流浪の執行官   作:Trumical

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寒い、寒すぎる(T ^ T)
最近、寒すぎですよね…
布団から出たくないですw

えっ、授業?まぁ、はいwww

では
流浪の執行官、第6話どうぞ( ´ ▽ ` )ノ


第6話:ドミネーター復活

 俺はドミネーター改修終了の知らせを受け、蓮太郎と共に司馬重工へ向かっていた。ちなみに知空は必死に説得し天堂民間警備会社に留守番している。

 

「そういえば、司馬未織ってどんなやつなんだ蓮太郎」

 

「未織は俺の銃の弾丸の都合や延珠の靴を開発してくれた人だ。ちなみに俺は未織との交換条件で今の高校に通ってるんだ。あと、木更さんとは犬猿の仲でな、二人揃うととんでもない化学反応を起こすんだよ」

 

「とんでもない化学反応ねぇ……見たいとは思わねぇな」

 

などと話しているうちに司馬重工に着いた。蓮太郎について中へ入って行く。研究室のような分析室のようなところに入ると女性が居た。

 

「貴方が縢秀星さんね。ドミネーターの改修、無事終わりました。それにしてもなんなんあれ?とんでもない技術の塊やん。本当にデータ消さなきゃいけんの?」

 

 ヤバいな、これが守られないとなると……。

 

「それが、約束だろ未織。それは譲れねぇよ」

 

「里見ちゃんのいけず、別にええやないの」

 

「駄目だ。これは俺の仲間の頼みだ、絶対に守ってもらう」

 

 不満を言いながらも結局はデータを消去してくれた。俺は約束を守ってくれた二人に感謝した。ちなみに基本情報のデータは先に渡していたが、そのデータも消去してくれた。

 

「それでこのドミネーターなんやけど、結論から言うと従来のスキャン機能がガストレアの脅威判定になって、それに加えて音声認識による形態変化を行えるようにもしたんよ。スキャンだとガストレアのステージⅠ〜Ⅲがエリミネーター、ステージⅣがデコンポーザーってのが目安やで。対人の場合はスキャン機能が使えなくなってるから考えて使ってな」

 

 やっぱりスキャン機能は使えねぇか……ただ、ドミネーターが音声変換て、反則だろ。

 

「ああ、わかった。でも、ドミネーターはシビュラにリンクしてないと使えねぇよな?それとデコンポーザーの弾数はどうなったんだ?」

 

「あぁ、それな。室戸先生とうちらがが協力して作ったデータベースを使っとるんよ。ガストレアの脅威判定はそこから読み取った情報と照合して出るんや。それとデコンポーザーに関しては弾数は五発にしたんよ。基本的な依頼でステージⅣ以上は滅多に出ないからその弾数で大丈夫や。」

 

「そうだったか……ホントありがとよ、司馬ちゃん」

 

「ふふ、どういたしまして。うち、縢ちゃんも気に入ってしもうたわ。これから武器のことは相談してな」

 

「マジかよ。ありがとよ司馬ちゃん」

 

「ふふふ、任せてや。二人とも木更に愛想尽きたらうちの民警部門に来てな。あと、縢ちゃんこれ」

 

 そう言われ渡されたのはバラニウム製の大剣と小太刀だった。

 

「これは、知空ちゃんの武器や。縢ちゃんのペアにも期待してるで」

 

 再度お礼をいい俺たちは司馬重工を後にした。天童民間警備会社に帰っだ頃、日は沈みすっかり夜になっていた。俺は知空を連れモノリスの外に向かった。目的はもちろんドミネーターの試し打ちだ。夜であれば基本的にガストレアの動きは少ない。それに俺たちのペアに足りないのは圧倒的に実戦経験だ。それを補う目的でもあった。

 

「ラッキー、ちょうど討伐依頼が出てんじゃん」

 

 ちょうどモデルラットのガストレア討伐依頼が出ていた。ちなみに討伐といっても死体を研究用検体として回収するため、殺しっぱなしではないが。

 

「知空、いけるか?」

 

「怖いですけど、縢さんが居ればいけます」

 

「変なこと言ってんじゃねーよ。じゃ、行くぞ」

 

 こうして、俺らは初の実戦へ向かった。そこで、東京エリアを揺るがす元凶となる者たちに出会うとは知らずに……。




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