狂人の面を被った小者   作:狂乱者

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サブタイトルの通り。
本編を読んだ後にご覧下さい。
本編では使われなかった設定も含みます。
作者の力不足が目立ちます。



死亡者図鑑

名前:B

本名:ユー

詳細:幼少期をマインと同じ孤児院で過ごす。

   何の変哲も無く過ごしていたが「何となく」という理由で虐めの対象に選ばれる。

   以後、マインに助けられそうになるも、結局変わらず。

   ジーダスに拾われた事で、彼の私兵となる。

   ジーダス、イリスの事を「様付け」で呼ぶ。

   

   幼い頃の病で、皮膚に水が触れると溶けてしまう性質を持っている。

   現在はイリスの治療のお陰で、外見は問題なくなったが、

   水に沈んだ場合は、死んでしまう。

 

   彼女はマインに対しては「殺したくない」という思いを抱いているが、

   ジーダスの命令ならば、躊躇わずに行う覚悟は持っている。

   マインを「マインお姉ちゃん」と呼ぶ。

 

帝愚「殺人光線 バルゴン」

詳細:七色に輝くレインコート

   不可視化し、どんな攻撃で「7発」までは防ぐ。

   以降はただのレインコートであり、普通に破ける。

   防御回数は時間経過で回復可能だが、1時間で1つと、かなり遅い。

   コートから放つ虹色の「殺人光線」が武器となっている。

   まるで虹を掛けるように、ゆるやかに放たれる光線は、

   触れた対象を必ず殺す。

   この殺す、というのはあらゆる意味での死であり、この世のどんな

   防御も意味を成さない。

   攻撃速度が遅く、光線自体も避けやすいのだが、問題は発動中でも

   本体が動けることである。

   勿論。コートを纏っている彼女に触れれば死ぬ。

   殺人光線であるため、物体には一切効かない点が弱点。

   盾ならば防げるが、服程度ならば問題ない。

 

元ネタ:昭和ガメラシリーズより「冷凍怪獣バルゴン」

 

 

 

 

名前:J

本名:グレイヴ

詳細:ジーダスを「ボス」、イリスを「姉御」と呼ぶ、人を常に見下す少年。

   「ジーダス」と「イリス」そして

   「自分、仲間」以外は総じてクズとしか見ていない。

   実力的に勝る人間だろうが、決して屈することはない。

   仲間にも高圧的な態度だが、他の人間よりは格上に見ている節がある。

   帝愚使用のため、「イリス」に全身を改造されており、

   体内を常に猛毒が流れる「毒人間」となっている。

   故に、ジーダスと同様に定期的に薬を摂取しないと死ぬ。

   帝愚の過剰使用でも同様。

   だが、「彼は「ボス」と同じ特徴を持ち、他の人間とは違う」という点に

   至上の喜びを感じている。

 

帝愚「寄生吸血 ジャイガー」

詳細:全身に仕込まれた特殊な針を扱う。

   体の至る所から飛び出る針。

   長さ1メートル。

   太さ20センチ。

   長さと太さは自由に変更可能。

   この針に刺されると、血を抜かれ、同時に強力な毒を流し込まれる。

 

元ネタ:昭和ガメラシリーズより「大魔獣ジャイガー」

 

 

 

 

名前:V

本名:カルマ

詳細:ジーダスを「主様」、イリスを「女神様」と慕う少女。

   6つに分裂する巨大な槍を軽々と扱い、シスターの様な格好を好んでしている。

   愚直なまでにジーダスを崇拝している。

   その狂信ぶりは5人の中で断トツであり、彼女はジーダスとイリスさえいれば、

   この世界には何も要らない、と思っている節すらある。

   故に、彼と彼女をバカにする者は誰であれ、所構わず飛び掛る弱点が存在する。

 

