P.I.T(パイナップル・インザ・チューカスブタ) (完結)   作:コンバット越前

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この作品の中だけでも色々エタった話がありまくる中、今話で最終話となります。
今まで読んで下さりありがとうございました。





最終酢豚
凰鈴音の夢


「結婚しよう」

 

子供の頃からずっと憧れ、夢に夢見ていた想い人からのその台詞。その長年夢見ていた事がようやく叶ったことに、鈴は嬉しさよりも驚きが先に出ていた。

 

「一夏……。ほんとうにあたしでいいの?」

「ああ……。お前がいいんだ」

「で、でも一夏の周りには魅力ある沢山の女性がいっぱいいて。あ、あたしなんかじゃ……」

「鈴」

「あたしシャルロットみたいに優しくないし、セシリアみたいにスタイルよくないし……」

「鈴」

「ラウラみたいに可愛くないし、箒みたいに互いに理解し合うこと出来ないし……」

「鈴」

「あたしみたいな女が一夏の隣にいる資格なんて……」

「鈴!」

 

己を卑下し続ける鈴の言葉を一夏は一蹴するとその細い肩を掴んだ。そしてその目を逸らすことなく、尚且つ意思を携えた瞳を彼女に向けたままはっきりと想いを口にする。

 

「俺は、お前を選んだんだ」

 

鈴は口元を押さえると、その眼からはただただ涙が零れ落ちた。これは夢?うん、そうに違いない。こんな幸せがあるはずがない。

 

でも……夢でもいい。今はこの幸せに身を委ねていたい。

 

「ありがとう一夏。あたし本当に嬉しい!」

「プロポーズ。受けてくれるか?」

「うん!……あっ違うよね。……はい!お受けします!」

「ありがとう」

 

そう言って一夏は鈴を優しく抱きしめた。鈴は小さく息を吐いてその愛する人からの抱擁に身を任せる。

 

ああ……こんな幸せがあっていいのだろうか?

 

「一夏。あたし絶対に良いお嫁さんになってみせるからね」

「そうか」

「毎日一夏より早起きして一夏を起こしてあげて」

「うん」

「一夏の着ているものをしっかり綺麗に洗濯してあげて」

「うん」

「部屋の隅まで掃除してピカピカにして見せるんだから」

「ふふ。でもあんま力入れ過ぎんなよな」

「えへへ」

 

唇が触れ合うほどの距離で笑い合う。

 

「それでね!毎日とびっきりの酢豚を作ってあげるからね!」

 

一番の得意料理であり、尚且つ二人の絆でもある酢豚。

それを毎日一夏が美味しそうに食べている姿を想像し、鈴は最高の笑顔を浮かべたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

「酢豚~?」

 

しかしそんな鈴の純な思いは一夏自身の口によって崩壊される。

 

「おい鈴、お前本気か?毎日酢豚食わせる気か?」

「へっ?一夏?」

「ふざけんなよ。毎日酢豚ってお前、俺を早死にさせたいのか?」

「えっ……えっ?」

「あんなコレステロール高いもの朝昼晩毎日食わせるなんてどんな鬼嫁だよ」

「ち、違……流石に朝昼晩なんて。それにあたしの酢豚はちゃんと栄養バランスを考えた……」

「そうか!お前俺に酢豚を過剰摂取させて早死にさせ保険金を毟り取ろうって魂胆なんだろ!」

「そ、そんな!そんなことあるわけないでしょ!ひどいよ一夏、どうしてそんなこと言うの!」

「だってお前中国人だし」

 

鈴はガクッと膝を突く。

ひどい、いくら何でもあんまりだ。一夏からそんなこと言われるなんて……。

 

「あーあ。やっぱり鈴って最低だよね」

 

そこで一夏と二人だけだったはずの空間に誰かの声が聞こえた。思わず振り返る。

 

「シャルロット?」

「毎日酢豚なんて人として終わってるよ。いっそ酢豚と結婚した方がいいんじゃない?」

「なっ、ふざけ……!」

「まったくその通りですわね」

 

思わぬ闖入者に驚きながらも、言い返そうとする鈴。しかしれは新たな声の主によって遮られる。

 

