まず一言、
お気に入り100件突破!!
これも全て皆様方のお陰です!!拙い文章ですが、精一杯頑張っていきますので、これからもよろしくお願いいたします!!
では、第11話、始まります。
零が事件で大暴れ!?
ヤァ( *・ω・)ノどうも、零だ。
現在俺は
――武偵校は、一時間目から四時間目まで普通の学校と同じように一般科目の授業を行い、五時間目以降、それぞれの専門科目に分かれての実習を行うことになっている。
また、その時間を利用して
アリアと待っていること数分後、
「なんで……アリアがここにいるんだよ……あと零も!」
「アンタがここにいるからよ」
「俺はアリアに連れてこられた」
キンジが疑問を俺達にぶつけると、アリアは答えになってないことを言い、俺は事実を告げる。
「アリアの方は答えになってないだろ。
「アタシはもう卒業できるだけの単位を揃えているもんね」
「俺もアリアと同じ。てか俺は専門科目はないから行かなくてもいいんだけどな」
なんせ全部Sランクだし。てかさっきからキンジ俺のことをオマケ扱いにしてないか?
「で、アンタ普段どんな
「お前には関係ないだろ。Eランク武偵にお似合いの、簡単な依頼だよ。帰れっ」
ちなみに
「アンタ、いまEランクなの?」
――へぇ、
キンジは入学試験の時に、たまたま受験先が一緒だった白雪が武偵目指してるはずなのにいかにもチャラそうな男達に追われている時に廊下でぶつかり、そして転倒して制服が着崩れた白雪を押し倒すような体制になったことでヒステリアモードになり試験を余裕でクリアし、Sランクに格付けされていたのだ。
「そうだ。一年3学期の期末試験を受けなかったからな。ていうか、俺にとっちゃランクなんてもうどうでもいいんだよ」
「まあ、ランク付けなんて確かにどうでもいいけど。それより、今日受けた
ランクは関係ない、か。俺の場合はそれは逆だがな。
「お前なんかに教える義務はない」
と考えているとキンジとアリアが口喧嘩を始めそうになってたので、
「まぁいいじゃんキンジ、どうせ言っても離れる気がないんだし。てか俺も知りたい」
「結局お前が知りたいだけじゃないか!……ハァ、猫探しだよ」
「猫探し?」
「
それはまた、随分と地味な依頼だな。
「ハァ、せっかく武偵校から離れて作戦を練ろうと思ってたのに……こうなったらさっさと終わらせて帰るか……」
「なんだキンジ、早く終わらせたいのか?なら見つけてやるよ」
「見つけるって言ってもそんな簡単に見つかる訳……って零、どこに行くんだ」
俺はキンジ達から少し離れた所に行き、キンジがそれに疑問をぶつける。
「二人とも俺から半径3メートル以内に入らないでくれよ?」
そう言って俺は集中する。
『
『これより半径3メートル以内を軸に座標を固定。サーチを開始する』
『キーワードは青海・飼い猫・迷子……一件特定、公園内の水辺にて小さな鈴をつけた子猫を発見。サーチを終了する』
……フゥッ、疲れた~。
「れ、零。い、今何したんだ?」
「何ってサーチしただけだが?猫は青海の公園の水辺にいるぞ」
「ア、アンタ本当にチートよね……」
そうか?半径3メートル以内に人がいないことが条件だから、あまり使えないんだよな。
「まぁキンジ、場所が分かったんだからさっさと行ってこいよ。あとアリアも」
「あ、ああ」
「え、ええ」
二人は戸惑いながらも青海に向かった。さて、依頼を受ける気でいたのになんだか面倒くさくなってきたな。街でもブラブラ歩いてきますか。
「さてさて、今から何をしようかな……何だあの銀行、人だかりが出来ているんだが。警察もいるし」
しかも銀行はシャッターが降りたまま。不信に思って警察に話しかける。
「スイマセン、なかで何が起こってるんです?」
「何だね君は……て、武偵じゃないか!」
その警察は俺の着ている武偵校の制服を見て驚き、俺に事情を話す。
「じ、実は今なかで複数人の強盗達が人質をとって立て
「成る程……人質の数は何人で、強盗達の数は何人か分かりますか?」
「人質はだいたい12~3人。強盗達の数は5~6人だ」
成る程ね、ありがちな犯行だな……よし。
「分かりました。じゃあ捕まえてきますね」
「分かった、気をつけてな……ておい!まさか一人で突入するつもりか!?」
「はい、そうですけど?」
今の流れ的にそうでしょ?何を言ってるんだこの人。
「
「大丈夫ですよ。それに知ってます?
