いぬがみっ!   作:ポチ&タマ

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 添削添削。
 改めて読み直してみると、結構誤字が出てくるんですよね。

 ご指摘を頂きまして以下の内容を修正しました。
・背と腹の密着に対する対処法の変更。



第三十四話「ムジナ野郎(下)」

 

 

 あたしの名前はともはね! 今日は薫様の頼みで川平啓太の仕事の『お手伝い』をしているの。

 川平啓太はあまり良い噂を聞かない犬神使いで、よく【人形】なんて言われている。

 実際に会ってみると確かに人形みたいに生気はないし表情もないから噂通りの人なのかなって思ったけど、話してみると意外とそうでもないみたい? 冗談も言うし分かりにくいけど表情も動く。少なくても心がないわけじゃないみたいね。

 でも油断は禁物。もし川平啓太が悪だったら私たちが薫様をお守りしなくちゃいけないんだから。しっかり見極めないと!

 だから今回の『お手伝い』は渡りに船だった。あたしの能力は探し物に向いてるから薫様のご期待にも応えられる。そしてあたしは川平啓太の近くで彼を見極めることができる。どちらも美味しいまさに『ウインウイン』な関係ってやつね!

 そして今、仮名さんが探しているムジナ妖怪を追ってスーパーに来ているんだけど、ちょっとトラブルがあって逃げられちゃったの。

 しかも、その時に仮名さんと川平啓太の体がくっ付いちゃって……。この物と物をくっ付けるのがムジナさんの力みたい。

 すぐにムジナさんを追って外に出たけど、ここでまた問題が出てきた。

 それが――。

 

「むぅ……仮名さん、もうちょっとしゃがむ」

 

「しかし、この姿勢は地味にキツイぞ」

 

 川平啓太の背中と仮名さんのお腹がくっ付いていたけど、服がくっ付いていただけだから川平啓太が着ていたシャツを切り裂くことでどうにか対応できた。どこから取り出したのか分からないナイフで、こうズバッ!と。

 それだけだと仮名さんの服に川平啓太の服がデローンってくっ付いちゃってるのが見えちゃうからナイフでくっ付いている部分を切り離した。

 換えの服はなでしこが三階の服売り場から買ってきたのを着てる。背中に可愛らしいカエルの絵が描かれているボタンで留めるタイプのシャツのやつ。

 残る問題は川平啓太と仮名さんの頬。頬同士がくっ付いちゃってるから、歩くときは仮名さんが少ししゃがまないといけない。仮名さんと川平啓太は身長差があるから、どうしても川平啓太に合わせないといけないみたい。

 だから仮名さんが少し腰を落として、まるで二人三脚をするみたいにくっ付いて歩いてるんだけど……やっぱり無理があるよね、これ。

 なにかいいのないかなぁ……。

 

「あっ、あれ!」

 

 その時、ふと目に入ったのがおもちゃ屋さんだった。

 そこの売られているある物に目がついた私はなでしこの手を引いた。

 

「ともはね?」

 

「ねえねえなでしこ! あれなんて使えるんじゃないかな!」

 

 あたしの声にみんなが一斉に指差した場所を見た。

 

「啓太様、ちょっと寄ってもいいですか?」

 

「んー……いいよ」

 

 あたしの言葉に頷いた川平啓太は――頬がくっ付いてるから仮名さんも頷いた――おもちゃ屋さんに足を運んだ。

 そしてある物を取って川平啓太たちに見せた。

 

「これなら啓太様にちょうどいいんじゃないかな?」

 

「……竹馬?」

 

 あたしが持ってきたのは一組の竹馬だった。

 これなら川平啓太の背も高くなって仮名さんの身長と釣り合うんじゃないかな。

 あたし的には名案だと思うんだけど、みんなの反応は――。

 

「うーん、これはちょっと……」

 

「邪魔にならないか?」

 

「そういえば、わたし竹馬で遊んだことない!」

 

 なでしこが苦笑いした隣で仮名さんが疑問を浮かべる。ようこは無視。なんか聞いてたのよりずっと子供じゃない。あたしの方が断然大人ね!