「セ、セシリアぁ?」

「本当に貴女って人は酢豚のことしか頭に無い骨の髄まで酢豚の酢豚中の酢豚ですわね」

「ア、アンタ」

「おいたわしや一夏さん。このような極悪非道の酢豚魔人に捕まったせいで、こんな早くにご逝去されることになる運命だなんて。ううっ……」

「セシリア泣かないでよ。ボクも悲しくて涙が……」

 

いきなり現れた挙句に唐突に人をdisっておいてさらには泣き始める金髪二人。

鈴はアホの子のように口を開けたまま固まるしかなかった。

 

「おい一夏。こんな酢豚なんてもう宅急便で中国に送り返したらどうだ?」

「箒ぃ?」

「お前も知らないとは言わさんぞ。春先は黄砂が飛んできて車の掃除とかで大変なんだ!しかもpm2.5まで。一体どうしてくれるんだ?日本の子供達に甚大な影響が起きたらどう責任を取ってくれるんだお前は」

 

そんなのあたしのせいじゃないじゃん!

鈴はいきなり現れた箒さんに至極まっとうなツッコミを入れる。一体全体何なんだよこの流れは。

 

「まったく鈴はどうしようもないな」

「ちょっとアンタたちマジで一体何なの」

「所詮は中華酢豚か。酢豚にパイナップルを入れる味覚音痴の野蛮人め。二組に帰れ」

「おいモッピー!」

「うむ。箒の言うとおりだ。酢豚にパイナップルを入れる極悪行為。極刑に値する」

「ラ、ラウラ?」

 

結局いつものメンバーが大集合。ドリフターズかよ。

 

「どうしようもないねこの酢豚は」

「一夏さん。こんな酢豚なんてわたくしのジャンボジェットで黄河に投げ捨てちゃいましょう」

「二組に帰れ!」

「パイナップル酢豚ダメゼッタイ。ところで一夏私は杏仁豆腐が食べたい」

「イエーイ酢豚ゴーホーム。オーケーじゃあ今から一緒に食べに行こうなラウラ」

 

いつのまにか皆に周りを取り囲まれ盛大にdisられる。

つーか何で一夏がその輪に加わっているんだよ。アンタさっき愛を誓ったばっかじゃん。

 

酢豚!

酢豚!

酢豚!

 

そしてどこからか沸き起こる酢豚の大合唱。

鈴は耐え切れずその場にしゃがみ込んでしまう。だが耳を塞ぎ眼を瞑っても酢豚コールは鳴り止まない。

 

酢豚!

酢豚!

酢豚!

 

「もう止めてよぉ……。チャーハンだって餃子だって作るから……」

 

結局油っこいものばかりじゃねぇか!という一夏のツッコミさておき酢豚コールは止まらない。

 

酢豚!

酢豚!

酢豚!

 

「お願いだから。もうみんな許してよぉ。あたし頑張るから」

 

酢豚!

酢豚!

酢豚!

 

……りん。

 

「一夏助けてよぉ」

 

酢豚!

酢豚!

酢豚!

 

……おい鈴!

 

「一夏ぁ」

「鈴!」

 

その強くも優しい声に鈴は眼を開ける。

 

そして光に包まれた……。

 

 

 

 

 

 

 

「おい鈴。大丈夫か?だいぶうなされてたぞ」

「い、いちかぁ?」

 

眼を開けるとそこは見慣れた……わけではないが覚えのある部屋。顔を横にずらすと一夏が心配そうに覗き込んでいる。

 

「あ、あれ?あたし……」

記憶がこんがらがって上手く頭が働かない。どうしてここに?ここはどこだっけ?

 

「鈴本当に大丈夫か?」

「えっと、あの……」

「ちょっとゴメン」

 

そう言うと一夏は混乱する鈴のおでこに自分のをくっつけた。一夏の体温が伝わるのと同時に酢豚悪夢によって侵食されていた記憶のほうも少しずつだがハッキリしてくる。

 

ああ、そうだ。自分は一夏と……。

夢なんかじゃない!そうなんだ!

