P.I.T(パイナップル・インザ・チューカスブタ) (完結)   作:コンバット越前

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人の口調や態度が急に変わるときには注意が必要である。

例えるなら普段ムカつく上司が急に優しくなる肩たたき前の一幕……。
長年連れ添った彼氏が唐突に丁寧な感謝を述べてくるお別れ前のやりとり……。

注意が、必要である。






織斑一夏の今日から俺は!! 『IB編』

「年増ババア」

そう言った俺が目にしたのは正に鬼の姿だった。

 

一瞬にして人間辞めたスピードで間合いを詰められ、手を振りかぶる千冬姉は筆舌しがたいような憤怒の形相をしていた。俺は蛇に睨まれた蛙の如く動くことが出来ず、そのままぶっ飛ばされて気を失った。

 

次に気が付いた時には強制的に椅子に座らせられていた。

千冬鬼は俺を豚を見るような目で見下ろしたまま、手に持ったバリカンのスイッチを入れた。

 

驚き慄く弟にも姉は何の関心も示さなかった。「ウィーン」と悪魔の音が耳元に近づいてきて俺は震えた。

「止めてくれ!」そう叫んでも無駄だった。

「許してください!」そんな命乞いも意味なかった。

 

鬼の力のような左手一本で肩を抑えられ、動くことすらも出来なかった。

「あ、あ、ああ~!」俺の断末魔だけが空しく響く。

 

そして俺は瞬く間に見事な坊主頭にされた。

最後に黒染めを頭にぶっかけられ、そのまま部屋の外に蹴り出された。

 

そうして俺の『今日から』デビューは無残に終わりを迎えたのである。

 

 

 

 

 

「くそぉ……」

そして俺は自室に戻った後、ただ惨めに泣いている。

 

別にそうファッションに興味あるわけでもないが、あの髪型は16年生きて来た中で、自分なりに似合うと思っていた形だったのに。それをあの鬼は数分で綺麗さっぱり粉砕してくれやがった。

 

「何であんなのが教師やれてんだよ……」

俺は怨念の混じった声で呟くと、もう一度手鏡を覗き見る。

 

いくら何でもこれはあんまり過ぎるだろう。

暴言は認めるが、その理由も聞くことなく問答無用で殴りつけ、尚且つ勝手に坊主頭にするなんて許されるのか?昭和じゃあるまいし、教師の権限越えてるだろ。教育委員会にリークしたろか。

 

それともあの場においては『教師と生徒』ではなく『姉と弟』の関係を持ち出すのだろうか?

汚いなさすが大人きたない。

 

怒りが収まらず俺は姉への恨みを募らせる。とはいえこれは義憤であり、俺にはその権利がある。実際俺らよりはかなり年増なんだし。それとも「ババア」の方が不味かったのか?ちきしょう。

 

「あの年増クソババア……」

「入るぞ」

「ひぃっ!」

 

尚千冬お姉さまの恨みを呟いていた所に、当のご本人様がいきなり現れて、心臓が飛び出そうになる。

 

「ち、千冬姉……」

ノックくらいしろよ!そう言いたかったが、その言葉を飲み込んで俺は姉を見つめる。

 

「あの、何か御用でしょうか?」

姉を見たとたん殴られた頬がズキズキ痛み出し、身体もガタガタ震えだした。トラウマとは恐ろしい。

 

「千冬ね……いや織斑先生。先程はその、本当に馬鹿なことを言ってしまって……」

「それはいい」

 

おや?

何か態度がおかしい。千冬姉は俺の謝罪を手で制すると、居心地悪そうに体を傾けた。どうしたのだろう?てっきり説教or折檻の続きかもと思ったのに。

 

「その……なんだ」

千冬姉は俺に向き直ると目を逸らしたまま口を開く。

 

「……悪かったな」

「え?」

「流石にソレはやり過ぎた。すまなかった」

「え?ええー?」

 

謝った?

あの唯我独尊の権化の千冬姉が?

 

「それと、アレだ」

その行為を信じられず唖然とする俺に、千冬姉は尚決まり悪げに続ける。

 

「お前の気持ちを考えもしてらなかった。そこは……反省すべきかもしれない」

「千冬姉……」

「だがやはりこの学園では教師と生徒である以上、お前を特別扱い出来ないんだよ。それは他生徒の不信感を呼びかねんのだ。分かるだろ?」

「それは、うん」

「とはいえお前には寂しい思いも、苦労もかけていると思う。だがな、お前は私の唯一の弟だ。大切な家族だ。その想いは私とて変わっていないし、何があっても絶対に変わらない」

「へへ……」

「笑うな馬鹿者。とにかくそういうことだ。それと改めて……謝罪する。すまなかった」

「いや、いいよ。止めてくれよ」

 