 でも確かに、言われてみたらすごくくっ付いた状態で竹馬を動かすのは少し無理があるかも。

 いい案だと思ったんだけどなぁ……。

 

「……いや。いける」

 

 だけど、川平啓太だけは違った。

 ジッと竹馬を眺めていると一つ頷き、手にとって実際に乗ってみた。

 どうやってるのか、普通に立っているときと同じように立ってみせた。

 

「……ん。高さも丁度いい。上手く操作すればいける」

 

「しかしこうも密着した状態だとバランスを取るのも一苦労だぞ。歩調も合わせねばなならん」

 

「……多分、大丈夫。とりあえず買う」

 

 仮名さんの言葉を聞き流した川平啓太はお財布と竹馬をなでしこに渡しちゃった。

 自分でススメておいてなんだけど、本当に大丈夫なのかなぁ。

 

「ともはね」

 

「はい?」

 

「……いいアイディア。ありがとう」

 

 なでなで。

 川平啓太は急にあたしの頭を撫でた。思わずキョトンとしちゃって川平啓太の顔を見上げた。

 いつもの無表情だけど、不思議と目が優しい光を放っているように見えたのは……気のせいかな。

 

 

 

 1

 

 

 

 驚くことに実際に竹馬を使って歩いてみると、そんなに悪そうには見えなかった。いや、むしろ良いかも。

 竹馬を自在に操る川平啓太は何度か仮名さんと歩く練習をすると、すぐに直すべき点を見つけていく。

 持ち手の竹馬を胸の高さまで斬っただけで、十分後にはもう歩くどころか走れるくらいには上達していた。

 

「一度作戦を練ろう」

 

「ん……賛成」

 

 仮名さんの言葉に頷く川平啓太。

 それにしても――。

 

「すごく、見てますね」

 

 道往く人たちが必ず振り返るくらいすごく注目を浴びちゃってる。中にはケータイで写真を取ってる人もいるくらいだ。

 あたしの言葉に仮名さんが肩をすくめた。

 

「無理もないが、気にしないことだ」

 

 いや、無理ですよこれ。

 だって、男二人がすごく密着しながら歩いてるんですよ? 二人三脚みたいに。しかも一方は竹馬使ってますし。

 カッカッカッカッ、て竹馬が地面を叩く音が意外とすごく響いた。

 なでしこが苦笑いしながらあたしの頭を撫でた。

 無言でただ撫でるその姿が「ああ、なでしこも苦労してるんだな……」って思わせた。

 

「啓太様、あちらの喫茶店で一休みされてはいかがでしょうか」

 

 なでしこが指し示した先には喫茶店【レ・ザルブル】があった。あたしたちもよく薫様と一緒にド○ールへ行く。

 ドアを開けるとベルのカランカランって音が鳴った。

 ウエイトレスの女の子がやってきた。可愛らしい女の子だ。あたしよりは年上ね。

 

「いらっしゃいま……せ……」

 

 可愛らしい笑顔を浮かべてたんだけど、川平啓太たちを見た途端、笑顔が固まった。

 それも当然だ。入店してきたのが頬をくっ付けている男なんだから。これ以上ないくらい顔を寄せ合って。しかも川平啓太は竹馬に乗ってるし。

 引きつった顔をしているウエイトレスさんに川平啓太が人数を知らせた。

 

「……五人。禁煙で」

 

「あっ、は、はい! ただいまご案内します!」

 

 引きつった顔のまま席へ案内するウエイトレスさんの後ろから川平啓太たちが続く。カニのように横ばいになりながら。竹馬の地面を叩く音が店内に響いた。

 客がすごい顔でこっちを見てくる。カウンターにいたサラリーマンがコーヒーを吹いたのが見えた。

 

「こ、こちらの席でよろしいでしょうか?」

 

「うむ。案内感謝する」

 

「ありがとう」

 

「で、ではごゆっくり!」

 

 あーあー。ウエイトレスさん逃げるように行っちゃった。

 

「……あの人、すごい勢いで素っ飛んでったね」

 

「うむ……。警察に通報されないことを我らの神に祈ろう」

 

「俺、無神論者」

 

 仮名さんと川平啓太がタイミングを合わせて腰を下ろす。その動作だけでどこかのテーブルから何かを吹き出した音がした。

 あたしたちは川平啓太たちの正面の席に座る。あたし、なでしこ、ようこの順番だ。

 座ってるだけなのにすごい顔をくっ付けている。事情を知っているあたしでも、気を抜くと笑い出しちゃいそうで困る。

 ホモカニ。どこかの席でそう呟いたのが聞こえた。

 

「ぷぷっ」

 

 思わず笑っちゃったあたしに正面からジトッとした目を向けられた。

 

「笑うとは、不謹慎……」

 

「そうだぞともはね。こちらは伊達や酔狂でこのようなことをしているのではないのだぞ」

 

 そう言うけど、その顔を二つ一緒に突きつけないで……!