 

「熱はないな。となるとやっぱり緊張か……」

「一夏!」

「な、なんだよ」

「あたしたち結婚したんだよね?そうでしょ!」

「……は?何言ってんだよ。寝惚けてるのか?」

 

しかし一夏の否定の言葉に鈴の目の前に漆黒のカーテンが落ちてくる。

そんな……やっぱり全部夢だったの?

 

「まだ式はおろか婚姻届もだしてないんだからさ」

「えっ?」

「婚約、の間違いだろ」

「えっ?……あっ」

「やれやれようやく眼が覚めたか?いやもしかしてこれが女性に訪れるマリッジブルーってヤツなのか?」

 

そこで鈴はようやく全部思い出すことが出来た。

そうだ、自分たちは婚約して。それでそのご挨拶に。

 

ああ。なんだここは一夏の実家だったんだ。

 

「一夏!」

「お、おい」

 

思わず一夏の胸に飛び込む。

 

「本当にどうしたんだよ鈴」

「……怖い夢を見たの」

「夢?」

「うん。……ねぇ一夏。これは夢じゃないよね?一夏はここに、あたしの側に居るよね?」

「鈴?」

「一夏お願い答えて!一夏はあたしの側に居てくれるよね?あたしたちはずっと一緒に……!」

「馬鹿だなお前は」

 

そうして一夏はその返事とばかりに鈴を強く抱きしめた。

 

「側にいるよ。ずっと、ずっとな。」

「いちかぁ」

「なんだよ泣くなよ。年食っても相変わらず泣き虫さんだな鈴は」

「女の子に年食ったって言うな~!」

「23超えて女の子はないだろ」

「うっさい!女性ってのはね、永遠の女の子なのよ!」

「はいはい。そうですか」

 

そうして互いに笑いあう。

愛する人との心地よい空間は鈴から先程の悪夢酢豚を忘れさせてくれるのに充分な幸せだった……。

 

 

 

 

 

 

 

「ところで良いニュースと悪いニュースどっちから聞きたい?」

「へっ?」

 

しかしかの夢の如く鈴のそんな幸せな思いは一夏自身の口によって破られる。

 

「えっ?ニュースって。ど、どゆこと一夏?」

 

一夏は一瞬難しい顔をして考え込むようにしたが、意を決したように話し始める。

 

「そうだな。良いニュースってのは……まぁ鈴が心配していたってのは全部夢だったってことだ。俺はずっと鈴の側に居るし、鈴を愛する想いも絶対に変わらない」

 

鈴は一夏のその言葉に顔が熱くなる。そしてそれ以上の熱を持った幸せに包まれた。

ああ、本当にこれは夢の続きではないだろうか。こんな幸せを感じられるなんて。

 

……あれ?でもさっき一夏は悪いニュースもあるって言ってたような……?

 

「あの一夏?じゃあもう一つの悪いニュースってのは?」

 

鈴の言葉に一夏は小さくため息を吐くと、黙って顔を鈴の斜め前のほうに向けた。

 

「鈴。そこに置いてあるものを見てくれ。アレをどう思う?」

「どうって、ただの時計じゃない」

「そうだな。まごうことなき時計だ。まだ分からないか?」

「んー?なんなの?」

「……オーケー。じゃあここはどこだか分かるか?鈴」

「どこって、一夏の実家じゃない」

「そうだ。俺の実家だ。……でだ、お前は何だって俺の実家に来ていると思う?」

「何で……って。ご挨拶に……」

「誰に?」

「そりゃあ……ち、千冬さ……」

「そうだな。俺の親代わりは千冬姉なんだから。で、さっきの話に戻るけど今何時だと思う?」

「は、針はじゅうと、は、はちを指しているように、み、見える気がす、するわね」

「そうだな。現在絶賛午前10時40分をまわったところだな。……さすがに思い出したか?」

「あ、ああ……ああぁ……!」

 

鈴はギャグ漫画のように全身をガクガク震えさせる。

そうだ。段々と思い出してくる。思い出してしまう……!