帝愚「合体頭槍 バイラス」

詳細:6つに分かれている槍。

   合体させることで、巨大な槍へと変貌する。

   合体時、長さ2メートル

   分裂時、長さ80センチ

   あらゆる物を貫き、一度貫いた物であれば、好きな場所に「穴」を開けられる。

   例:手の平を貫いても、彼女の意思1つで心臓や脳に穴を空けられる。

   貫きさえすれば、いつでも発動可能。

   本編では全く生かされなかった。反省。

 

元ネタ:昭和ガメラシリーズより「宇宙怪獣バイラス」

 

 

 

 

名前:Z

本名:ザラック

詳細:ジーダスを「父様(とおさま)」、イリスを「母様(かあさま)」と呼ぶ少年。

   実際は被害妄想の激しい気弱な人間である。

   普段はジーダス、イリスを見習って、落ち着いた風に取り繕っているが、

   他人の視線すら恐怖の対象であり、中傷的な言葉を投げかけられると、

   すぐにパニックに陥ってしまう。

   帝愚の能力を使用した後は、身動きの取れない人々を「恐怖の眼差し」で

   視認し、「防衛本能の赴くまま」、エレキギターで撲殺し回っている。

   戦闘能力こそ高いが、精神が脆弱過ぎるため、タイマンには向かない。

   代わりに撤退戦や集団戦では無類の強さを誇る。

 

帝愚「仮死楽器 ジグラ」

詳細:銀色に輝くエレキギター

   放たれる音を聞いた者を、強制的に仮死状態にする。

   正確には「脳の機能を停止させ、その間はジグラが放つ電波が

   仮死状態の身体を維持させている」状態になる。

   この間のジグラは仮死状態にしておく事に力を割く為、攻撃等は一切出来ない。

   ただし、この時にジグラを破壊してしまうと、仮死状態の者は

   そのまま死んでしまうため、迂闊に攻撃出来ないのである。

   耳栓をする、機械、生物型帝具等には一切効果がない。

 

元ネタ:昭和ガメラシリーズより「深海怪獣ジグラ」

 

 

 

 

名前:G

本名:ルキア

詳細:ジーダスを「オヤジ」、イリスを「お袋」と呼び従う少女。

   所謂、野生児であり、改造前から驚異的な身体能力を誇る。

   戦闘経験は浅いが、本能が研ぎ澄まされており、異常なまでの

   第六感により、奇襲等は不可能に近い。

   反面、知能は他のメンバーに比べても低いため、ごり押しになりがち。

   そこが最大の弱点である。

   感情豊かで挑発に乗りやすい。

   豊満な胸囲と薄い服装故、様々な男に言い寄られるが、

   本人は「ジーダス」に全てを捧げているため、

   それ以外の男は全て断るか斬っている。

 

帝愚「内部崩壊 ギロン」

詳細:包丁に酷似した巨大刃を扱う。

   ぶった斬った物体の「内部」のを滅茶苦茶に破壊する。

   人を斬れば、外見は問題ないが、内臓やら骨やらがぐちゃぐちゃになる。

   斬る対象は持ち主の価値観で変わる。

   (家を家として見るか、内部にある部屋として見るか)

   地面に突き刺せば、一定の範囲に地割れを起こせる。

   また帝愚を投げると、自由自在に操作可能。

 

元ネタ:昭和ガメラシリーズより「大悪獣ギロン」

 

 

 

 

名前:アルビノ

詳細:ジーダスが最も贔屓目にしている最高の器。

   イリスと違い、先天性の「空っぽ」人間。

   誕生時に親が手を滑らせ、頭から落下した際、脳の一部分に傷を受け、

   この世の全てが無機質に感じるようになってしまった。

   それで親や周囲の愛情の元、健やかに育つが、視察中のジーダスによって

   村は壊滅。

   残された少年は泣き喚くことも、逃げることも、怒ることも、

   絶望することもせずに立っていたため、気に入ったジーダスによって連れ去られる。

 