 

「くすっ」

 

「あははっ、ケイタたち面白ーい!」

 

 身をよじって耐えてると、なでしことようこも笑い声を漏らした。

 なでしこたちでもやっぱり面白おかしく見えるのね。あたしだけじゃないんだ。

 ようこも一緒になって笑ってるのは意外だけど。

 

「あ、あのご注文は……」

 

 注文を取りにきたウエイトレスさんが笑いを堪えたような顔でピクピクしながら聞いてきた。

 

「アイスコーヒーを」

 

「アイスココア」

 

「私もアイスココアをお願いします」

 

「あたしこのチョコレートケーキ!」

 

 仮名さんがアイスコーヒー、川平啓太となでしこがアイスココア、ようこがチョコレートケーキを頼む。

 あたしはどれにしようかなぁ。でも喫茶店のメニューってどれも高いよね。

 うぅ、お金足りるかなぁ……。

 

「なんでも頼んでいい。おごる」

 

 メニューを前にうんうん唸っていると、そんなことを川平啓太が言ってきた。

 がばっと顔を上げる

 

「え? いいんですか!?」

 

「当然。ともはねには頑張ってもらってるから、なんでもいい」

 

 そういってフッと吐息を零す川平啓太。

 

(……川平啓太って本当はいい人なのかも?)

 

 って、いけないいけない。こんな簡単にかいじゅうされるわけにはいかないわ。あたしは安い女じゃないのよ!

 

「じゃあ、あたしはチョコレートサンデー!」

 

 思わず笑顔で注文しちゃったけど、まだ大丈夫!

 

「か、かしこまりました……! くっ……」

 

 ウエイトレスさんは我慢の限界に達したのか、注文を繰り返さないでそのまま早足で厨房のほうへ行っちゃった。

 そんなウエイトレスさんに川平啓太と仮名さんがぷりぷり怒ってる。

 

「失礼な店員」

 

「まったくだ。接客指導が行き届いていないな」

 

 顔を顰める仮名さんと無表情だけど頬を少しだけ膨らませた川平啓太。

 まったく同時にうんうんと頷いたその姿を見て、とうとう声を上げて笑っちゃった。

 

 

 

 2

 

 

 

「……で、どうするの?」

 

 全員のメニューが行き届いてしばらくすると、川平啓太がそう切り出した。

 

「むぅ、どうにかして奴を追い詰めたいところだが」

 

 なまじ小柄ですばしっこいから見つけるのにも一苦労よね。

 みんなでうんうん唸る。

 

「ねえねえムジナってお酒とかが好きなんだよね?」

 

「ああ、そうだ」

 

「それで寒い場所も好きなんでしょ。じゃあさ、この二つを使っておびき出したらいいんじゃない?」

 

 チョコレートケーキを食べ終わってオレンジジュースをストローでチューって吸っていたようこが意見を出した。

 それまで子供のような姿しか見せなかったようこが初めてまともなことを言った! あたしの体によくわからないしょうげきが走った。

 それは他の人も同じようで、川平啓太なんか目をすごい見開いていた。

 

「あのようこが……まともなことを言った。びっくり……」

 

「ちょっとー、それは酷いんじゃない?」

 

「ん、ごめん。でもそのくらいびっくりした」

 

 ぽりぽりと頭をかく川平啓太。その隣で難しい顔をした仮名さんが大きく頷いた。あ、動きにつられて川平啓太がジュースこぼした。

 

「ふむ、案外いけるかもしれんな。寒い場所を好む反面暑さには弱い。今日は日差しも強く気温も高いから寒い場所を求めて行動するやもしれん」

 

「それではこちらで誘導するのはどうでしょうか。確かこの近くにスケート場があったはずです」

 

「ほう、スケート場か。うむ、ではこちらの方でそこを貸しきりに出来るように手配しておこう。後はどうやってそこに誘導するかだが……」

 

「それは俺が。みんな携帯持ってるから、指示出して上手く連携を取る」

 

「なるほど、それはいいかもしれんな。しかしそうなると司令塔となる川平は遂次状況を分析して的確に指示を出さねばならんが、大丈夫か?」

 

 仮名さんのもっともな意見。薫様でさえ九匹もの犬神に的確に指示を出すなんて難しいのに、大丈夫なのかな……。

 だけど川平啓太は自信満々な顔で言った。

 

「本来、犬神使いは司令塔。俺の本領発揮」

 

 そう力強く口にした川平啓太の顔はいつもの無表情なのにどことなくキリッとして見えた。

 なでしこが呆然と川平啓太の顔に見入っているその隣で、ようこがチョコレートケーキのおかわりを頼んでいた。

 お会計を済ませて喫茶店を出る。最後の最後までウエイトレスさんは笑いそうになるのを必死に堪えていた。

 太陽が真上に来ていた。今日、一番暑い時間帯じゃないかな。

 これならムジナさんも暑さに参っちゃうよね。

 簡単な作戦を仮名さんから説明された。ちゃんと覚えておかないと。

 ムジナを直接追いかけるのは川平啓太と仮名さん。ようことなでしこは川平啓太の指示に従って動くように言われている。

 あたしは川平啓太たちと一緒に行動するみたい。

 

「ともはね、頼む」

 

「はい! 破邪走行・発露×1、ともはねすぺしゃるっ!」

 

 ムジナさんの居場所を探るために『ともはねすぺしゃる』を使う。

 霊力を込めた親指がピクピクッと動き、パタンと倒れた。

 

「……そっちか。よし、行く」

 

 竹馬に乗った川平啓太が調子を確かめるようにカンカンと竹馬で足踏みすると、いっせーのでタイミングを合わせて走り出した。

 カンカンカンカンカンッ!

