緋弾のアリア~Sランクの頂き~   作:鹿田葉月

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どうも、鹿田 葉月です。
風来坊のジャンク屋さん・太翔さん・syunntaさん、感想有り難うございます!!
これからも頑張っていくので是非最後まで見てください!!

それでは、第7話、始まります。








ついにアリアのあの一言が!!


7話~パートナーと……奴隷?

キーンコーンカーンコーン……

 

「では今日の授業はここまでです。えーっ、皆さん、くれぐれも不用意な行動及び発砲は控えるよう……」

 

今日の授業の終了を知らせるチャイムが鳴り、担任の先生が締めの言葉を言い終える前に、クラスの全員が一斉に俺とキンジを見る。

――やばい、キンジの言った通り、放課後も追ってくるきだぞ、こいつら。

慌ててキンジとアイコンタクトをとろうとすると、キンジは既に窓からベルトに付けてあるワイヤーを使って逃げていた。アイツ、俺を見捨てて行きやがった!

そう気づいた時には既に遅く、俺の机の回りにはクラスの奴等で囲まれていた。

 

「ハハハ……降参」

 

最早笑うことしかできず、俺は両手を挙げて投降の意志を示した。

 

 

 

 

 

「つ、疲れた……」

 

クラスの奴等に色んなことを聞かれた。しかも質問に答えようとしたら違う質問が飛んでくるから、結局質問されたことを全部覚えてから一つずつ答えなければならなかった。更に女子からはツーショットを頼まれたり、色んなポーズをとらされたりして写真を撮られた。何コレ?あとでばらまいて晒し者にしようってか?

ともあれようやく解放された俺は、男子寮に戻ろうと校門を出ようとする。

 

「レイ、ちょっと……」

 

が、校門の影に隠れていた人物に声をかけられる。その人物は――

 

「どうしたんだ、アリア。こんなところで」

 

そう、アリアだ。でも何故俺を待っていたんだ?だいたい、アリアは女子寮だろ?確か女子寮と男子寮は方角が違うから、一緒に帰るみたいなことはないし。

 

「少し話したいことがあるの」

 

そう言って、アリアは持っていたトランクをコロコロと転がしながら歩いて行くので、ついていく。ってかなんでアリア、トランクなんか持っているんだ?

 

「レイがアタシと離れている間、どんなことをしていたか、調べたわ」

「そうなのか?別に調べなくても、俺に聞けばよかったのに……」

 

俺がそう言うとアリアが歩くのを止め、こちらを向く。

 

「レイ、無理を承知で頼みたいんだけど……」

 

アリアはそう言って、頭を下げる。

 

「――もう一度、アタシと組んでほしいの」

 

………………

 

「実力が違うってことは充分分かってる!けれど、けれどそれでも、お願い!アタシとパートナーをもう一回組んで!」

 

………………

 

「何バカなこと言ってるんだ」

 

俺がそう言うと、アリアは体をビクッと震わせて言う。

 

「そう……よね。そうよね。やっぱりアタシとなんかじゃつりあ――」

「――『例えお前がどれだけ世間から疎まれようとしようとも、俺は決して離れない。例えどれだけお前が苦しい時でも、ずっと側にいてやる。お前がどれだけ強くなろうとも、俺はその分強くなってやる。だから、俺とずっとパートナーになってくれないか?』」

「――ッ!」

 

俺が言うとアリアは涙目になりながらも、顔を上げる。

 

「そ、それってあの時の……」

「だから、『もう一回』じゃない。俺達はずっとパートナーなんだから、な?」

「――っ、うん……うん!」

 

アリアはこれ以上はないという笑顔を作り、俺の胸の中に飛び込んできた。

 

「ありがとう……ありがとう、レイ!」

「はいはい」

 

そのまま俺の胸に顔を埋めて泣き出したので、俺はそっとアリアの頭を撫でた。密着したアリアからは、甘酸っぱい、クチナシの香りがした。

――そういや、昔もこんなことしたっけな、まあ、あの時は身長が同じくらいだったがな。

なんてことを思いつつ、アリアが泣き止むまでずっと頭を撫で続けた。

 

 

 

 

 

「ありがとう、レイ。もう大丈夫だわ」

 

あれから5分ほどだろうか、未だ俺を抱きしめたまま、アリアが言ってきた。

 

「そうか、ならこれで――」

「ところで、レイ。一つ質問があるのだけど」

 

俺が離れようとしたら、アリアが離れず、質問があると言ってきた。

――ってかさっきよりも抱きしめる力が強くなっているような……

 

「どうしてさっき、クラスの女子とツーショットなんかしていたの?」

 

アリアはそう言って、抱きしめる力をどんどん強くしてくる。

イ、イテェッ!ちょっ、まっ、痛すぎるって!アリア!鯖折りの力強すぎって!ほ、骨がぁ!背骨がぁ!

 

「そんなのにデレデレしていてるレイにはお仕置き、よっ!」

「ぐはぁっ!」

 

アリアは鯖折りの体勢から、そのままの状態で後ろに投げる――ジャーマンの逆バージョン、リバースジャーマンという離れ技を披露した。

普通だったら手をついて回避できるも、鯖折りのあまりの痛さに何もできずに頭から落ちた。それもコンクリに。

――ああ、どうせならエクスプロイダーの方が良かったな、あれは肩から落ちるし。

俺は薄れていく意識の中、そんなことを考えていた。そして俺の意識は闇の中へと消えていった……

 

 

 

 

 

「う、うーん……」

 

どれくらい時間がたったのだろうか、意識が戻ってきた……ハッ(゜ロ゜)!今何時だ!?

時計を見ると19:20。クラスの奴等に解放されたのが18時だったから、約1時間半か。ってかまだイテェ、まあコンクリに頭から落ちて痛いだけで済んでる方が奇跡だけどな。

辺りを見るとアリアはもういない。帰ったのだろう。俺も帰るとしますか……

 

 

 

 

 

「あんた、アタシのドレイになりなさい!」バタンッ

 

ヤア( *・ω・)ノ皆、一つ質問したいことがあるんだが。

俺の幼馴染みとパートナーがSMプレイを始めていたらどうすれば良いと思う?……えっ、お前も混ざれって?バカかお前。

まあ、ここでスルーしてあげるっていうのが優しさなんだろうな。仕方ない、今日は剛気にでも部屋に泊めてもr「「ちょっと待った~!」」……なんか前にもあったよな、コレ。

 

「とにかく話をきいてくれ!話せば分かる!」

「そうよ、レイ!話すということはとても大事なのよ!」

「大丈夫だ、みなまで言うな、理解したから」

「「絶対間違っているから、ソレ!」」

「はいはい、お楽しみは二人だけでやってくれ、俺は干渉しないから、さ?」

「「だから!人の!話を!聞け~!」」

 

……仲良いなお前ら。




どうでしたでしょうか?

ようやく、アニメ1話分終わりましたね。今の小説に追い付こうとすると………フゥ(ため息)

それでは、ごきげんよう。

ー追記ー
コメントにて、アンケートを感想の方で募るは禁止ということが分かりましたので、ヒロインを入れてほしい人は活動報告にて書いて頂けますよう、ご理解とご協力をお願いいたします。こちらのミスでご迷惑をお掛けして申し訳ありません。

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