   ジーダス曰く「最後のギャオス四天王」

   四天王が次々と消え、殺意が抑えきれなくなってきたため、

   彼に自分の持つ「半分の殺意」を与え、満たされた器となった。

 

   殺意譲渡までは、ぶっきら棒な口調だが、非常に優しい少年であり、嫌味や妬みを一切持たない。

   ジーダスを嫌っており、隙あらば逃げ出そうと考えていた。

   自分を負かしたタツミに敬意を払っている。

 

   殺意譲渡後の彼は基本的に無口であり、隙あらば殺戮を行う危険人物であるが、

   幼い頃の優しさが残っており、圧倒的な殺意の中、僅かな制御が掛かるようにはなっている。

   戦闘能力も高く、唯一、イリスの人体改造を受けていない。

 

   ナイトレイドのチェルシーとは同郷であり、彼女から可愛がられていた。

   数年後、引越し先の村がジーダスに襲撃された。

   彼女が「初恋」の人物であり、彼女に対しては、

   異常な殺意を押さえ込むことが可能。

   マフラーはチェルシーからの贈り物であり、

   マフラーに触れる者は誰であれ許さない。

   ジーダスやイリスすら、この部分には触れないようにしている。

   チェルシーのためなら、自身の身を投げ出す事も構わないが、

   ジーダスの命令に逆らうことは難しい。

   普段は彼の自宅、地下3階で特訓に励んでいる。

 

帝具「アザトース」

詳細:超大型危険種「アザトース」と呼ばれる悪魔の脊髄、鱗、眼球を使い、

   オリハルコンで強化した絶対的な鎧。

   身に付けただけで激痛が走り、心臓の鼓動だけで全身に裂傷が走る程の

   危険な代物だが、装着し、30秒後には完全に身体に馴染み、

   それまでの全ての傷を癒し、以後、主と認めた装着者に絶対的な力を与える。

   しかし、精神汚染まで来るため、常人、超人程度では扱えない代物。

   扱えるのは「壊れた超人」が「人を辞めた化け物」のみである。

 

   眼球により、視認した生物に精神汚染を始め、鱗により絶対的な防御を得る。

   脊髄を副武装、双剣「ニャル&ホテプ」として使用出来る。

 

元ネタ:平成ガメラシリーズより「アルビノギャオス」

帝具元ネタ:クトゥルフ神話より「アザトース」

 

 

 

 

名前:イリス・アーベンハルト

詳細:「ジーダス」とは2個違いの幼馴染兼相棒(年下)

   「自分はこの世で最も価値がない」が口癖のハイテンション少女。

   常に狂った笑いをしながら、ネガティブ発現をしている。

   「ノックバッカー」の秘密である「レギオン」の事を知っており、彼の専属医を受け持っている。

   ただし、「ジーダス」はレギオンにより再生能力が高いため、彼の身体面では、彼女の出番は殆どない。

   とはいえ、彼の身体を維持するための「薬」の精製には、彼女が不可欠なため、

   「ジーダス」は彼女を守ることの優先順位を上げている。

   天才的な腕を持ち、部位損傷程度ならば簡単に修復出来る。

   帝都の軍医でもあるが性格のため、彼女に診て貰いたいと、思う者は少ない。

   

   「ノックバッカー」の家系とは長い付き合いであり、

   「アーベンハルト」の家系は代々「ノックバッカー」の補佐を務めてきた。

   「ノックバッカー」の家系が徐々に狂い始めてきた時、

   「アーベンハルト」の家系の人間は次の世代の人間を同じように壊し、狂わせてきた。

   「アーベンハルト」の忠義は、自分たちの子どもを狂わせる程、確かな物である。

   彼女の父は、イリスを「この世で最も価値の無い愚物」と言い続け、

   (彼女自身の人間性を無くすことで、忠義のみにするため)

   母は「常に笑顔で笑い狂う」ことを教えてきた。

   (ネガティブではノックバッカー一族に申し訳ない、という理由のため)

