイブする運命が待っている。

 

―――一九・・・一八・・・。

 

“天山”の周りでは、恐ろしい数の敵弾が入り乱れている。それでもなお、飛龍の心は穏やかだった。緊張の糸はこれ以上ないほど張りつめ、集中力が極限まで研ぎ澄まされているのに、敵空母を捉える視線―――否、実際には“天山”からの映像にすぎないとしても、まるで一俯瞰者であるかのような、冷静で、言ってしまえば冷めた感覚。

 

―――一五・・・。

 

敵空母も必死だ。こちらの射線を妨害、あわよくば撃墜しようと放たれる機銃の断続的な射撃音が、狂騒的なハーモニーを奏でる。海面に突き刺さった機銃弾がミシン目のように細かな水柱を吹き上げるさまが、はっきりと見てとれた。

 

―――一三・・・一二・・・。

 

後少し。低く、低く飛ぶ。

 

飛龍が狙いをつけたのは、先頭の旗艦と思しきヲ級だ。それまでの素振りから、そのヲ級がこの機動部隊の指揮を執っているらしいと当たりをつけていた。

 

―――一○・・・!!

 

そのカウントと同時に、二機の“天山”が火を噴いた。最後尾に位置していた機体だ。飛龍の率いる“天山”は、残り十八機。瞬間的に飛龍は、投雷を決意した。これ以上接近するのは難しい。無理に接近を図り、これ以上機体を減らせば、効果的な雷撃は望めない。

 

―――てっ!!

 

一番機が投雷、続くようにして、編隊各機が各々の魚雷を投下していく。海面すれすれで飛んできたため、投下された魚雷は小さな水飛沫を上げて海面に突き刺さり、すぐに航走を始める。魚雷を投下した分軽くなった“天山”が浮き上がりそうになるが、これを何とかして抑えた。今浮き上がろうものなら、我が物顔で上空を満たしている機銃にズタズタにされてしまう。

 

白い航跡を引いて突き進む魚雷は、飛龍攻撃隊についてくる形で敵空母に迫る。一方、瑞鶴攻撃隊は、先に飛龍が急降下爆撃に成功したヲ級を狙っているらしく、八百まで接近して投雷に入った。

 

―――○二!

 

飛龍の機体が引き起こしに入る。ぎりぎりまで敵空母に接近した攻撃隊は、その頭上をフライパスする形で抜けていく。後は発動機の馬力にモノを言わせて、上空へと逃れていった。そこで初めて、飛龍は敵空母へと伸びていく海中の槍を確認した。

 

十八本の魚雷が、放射状に広がっていく。敵空母がどの方向に回避しようと、一発は当たるはずだ。瑞鶴攻撃隊の魚雷は、さらに散開角が狭まっている。こちらは飛龍よりも接近した分、命中率は高くなっているはずだ。

 

飛龍も瑞鶴も、その様子を固唾をのんで見守る。敵空母は回避運動に入っているが、人工のダツが張らした投網は、そこから逃れることを許していなかった。

 

「―――命中!!」

 

敵空母の右舷に、巨大な水柱が出現した。飛龍の放った魚雷は、ついに敵空母を捉えたのだ。

 

それに続くようにして、三番艦にも水柱が生じる。こちらは、瑞鶴が放ったものだ。ヲ級の二倍はあろうかという巨大すぎる水の塊に押しつぶされて、ヲ級がふらつく。

 

一本だけではない。二本、三本、連続した水柱が上がり、敵空母の立ち姿を揺さぶった。

 

―――どうだ・・・!?

 

飛龍は海上に静けさが訪れるのを待つ。飛来した二隻のヲ級の状況を確かめねばならない。

 

全ての魚雷が通過したとき、敵空母の損害が明らかとなった。

 

―――ダメか・・・!!

 

いや、攻撃は成功だ。ただし、目標としていた二隻撃沈は叶わなかった。実に五発の魚雷が命中した三番艦は、すでにずぶずぶと、半身を沈めている。撃沈確実と判定していい。が、飛龍の狙った一番艦は、二発を被雷しながらも防御の優れたところに当たったのか、まだ航行を続けている。その相貌が、上空を旋回して部隊に集合をかける飛龍の“天山”を憎々しげに睨んでいる気がした。

 

「飛龍より、各艦隊へ。敵空母撃沈一、撃破一」

 

今は、後を託すしかいない。輪形陣に穴は開けた。すでに攻撃能力のほとんどを喪失している三艦隊は、ただただ鎮守府水上艦隊を信じるだけだ。

 

『二制艦了解。突撃はじめ!』

 

『一艦隊了解です。ご無事の帰還を』

 

この位置から通信可能な二制艦、一艦隊の旗艦から了解の返信が入った。四艦隊にも通信は届いているはずだが、あちらは出力が低く、返信は帰ってこない。が、彼女たちの艤装が最大戦速の唸りを上げていることは、何を確認するまでもなくわかった。

 

『飛龍、瑞鶴、お疲れさま』

 

最後尾で防空指揮と囮を務めていた赤城が、わずかに疲労の見える声で労いの言葉を掛けてきた。その声に、飛龍も瑞鶴も筋肉を弛緩させる。

 

『三艦隊は、安全圏へ撤退します。一艦隊との合流を』

 

一艦隊第一分隊―――被弾損傷した長門と金剛、これを護衛する叢雲と千歳は、待機していた一制艦と合流して三艦隊の後方に控えている。

 

『瑞鶴は稼働可能機を回収。燃弾補給の後、水上部隊の直掩に回して』

 

『了解。任せてください』

 

辛うじて陣形を維持しながら、三艦隊は退避していく。彼女たちが帰還した攻撃隊を回収し始めるころ、北方海域の決戦は、いよいよクライマックスを迎えようとしていた。




後ほんの少しで終わりなんだけど、それが長い・・・

ていうか、水雷戦隊は、

突撃→雷撃→確認

って流れをやんなきゃだから余計に・・・

てことで、次回は完全に水雷戦隊編です

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