俺は両手を振ってそれを制する。

急に照れくさくなってくる。でも少し嬉しい。

 

「だけどな一夏。お前も言いたいことがあるのなら言葉にしないと駄目だ。外見を変えることで、相手に分かって貰おうとしても限度がある。いくら家族でも言葉にしないと伝わらないものがある」

「えっ?」

「……何でもない。とにかく休め。それとあいつらに感謝しとけよ」

「千冬姉?それってどういう…」

「織斑先生だ。馬鹿者」

「あっ、すいません!」

「まったく。……じゃあな、一夏」

 

最後に小さく笑うと千冬姉はドアを開け去って行った。

 

「『一夏』か。へへっ」

 

やっぱり名前で呼ばれるのは心地いい。

俺は千冬姉が見せてくれた最後の優しさに感謝し、ドアの方へ小さくお辞儀をする。

 

陰鬱だった気分はいつの間にか晴れやかになっていた。

 

 

 

 

 

「ん?」

千冬姉が去って暫くした後。部屋のドアがノックされ、ベッドに寝転んでいた俺は身体を起こした。

 

「誰?」

「あたし。今大丈夫?」

「鈴か。まぁ入れよ」

 

俺がそう返事すると鈴が部屋に入ってくる。

と思ったらいつもの面子もいて、箒にセシリアに、シャルにラウラも一緒に。

 

「お前らどうしたんだ?」

部屋に大集合した面子を見渡して俺は驚きの声を上げる。

 

しかし皆声を発しない。

目を見開き、口をアングリ開けて俺を見ている。何なんだよ。

 

「一夏……その髪……」

 

シャルの声でハッとなって頭を触る。すっかり忘れてた。

今の俺は……!

 

「あの、これはな、海よりも深い事情があって……!」

「…………プっ」

「へ?」

「あははははははは!あーはっはっはっはっは!」

 

俺の言い訳は鈴の盛大な笑い声にかき消される。

 

「あ、ア、アンタ。その髪どうし……ククク」

「お、おい鈴!」

「ぼ、坊主。坊主頭の一夏……ククク、こりゃまた……だめだぁ!にゃはははは!」

 

人を指差しアホみたいに笑い転げる酢豚馴染み。失礼にも程がある。

 

「鈴お前なぁ、いい加減……」

『……プっ』

「ええ?」

『あははははははは!あーはっはっはっはっは!』

 

笑いは伝染する。

箒、セシリア、シャル、ラウラもつられたように大口開けて笑い出す。

 

一度笑いのスイッチが入った女子高生は止まらない。

俺は「ぐぬぬ」と唸ったまま数分間、アホ面下げて笑い転げる少女らを見守るしかなかった……。

 

 

 

 

「一夏ごめんなさい!つい周りに流されて……本当にごめんね?」

「いいよ別に……」

「一夏さん、失礼をお許し下さい。わたくしとしたことがお恥ずかしいですわ」

「仕方ないよ。自分でもおかしいと思うから…」

「まぁ気にしなさんな。そ、そ、それも味があっていいんじゃない?……ププっ」

「お前は笑いすぎだよコノヤロー」

「丸刈りは男らしくて嫌いではないが……お前はあまり似合わないな。というか破滅的に似合ってない」

「俺もそう思う。でもね箒さん、お前は時に正直すぎるのもどうかと思うよ?」

「頭ジョリジョリだな嫁よ。気持ちいい」

「やめなさい」

 

笑い転げていた少女たちはようやく平静を取り戻した。一名ほど未だ笑いが止まらない酢豚がいるが無視しよう。酢豚だし。

 

「ラウラ。いい加減頭を撫でるのは止めてくれ」

「うーむ。この感覚クセになりそうだぞ」

 

ラウラはずっと俺の頭をジョリジョリし続けている。

悲しいやら空しいやら。でもラウラが楽しそうならいいか。

 

「ラウラもう止めなさい。でもさっきはボクもつい笑っちゃったけど、今冷静になると少しショックかも」

「そうですわね。一夏さんの素敵なお姿がこんな……い、いえ勿論今も素敵ですが!」

「気を使わなくていいよ、セシリア」

 

俺は弱弱しく笑う。

友達がいきなり坊主頭になる。そんなの誰でも驚き笑うだろう。誰だってそうする、俺だってそうする。

 

「それにしても千冬さんもムゴイことするな……」

「そういやさ、お前らなんで皆で俺の部屋に来たんだ?」

 

俺は聞き忘れていた疑問をぶつける。

 

