皆さんのおかげで昨日の間だけでUA数が1000を突破しました!!ありがとうございます!!
相変わらずの駄作ですが、これからも頑張っていきたいと思いますので、是非最後まで読んで下さい。
さて、それでは第4話、始まります!!
遂に零とアリアの関係が明らかに!?
なん……だと……?
何故だ、何故俺のことが分からない?そりゃあ、アリアと別れてから約3年間たったが、それでも普通覚えているものだろ?結構ガックリくるぜ(´・ω・`)
――ん?3年前?あっ、そういうことね、了解(`・ω・´)ゞビシッ!!
「アリア、俺だよ。
「えっ、蓮斗!?」
俺がある名前を口にすると、アリアは再び驚いた顔をする。
「まさか……蓮斗なの?」
「ああ、俺だよ、蓮斗だ」
そう言って信じてもらえると思ったのだが、アリアはまだ疑っているようだ。
――仕方ない、
「神崎・H・アリア」
「な、何よ、いきなりフルネームでよn」
「5才で初めて会った時、親の陰に隠れながらオドオドした様子で挨拶。その後、俺を部屋へ招いたまでは良かったものの、挙動不審の状態で何も喋らずに、ジュースの飲み過ぎにて腹をこわす。その後なんとか仲良くなり、家の中を案内してくれたのだが、その時特に自慢していた超巨大のプールにて、プールサイドで足を滑らせて頭からダイブ。以来小さい時にて強烈なショックを受けたため、泳げなくなる。本人はカナヅチだと主張するも、実際の処は転び方があまりにもダサかったので、カナヅチだということにしている。
極めつきには12才の時、久し振りに会って『以前のアタシとは違うわ!!』と豪語するので、その時に有名だったホラーテーマパークに連れて行ったら、あまりの怖さにおもr「わあ~~~!」
「分かった!分かったからもうそれ以上言わないで!」
……ふうっ、ようやく信じてもらったか。いや~、人に信じてもらおうとするのはとても大変だな~(ゲス顔)
アリアは顔を真っ赤にしながらも、俺の言ったこと(トラウマ)で俺を信じたようだ。
しかし、気になるようなことがある顔をしている。コイツ分かりやすいな。てか俺の周りの人間って表情豊かな奴ばっかだな、無表情の奴とかいないのかよ。
まあ俺も気になることがあるから聞いてみるか。
「「なあ(ねぇ)、アリア(蓮斗)」」
……
「「いや、そっちからで良いよ(良いわ)」」
……気になることを聞こうとした時にハモると気まずくなるよな~。
「な、なあアリア」
「な、何?蓮斗」
「多分言いたいこと同じだろうから、せーので言うか?」
「良いわよ」
「よし。じゃあ、せー、のっ!」
「「なんでお前(アンタ)の髪と目の色変わっているんだ(のよ)?」」
そう、俺がアリアを、アリアが俺のことを分からなかったのはこれが理由である。
最後に会った時、俺は黒髪で目は茶色。ごく自然な日本人の見た目だった。アリアも緋色の髪に赤い瞳ではなく、金髪に碧眼だった。
「えっと……2つ聞きたいことがあるけど、良いかな?」
と、さっきまで放置されていたキンジ(ヒステリアモード継続中)から声がかかる。
「いいぞ」
俺が許可したため、キンジが喋りだす。
「まず、一つ目。アリアは何で零のことを蓮斗と呼んでいるんだい?二つ目。零、君が海外に行ったのは10才からじゃなかったのかい?聞いているとその前から行っていたように聞こえるけど?最後に二人は知り合いなのかい?」
キンジ、それ二つじゃなくて三つな。┐(-。ー;)┌
「何言ってるのよ、アンタ。蓮斗は蓮斗じゃない。それに零って誰よ」
まあ、そうなるわな。だって……
「アリア、よく聞け。零とは俺のことだ」
「嘘!?」
アリアは驚いた顔をするが、事実なんだよな。
