相変わらずの駄文ですが、今の精一杯です。「こんなもんか」という長い目で、暖かく見守って下さい。
(`・ω・′)ケーキタベタイ!
エイブリーの家から帰宅(孤児院だけど)して、適当に日記を書いている途中、エイブリー家のふくろうが手紙を僕の頭にぶつけてきて羽ペンが曲がったり、アリスが包丁出したり色々あったけど無事日記を書きおわり、ふうと一息つく。
色々なことに効果を及ぼし、時間を割くこと以外には特にデメリットもないため日記はいいものだと思う。しかし色々あって(寂しかったのかエイブリーが散々引き止めてきた)帰るのが遅れ、すっかり茜色になった空を見る。
「(…ここ一年、沢山のことがあったな)」
去年の夏、アリスが落ちてきて、孤児院に住み着いた。そして魔法魔術学校に行くことになりそこで良い成績と外面で地位を得た。まだまだ僕はマグル殲滅なんて大きなこと出来る訳もなく、今年は知識をつける以外進歩なんてないと思っていたのに、思いの外早く部下もできた。秘密の部屋は見つかっていないけど、まあ、今までで一番充実していた一年だと言える。
「なにかんがえてんのリドル」
アリスに声をかけられる。うん、まあ確かに何をしているのかと疑問くらい持つだろうが黄昏ているのがわからないのかな。もしわかっていて話しかけたならアリスはかなり面白がっているんだろうけど…。
「いや、一年間色々なことがあったなあと…」
「うわあ何卒業前の学生みたいなこと言ってんの。お前まだ12だろ」
最近やっと目が覚めてきた(らしい)アリスのこの口調も懐かしい。確かに年寄り………いや、大人じみたことを考えているかもしれないけどさ。言い返せないのが少し悔しくて「アリスの方が年寄りじゃん」と言った。怒られるかなと思ったけどそんなことはなかった。
まあ怒られるってどう怒るのかもわからないんだけど。口元が緩みそうになったので慌てて引き締めた。ニヤニヤしてるなんて言われるのはごめんだ。
そうそう、ダンブルドアもいたな。最初はアリスを(ムカつくことに)警戒していたが、今ではすっかり警戒を解いたようで、時々哀れみの目を向けられるようになった。ただ、時々探るようにこちらを見るので鬱陶しくはある。殴っていいかな。
さて、そんな下らないジジイのことはどうでもいい。あいつ多分そろそろくたばるだろうし。いや、くたばってくれないと色々嫌だ。駄々をこねるみたいになってるけど、本当に嫌だ。生理的に受け付けられない。
いてもたっても居られなくなり、マグルの作り方で時間短縮をせずケーキを作ると宣言したアリスを見送った後エイブリーにダンブルドアへの悪口を書き連ねた手紙を送った。一緒に呪いもプレゼントしておいたけど、気づかれないようにご丁寧にダイアゴン横丁で買った保護呪文がかかった麻袋に入れてエイブリー家のふくろうにもたせるから大丈夫だろう。エイブリー本人に分かったとしても、証拠はすぐ消える(呪いだし)。
だから手紙に「プレゼントも送ったよ。気に入ってくれた?」なんて一文があっても麻袋の事だと思わせることができる…むしろ好印象すらもらえるかも。そんな下心を込めに込めまくった手紙をふくろうにくくりつけた。
帰ってからすぐ、日記を書いているとき頭に当たったあの手紙を運んできたふくろうにである。ペンを曲げやがったあの。
余談だが、締めてやろうかと殺気丸出しに睨んだらアリスがけろりと悪びれる様子もなく「ふくろうって不味いんだよ?」と言いつつ言葉とは裏腹に大きな包丁を持ってふくろうに近づいていったこともあった。勿論止めた。
ふくろう一羽でよくもこれだけトラブルを起こせるものだ。
「あ、リドルだ」
「当たり前でしょ」
ケーキ作りの途中だと思われるアリスが部屋に入ってきた。この数分で出かけると思ったのか。アリスじゃあるまいし。
アリスはやはりどこかズレている。いや、普段の突拍子もない行動を抜いての話だけど。アリスは懐からさっと杖を出した。思わず驚いて「何するの」と情けない声で言ってしまった。
案の定吹き出したアリスに害を与えるつもりはないとなだめられた。恥をかいた、情けない。
真っ黒な霧を発生させ窓から飛ばすアリスに二度目の質問をした。答えは「秘密」だった。少しイライラしたがこうなったらきっと言わない。ボロを出すまで待つか、と息を吐いた。
「あ!」
ぴん、とリボンまで綺麗に伸ばし何かに気付いたようにアリスは慌ただしくばたばたと下に降りていった。ケーキを焼き終わったのか、はたまた忘れていたことに気付いたのか。どちらにせよこんなところでドジしなくて良いのにとぼけっと考えた。あのリボンどんな作りなんだろう。生き物みたいだ。
とりあえずここまで。書きだめ全部投下します。次で全部(^o^)