ケーキ作ったよ!Twitterに写真あげたらお気に入り登録きたよ!舞い上がったよ!やったね!
…家族の目が面倒だから改造したよ、やったね!
(′・ω・`)ワァオ
「それでは、始め!」
先生の掛け声とともに問題を解く。
数十分後、答えを書き終わり解き直しや見直しもしたがスペルも間違っていないし大丈夫だろう。時間を見るがまだまだ時間はある。
少し暇になってしまったし、それにわりと簡単だった。これなら別にそこまで勉強しなくても良かったかもしれない。
アリスの背中を盗み見ると、眠そうに何か書いていた。絶対答えじゃない。だってアリスは僕が終わる前に、というか始まってすぐ解き終わってたし。
かっくんかっくん、危なっかしく頭が揺れてきたと思えば落書きと思われる行動をやめ机に突っ伏した。え、寝るの?
先生はなるべくアリスの方を見ないようにしている。僕と目が合うと弱々しく笑った。
「うえええ天気良いいいい」
ぐーっと伸びをしながらアリスは言った。あんなに寝て平気なのかな。
「アリス、何描いてたの?」
「絵。」
さらっと即答したアリスにやっぱりかと呆れる。でもこれがアリスならそれでいいのかも知れない。
実技も筆記も間違いはあまりないようだったし、数問間違っていたとしても別に致命傷にはならないだろう。
あとは試験結果を待つだけだ。中庭は試験が終わってはしゃぐバ……、人たちがいっぱいいた。
湖のほとりの木陰で寝転がりのんびりしているとアリスが寝息を立てた。まだ寝るの?夜眠れるの?
「眠れるよ……」
「えっ」
寝てるのに心読まれた。しかも返答された。
「アリス」
「……」
「寝てるよね」
「……」
うん、やっぱり寝てる。さっきのはきっと寝ぼけてただけだ。偶然だ。
…偶然だよね?不安になってきた。
天気が良い上に風が心地よい。
丁度いい温度に僕もうとうとしてきて、いつのまにか眠ってしまっていた。
「リドルリドル」
「……ん」
目を開けるとアリスが僕を起こしていた。休み明け初だ。
「風邪ひくよー起きてー」
「……あれ、今何時…?」
「今5時。帰ろ」
「うん」
起き上がってあくびしたあと二人でホグワーツに帰る。のんびり心地よく眠れたのは久しぶりかもしれない。最近は色々なことを考え、命令したりしていたから。
「アリスこんな時間まで何をしてたの?」
後ろから聞き覚えのない声がした。アリスとそろって振り返ると眼鏡をかけた黒髪の先輩(女)と茶髪の先輩(女)が居た。
「あー!ミネルバとガースー!」
「その呼び方やめてよっ!」
「言いやすいの!いいじゃんよ」
「アリス、知り合い?」
グリフィンドールの赤いネクタイをした二人と親しいようなアリスに聞いてみる。
「うん、ミネルバとガースー」
「だからガースーじゃないってば!」
「落ち着きな」
「うっ、ミネルバぁぁ」
「あはは、私たちは木陰で寝っ転がってたらいつのまにか寝ちゃったのさ。二人は?」
「呪文学の練習に付き合ってた」
「ちょっミネルバなんでバラしちゃうのー!」
どうやらガースーと言われた茶髪の先輩は呪文学が苦手らしい。アリスは先輩と二言三言交わした後一緒に大広間に向かった。
「ていうかアリスこの子誰?」
「知らないの?有名じゃん、トム・リドル」
「え、この子!?えーわーぎゃー!可愛いねー!」
「だから可愛いは褒め言葉じゃないと何回言ったら…!一年生に会うたびそれですか!」
「でしょー可愛いでしょー」
「アリスもだっ!」
「僕可愛いくないってば…」
いつもよりごちゃごちゃした感じになってしまって僕としては少し騒がしい。最近アリスと離れて秘密の部屋を探したりアブラクサスやエイブリー、レストレンジと話をしたりしていたからアリスは一人で気ままに寝たりしていると思ったがそんなことはないらしい。
アリスは結構顔が広いらしく、僕といる時は何故かあまり声をかけられなくとも一人で歩いていればたちまち人だかりができるらしい。初めて知った、なにそれこわい。
「何でそんなことに?」
「ちょっとねえ、何故か…。始めミネルバとかとだけ喋ってたんだけどそこから先輩に話が広がって人気出たらしい。で、その先輩が下級生にも話してさらに拡大、元からいたずらのせいで知らない人はいないらしかったけどさらに…」
「……ああうん…」
アリスの人気までもが異常。まあアリス人当たりいいしね、僕もまだおよばないにしても一応人気あるしね…。ホグワーツって意外と狭いかもなぁ…。
(′・ω・`)ナントイウコトデショウ
アリスさん……。繋がりがやばいですね…。
ロングボトムとミネルバが同学年なのは私の妄想。多分公式じゃない。
というかリドル世代は大体妄想で出来てます。出来るだけ原作を尊重してますが…。