携帯アプリのfate/grand orderに嵌ってしまった。寝る前にアプリを見つけてしまったため、気がつけば朝の七時を過ぎていたでござる。
十連ガチャ二度回した。ほとんど概念礼装だった。あまった石で四度回した。全部礼装だった。
……SSRも当たったし、SRも結構出たから良いんだけど、良いんだけどォォォ! これ求めてたのとなんかちゃうっ!
せめてSR鯖一枚くらいほしい。
(なでしこたちに怪我がなくてよかった……)
無事な二人の姿が確認できて心の底から安堵した。
二人の頭上に照明装置が落ちてきたのを見たときはマジで一瞬呼吸が止まったからな!
身体強化して運よく蹴り飛ばせたからよかったものの、後一瞬遅かったらと思うと――。
はぁ……すげぇ焦ったわ。
「捕獲したぞ。まったく迷惑なムジナだ」
仮名さんがトリ餅で捕獲したムジナを戦利品の如く見せてきた。
どうやら大人しく自分から捕まりに来たらしい。こいつも反省したということでいいのだろうか?
まあ、今はそんなことよりもだ……。
「ようこ」
「……っ」
自分でもビックリするくらい抑揚のない冷めた声が出た。
呼ばれた本人はビクッと肩を跳ね上げて恐る恐る近づいてくる。
――パンッ!
乾いた音がリング場に響いた。
振り抜いた手を戻し、横顔を向けたまま呆然としているようこに一言告げる。
「よく考えろ」
しばらく呆けていたようこはぷるぷる震えながら紅緋色の目に大粒の涙を浮かべると、感情を爆発させたかのように泣きながら走り出した。
「うわああぁぁぁぁぁんっ」
「ようこさん!」
なでしこが心配そうな目でようこが出て行った方角を見る。次いで俺を見た。
その目が何を意味しているのか悟った俺は小さく頷いた。
一礼するとようこを追うべく駆け足でこの場を離れる。
その後ろ姿を見送りながら人知れずため息をついた。
「……まったく」
今まで頭を叩くことはあっても頬はなかったが、今回ばかりは本気で怒っている。
考え知らずのようこに対してもそうだが、なにより自分に対して腹が立った。
(今まで俺は何をしてたんだろう……)
人間社会の常識や倫理などようこに教えるべき事柄はたくさんある。なでしこと一緒になってこれらをようこに教えてきたつもりだった。
だが、俺は教えた気でいただけではないだろうか。ちゃんとようこが理解していたか――いや、そもそもようこの考えというものを理解しようと俺から歩み寄っただろうか……?
ただ一方的に【勉強】を押し付けていただけではないだろうか。
もっと俺自身が理解を示せば――。
「いや、違うな……」
なでしこと、ようこ。彼女たちと一緒に、足並みを揃えて一歩ずつ進めばよかったんだ。
(焦ってたのかもしれない……)
よくよく思い返せばどうだ。勉強の時間、ようこの態度や反応。退屈そうにしていなかったか? 理解できないことを一方的に教えられていたように見えなかったか?
半人前のようこを一人前の犬神にする。人間社会の常識やその他もろもろを教えなければと気が急いていなかったか?
(俺も反省するべきだ)
ようこのフォローはなでしこに任せよう。多分そのほうが良いと思う。
そして話し合おう。ようこの話をしっかり聞いて、俺の話も聞いてもらって。少しずつ前に。
でも、頬を叩いたのはやりすぎだったかな? いや、あそこは叩かないといけない気がしたし。ちゃんとようこに怒ってるんだぞって知ってほしかったし……。でも、ようこすごい泣いてたよなぁ。大泣きだった。
「あの、啓太様?」
不意に裾を小さく引っ張られた。
見ればともはねが不安そうな面持ちで見上げていた。
仮名さんもいつになく渋面な顔をしている。
「大丈夫か川平」
どうやら叱った俺を心配しているらしい。そこはようこじゃないんだなと小さく笑った。
「……ん、大丈夫。ようこのフォローはなでしこに頼んだ。俺も後でよく話し合う」
「そうか……。まあ、なんだ。君たちなら大事にならないだろうと勝手ながら思っている」
「ん。ありがとう」
本当に仮名さんって良い人だな。今度飲みに誘ってみようかな……。
教育の話とか相談に乗ってもらったりしてな。
「あの、啓太様……? その、ごめんなさい!」
「……ん?」
がばっと勢いよく頭を下げるともはねに面食らう俺。
いや、急に謝られても困るんだけど。どしたの?