そう言いながら俺はシャッターの前に立つ。
「あ、今からシャッター壊しますので離れてて下さいね~」
「は?君、何を言って――」
そう言ってしゃがみ、思いっきりジャンプしながら回転し――
「
――暫くの間封印していた踵落としの上位番をシャッターに叩きつけた。
――バキャッ、ドンッ
「いっちょ上がり~」
「……うそ……だろ……」
俺達の目の前にはシャッターがなく、変わりに何が起こったか分からない顔をしている犯人達と人質がいた。成る程、犯人は5人か。
「はいどうも~武偵です。説明するの面倒くさいので色々な犯罪で逮捕しま~す」
「えっ、何?どういうこと?なんでシャッターが真っ二つになって左右の壁にまでぶっ飛んだの?」
説明ご苦労、犯人Aくん。
「ああ、俺が蹴った」
『蹴った!?』
俺の発言に中にいた全員が驚く。て言っても本当なんだよね、コレ。
「お、おいどうする?」
「だ、大丈夫だ。ここには人質が――」
「人質が何だって?」
俺は喋りだした犯人2人に向かって接近し、顎に掌底を繰り出して脳を揺らし戦闘不能にする。
「――ッノヤロゥッ!」
続いて一人が接近して俺を銃で殴ろうとする。つーか銃持ってるなら撃てよ。バカだなこいつ。
まぁ一直線に突っ込んでくるだけなのでヒラリと
「くそ、嘗めやがって……お前たち!拳銃使うぞ!」
「ええっ!?でも威嚇用に持ってるだけじゃ……」
「相手は武偵だ、撃ったって死なねぇよ!」
こいつらバカだな、相手に作戦内容モロバレじゃねぇか。しかも威嚇用って言ってるあたり、撃ったことがないのがバレバレだ。
そんな素人が撃った所で当たる訳がないが、人質がいるのでここは――
パァパァンッ!!
――
パァンッ、キィキィンッ
バラバラッ
俺の技の一つ、
そのことに戸惑っている間に接近して意識を沈めた。
「俺が通りかかったのが運のつきだったな」
そう俺が言った後、周囲から歓声が上がった。
「犯人達を無力化してくれたことに感謝する、武偵の君」
「いえいえお構い無く、これも武偵の仕事の一つです」
さっきの警察に犯人達を渡して、警察から感謝の言葉をもらう。
「ところで君の名前を教えて頂きたいのだが」
「そう言えば名のってなかったですね。僕の名前は
「紅電!?君がか!?」
「あれ、知ってるんですか?」
「知ってるも何も超有名人じゃないか!『紅電』の名前は下っ端のヤクザでも知ってるくらいだよ!」
へぇ~そうなんだ、本人だけど全然知らなかったな、その情報。
「やはり君には何か礼をしておきたい、私はこう見えて結構顔が聞くからな、なんでもいいぞ」
「なんでもですか、でしたら……」
――良かった、それなら頼みたいことがあったからそれを言おう。
「――銀行のシャッターのこと、器物破損にしないでくれますか?」
――真っ二つに割れたシャッターを指差しながら、俺は苦笑してそう言ったのであった。
どうでしたでしょうか?
ヒロインアンケートの途中結果ですが、
1に、6標
2に、4標
ということになっています。締切は11日までなので、皆様是非ご参加下さい。
それでは、ごきげんよう。