とある転生者の憂鬱な日々 リメイク版   作:ぼけなす

101 / 122
(祝)100話越え!!
まさかノリでやっていたらいつの間にか100話を越えていました。

というわけでテンション高めで、どう――ザザッ(ノイズ)


――――あなたに出会ってホントに良かった

(by友江マミ)


第九十七話 バイバイ

 

 

 

(??side)

 

 

「あの女ぁ……この僕の計画を!」

 

 オベイロンは忌々しそうに、トモエマミがしたことに増悪していた。彼女は『魔女の量産化』の製作方法を伝え、そして彼に魔女を量産させた。

 そこから他国へ侵略する手筈だった。しかし、トモエマミは『魔女』達を解放し、城下町を襲撃させた。別に住民がどうなろうが、どうでもいいことだが、もはやここが住めない。自分の住居を破壊されるのはとても腹立たしいことだ。

 

 結果、王城は使い魔だらけで兵士も侍女も殺されてしまった。盾にした彼女達は自分の役に立った。名誉なことだという、最低なこと考えて。

 

「まあいい。ここから逃げ出し、いつか報復してやる。そしてボロ雑巾にして犯し尽くしてやる……!」

 

 下品に口角をあげて、彼はこっそり隠し扉まで手を伸ばす。すると扉からヌッと太い腕が伸びて掴む。

 そのまま扉へ吸い込まれた彼が見たのは、

 

 

「あらぁん。みーつけた♪」

 

 ジャンヌ三世である。彼女(?)は最初からこの扉のことを把握していた。

 

「き、貴様は!」

「ちょっとヤンチャしてもらっているテロリストよん♪ まさか王様があろうお方がワタシ達を見捨てようなんてしてたなんて、ジャンヌちゃん。ショック」

「は、離せ化け物! ぼ、僕を誰だと思っている!」

「亡国の王様でしょぉん? まあ、別にいいわ。あなたを逃がしてあげるん」

 

 ほ、ホントか!とオベイロンは内心ガッツポーズしていた。今すぐこの地獄から逃げ出したい彼は、ジャンヌの提案に乗った。

 

 彼はジャンヌの跡についていき、そして一つの輝く扉までやってきた。見たことがない黄金の扉だ。

 

「その扉の向こうにはハーレムよん」

「ホントか! ハーレムなのか!?」

「えぇん。衣食住、悩むことなく永遠のパラダイス。この世の極楽が待っているわん!」

 

 それはいいことだ。そのパラダイスとやら体験し、飽きたら復讐のために動けばいい。アスナ姫の変態性には呆れたが、彼女の夫の前で辱しめを与えてやるのも一興だろう。

 オベイロンはその扉の向こうへ飛び込む。そして彼に待っていたのはパラダイスだ――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――漢女(おとめ)の。筋肉モリモリのオカマ達の世界『ニューカマーワールド』というパラダイス(地獄)だ。

 

「な、なんだこれは!?」

 

 オベイロンは慌てて踵を返すが、ガシッと肩や腕を捕まれる。

 

「あらぁん……いいオノコ」

「どう? お姉様達とヤらない?」

「まあ拒否権はないけどぉ♪」

 

 「ヒィ!」と扉の向こうにいるジャンヌに助けを求める。しかしジャンヌはクスッと笑って、

 

「何いってるのぉ? そこは天国よ。あなたが望んだことじゃなぁい♪」

「こんなの天国じゃない! 化け物の園なんて望んでない!」

「ホント、何いってるかしら。だってあなた……――――

 

 

 

 

――――あーんな魔女(ばけもの)達を国に招いといて自分だけ幸せなんて許せるかしら?」

 

 ジャンヌの冷ややかな視線に、やっとオベイロンは理解した。この漢女。元から自分を抹消するためにここへ招いたのだと。

 

「殺さないだけマシだと思いなさいな。そこは文字通りパラダイスだからかわいがってもらえるわよぉん♪」

「ふ、ふざけるなァァァァァ! 僕はノーマルだ! さっさとたすけ、ふぐっ」

 