   その結果、ハイテンションなネガティブ少女が完成したのである。

   幼女体型なのは、小さい身体でいることで、両親からの寵愛を受けられる、と

   脳が判断し、成長しなくなった結果である。

   この異常に両親は大層、喜んだ。

   イリスが完成した後、両親は「用済み」として、ジーダスに殺されたが、

   その際の両親は満面の笑みで極上の幸せを感じているようだった、とジーダスは

   言っている。

 

   両親の教育により、「自分は何も持っていない空っぽの人間」という印象を

   嫌という程、植えつけられ、ジーダスに忠義に尽くすことだけを

   生きがいにしている。

   空っぽの彼女は狂気を加速させ、ジーダスすら予想しなかった「自爆」という

   手段に乗り出し、彼に秘密で自身の脳、心臓に強力な爆弾を仕込んでいる。

   彼女が死ぬと同時に発動する爆弾は、周囲を軽く焼け野原に変える。

   でもナイトレイドは誰一人殺せなかった。

 

   普段は「ジーダス」の背負う樽の上に座っている。

   レギオンを借りており、現在のレギオンの細かい調整は彼女が行っている。

   そのため、彼女の再生能力も高く、彼と彼女を結び付けている。

   彼女は投薬時の薬に餌の養分を混ぜているため、酒の摂取が必要ない。

   代わりにレギオンの性能が落ちているため、ジーダスは酒摂取方を取っている。

   個人的には「ジーダス」に好意を抱いている。

   しかし、付き合いたいや交わりたいといった類ではなく、

   「この人ならば、私の殆どを捧げられる程、信頼出来る」といった意味合いである。

 

   小型ドリル兼爆弾を武器としている。

   投擲能力は皆無だが、レギオンが武器を背負い、飛んでいるため、自動ホーミング弾が完成している。

   この爆弾は彼女の意思1つで爆発し、1個でも大の大人一人を簡単に肉塊に変える力を持っている。

 

   相棒の呼び名は「ジーちゃん」

   ちなみに彼女は「イリス」と呼び捨てにされている。

   他称は「マッドドクター」「キラークイーン」「爆弾魔」

 

   「死者蘇生薬」の作成を行える唯一の人物であり、彼女なしでは、ジーダスの野望は叶わない。

   故に、ジーダスは彼女を大事にしている節がある。

   何もないが故に、あらゆる全てを吸収してきた彼女だからこそ、成せる業である。

 

   人体改造により、専用武器「帝愚」を「ギャオス」に持たせている。

   「帝愚」作成者は「Dr.スタイリッシュ」

   (本人曰く、「失敗作の失敗作ばかりを貰って行った」とのこと)

   彼らは異常な身体能力を誇るが、寿命が極端に短くなっている。

   痛覚の遮断、五感の発達、帝愚への適応が実験結果。

   ジーダス曰く「まぁ、実験体でやがりますし」とのこと。

   仮に彼らが死んでも、次はデメリットなしの改造を施した

   用心棒を作るから問題ないのだろう。

   イリス曰く「自爆装置が付けられずに残念」らしい。

   ジーダスの帝具があるために、止められた。

   またギャオスの面々はイリスにも忠誠を誓っている。

 

   体内に4本の赤い触手を移植している。

   適当に見繕った危険種の触手である。

 

元ネタ:平成ガメラシリーズより「邪神イリス」

 

 

 

 

名前:ジーダス・ノックバッカー

詳細:帝都の財政を担当している大臣。

   20代前半の青年。狐目。

   敬語とため口が混ざった、適当な口調。

   「○○でやがりますねー」

   後にマザーレギオンの人格が出て来た事により、荒々しい口調になっていく。

 

   代々、帝都に仕えてきた一族「ノックバッカー」の現当主。

   前当主である父親は国家反逆を企てたとして、息子である「ジーダス」が

   一族諸共、処分し(売り出し)ている。

   (実際はマザーレギオンの復讐のため、邪魔となった他の一族を消すために行った)