「あたしとラウラが廊下で怒りMAXの千冬さんと偶然会ってね。何があったのか聞いたわけ」

「恐ろしかったな、あの時の教官は。あのようなお怒りの姿は始めてみたかもしれん」

「千冬姉と?」

「ああ。教官も余程腹に据えていたのか理由を話してくれたんだ。お前が暴言を吐いたと。そして暫く話を聞いていたのだが、驚いたことに鈴が突然反論し始めてな」

 

思わず鈴を見る。

 

「驚いたぞ、教官相手に『一夏の寂しさを分かってやれ』だの『家族なのだから』とか言い出すからな。何のことかよく分からないが、私はヒヤヒヤしたよ」

「鈴お前……」

「な、なによ」

 

鈴は照れくさそうに目を逸らす。

 

「そうしている内にシャルロットらも集まってきたのだ」

「ボクと箒とセシリアでちょっと喋ってたんだけどね。偶然鈴と先生が言い合っているのが聞こえて」

「驚いたことに、話を聞いたシャルロットとセシリアまでもが教官に意見を述べ始めてな。あの時は本当に肝を冷やしたぞシャルロット」

「ごめんねラウラ」

「私も驚いた。あの千冬さん相手に、お前らは一体どうしたんだと」

「まぁ、いろいろ思うこともありましたので……」

 

俺はセシリアとシャルロットとを順に見る。

短い間の金髪デビューだったが、その間関わった友人の少女たちが……。

 

「みんな……」

「ま、そーゆーわけで、話し合ってる内に千冬さんも分かってくれたってワケ。もういいでしょ?」

 

鈴がそっぽを向いたままで言う。

 

「そうか。そうだな。みんなありがとうな」

 

俺は皆に頭を下げる。

千冬姉が言っていた感謝の意、ようやく理解することが出来た。

 

「ふむ。よく分からんが嫁よ、ならもっとジョリジョリしていいか?」

「止めてくれ」

 

また皆の笑い声が起きる。

俺は少女たちの優しさを感じながら、胸に広がる暖かな気持ちに包まれた。

 

ありがとう皆……。

 

 

 

 

 

 

 

 

ピリリリリリ。

 

「ん?」

そんな幸せな想いの中、急に鳴り出す携帯。俺は相手を確認すると電話に出る。今なら誰にでも優しくできそうだ。愛って素晴らしい。

 

「織斑君?」

「えっ」

 

おりむらくん。

別におかしくはない。おかしくはないのだが……。電話の相手からそう言われるのは心外だった。

 

「今大丈夫?」

「あ、ああ大丈夫」

「一人?」

「いいや。箒たちも一緒」

「そう。ならもはや時間の問題……」

「何が?」

「織斑君。突然だけど情報の危機管理についてどう思う?」

「はい?」

「この情報化社会は私たちに快適さと便利さをもたらしたけど、一方で弊害ももたらしたと思うんだ」

「はぁ?」

「ネットにツイッター、SNSらによって情報は迅速に巨大化して拡散していくんだよ。あたかも意志を持ったモンスターのように。様々な手段よって。怖いよね」

「ちょ、ちょっと待って」

 

おかしい。おかし過ぎる。

一体全体どうなってんだ?だって彼女はこんな喋り方……。

 

「えっと、君、のほほんさん……だよね?」

「そうだよー」

 

うん。やっぱりのほほんさんだ。

 

「話続けるね。でも情報伝達の発達に比べ、人の情報流出への危機意識は低いままなんだよ。これって問題だと思わない?」

「あの……」

「ウイルス問題に、ハッカー攻撃。でも一番の問題は自己管理の甘さだと思うんだ。個人のちょっとした油断や軽い気持ちが悲劇をもたらすんだよ」

「ちょ、のほほんさん!」

「なに?」

「いい加減にしてよ。どうしたんだよ?おかしいよ」

 

俺がそう言うとのほほんさんは黙り込む。

得体の知れない不安に襲われる。どうなってんだ?

 

「……つまり、ね?これはたとえ話だけど」

「ああ」

「とある少女がパソコンに大事な情報を開示している最中に急な用事が入ったとするよ?自分以外部屋に誰もいなくて油断があったんだろうね彼女の頭は用事のことで一杯になりその用事以外のこと全てが消え失せるそのまま着の身着のまま部屋を出ていく彼女そして何とか用事を済ませて一息つきながら部屋に戻ってきた彼女が見たものとは……」

 

息をつく間もなく一気に話す電話口の少女。この人は本当に普段よく知るあの少女なのだろうか?

のほほん(仮)さんじゃないのか?うーん。

 

「何だと思う?織斑君」

「……さぁ?」

「ルームメイトとその友人たちが、パソコンに開示されていた情報をね、食い入るように見ていた姿だったんだよ。怖いよねー」

「……はぁ。そーなの?」

 

結局何が言いたいのだろう?こののほほん(仮)さんは。

 

「大抵の悲劇はこういうちょっとした油断から起きちゃうんだよね」

「のほほん(仮)さん。結局これどういうオチなのさ」

「何が言いたいのか、分かってくれなかったかなぁ?」

「分からないよ」

「だよねー。あはは……」

 

沈黙が訪れる。

え?なにこれ?