「だって、あたしのせいでようことケンカしちゃったじゃないですか……」
「あー……」
俺に助けられたのをまだ気にしてるのかな。
少しでも不安が消えるようにと、ともはねの頭を優しく撫でた。撫で方としてはようこにするように"くしゃっ"とする感じだ。
「気にするな」
「でも……っ」
「大丈夫。喧嘩じゃないし、このくらいでどうこうならない」
お互いそれくらいの信頼関係は築けているつもりだしな。
というか謝るのは俺のほうだ。薫から借りた大切な子に傷を負わせるところだったのだから。
他所の子を預かっている以上責任は俺にある。
「巻き込んじゃってごめん。それと、手伝ってくれてありがとう」
そう言うと、ともはねは何故か驚いた表情を浮かべた。
「あ……笑った」
「ん?」
「いえ……啓太様がちゃんと笑ったところ初めて見ました」
おいおい俺だって笑いくらいするぜ? まあ経験則からして、笑ったといっても精々頬が緩んで口角が上がったくらいだと思うけどな!
にぱーっと素敵な笑顔を浮かべるともはね。くっ、子供スマイルが眩しいZE……。
「さて……」
最後にポンポンと軽く頭を叩き、ともはねから手を退かした俺は仮名さんの元に向かった。
トリ餅にくっ付いたまま、ぶらーんとぶら下がっているムジナ野郎の顔をガッと掴む。
「きゅっ!?」
驚いた声を上げるがそんなのお構いなしに、ぬぅっと顔を近づけた。
そして、至近距離から特大の殺気を込めて睨みつける。
「次はない」
ドスの利いた声にぷるぷるとムジナが震えた。
よし。恐怖は植えつけた。これでもう妙なマネは出来ないだろう。
まあ、次に脱走なんかしたら……フフッ。
「きょろきょろきゅう~~~~」
「川平、気持ちはわかるがその辺にしてやれ……泣いてるぞムジナ」
「あはは……。啓太様って怒らせると怖いんですね……」
緊張していた空気が緩和した。
――そういえば、この照明器具誰が弁償するんだろう。……えっ、なんでもこっち見てんの?
1
「すんすん……」
ビルの屋上にあった丸いやつの上で膝を抱えたわたしは一人鼻をすすっていた。
ケイタに嫌われた。その変えようのない現実がわたしの心に重たく圧し掛かっていた。
「ケイタ、すごく怒ってた……ぶった……」
今までも怒られたことあったけど、ぶたれたことはなかった。
目もすごく冷たくて、まるでわたしに興味がなくなったかのような目だった。ケイタのあんな目、見たことない。昔のケモノだったわたしがよく浮かべていたソレと似た目をしてた……。
「うぅ……悲しいよ、苦しいよぉ……」
ケイタに嫌われたらと思うと、胸が裂かれたような痛みが走る。
『お前なんか嫌いだ』『こっち来るな』『出て行け』そんなありもしない言葉が浮かんでは消えた。
違う! ケイタはそんなこと言わない!