   当主になった後は、元々の趣味であった「怪画売り」により、得た資金で国の財務大臣を担当する(賄賂による昇格)

   腕は一流であり、帝都もこの判断は間違っていなかったと思っている。

   同時に専属医として「イリス」を抱え込んでいる。

 

   財務大臣である事を盾に、ある程度の自由を帝都から約束されている。

   (レギオンの秘匿、「イリス」を専属医として従軍させる、「ギャオス」の私兵化等)

   国資金の三割は彼が補っているためである。

   更に個人的にオネスト大臣に高級食材、金品を提供しているため、

   彼に手を出す事は、オネストを敵に回すことにもなる。

 

   獲物(主に人間)を気絶させ、生きたまま、ガラス張りの額縁に飾り、

   えげつない趣味(ネクロフィリア、サイコパス)を持つ金持ち道楽共に売り捌き、国の資金、己の利益としている。

   (この事は帝都公認であるが、一部の真面目な人間は彼の行為を忌み嫌っている)

   時には輪切りにして売り出すこともある。

   味方すら死んだ際には死体処理として売り出すためこともある。

   (尚、成るべく新品同然、つまり無傷のまま売り出すが、傷付いた時は

   「イリス」の力を借りて、修復した上で売り出している)

   また依頼をされた場合は、自ら獲物を狩る時もある。

   獲物が美少女、美少年かつ、クライアントの指示があった場合のみ、

   飾らずにそのまま売る。この場合の値段は3倍以上である。

 

   全身の隅々まで、先祖の技術である「レギオン」を施しているため、

   超人に匹敵する身体能力を誇り、一族最高の適応力を誇る。

   しかし、彼の本当に恐ろしい所は「用心深さ」事である。

   レギオンを受け入れる際、両親から受けた手術により、既に全身は瀕死状態。

   薬漬けで生活しているため、レギオンが消える事は、彼の死を意味する。

   それでも三分ほどは自力で生きていられるが。

   新作の兵器や用心棒などに金銭を惜しみなく使っている。

   金は大事だが、命を賭ける程ではない。

   曰く「金は使ってこその金。死んでしまっては意味ねーですから」とのこと。

   その最たる例が、様々な孤児院から引き取った六人の子どもを徹底的に教育、実験し、仕上げた用心棒集団「ギャオス四天王」である。

   勿論。彼らの価値も目的に比べれば安い物である。

 

   情は皆無であり、全ての生物が価値を持たない。

   専属医兼相棒である「イリス」ですら「目的達成のための、必要不可欠の駒」程度の感情しかない。

   (これもマザーレギオンの影響)

 

   1日3回の薬の投与をしないと、身体が崩壊する。

   薬の精製は己でも出来るが、基本的には「イリス」に任せている。

   「イリス」の方が遥かに早く、安全性の高い薬が出来るため。

   己で作った場合は時間も掛かり、イリス作に比べると危険度が高い。

   薬は「飲み薬」「注射」の2種類である。どちらを摂取しても良い。

 

   いきなり吐血をする難病を患っているが、これは実は演技。

   吐いた血の中に、大量のレギオンを潜ませ、その場の監視に当たらせている。

   このため、彼の血液は血液中のレギオンが死なない限り、消えない。

   普段は地面や壁に染み込ませ、目立たないようにしている。

   血液は自由に動かせ、この間は他人の体内にも侵入可能。

   吐血は体内をレギオンで傷付けさせ、すぐさま再生することで治している。

   また彼に直接触れた敵対者はレギオンが即座に体内に侵入し、

   体中を食い荒らしてしまう。

   これは体外に排出されたレギオンは彼の管轄外となり、

   本能のままに動くレギオンが体内を食い荒らすため。

   侵入させるか否かは、彼の意思で操作出来るため、普段の生活に困ることはない。

   しかし、「死病持ち」と彼に近づかない人間はいる。

   この血液を帝都やら地方にバラ巻いているため、あらゆる情報を持っている。

   故に、それなりの人物(メインキャラ)が瀕死、死んだ後に、「ギャオス」を

   派遣し、死体を持っていかせることも多い。

 

