謎の変態(オッサンゾンビ)が天神小学校が現れました!
在校中の生徒は速やかに……ってぎゃあぁぁぁぁぁ!! 目が、目がァァァァァァ――――(ブツッ)
※放送室に変態によって占拠されました。原作崩壊を見たくない方は速やかに見るのをやめてください。(つまり、スゲーのが出てきますwwww)
ではどうぞ!
(??side)
ゾンビ男と一緒に千香もぶっ飛ばされ、良樹とあゆみははやてと衛、結衣と一緒になって彼女を捜していた。
壁をぶち抜いてどこに行ったのかは定かではないが、とにかくぶち抜いた壁から行こうとしたら、その壁が謎の再生力をもって復元されてしまった。
こうなればもう地力で捜すしかなかった。
「それにしても壁ってぶち抜けれるものだったかしら……」
「宍戸さん、それは衛くんやからや。普通はぶち抜けへんし、したら最早人間じゃなくなるわ」
「いやそもそも鉄パイプでぶん殴られていても平然としていた天ヶ瀬も天ヶ瀬なんだが……」
良樹の言葉にあゆみも頷く。はやては「変態やから」としか言いようがなく、とにかく思考を千香捜索に切り替える。
あの変態のことだ。どうせ、周りに迷惑をかけているに違いない。そう思って歩いていると、女の悲鳴が廊下に響いた。
「な、なんだぁ!?」
「絹を裂くようなこの悲鳴は……!」
「誰かが襲われているな。ふむ、ならばこのマッスルたるこの我が行こう!! 見よこの脚力を!」
「なんやろ。これ、千香ちゃんが行ってそうや」
否定はできないと誰もが思った。千香という少女はノエルという、見境なしに美少女にセクハラする変態の弟子である。犯人は千香じゃねと思うのは当然である。
女の悲鳴が聞こえた教室まで行き、そこにいたのはおさげの少女とピンクのロングの少女がいた――――
――――メイド服の格好で
「なんでやねん! なんでここに堕天使エロメイドの衣装があんねん!」
「つーか、知り合いじゃなかったのがホッとした。これで中嶋だったら、中嶋が自殺しそうだぜ……」
「た、確かにこの格好だと……」
堕天使エロメイドの格好になった二人の姉妹、アミタとキリエが目覚めるまで介抱していると、掃除に使う道具入ってる縦長のロッカーがガタガタ揺れた。
全員は何事……と思ったその数秒後、バーンッとロッカーが開いて現れたのはゾンビ男である。
彼の名前をここで紹介するとヨシカズである。そんなヨシカズの先ほどの服装はどんなだったと言えば、緑の上着と赤いシャツだった。
だが、今は違う。彼の格好ははっきり言って男性がしてはいけない服装だった。
ナイロンの生地で、太い脚が見える。肌が露出しているのは、手足。
そう彼の服装の名前は――――
「スクール水着ィィィィィ!?」(良樹)
「きゃあァァァァァ! なんで、しかも女の子のスクール水着なのォォォォォ!?」(結衣)
「おまけに猫耳カチュウシャーって……。変態や! 変態がおったでェェェェェ!」(はやて)
「…………」(気分が悪そうなあゆみ)
「ウァア……♪」(照れている)
「「「「照れるな(や)!!」」」」
いろんな意味で最強の組み合わせである。オッサンにスク水(旧式)は視界の暴力だった。
良樹達が逃げ出すと、ヨシカズはホラー映画よろしくとばかりに釘バットを用意して追いかけてきた。
「どんなホラーやねん! こんな絶叫系アトラクションやったら泣くで。ホンマに!」
「てか、誰だよ! アイツにスク水着せた馬鹿は! 視界の暴力じゃねぇか!」
ツッコミ属性達はヨシカズの服装を指摘する。
「あの、大丈夫ですか。お二人さん……」
「だ、大丈夫じゃないかも……」
「なんなんですかぁ。あの白髪の少女……。人間じゃない私達をも越えて、音速で着替えさせるなんてぇ……」
(……気にしちゃ駄目よあゆみ。気にしたら負けだから!)
愚痴る姉妹に、現実逃避するあゆみ。
「ぬ? なぜ我まで逃げているのだ。こういうときこそ、戦うときだろう」
「て、天道くん! あなたって人は……!」
「そうと決まればヤツと同じ土俵に立てねばならぬ! 宍戸教諭。旧式のスク水はあるか!」
「あなたまでそうなっちゃ駄目よ!?」
新たな視界の暴力を阻止する結衣。そんな彼ら彼女達がとある赤い服の少女の横を通りすぎる。それを見た少女――――サチコは呟く。
『……なにがあったの?』
「美少女みーっけ!!」
『ゲッ』
「ヌフフフ、逃がさぬぞガール! 今こそお持ち帰りィィィィィだ!」
『たすけてお母さんッ!』
サチコはノエルから逃げた。彼女の身体を乗っ取ろうとしても、ポルターガイストで物理的に殺ろうとしても全てが無駄に終わる。
むしろより興奮して変態力を高めてくるため、サチコはもう逃げるしかなかった。
「さあ、君もあのJKのようにお着替えしようぜ!」
『来るな近づくな寄ってくるなァァァァァ!』
ちなみにノエルがイロイロした女子高生は友人と一緒に帰された(笑)。
サチコの受難はまだまだ続く。そんなサチコが変態に襲われている一方、
『あら、なかなか美味しいわ。この紅茶』
「ふふ、奥様に誉められて光栄だわ」
『フフ、それじゃあ、続きを聞かせて。そのソラという弟のお話を』
「あらあら、それを話すならサチコちゃんのお話も聞きたいわ。お話していただきませんか?」
『そうね。じゃあお話の続きをしましょ♪』
と透けた身体の女性がテーブルにティーカップを置くと、哲志と朔太郎は言い出す。
「「なんでナチュラルに幽霊とお茶してるの、この人!?」」
「おちゃ、おいしいねー♪」
マミとお話しているのはサチコの母親である。
なんでこうなったのか。誰もが思う状況である。
物語がソラとノエルによって――いや、『神器使い』達によって混沌へ導かれている一方、クリーム色の少女が十字架に張り付けられていた。
神条はニヤリと笑い、悪魔はクスクスと笑っていた。
『そろそろ、終わりを始めましょう……システムUDさん?』
十字架に張り付けられていた少女の瞼が上がる。その瞳は紅くあったものから、黒く濁った生気のない目をしていた。
――――混沌の物語は、終わりに近づく……
オッサンにスクール水着: 視界の暴力。まさにこれ以外ない。しかし、ネタなんだから仕方ないもの……。ちなみに着せた犯人は千香です(笑)
衛にスクール水着: 筋肉モリモリな大人モードでそれをしたら……目が、目がァァァァァァ!?
張り付けられた少女: リリカルのボス。アインスに次ぐ公式チート。なお、彼女のコミカライズ化は単なる萌える小動物以外ない……
アンケート②: 詳しくは活動報告にて。題名は『オリ主くんをボコらせよう会』にしようかで迷いました(笑)