感想とか評価とかも欲しかったり…(・_┃
そして、私の大学では昨日から
ついにテスト週間…辛いです(T ^ T)
ではでは
第10話どうぞ( ´ ▽ ` )ノ
「ったく、なんで俺がこんなとこに」
「文句を言わないでください。聖天子様の呼び出しなのです、断れませんよ」
「はぁ、だり〜」
そう文句を言いつつ俺たちは、聖天子様が出した召集令に従い庁舎に来ていた。第一会議室と書かれた部屋に入ると、蓮太郎がチンピラみたいなやつに絡まれていた。
「どうしますか、縢さん?」
と知空が聞いてくる。そんなもんからかうに決まってるっしょ。
「おいおい、どうしたよ蓮太郎。虐められてんのか?」
「うっせーよ縢」
「おい、なんだテメェは」
どうやら蓮太郎に絡んでいたチンピラは俺に矛先を向けたようだ。めんどくせぇな、まぁこいつもからかってやっか。
「名前を聞くならまず名乗れよ、脳筋野郎」
「ムカツクなテメェ」
「へへっ、そりゃどーも」
俺がそう言うとチンピラは俺に頭突きをする。しかし、俺はそれを普通に避けた。当たるかよバ〜カ。
「避けんてじゃねーぞテメェ。挨拶ぐらい受けろや」
「んな挨拶ごめんだね。誰が野郎の頭突きなんか受けるんだっつーの。かわいこちゃんのなら受けるけどよ」
俺がそう言うとチンピラはキレたのか俺に斬りかかろうとする。これだから脳筋野郎は……と思いつつ対処しようとする。しかし、
「やめたまえ将監!」
室内の卓に腰掛けていた男が一喝しチンピラを止めた。そのままチンピラと少し言い合いをしていたが、最終的にはチンピラは引き下がった。ざま〜ねぇぜ。
「里見くんも縢くんもここで問題起こさないでよ」
「縢さんは火に油を注がないで下さい」
俺と蓮太郎はさっきのことで木更ちゃんと知空に小言を言われた。
「あの大男はおそらく伊熊将監よ。IP序列は千五百八十四位」
「マジかよ。なかなか強いんだな、あの伊熊ってやつ」
そうは言ったものの正直、見た感じコウちゃんの方が凶暴だし強い気がする。まぁ、コウちゃんは頭もいいから比べるだけ無駄だが……。そう思い一人笑う。皆には言ってもわからないだろうから言わないけど。
「そろそろ始まるみたいよ」
そう木更が言ったので前を向くと特大パネルに聖天子が写っていた。席に座っていた人たちが一斉に立ち上がる。
『ごきげんよう、みなさん』
場にいた全員が驚愕している。当たり前だ、いきなり国家元首がモニターに映ったのだから。
『楽にしてくださいみなさん、私から説明します』
こうして、今回の依頼の説明が始まる。依頼内容はつまるところガストレアに取り込まれたケースの回収だ。その程度の簡単な依頼に対する膨大な報酬に疑問を感じたのだろう、木更ちゃんは聖天子に質問をしている。
質問の途中、室内に突然笑い声が響いた。
『誰です』
「私だ」
声のした方を見るとそこには蛭子影胤が居た。
「おいおい、マジかよ。何であいつが」
「戦いますか、縢さん?」
「……待て知空。今はまだだ」
そう言いつつ俺はいつでもドミネーターを撃てるように、ノンリーサル・パラライザーを起動する。
娘の小比奈まで現れた。話を聞くも、レースにエントリーだの七星の遺産だのわけのわからないことを言っている。
我慢の限界なのか、伊熊将監が蛭子影胤に攻撃を加えるも蛭子影胤は無傷。場にいた全員が放つ銃弾も跳ね返される始末だ。ヤバい、これはマジでヤバいやつだ。そう感じ、ドミネーターをリーサル・エリミネーターのモードにして蛭子影胤を撃つ。しかし、また壁に阻まれ当たらなかった。
「ちっ、エリミネーターまで効かねぇのかよ。おい、蛭子影胤。そいつは何なんだ?」
「おやおや、縢くんじゃないか。久し振りだね。」
最後にヒヒッと笑いを付けて言ってきた。
「御託はいい。そいつは何だって聞いてんだ。」
「これは斥力フィールドだ。私は『イマジナリーギミック』と呼んでいるよ」
「斥力フィールドだと?」
「そうだ。もっともこの力を得る代償に内臓のほとんどをバラニウムの機械に詰め替えているがね。改めて名乗ろう縢くん、里見くん。元陸上自衛隊東部方面隊第七八七機械化特殊部隊『新人類創造計画』蛭子影胤だ」
これに会場の人々は驚いた。後から聞いた話だが、『新人類創造計画』とは立ち消えたはずの計画らしい。んな、びっくり人間計画みたいので成功例が生きてるってだけで驚くっつうのに牙を向いてきたとあっちゃあ、政府も真っ青だろうな。
「今日はこの辺で失礼させてもらうよ、民警諸君」
そう言い蛭子親子は窓を割り消えていった。
それを見届け会場は一気に荒れ始める。
『静粛にッ!』
しかし、聖天子が澄んだ声で会場を静めた。
『事態は尋常ならざる方向に向かっています。みなさん、あの男より先にケースを回収してください。ケースの中身は七星の遺産。悪用すればモノリスを破壊し東京エリアに”大絶滅”を引き起こす封印指定物です』
「マジかよ……」
俺の嫌な予感は最悪の形で現れたのだ。
如何でしたか?
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