 

鈴の酢豚チックな頭に昨夜のことがフラッシュバックする。

 

 

 

『そうか。お前ら二人もとうとう……』

『は、はい!』

『うん。決めたんだ鈴と一緒になるって』

『そうか……』

『あ、あのふつつか者ですが、よろしくお願いします!』

『まぁなんだ、私としてもどこの誰かも分からん奴よりは気心しれた鈴が良いと思っていたからな』

『ありがと千冬姉』

『あ、ありがとうございます千冬さん!……じゃなくて、えっと。お、お義姉さん!』

『………………オホン。ところでお前らが一緒になることについて一つだけ心配なことがある』

『なんだよ千冬姉』

『お前らの距離感のことだ。どうも昔からの友達感覚が抜けてないところがあるように思えてな』

『えっと、どういうことでしょうか?お義姉さん』

『………………ゴホン!まぁ何だ、どうも鈴が一夏に甘えすぎているように思えてならんのだ』

『えっ?』

『千冬姉……』

『分かっている。だが最後の姉馬鹿の忠言として聞いてくれ。別に一歩下がって黙って夫に着いて行くような関係になれとは言わん。だがやはり妻として夫を立てて欲しいとは思うのだ』

『でも俺は鈴にそんな負担をかけたくは……』

『分かっている。だが言っただろう最後の姉馬鹿だと。お前はこれで完全に私の手の中から出て行ってしまうのだから……だから最後に余計なお節介として言わせて貰ったんだ』

『千冬姉……』

『ただ勘違いするなよ。私は鈴に何か不満なぞあるわけないし、今回のことは本当嬉しく思っている』

『ありがとう。千冬姉』

『以上だ。鈴も急に変な事を言って悪かったな。まぁ今日から暫くゆっくりしていって……』

 

『待ってください!』

 

『なんだ?』

『この休み期間の中であたしが一夏のお嫁さんにふさわしいことを証明させてください!』

『ほう……』

『おい鈴無理すんなって。せっかくの正月休みの中帰省に付き合ってもらったんだからさ』

『いいの一夏。確かに考えればあたしに甘えがあったと思う。だからそれを払拭したいの』

『俺は鈴にそんな苦労を期待してない』

『違うの。あたしがそうしたいの。あたし自身が一夏のお嫁さんにふさわしい女性だってことを!』

『そうか、よく言ったな鈴。吐いた唾は飲ませんぞ。お前も大人だし言った以上は自分の言葉に責任に持つのだぞ』

『はい。この期間であたしのことしっかりと見極めて下さい。よろしくお願いしますお義姉さん!』

『………………ゲッホン!!よし私の最後の授業だ。お前が本当に一夏にふさわしいか厳しく採点してやるからな!』

『はい!お義姉さん!』

『………………まだお義姉さん言うな。……くそぉ、私の一夏が……ううっ』

 

 

 

 

 

 

 

「ああ……ああ……ああぁぁぁぁぁー!」

思い出した。全部思い出してしまった。悪夢以上の認めたくない現実を。

 

「い、一夏」

「何?」

「ち、ちなみに千冬さんは今何を……?」

 

一夏は頭を抱えると心底同情する眼を鈴に向ける。

 

「6時を回った頃にはまだ千冬姉も『しょうがないな』って笑ってた」

「7時を回った頃にもまだ千冬姉は『慣れない家で疲れているんだろうな』って頷いてた」

「8時を回った頃になると千冬姉が『まだか……』ってテーブルを指でコツコツと叩き始めた」

「9時を回った頃になると千冬姉が『クソが……』って歯軋りをし始めた」

「10時を回るとその目は殺人者の据わった目に変わっていた」

「そして10時を半分も過ぎた頃、とうとう千冬姉に『あの馬鹿を叩き起こして来い』とおっそろしい声で命令さえて今俺はここにいるわけだ。……分かったか?」

 

「う、うう……ひいいいぃぃぃぃ」

身体が震え鳥肌が立つのが止まらない。昨夜ドヤ顔で「嫁にふさわしいかしっかり見極めて!」って言ったのにその翌朝から大、大、大寝坊。我ながらどの口で言ったんだ。シャレにならん。

 

でも仕方が無かったんだ。昨夜は明日からはアレをしよう、これもしなきゃ……って感じで緊張のあまりか全然眠くならなくて。気を紛らわすためにスマホをいじっていたら、アラーム設定をうっかりオフにしちゃったりして。何より自分は枕が変わると慣れるまで目覚めが悪くて。最近ギリギリまでお仕事が忙しくて。何よりあの悪夢のせいで……。

 

とこんな感じで自分自身に言い訳を並べるが、それで事態が好転するはずも無い。

結果が全てである。婚約相手の実家で初日から超寝過ごしをかますという結果だけが!