(でも、わたしのこと嫌いになったら……)
……。
わたし、どうやって生きていけばいいんだろう……。
ビルの上から街並みを見下ろす。
街には色んな人間たちが住んでいる。色んな不思議なものが存在している。色んなもので溢れかえっている。
車、テレビ、ショーウィンドウ、ビル、お店。全部こっちに来てから知ったものだった。
街にはわたしの『こーきしん』を刺激するようなものが一杯だった。
だからケイタの犬神になった当初は様々なものに興味が湧いた。『こーきしん』を満たすためだったらなんだってするつもりだった。人間の迷惑だなんて知ったことじゃない。わたしが満足すればそれでいい。わたしを飽きさせないでくれればそれでいい。
だけど。
ケイタと一緒に過ごすうちに――なでしこも一緒だけど――そんなことどうでもよくなった。ううん、正確に言えばそれよりも優先することが増えた。
それが、ケイタと一緒に遊ぶこと。ケイタにかまってもらうこと。
人間たちをおもちゃにして遊ぶよりも、モノを壊して遊ぶよりもずっとずっと何十倍も楽しかった。
ケイタと触れ合ううちに、もっともっと彼のことが好きになった。
好きになれば好きになるほど、ケイタに夢中になった。
――もっとわたしを見て! もっとわたしにかまって! 遊んで!
今思えば結構困らせちゃったと思う。なにせケイタの都合なんてまったく考えないで行動していたから。
でも、ケイタは嫌な顔一つしないでわたしのわがままに付き合ってくれた。
嬉しかった。
山で嫌われ者だったわたしにかまってくれた人なんて、なでしこかはけ、おじいちゃんくらいだったから。
だから怖かった。ケイタに嫌われるのが。
嫌われたらわたし、絶対おかしくなっちゃうから。普通じゃいられなくなるのはなんとなく分かっていたから。
だから、ケイタが嫌がることは――本当に嫌がることはしなかったし、嫌われそうになるようなこともしなかった。人間たちにも手を出さなかったし、街のもので遊ぶこともしなかった。したらケイタが悲しむと思ったから。
だけど――。
「うぅぅぅ……! ケイタに嫌われちゃったよぉ」
わたしの瞳からまた涙が出てくる。くしくしと目をこすっても止まらなかった。
「ようこさん、こんなところにいましたか!」
私の上からよく知った声が降ってきた。見上げると虚空からふわりとなでしこが現れた。
わたしの隣に降り立ったなでしこはホッと吐息を漏らすと心配そうに眉を寄せた。
「探しましたよ……。さあ、帰りましょう?」
「……」
「ようこさん?」
黙りこむわたしを不思議そうに見るなでしこ。その顔を見てると、胸のそこからドロドロとしたものがこみ上げてきたのを感じた。
気がつけば、こんな言葉を口走っていた。
「……どうせ」
「え?」
「どうせ、いい気味だと思ってるんでしょ……?」
わたしとなでしこは恋敵だ。ケイタを巡る恋のライバル。
今まで主を取らなかったなでしこ。そんななでしこがケイタを唯一の主として認めたんだから、その想いは相当なものだ。
そんななでしこにとって、わたしは邪魔な存在なはず。
だって、わたしはなでしこの敵だから――。
「ケイタに嫌われたわたしを笑いにでも来たの?」
「そんな、私は……」
「いいわよね、なでしこは」
――これで、邪魔者がいなくなったんだから。
「……っ」
乾いた音が鳴った。さっきとは反対の頬に走る、今日二度目の衝撃。
ケイタのそれと比べて全然力が入っていなかったけど、わたしは呆然と頬を押さえてなでしこを見た。
「……!」
泣いていた。
あのなでしこが、お淑やかでいつも余裕のあるなでしこが。
泣いていた……。
「ようこさんは……! 邪魔なんかじゃありませんっ!」
悲鳴のような声。
身を裂くような叫び声。
なでしこのこんな声を聞いたのも初めてだった。
「確かに、ようこさんには軽率なところがあります! 向こう見ずで考えなしなところがあります! 何度、ようこさんの行動に冷や冷やさせられたか、数えたらきりがないくらいです! でも――!」
――お友達を邪魔だなんて思ったことは一度もありません!