   普段の容姿と性格から「酒銭奴」と呼ばれている。(「額縁公」「怪画売り」「死病」)

   樽の金は彼の財布から出ているため、帝国は何も言ってこない。

 

   レギオンにより、現在の彼は不死身に近い。

   刃物で切断しようにも、皮膚までしか斬れない。

   触れただけで、レギオンに感染して死ぬ。

   攻撃の殆どを回避される、等等。

   彼の素性を知っていながら、襲う者は数少ない。

   またレギオンの死の特性を利用して、自らを傷つけることで、

   目暗ましの煙を発生させる事もある。

 

   商売柄、恨まれることも多いことを、幼い頃から知っていたため、

   用心棒集団「ギャオス四天王」を育て上げている。

   また彼らとイリスの脳に「分散合致 グラシャラボラス」が埋め込まれている。

 

   真の目的は「全人間の殺害」である。

   レギオンの殺戮本能により、狂った家系に生まれた彼は、一族最高の

   「殺意」を持って生まれてきた。

   故に、レギオンとの相性は最高なのである。

   金を集めている理由は「レギオンの改造と死者蘇生薬の作成」のためである。

   レギオンを改造し、空中散布出来るようにした後、

   バラまき、全ての生物を殺した後、

   死者蘇生薬で蘇らせ、再び殺す、というループにより、

   自身の殺戮欲求を

   永遠に満たすためである。

   敬語は社会に溶け込むためものだが、本能が荒々しいため、

   グラシャラボラスを使い、殺意を分ける事で使用可能になったが、

   それでも残っていた一部が出てきてしまい、

   現在の言葉遣いが形成された。

   (実際はマザーレギオンのせい)

 

   帝具「グラシャラボラス」により、「自身の殺害欲求」を六つに分け、ギャオス、イリスに分け与えることで、目的達成までの殺意を抑えている。

   故に、ギャオスかイリスが死ぬと、彼に殺意が戻るため、本来の荒々しく、凶暴な人物に戻っていく。

   同時に殺意で全身が支配されるため、理知的な行動が出来なくなる。

 

   狂人の正体は「マザーレギオンに乗っ取られた存在」である。

   僅かな理性を残し、脳味噌をマザーに乗っ取られた彼は、邪魔な一族である

   「ノックバッカー」と「アーベンハルト」を消し去る。

   そうして人間社会を学び、青年となったジーダスを完全に乗っ取った。

   殺意だけで動いていた人間は実に容易く陥落した。

   その後は人間を消すためだけに動いている。

   彼女の内部で生成されたレギオンは野生の特性を持っており、

   体外に放出されても死なない。

 

元ネタ:平成ガメラシリーズより「ジーダス」

 

 

 

 

オリジナル用語

 

 

レギオン

「ジーダス」の先祖が手懐け、改造に成功した超級危険種の一種。

「マザーレギオン」を頂点として存在している生物。

分子レベルの細かさで存在している。

元々は食肉生物であり、群で行動することが基本となっている。

触れた生物の体内に侵入し、内部を食い荒らし、寄生することで生き延びていた。

存在が確認された当初は、未知のウィルスと思われていたが、「ノックバッカー」一族に

よって解析され、一族が生成した抗体によって絶滅した、と言われている。

生物故に意思を持っており、人類に絶命寸前まで追い込まれた事から、

人間に対し、深い殺戮願望を持っていた。

これを受け継ぎ続けたノックバッカー一族は狂ってしまい、最狂の化け物

「ジーダス・ノックバッカー」が生まれた。

 