   

「……まぁそういう訳だ鈴。今から一緒に千冬姉に土下座でもしような。俺も付き合うからさ」

「うわああああぁぁぁぁ!!」

 

しかしそんな旦那(予定)の優しい心遣いも置き去りに鈴ちゃんは亀のように布団に潜り込んでしまった。

 

「お、おい鈴!」

「これは夢!夢なのよ!」

「はぁ?」

「これは全部夢!次に起きたら一夏と幸せな結婚をしている現実に戻っているはずなの!」

「鈴目を覚ませ!今ここが現実だ!」

「小さな庭付きの白い家に幸せに暮らしているはずなんだもん!」

「鈴頼むから出てきてくれ!しかも悲しいかな今の俺に一軒家を構える甲斐性なんてない!」

「子供は男の子に女の子に男の子!一夏似の世界一可愛い子供たちに囲まれて毎日笑ってるんだもん!」

「そ、そういう家族計画はまだ早いんじゃないでしょうか。とにかく起きるんだ鈴!」

「小さなペットなんか飼っちゃって、庭で子供たちと戯れているのを一夏と笑顔で肩を寄せ合って眺めたりしてるんだもん!ゼッタイ絶対そうなんだからー!」

「鈴お願いだから現実に戻って来い!鈴!りーん!」

 

 

 

 

 

 

鈴ちゃんが布団の中で夢見た光景は果たして叶うのでしょうか?

大丈夫。鈴ちゃんは世界で一番可愛い酢豚なのだから。夢が現実になる日はそこまで来てます。

 

そういうわけで未来の織斑家は幸せが溢れているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




子供(学生)の頃、通学のバスの中で、盛大にため息を吐いて死人のような顔で携帯をイジるサラリーマンを見て、ああはなりたくないといつも思っていた。

友達と夜遊びした帰り、終電間近の駅のホームで、ベンチに身体を投げ出して半分夢の世界に旅立っている疲れきったおじさんを見て、ああはなりたくないと友達と笑っていた。

そして時は流れ、通勤の車のルームミラーに映る己の顔はかつて見た死んだ魚の目そっくりで……。
あの日憧れない『社蓄』なるものに立派に成長しちまった私を見て昔の私は何を思うだろうが。

でも今なら分かる。かつてのリーマンもおっさんも食うため、家族の為毎日必死に働いてるんですよ!

……ちきしょう。

とまぁこんな生活を送る中で、これ以上は無理ゲーだということで最終話となりました。

再開はおそらくありません。するとしたら私がドロップアウトして暇で仕方なくなった時だと思うので、私自身再開するようなことにならない様祈る次第であります。
 
改めて振り返って見ますと、初めてのメタ作品から今作終了までの4年にも及ぶ中で「応援しています」「酢豚可愛い」「死ね」など沢山の愛のあるメッセージを頂戴しました。それら全てが私の良き思い出であり宝物です。すいません嘘です。でもハイ感謝しています。
 
他の完結済み二作とヨッシーに関しては申し訳ないです。

最後にとこの話を書き上げる前、いっそ未練残さないために全部消してサヨナラしよう!と思った次第でしたが、個別の消し方が分かんねーって事で非公開にしました。でも復活は多分ありません。どうか忘れてやって下さい。

長々書きましたが、とにかく見てくれた方々ありがとうございました。

今年も早一ヶ月。来年こそは鈴ちゃんのような可愛い酢豚との出会いと、宝くじが当たることを夢見て一人ヨッシーの画像を見ながら世界の平和を謳いたいと思います。


では。



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