「だってアンタの名前は桐ヶ崎 蓮斗じゃ……」
「それは、その
「じ、じゃあなんで偽名なんか……」
「色々あったんだよ……」
俺はそこで少し昔を思いだして、表情を暗くする。
アリアもそれを察してか、それ以上は聞いて来なかった。
「二つ目の質問に答えるぜ、キンジ」
と、俺が言うと、キンジがこちらを向いた。
「確かに、俺が各国を回っていたのは10才からだ。しかし、俺が海外に行ったことがあるのは10才からじゃない、寧ろ生まれた時から毎年行っていたぜ?」
「……はっ?」
キンジは意味が分からないといった表情をしている。
「親の実家に行くことなんて、子供の時は当たり前だろ?」
そう言うと、今度は納得したような顔をする。
「なるほど、確かに零の母親は日本人とイギリス人のハーフだったね」
「そう言うこと」
そう、実は俺は生粋の日本人ではない。父親が日本人、母親が日本人とイギリス人のハーフ、つまりクォーターだ。
小さい時にアリアにこの話をした時、『私と逆なんだね、面白いね』と目をキラキラさせていたのを覚えている。どこが面白かったのかは、今でもよく分からないが……
「そして三つ目」
最後の質問に対する答えだ。
「俺とアリアは知り合いかということに対してだが、
俺とアリアは……
パートナー、だ」
…………
「はっ?」
「だから、パートナー」
意味が分からなかったのか、キンジは首をかしげるので、もう一回言った。
「えっと、そうなのかい?アリア」
「……ええ、そうよ、パー・ト・ナーよ……」
……あれ?気のせいか、アリアが凄く怒っているような……アハハ、おかしいな、空間が揺れているよ。汗止まんないよ?震えが止まらないよ?
「あ、あの、アリアさん?もしかして怒ってます?」
思わず敬語になりつつも、アリアに問う。
「べっつに~、ずっとパートナーとして隣にいてやるとか言ったくせに、アタシの13才の誕生日の日に、いきなり行方不明になったって連絡が来て、以来音沙汰もなしで心配して今まで各地を回ってたのに、アンタはその間ずっと各国を旅して遊んでたんだ~」
アリアの表情が怒った顔からいきなり笑顔になる。ただし、目は笑っていない。おまけに血管が浮き出てきて、『D』のような形になる。
――いや、呑気に観察してる場合か!てかあのDって何!?DIE!?それともDEAD!?
「そんな蓮斗には……風穴デストロイッ!」
なるほど、DESTROYのDだったのか。てかまだ蓮斗って呼んでるな、アリア。俺の名前は零『パァンッ、ヒュンッ』だってって危なっ!!普通に頭狙ってきたよこの子ッ!キンジが察してアリアの身体を押さなかったら、今頃俺はじいちゃんの元へと川を渡っていたかもしれない。
「何邪魔してんのよ!アンタにも風穴開けてやる!」パァンッ
「うぉっ!」
だがそのせいでキンジも風穴対象となり、アリアに撃たれている。こうなったら……
「キンジ、逃げるぞっ!」
「了解ッ!」
「こら~待ちなさ~い!」
と、俺とキンジが逃げてアリアが追いかけるというリアル鬼ごっこがはじまってしまった。勿論捕まれば風穴。
「でっかい風穴開けてやるんだから~!」
「「勘弁してくれ~!」」
――これが後に、『エネイブル』と呼ばれ、不可能を可能にする男と呼ばれる遠山 キンジと、
『緋弾のアリア』と呼ばれ、全国の犯罪者を震え上がらせる鬼武偵、神崎・H・アリアと、
『紅電』と呼ばれていたが、後に『緋電』と呼ばれ、人々の救いとなる錐椰 零との、
硝煙のにおいにまみれた、面白おかしい出会いと再会だった。
どうでしたでしょうか?
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それでは、ごきげんよう。