お陰様で、10話まで来ました。本当にありがとうございます!!まあ内容はまだコミック一巻分すら終わってないんですけどね笑
では、第10話、始まります。
ほのぼのした感じです。
チュンチュン(・8・)(・8・)
「ファ~、眠い」
ヤァ(・ω・)ノおはよう。えっ?前と絵文字が違う?気にするな(*´∇`*)。それよりことりの
さて昨日、アリアに許された後、誰がどこに寝るという話があったのだが、ドアから見て左下のベットにキンジ、右上のベットにアリア、右下に俺といった感じだ。
「飯でも作るか」
そう言って、冷蔵庫の中から味噌、昆布、豆腐、ネギを取り出す。後キャベツと鮭も。
取り出したものから分かるように、俺が作ろうとしているのは味噌汁と魚、つまり和食だ。まぁ鮭はムニエルにするが。
パンにしない理由は腹持ちが良くないからだ。時間がない時はパンにしているが、基本は早く起きているのでちゃんと作る。
「ファ~……おはよう」
料理を作っているとアリアが半分寝たまま起きてきた。
「おう、おはようさん。今朝飯作っているから、顔洗って服着替えてこいよ」
「分かった……」
俺の言う言葉にアリアは素直に従い、制服を持って顔を洗いに行った。
そうこうしてる内に料理は作り終わり、後は皿によそうだけとなった。
「アリア~、キンジを起こして来てくれ」
「分かった」
制服に着替えたアリアにキンジを起こすように頼むとアリアは了承し、寝室へと向かって行った……何か二人が揉めてる声が聞こえてきたが、大丈夫なのか?
「おはよう、零」
「おう、おはようキンジ。何で腹押さえているんだ」
「昨日の朝がもう一回来ただけだ……それより早くご飯にしようぜ、じゃないと腹を空かせた仔ライオンがうるさいからな」
「誰が仔ライオンよ」
そんな会話をしつつ、俺達は席につく。
「「「頂きます」」」
「「ご馳走さまでした」」
「お粗末様でした」
さて、学校へ行きますか。
「アリア、登校時間をずらすぞ。お前、先に出ろ」
「なんでよ」
「なんでも何も、この部屋から俺達3人が並んで出てってみろ。見つかったら面倒な事になる。ここは一応、男子寮ってことになってんだからな」
おいキンジ、一応って何だ、一応って。
「勝手に指図しないでよ、奴隷の分際で。それに他の人が思っていることなんてどうでもいい」
「俺は奴隷になったつもりはないぞ」
「朝からケンカすんなよお前ら」
そんなことをやっていると、
――ピンホーン……すみませ~ん、武偵専用特急宅配で~す……
「お、来たか」
「こんな朝っぱらから何を頼んだんだ、零」
「まぁ、見てからのお楽しみということで」
そう言って、俺は玄関のドアを開ける。
「どうも、こちらにサインをお願いします」
「はい……これで良しっと」
「ありがとうございます。荷物は下に置いておくので、後でご確認ください」
「はい」
そう言って、宅配便の人は帰っていった。
「宅配物を下に置いておく?一体何を頼んだんだ?」
「見たいなら来いよ、面白いのが見れるぞ」
そう言って、俺は学生カバンと昨日学んだのでガバメントとグロック17、さらに俺の部屋から刀を二本取り出して腰にしまった。
「零、今の、日本刀だと思うけど何?峰の所が赤かったけど」
アリアがそう言って、キンジもそれに頷く。そういえば見せたことなかったな。
「これは俺が造った物だ」
「レイが造ったの?」
俺は柄から抜いて、アリアとキンジにもう一度見せる。
アリアは俺が造ったことに驚いているようだ。
「
「いや舐めてないけど」
俺は日本刀を柄に戻して玄関に行き、靴を履いた。
「それより何回も言うが、早く下に行くぞ」
そう言って玄関を出たので慌てて二人が靴を履いて追ってくる。てかキンジ、結局一緒に来てるけど大丈夫なのか?
「これが……」
「面白い物?」
「ああ、そうだ」
「「ただのバイクじゃん(よね)」」
ただのとはなんだ、ただのとは。
さて、宅配された物はバイク。でもただのバイクじゃない。
「でもこんなバイク見たことないぞ」
「当たり前だろ?俺が造ったんだから」
「「これも!?」」
アリア達は俺の作品part2に驚いているようだ。
「凄い……」
「でも日本刀は造ってもいいが、バイクは造ったって走らせることが出来ないんじゃないか?」
「大丈夫、特許は持っている。そこら辺に抜かりはないのだよ」
「語尾可笑しくなってんぞ」
まぁともかくこれで武偵高校までのアシが出来た。俺バスとか電車とか混雑している所嫌いなんだよな。
「って言うことでさっさと行くぞ」
そう言って俺はバイクに乗り、ヘルメットを被る。
「でも零」
「なんだキンジ」
「サイドカーがないぞ?」
「さっきメールで届いたが、サイドカーだけ明日届くようだ」
「じゃあどうするの?」
どうするってそりゃあ、
「キンジ、お前は一人が好きなんだろ?それにアリアと一緒に行きたくないんだろ?」
そう言いながら、俺はアリアにヘルメットを渡す。
「アリア、乗れ」
「分かったわ」
「えっ、ちょっと待「じゃあな~キンジ、また学校でな~」てって置いてくな~!」
アリアがバイクに乗ったことを確認してからバイクを発射させた。キンジの叫び声が聞こえてきたようだが無視することにした。
どうでしたでしょうか?
少し活動報告でお話がありますので是非見てください。
では、ごきげんよう。