ちょっと抜けてる神様   作:本気は後で出す

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こんばんは、いつも投稿がほとんど0時あたりの明日から本気出すものです。

だから眠くなるのか…?

(′・ω・`)ナゾトキ!


一歩下がって、

 

今日は朝から質問攻めにされた。

 

理由は休み明け1日目で、同じ寮の奴らが帰ってきたことにある。正直面倒くさかったがしっかり笑って対応しておいた。

 

質問というのはスリザリンで唯一残った僕とアリスについてで、何かなかったかなど根掘り葉掘り聞かれた。

 

アリスはちょっと探られる程度だったようだが、逆にそれはイライラさせることだったようで黒いオーラを撒き散らし「何にもないって言ってるよね?」と言っていた。

 

周りの女子は慌ててご機嫌とりに回っていたがそんなの見透かしているんだろう。とにかくアリスの機嫌はあまり治らなかった。…といっても、そこまで気にしているわけでもなさそうだったけど。

 

僕が休暇中やっていたことといえば、秘密の部屋探しとお茶会だ。あとはたまにダンブルドアが変なものを拾ってきたり、ちょっとした勉強。それだけだ。

 

何かないのかといわれれば何もないし(強いて言うならお茶会くらいだ)、何か期待していたわけでもない。アリスは休暇中、ずっとおとなしくしていた。

 

ただ、イヴの時姿が見えなかったのが気がかりだ。それにその辺りですごく悩んでいたようだし、何かあったのだろうか。

 

「ねえアリス」

 

「ん?」

 

昼食の席でアリスに聞いてみることにする。少し疲れたようなアリスはきっと質問にうんざりしているんだろう。

 

「休暇中、イヴに姿が見えなかったけど…」

 

「…ああ、うん。ちょっと寝てた」

 

「えっ、でも」

 

「!……寝てた」

 

テーブルの角に腕を当てたアリスが少し目を細めてからまた寝てたと言う。秘密でもあるのか、というか腕を怪我しているのか?

 

「アリス」

 

「何」

 

「…かくしごとしてる?」

 

「…そりゃあね」

 

「そうじゃなくて、イヴに本当は何があったの」

 

「ここで言えるようなことでもない」

 

「アリス」

 

「…大丈夫だから」

 

「でもアリス、腕はどうしたの?」

 

「…別に」

 

あくまでも隠す気らしい。いい加減イラついた僕はちょうど席を立ったアリスの手を引いて廊下に出る。冬もまだ抜けきらない今の季節、廊下はひんやりとしていた。

 

だが、掴んだアリスの手の方がよほどひんやりしていた。

 

「…」

 

「!なにこれ」

 

袖をまくって見ると腕には大きな痣があった。

 

紫がかった青で、出来たばかりのように見える。

 

包帯も少し、袖の上から見て違和感がないくらいに巻いてあった。…少し血がにじんでいる。

 

「…ねえ」

 

問いただすようにアリスを見た。いつもの眠そうな顔じゃない、光の刺さない暗い目に見え少しぞっとした。

 

「…ここじゃはなせないよ」

 

安心するいつもの笑顔でアリスは言った。

 

でもその笑顔が消えそうで、胸のあたりが気持ち悪かった。

 

ならどこなら話せるのか聞こうとしたがいたずらっぽく笑って「秘密」と言う。聞かれたくないのか、それとも本当に大丈夫なのか、区別がつかなくて混乱してしまう。

 

それなら今の機会にそれ以外の事を聞こうと考えを巡らせる。

 

「アリスは何て生き物なの?」

 

素朴な疑問だった。アリスは少し考えてから「元々は人間だよ」と答えた。その時はマグルだったのかな?

 

「…リドル、その話は後にしようか。知って得することはない。少なくとも私にとってはね。」

 

そう言って僕の手を引いて廊下を歩く。手を引かれるのは久しぶりだ。休暇中は殆ど秘密の部屋を探していたから。

 

結局アリスについては何かとはぐらかされてしまう。元は人間、今は?

 

赤い瞳なんて誰かいただろうか。僕はサラザール・スリザリンの血を引いているようだから赤いが、それも激昂した時だけ。アリスはカラーコンタクトをつけなければいけないくらいずっと出ている。

 

……吸血鬼、悪魔、

 

どうも悪いイメージしか湧いてこない。そういえばアリスは自分のことを天使より悪魔だと言ったっけか。

 

「アリスは何人?」

 

「生粋の日本人だったよ」

 

「え?でも日本人って黒髪黒目で…」

 

「私の白髪は、ちょっとわけが違うんだ。まあ長年生きてきたし白髪とでも考えるといいよ」

 

黒目ではあるが白髪で睫毛も眉毛も白いアリスは日本人には見えない。肌だって雪より白いし…。

 

それに白髪なんてありえるのか。長年生きてきて体がそのままなら毛根もそのままだろう。なのに白髪?おかしい。

 

わけが違うって何だ?ストレス?他に何かあっただろうか?

 

考えているうちに寮についたらしい。手を離され別れて、教科書などを持ちまた合流して久々に一緒に授業へ向かう。心なしかアリスは少しご機嫌のようで、しっぽでもついていたらぶんぶん振っているのではないかと思うほど笑顔だった。

 

 




(′・ω・`)ハグラカシタヨ

アリスさん何してたんでしょうね。イヴ。

うわぁふざけたい。授業やりたい。でも原作にリドルパートがないからネタがない。うおぁぁあちくせう。

この後どんどん飛ばしていきますよー。

謎?………解明、されるんでしょうか、ねえ?

未定です。いや本当に手探りなんです。前回でわかるでしょうが本当に適当です。それでも原作に忠実にするためにちょっと頑張ってます。

せめて……オリオンとかシグナスが来てくれれば……もう少し……!

何故1929年なんですか!1927と2.3年離れちゃって…!なんということでしょう…!


追記

なんか思いの外シリアスに見えるから暴露します。アリスさんの痣とかはただのドジ。誰がそんなドジ暴露するか!ってことで黙ってます。多分来年あたりになれば平然と「ああうんあれドジ。ダイナミックお布団ぶはあしたらぶっけた」とか言うと思います。
光が差さないように見えたのはただ現実逃避して「眠いなーはっはっはっはー」とかぼけっと考えてたからです。雰囲気によってどうにも見えますよマジで。リドルんはリドルんで予想が斜め上に行く癖がついてるのでへんな方向に。
でも斜め上に行くのってアリスさんのせいなんですよね。救いようがないや。

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