目から一筋の涙を零しながら、叫ぶように言葉を叩きつける。
今まで一度も聞いたことがない、なでしこの心の声だった。
「でも、わたしたちはケイタを巡る恋敵で……」
「私は一度もようこさんのことを敵だなんて思ったことないですっ」
私の声に被せるようになでしこが言った。
その翡翠色の目は真っ直ぐわたしのめを射抜いている。いつもはふんわりとした垂れ気味の目が吊り上り、キッとわたしを睨みつけていた。
もう、なにも言えなかった――。
「私は、ようこさんのことを今も昔もずっとお友達だと思っています。啓太様に関して色々とありましたしお互い対立するようなことがあったのも事実ですが、それでも私はようこさんのことを敵だと思ったことは一度もないですし、今でも仲良くやっていけたらと思います」
凛とした顔で思いを口にするなでしこ。その真剣な表情から本気でそう思っているのだと解かった。
「それに、今回のことは私にだって非があります」
「えっ?」
「私は……ただ見ているだけでなにも出来ませんでした。むしろ啓太様やようこさんの足を引っ張っているだけで、お仕事に貢献することも出来ない使えない女です……」
懺悔するように呟いたその言葉に驚いた。
今まで弱音一つ吐かなかった、いつも微笑んでいたなでしこの弱弱しい姿。
なでしこが、そんなことを思っていただなんて……。
「でも、あんたは戦えないから仕方ないんじゃ」
「それでも。なにかお手伝い出来たはずなんです……。だけど、実際は啓太様に貢献できることなんて何もなくて、ただのお荷物になるだけでした。ようこさんの時だって、もしかしたら止めることが出来たのかもしれないのに……」
「……」
「止めようとしなかった――いえ、止めようとする努力を放棄していた私にも罪があります。ようこさんだけじゃないんです」
「なでしこ……」
「だから、ようこさんの失敗は私の失敗でもあります。……ふふっ、これで同罪ですね?」
最後にそう茶化すように冗談を口にするなでしこ。
締め付けられていたような空気がふわっと緩んだ気がした。
「でも、わたしケイタに嫌われちゃった……」
ずーん、と膝を抱えるわたしをそっと抱きしめてくれる。
優しい言葉がすんなり耳に入った。
「大丈夫です。啓太様はこんなことでようこさんを嫌いになりませんよ。あの方のことはようこさんもよくご存知でしょう?」
「……うん」
「大丈夫、大丈夫です……。私と一緒に謝りましょう。啓太様もきっと分かってくれます」
「そうかな……?」
「そうですよ」
……うん。ちょっと元気出たかも。
まだちょっと怖いけど、頑張ってケイタにごめんなさいしないといけないよね。頑張れようこ!
よしっ、と自分を元気付けた私は勢いよく立ち上がった。なでしこが離れる。
「……帰ろ、なでしこ!」
「はい、ようこさん」
二人で一緒に夜の街へ飛び降りた。
啓太が待っている家に……私の家に帰ろう。そして、ちゃんとごめんなさいって言うんだ!
――あの、ね……なでしこ。
――何ですかようこさん?
――その……ありがと。それと、今まで意地悪してごめん……。
――…………ふふっ、はい! 許しちゃいます♪
2
ようこたちの帰りを新聞を読みながら待つ。時刻は夜の十時を過ぎたところだ。
……さっきから全然活字が目に入らない。
(ようこたち遅いけど大丈夫か? まさか迷子になったりとか……)
どうしよう。俺も探しに行ったほうがいいか? それよりも一一〇番か??