 

「のほほんさ……」

「つまり要は何が言いたいのかというとー……」

「うん」

「ごめんなさい!」

「へ?」

「ごめんなさい!おりむー今すぐ何処かに逃げて!また生きて元気に逢えるのを楽しみにしてるからね!本当にごめんねー!」

 

プツン。

不意に電話が切れる。

 

一体彼女はどうしたんだ?

携帯を手に俺は首を傾げるしかない。

 

「一夏さんどうしたんですの?布仏さんからですか?」

「そうなんだけど……」

 

釈然としないまま携帯を見つめてると画面が変わる。

メールを受信した報せだった。発信者は楯無さん。

 

めずらしいな、と思った。

楯無さんはメールするくらいなら、直接部屋まで来て話すようなタイプだから。

そう思いながら開いてみる。

 

『一夏くん。私これを喜ぶべきなのか悲しむべきなのか分からないよ……』

 

そこにはこんな一文だけ書かれてあった。

いよいよ分からない。昨日のことといい楯無さんまでどうしたんだろう?

まさか対暗部一派の皆様方は、全員変なものにでもあたったんじゃなかろうか?

 

「ん?」

文の下に画像が添付されていて、何の気なしにそれも開いてみる。

 

そして俺は……全てを『理解』した。

 

ピロリロリン。

 

「あれ?誰からだろう?えーと」

シャルの声がどこか遠く聞こえる。俺はゆっくり立ち上がった。

 

そのままドアの方へ向かうと、後ろからは狙ったように一斉に他の少女たちの携帯の着信音が鳴り出した。もはや猶予はない。

 

「あれ?一夏どこ行くの?」

「ちょっと出てくる」

 

俺はあくまで平常のままシャルに返事すると、静かに部屋を出た。

そう、ちょっと出よう。そして出たままここには帰らないでいよう。出来れば永遠に。

 

部屋を出ると早足で歩き出す。行き先なんて分からない。とにかく歩く。

 

あの偽証脳内お花畑女……!

怒りがこみ上げる。何が「誰にも言わない」だ。自分の不注意でバレてりゃ世話ないじゃないか!

 

添付されていた画像には、俺が簪を膝に乗せて愛でている証拠がバッチリ写っていた。

言い逃れは出来ない。更に複数の女性に見られたということは、明日の朝には地球の裏側にまで広まっているだろう。女ってのはそんなものだ。伝達力は男の想像を超えている。

 

だから逃げよう。どこでもいい。ここではない、どこかへ。

 

そうだ奈良に行こう。奈良に行って仏の道に進もう。

思えば紆余曲折を経て、この坊主頭に辿り着いたのは神様ならぬ仏様の導きに違いない。俺に仏門に入れという導きだったんだ!

 

俗世の欲を捨て、同じ志を持つ男たちと共に自らを鍛え上げる修行に励む。なんと素晴らしいことか!

ここに入学してから色欲に支配されてきた俺の人生。そんなのオサラバだ!これからが俺の新しい人生の幕開けなんだ!

女なんていらない。休日は鹿と戯れよう。鹿と修行僧に囲まれた生活、正に男の生きる道。

 

坊主万歳!

何がインフィニット・ストラトスだ。時代は坊主、これからはインフィニット・ボウズだ!無限の可能性のある坊主の道を極めてみせる。いつかは成層圏にまで解脱してやるさ!

 

 

ドガァン!

後ろでドアがぶっ壊される音が聞こえた気がした。多分気のせいだろう。でも一応走っておこう。

 

さぁ行こう!奈良に向かって!

俗世を捨て去り、同士と鹿に囲まれる生活を夢見て!

 

……でも涙が出るのは何故だろう?

 

『一夏ァ!』

後ろから重なった超恐ろしい鬼女たちの声が聞こえた気がする。

 

俺は走った。

耳を塞いで、涙を流し、ただひたすらに走り続けた……。

 

 

 

 

 

 

 

彼に安息の地はあるのだろうか?

分からない。でも時間はわだかまりさえもいずれは解消してくれるもの。

彼の髪が前と同じに生え揃う頃には、きっと今まで通り、皆と笑いあう生活が送れているはずだから……。

 

だからきっと大丈夫!

 

 

そういう訳でIS学園は今日も平和です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




日々の生活に疲れて来ると、動物に癒されたい!寺巡りでもしてみたい!と思うときがあります。
寺と鹿と大仏。これさえあれば他に何も要りません。


そうだ奈良に行こう。



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