ちょっと抜けてる神様   作:本気は後で出す

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こんばんはいろいろあってあんま更新してなかった気がする明日から本気出すものです。

(′・ω・`)オマエナ…



ちょっと待て

 

わあわあ、ぎゃあぎゃあ。

 

私には何を言っているのか理解はできないが、とりあえずうるさく騒がしい事に気がついた。

 

主人のローブの襟から顔を出そうと思ったが主人のローブの中じゃない。ここどこだ。

 

見えた光から頭を出すとひらひらと揺れている。

 

カバンかと思ったが主人はカバンなんて持たない。持ったとしてもこんな平日には持たない。多分、きっと。

 

少し身を乗り出してみると自分の居場所が把握できた。主人のスカートのポケットの中だ。それにしては広いがまあ主人だし。

 

「あ、起きた」

 

主人と並んで歩いている主人の……何だろう、友達……いや、何だろう…。とりあえず同級生でいいか。同級生が私にそう言った。

 

いらない余談だが私は英語を聞き取れるよう勉強している。主人が授業を受けている時も、眠る時以外は大体ずーっと続けていた。

 

発音はよくわからないが文字なら読める。多分。あと簡単な単語くらいなら主人が言ってたのを覚えている。さっきの「起きた」もそれで覚えた。

 

『動物園、ですか』

 

本で読んだ。確かライオンや蛇、とか色々な生物がいるところだ。私が見つかったら誤解されてしまうかもしれないので少し頭を引っ込めた。

 

「そうそう。動物園」

 

「動物園、なんて蛇が知ってるんだね」

 

「独学みたいだよ。賢いね」

 

『ありがとうございます』

 

にこりと笑って私を褒めた、と思われる主人にお礼を言う。これだから勉強はやめられない。不純な動機だろうか?

 

《ぎゃーおー、たーべちゃうぞー》

 

ガウ、グルルル…と主人が言う。目の前の大きな生物は写真で見た、ライオンだ。実物はやはり迫力がある、というかこんなにでかいのか。

 

「ライオン語?」

 

「タブンネ」

 

《よだれたらして言うなよー!こえーよお前ー!なんなんだよー!》

 

後ずさりしながらライオンが言う。どうした百獣の王(笑)。私の主人に怖気付いたか。当たり前だろう、ざまあみろ。

 

「次は…」

 

「しか?」

 

《きゃー、ライオンを怖がらせるなんて凄い子が来たわね!》

 

《いやそんな事ないと思うけど…》

 

面倒くさそうな顔をして鹿の相手をする主人。主人、かっこいいです!憧れます!

 

「鹿とも喋れるんだね」

 

「うんまあ。あ、カンガルーだ」

 

ライオンに向けたのと同じような、捕食種の目をする主人。言葉で言うなら「おいしそう」だ。正直私でもあんな目向けられたら逃げる。主人なら私でも食べかねない。怖い。

 

この間ぽつりと「蛇の肉ってアンモニア臭するけど栄養が…」とかぶつぶつ言っていた時は身の危険を感じてカエルチョコレートを渡すことになった。

 

近場のスリザリン生から巻き上げただけあって上物だったらしいがもそもそ食べた後「まあまあ」と言っていた。主人は変わっている。

 

「爬虫類館…」

 

主人は近場のカメレオンからどんどん話しかけていった。最後に私と同じ真っ白な蛇が大ニシキヘビの隣のガラスケースに入っている所についた。

 

外は夕暮れで、ちょうど良い時間に回り終わったのかもしれない。

 

『蛇語ならリドルも喋れるでしょ』

 

『うん、久しぶりに会ったなああのニシキヘビ』

 

『!主人、この人間パーセルマウス…』

 

一瞬へえ面識あったのかぁなんてのんびり考えてしまったが、何故なんの変哲も無い(多分)人間が蛇語を?

 

『知ってる。』

 

『わあ覚えてるのかい?何年ぶりだろうね…』

 

長々と同級生の蛇語使い、リドル……だっけ?リドルが大ニシキヘビと昔話に花を咲かせる。

 

私と主人は目の前の白蛇と世間話だ。退屈なのに慣れるくらいここに居るらしい。

 

しばらくしてリドルが話し終えたので動物園を後にした。ライオンは相変わらず怯えていたが私を見ると「そいつ危険だぞ!」と(多分)呼びかけてきた。

 

うるさいという意味を込め威嚇するとすごすごと檻の奥へ引っ込んでいった。

 

主人とリドルは歩き疲れたからといって空間移動して帰ることにしたらしい。正直言って、目玉が気持ち悪いので私もあまり行きたくないのだが…。

 

 





(′・ω・`)チュパカブラッテオイシイノ?

何が書きたかったのかよくわからなくなりました。アリスさんはカンガルーと「アキレス腱が美味しいんでしょう?」といった話をしていました。犬の餌に見かけてから気になってたからね。

カンガルーは無事です。

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