いよいよクライマックスって感じで
熱かったですね!
皆さんは劇場版を見に行くんでしょうか?
僕は公開日に行く予定です( ̄^ ̄)ゞ
流浪の執行官、第5話どうぞ( ´ ▽ ` )ノ
俺は今、IISOのイニシエーター紹介所にいる。今は紹介待ちの状態だ。
「こんな長く待たされるとかきいてねーっつーの。こんなことならゲームかなんか持ってくりゃ良かった」
などと不満を漏らしていると、ようやく呼び出された。別室に移動しこれから俺のイニシエーターとなる少女と会った時、俺は驚きのあまり一瞬思考が停止した。なぜなら、俺のイニシエーターがこの世界へ来て最初に話し、そして助けようとした少女だったからだ。
「お、お前は……」
「お久しぶりです。私は祀知空、モデル・ムーンベアです。貴方のお名前は?」
あの時とは違い落ち着いた雰囲気で言った。
「あ、あぁ、俺は縢秀星だ。なんでお前がここに?イニシエーターならなんであの時戦わなかったんだ?」
「えっと……あの時はまだこの紹介所の人間ではなかったので。でも貴方に、縢さんに助けられてまた縢さんに会いたいって思ったんです。そしたら縢さんが、民警を目指してるって聞いて、ここに来れば縢さんに会えるって思ったんです。あの時は本当にありがとうございました」
俺が人を変えるとはねぇ……昔じゃ考えられねぇよ。執行官は忌み嫌われることはあれど感謝されることは無かった。
「あぁ、それはいいんだが…。他のプロモーターに当たる可能性もあったんじゃねぇのか?」
「はい。ですから聖天子様に縢さんのイニシエーターにしてもらえるよう直談判しました」
「あ〜、直談判ね……って、はぁ?何やってんだよ、殺されてもおかしくねぇぞ」
「はい。実際親衛隊の方々に殺されかけましたが、なんとか聖天子様にたどり着き、保護してもらいました」
おいおいおい、こいつは馬鹿かよ。普通そんなことしねーっつーの。ガッツは認められるが後先考えずつっこむなんざおそろしいな。
「はぁ、ったくすげーなお前。……わかったよ、これからよろしくな、相棒」
そういうとこの少女は頬をぷくっと膨らませ、不満気な顔を向けてきた。何故だ?
「な、なんだよ?」
「名前」
「はっ?」
「”相棒”じゃなくて、私の”名前”で呼んでください」
「なんでそんなこと」
と不満そうに言うと、少女はまた泣き出してしまった。俺なんか悪いこと言ったか?
「名前で、呼ぶくらいいいじゃないですかぁ」
ヤバい。周りの目が痛い。とても痛い。
「わかった、わかった。名前で呼ぶから、泣き止めって」
「……本当ですか?」
「あぁ。嘘はつかねーよ、知空」
そう言えば、泣き止むと思いきや、
「本当に呼んでくれたぁ」
とまた泣き出してしまったのだ。これには俺ももうお手上げだ。
「頼むから泣き止んでくれって」
この後、感極まった知空が泣き止むまで一時間近くかかった。その間、周りからの目線に晒されながら……。俺の方が泣きてぇよと思っていた。
そんなこんなで俺は民警として、働けるようになった。ちなみに俺のIP序列は十五万台だ。蓮太郎ペアの序列は十二万台。当面、蓮太郎ペアが目標とすることにする。
「これであとは武器だけになったな。ドミネーター……どうなってんのかねぇ」
この数日後、俺のもとにドミネーターの改修終了の知らせが届いた。
如何でしょうか?
さて、この流浪の執行官ですが
違和感な点などありますか?
私個人としてはなかなかわからないので
皆さんに指摘して頂けると
とてもありがたいです。
ご評価、ご意見、ご感想
よろしくお願いしますm(_ _)m