 すごい勢いで竹馬がアスファルトを叩く音が鳴る。周りの人がなんだなんだとこっちを見ていた。

 注目を浴びる二人だけど、そんなこと知ったものかと言わんばかりに歩道を走る。人々が自然と道を開けていた。

 

「それにしても、すごいね啓太様……」

 

 本来なら使いにくいはずの竹馬をあんなに自由自在に操って。しかもすごい頬がくっ付いた状態なのにバランスを保ちながら仮名さんの足も踏まずに走っている。

 感心したような呆れたようなよくわかんない気持ちでそう言うと、隣を走っていたなでしこがにっこり笑った。

 

「啓太様ですから」

 

 いや、それ理由になっていないんですけど。

 

「いたぞ!」

 

 仮名さんの声。

 見ればムジナさんは休憩中なのか、自販機の缶を取り出すところに入っていた。

 ぐったりというか、力を抜いて縁に顔を乗せている。すごくほにゃほにゃしてる。

 

「きょろきょろきゅう~~~~」

 

 ふと近づいてくる音に気がついて顔を上げた。

 

「待てぇぇいっ!」

 

「待つ、超待つ、すごい待つ、そして捕まる」

 

 ――カンカンカンカンカンカンッッ!!

 

 すごい勢いで走り寄ってくる川平啓太たちの姿にムジナさんの毛が一瞬逆立ったように見えた。

 ホモと言われるくらい顔をくっ付けて鬼のような形相で追っかけてくるのだ。しかも片方は竹馬を操りすごいスピードで走っている。

 ムジナさんでなくても怖い。あたしでも怖いかも。うん、ちょっとだけだけど……。

 

「きょろきょろきゅう~~っ」

 

 慌てて逃げ出すムジナさん。川平啓太は前を向いたまま声を大にして言った。

 

「なでしこは右、ようこは左に行く! 散開っ」

 

「はい!」

 

「うん!」

 

 なでしことようこがその場を離れ、それぞれ十字路を曲がった。

 仮名さんたちの隣を走りながら尋ねる。

 

「どうするんですか……?」

 

「仮名さんにこの辺りのマップを開いてもらってる。それを見ながら遂次指示を出す」

 

「川平、開いたぞ! 衛星写真を使った3Dマップだ! GPS機能も付いてる!」

 

「3Dは処理速度を食う、2D! 俯瞰画面で!」

 

「了解した!」

 

 ムジナさんは一直線に歩道を走っていた。その後ろを追いながら川平啓太の携帯を受け取った仮名さんがボタンを操作して電話を繋げた。

 竹馬の操作で両手が塞がっているため、仮名さんが携帯を川平啓太の耳に当てた。

 そして、犬神のあたしでも――ううん、犬神だからこそ、背筋がぞくっとするような光景が待っていた。

 

「なでしこ、一つ先の路地!」

 

「ようこ、二つ先……いや、三つ先の十字路を右! そこで待つ!」

 

「今そっちに誘導する! なでしこはそこの先にある路地入って右! ようこは二つ先の道路を右、進んで一つ先のコンビニの前! ……あっ、行き過ぎ!」

 

「仮名さん、スケート場は?」

 

「既に連絡を入れた! 貸しきり状態だ」

 

「ナイス。距離は?」

 

「…………あと五百メートルほどだ!」

 

「よし。今ここにいて、なでしこが此処……ようこが此処だから……。ムジナは――左に曲がった。仮名さん、マップ。……ん。ようこの方が近い。ようこ、そこをまっすぐ進んで十字路を左。三つ目の右の路地に入る」

 

 ムジナさんの進行方向から遂次マップと照らし合わせてなでしこたちに指示を送る。

 薫様でも出来ないようなことを川平啓太は涼しげな顔でなんでもないようにやって遂げていた。

 あたしは指示を出す川平啓太とマップを動かす仮名さんの隣で、心臓が早くなるのを感じた。

 

(せんだん、みんな……違うよ。全然違う……)

 

 確かにみんなが言ってたように何を考えてるのか分からないところがあるし、無表情で生気がないように見える。あたしも人形みたいだと思った。

 だけどこの人は――川平啓太は……。言われていたような無能なんかじゃない。

 むしろすごい人なのかもしれない。

 この時から、あたしの中で川平啓太を見る目が変わり始めたのだった。

 

 





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