一時間ほど同じ新聞記事を見ながら悶々としていると。
「ただいま!」
「ただいま帰りました」
天井をすり抜けてようこたちが帰宅した。
「ケイタ!」
ようこはソファーに座る俺の前まで来ると、なにやら覚悟を決めた兵士のような眼差しを向けながら絨毯の上に正座した。
その妙な気迫に呆気に取られていると、ようこは両手を地面につけて――。
「勝手なことして、ごめんなさいっ!」
思いっきり頭を下げた。完璧な土下座だった……。
しばらく呆然とようこのつむじを見ていた俺だったが、なでしこの強い視線に正気を取り戻した。
新聞をテーブルにおいてようこと正面から向き合う。
「……ようこ、頭を上げる」
「はい」
神妙な顔――というか姿勢なようこ。こんなようこ初めて見た。
真剣な顔で真っ直ぐ俺を見上げてくる。俺も表情を引き締めてようこの顔を真っ直ぐ見つめ返した。
「なんで怒られたか、理解してる?」
「うん……。ケイタの言葉も聞かずに勝手に動いて、ともはねたちを危険な目に合わせたから」
「そう。だけど、それは結果論。問題は自身の行動がどう影響するか、考えなかったこと。考えなしで動いた。その結果、ともはねたちが大怪我しそうになった。だから怒った」
「はい……」
「ちゃんと反省してる?」
「うん。これからはよく考えて行動する。今すぐは無理かもしれないけど、頑張る」
そう言い切ったようこの顔は今まで見たことがないくらい真剣な表情だった。
その言葉に嘘偽りはないと理解できる。
なら、これ以上俺が言うことはなにもない。
「そう……わかった。許す」
「……っ! ありがとうケイタ!」
ガバッと抱きついてくるようこ。おいおい、そんなことしたら犬型天使なでしこさんが降臨しちゃうぞ!
「って、あれ?」
恐る恐るなでしこの方を見れば、なぜか含みなしのにこにこ顔で微笑ましげに見守っている。
なんだ、一体どうしたというんだなでしこは……。いつもなら殺し屋もかくやという威圧感を放つニコニコ顔を浮かべるというのに!
そこはかとない恐怖を感じる俺ではあるが、まだやるべきことが残っている。気持ちを切り替え、ようこに抱擁を解いてもらった。
「……ようこ。俺からも言うことがある」
「なにケイタ?」
首をかしげるようこ。その後ろでなでしこも不思議そうな顔をしていた。
俺はそんな二人を見ながら、絨毯の上で膝を整え両手を地面につけて深く頭を下げた。
「すまなかった」
「え? え?」
「啓太様?」
混乱している二人に構わず、言葉を続ける。
「俺は……ようこのことをよく考えていなかった。とにかくようこを一人前の犬神にすることに拘ってた。ようこ自身のことをちゃんと見ていなかった……」
「ケイタ……」
「……啓太様」
神妙な顔をする二人に俺は今一度大きく頭を下げた。
「すまない」
嫌な静寂が場を包み込む。
ジッと頭を床につけていると、俺の肩に何かが触れる感触があった。
「頭を上げてケイタ」
言われたとおり頭を上げる。
そこには俺の肩に手を置いたようこの優しげな眼差しがあった。
今まで、ようこのこんな優しい目は見たことがない。
「わたし、頑張るから。頑張って良い犬神になるから。だから、また勉強……教えてくれる?」
「ようこ……」
なでしこが微笑みながら頷く。
俺も頷き、顔を引き締め再び大きく頷いた。
「……ああ、もちろん。一緒に頑張ろう。俺も頑張る」
フッと空気が緩む。ようこの笑い声となでしこの微笑みを前に、俺の顔も緩んだ。
ようこたちの仲も改善されたようだし、みんなと少しでも分かり合うことが出来た。
今日は良い日だ。
今回は結構悩んだ。賛否両論あるかもしれないけど、まあ教育者である啓太にも責任があるということで。
次回、はっちゃけます!
没ネタとして芸人のバンビーノネタを書きたかったんだけど、多分書いちゃだめだよね?