(′・ω・`)ワカッテハイタケドネ?
はいはいどうもこんにち……、おはよう!みんなの人外アリスさんです。昨日の昼あたりにエイブリーの家に来て、リドルが私のちょっと奇抜な発言にぽかーんとして、それで何があったっけ。忘れた、ごめんよ。
確か夕飯食べて、風呂入って寝たと思う。客間が比べ物にならないくらい広かったけど、リドルはエイブリーの部屋で寝たんだって。一夜語りとかしてないかな。してたら面白いのに。
最近夏はあったかく冬はすずしくずっと眠かったけどやっと目が覚めてきたよ。イギリスの気候って怖いね。いやかれこれ60世紀は絶対イギリスにいるんだけどね、なれないよ。日本行きたいなー。
そうだ、今度行こうかな?今まだ鎖国中?な訳ないよね、歴史苦手だったけど覚えてるよ。1853あたりにペリーさんが………うん、いけるいける。あれ、戦争とかしちゃってないよね?覚えてないわ。だいたい何世紀前に習ったと思ってるの?それ以来ずっとイギリス居るのに。
ここまで読まなくていいレベルでどうでもいい話だねごめんね。とりあえず朝になったので身支度を整えて部屋から出てみたのですが。
「おはようございます」
「おはようございますアリスさん。昨晩はよく眠れましたか?」
「ええ、エイブリー君達は…?」
君って…君って私…。爆笑しそうなんだけど辛い。腹に来る。
「まだ寝てるのかしら…ごめんなさい、すぐ起こさせてきますわ」
「いえいえ、せっかくの休みなのですから…」
久々にクリアな視界を堪能しながらエイブリーのお母さんと思われる人と話す。
と、後ろからエイブリーたちが歩いてきた。
「おはようアリスー」
「おはよう」
「おはよう」
「あら起きてたの」
エイブリーの案内で大広間…?だっけ。まあいいやご飯食べるところまでついていく。べ、別にボケてないんだからね。ただ覚えてないだけなんだからね。
朝食はエイブリーから話を聞いていたのか私のは少なめだった。やったーエイブリーありがとう。
近くに座ったエイブリーのお母さんとお父さんを口説き落としつつ朝食を済ませた。うん、味が濃いおかげでわかるね。
エイブリーに案内され、談笑しつつ屋敷を見て回る。エイブリーはなんと言うか誇らしい感じもなく、面倒臭そうだった。貴族って大変だね本当…。
「そういえばリドルさ、本当アリスに懐いてるよな!」
「は?」
「え?」
「は?」
リドルがエイブリーに『は?』しか言わなくなった。この一瞬で何が起きたの。
「え、ほら母親みたいな感じだろ」
「まあ私的にもリドルは友人と息子の中間あたりだし」
「え、そうだったの」
「年って怖いね」
「…まあ確かにアリスは母親みたいだけど、それ以前にほら…」
言葉を濁すリドルだがちょっと好奇心が湧いて先を促すとおずおずと話し出した。
「父親みたいじゃない?」
「よしお前屋上な」
性別から変わるか普通。
おいこの章のタイトル変えようぜ。動揺じゃなくて驚愕とかプッツンのほうがいいって絶対。先にタイトル決めるのやめよう。
「屋上なんてないでしょ?」
「あるぞ?」
「!?」
「よし決まりだね。コブラツイストとジャイアントパンダデスロックどっちがいい?」
「え…なにそれ」
「響きから痛そうっつーか死にそうなんだけど」
ジャイアントパンダデスロック出来ないけどね。笹ホールドって何。どうやんのあれ。
ただふざけただけ。アリスさんが目覚めるとこんなんですね。普段?「眠い」とかで埋まってます。
何か考えてそうで考えてないのがアリスさんです。
そして男らしいのがアリスさんです。口説き落としが同性にまで通用します怖え。