鋼鉄のような硬さを誇り、単体生殖を圧倒的速度で行い、増殖していく。

「ジーダス」の先祖が発見し、研究したことで

「ノックバッカー」一族のみ、レギオンを操ることに成功している。

この事実は「ノックバッカー」一族の秘密であり、

一般的には「レギオン」は絶滅したことになっている。

生物のため、大量の食料を必要とするが、改造により、

大量の「酒」で補えている。

それでも1日3樽必要なため、「ジーダス」は常に背中に樽を背負い、

そこから伸びたチューブで酒を補充している。

樽はレギオンの補佐によって持っているため、重さは感じない。

 

能力(○が元々。☆が改造によって)

○鋼鉄の強度を誇る身体。

○死滅すると大量の煙(無害)を上げる。

○透明化

○個体同士のテレパシーによる会話

○飛行能力

○単体生殖

 

 

☆神経や筋肉に張り付き、宿主の身体能力を大幅に上げ、痛覚を遮断する。

☆宿主の再生を強化する(腕を切断されても、1日くっ付けておけば完全に元に戻る。尚、即席でも可能だが、レギオンの助力がないと、すぐに離れてしまう。切り傷程度なら、数秒で完治する)

☆身体と同化し、伸縮を可能とする。

☆全身に同化することで、あらゆる干渉を防ぐ電磁波を放つ(エネルギー系の攻撃や透視なども防いでしまう)

 

 

弱点

生命線である「酒」を半日以上摂取しないと、レギオンの身体は崩壊していく。

改造により「ジーダス」の体内から排出されると、数秒で死に絶える。

 (血液内にいる間は存在出来る)

マザーレギオンの死亡。

 

元ネタ:平成ガメラシリーズより「宇宙怪獣レギオン」

 

 

 

 

死者蘇生薬

正確には「レギオン」を体内に住まわせ、あらゆる機能を強制的に復活させた状態。

ジーダスの完成されたレギオンとは違い、イリスが独自に改造を重ねた結果であるため、

数時間のみしか生きられず、定期的に薬を摂取しないといけない状態。

能力的にもかなり劣り、日常生活を送るのが限界となる。

ただし、元より一般人に近い者程、弊害はなくなる。

帝具の使用などは可能だが、制約が付き纏う物は扱えなくなる。

また他のレギオンの過剰摂取により、肉体が耐え切れずに弾け飛ぶため、ジーダスはこの

薬とレギオンを使って、殺戮を起こそうとしている。

 

記憶、魂、精神といった部分は肉体に宿っているまま、という前提の下、行っている。

 

 

 

 

帝具「分散合致 グラシャラボラス」

ジーダスが扱う帝具。

7つに分割出来る、花型の帝具であり、使用者の「持っているもの」を花弁に宿らせる。

物体から精神的なものまで、範囲は幅広く、

始皇帝はこれを使い、戦力の拡散を行っていた。

ジーダスは自身の「殺意」を分散させ、各自の脳に埋め込んでいる。

イリスのみ、普通に飲み込ませたため、胃の辺りに留まっている。

また埋め込まれた者が死亡すると、花弁は光輝き、その者の「全て」を吸収し、

持ち主に寄与する。

ジーダスの場合、花弁の許容範囲ギリギリの殺意であったため、寄生対象者の

全てを吸収した場合、暴走する。

全身を殺意で飲み込まれ、僅かな間のみ生存出来る。

時間経過後、死に絶え、残った機能でジーダスに回収される。

グラシャラボラスの花弁は破壊されても、吸収した物は使用者の元に戻る。

完全に破壊するためには、本体を壊す必要がある。

 

 

 

帝愚

Dr.スタイリッシュが人体実験の過程で生み出した武具。

曰く「失敗作の失敗作」との事。

帝具並の性能を誇る物も存在するが、扱いが難しく、常人には扱えないという弱点が存在する。

名前の由来は「帝より愚者に相応しい武具」から。

名付け親はジーダス&イリス

詳細は各ギャオスの項目下に。

 

 

 

 

 


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