 ブチュリッと漢女にキスされ、言葉は遮られた。そしてそのままオベイロンは奥へ奥へと連れて行かれるうちに扉が閉まろうとしていた。

 

「い、嫌だ! 僕は逝きたくない! 僕は王様だ。王様がこんなオカマの世界でェェェェェ!!」

 

 そんな断末魔に似た声をあげながら、彼は扉の向こうへ消えた。そしてその扉も光と共に消えていくと、ジャンヌの前に黒いローブを着た男と女が現れる。

 

「あれでよかったのん?」

「えぇ。私の義理とは言え、娘を誘拐した罪にはちょうどいいわ。これで息子とゆっくり子作りしてくれるわ」

「元聖女とは思えないくらいの残酷な結末だな。確かにあの世界にいた連中は最初はノーマルだったんだろ?」

「そうよん。そしていつしか漢女として目覚めて、漢女道を歩むのよん!」

「ゾッとするな……」

 

 まさしく男として終わる世界だ。ローブの男は嘆息を吐きながら、混沌とする町を見る。

 

「さてと、参加するか。久方ぶりに我輩の戦友と再会だ」

「援護するわ、あなた」

「キィー! 見せつけちゃって! でも、町だけじゃないみたいよん?」

 

 男と女は訝しげにジャンヌの指さす先を見る。そこには驚くべき光景が広がっていた。

 

「……これは早いとこ終わらせた方がいいな。いくぞ、ミランダ」

「はい!」

 

 参戦するのは元魔王と元聖女。彼らの戦いはこうして幕があがる。

 

 

(ソラside)

 

 

 追いかける。ただひたすら誘拐犯を追いかける。

 トモエマミを追いかけ、たどり着いたのは中央の広場だった。そこへ足を踏み入れると四角の透明の結界が生じて閉じ込められた。

 どうやら最初からここでオレ達と戦うつもりらしい。

 

「さあ、ゲームを始めましょ!」

 

 一ノ瀬リッカを放り投げ、トモエマミのマスケット銃の標準が彼女に向けられる。オレは即座に飛び出し、一ノ瀬リッカの盾になるような形で受け止める。

 マスケットの魔弾がオレの肩を貫き、苦痛で顔を歪めると一ノ瀬リッカは心配そうな顔で絶句する。

 

「平気だ! とにかくそのままでいてろ!」

 

 着地したとき、再びマスケットの魔弾が迫る。今度はマミさんの魔弾によって弾かれる。

 オレが一ノ瀬リッカを安全なところへ置き、撃ち合うマミさんの援護に向かおうとすると、『魔女』の使い魔達が行く手を阻む。『神器』で切り裂きながら、オレは舌打ちをする。

 

「邪魔を、するな!!」

 

 『神器』を使った相手をなぎ払うような斬撃で近づかせないようにする。しかし、それでもこの物量の前ではやはり振り払えず、前からどんどん出てくる。はっきり言えばじり貧だ。

 一方、マミさんは自分という相手にしながら冷静に、相手の出方を観察していた。

 一見撃ち合っているように見えるが、戦いはより高度な銃撃戦になっていた。

 

 トモエマミの魔弾をビリヤードのように自分の魔弾で弾き、その跳弾した魔弾を使って反撃に使う。相手も同じようにしてマミさんの魔弾を弾いていた。

 

 一発間違えれば、必ず致命傷を負う。銃弾という必殺の一撃は掠り傷で済ませるのはほぼ不可能だ。高速の一撃を回避するとなると、直感か高速を見極められる目がない直撃は免れられない。

 

「これならどう!」

 

 トモエマミの魔弾がマミさんの前に現れる。しかし先程の魔弾に比べればかなりゆっくりだ。

 マミさんは瞬時にその構造を理解したのか、その場から距離を出した。

 

 刹那、魔弾が爆発する。やや大きな爆発だ。もし、近くにいたら爆風で身体が吹き飛んでいたかもしれない。

 

 マミさんは険しい目でトモエマミを見ていた。

 

「……人に使う弾じゃないわ」

「そう? でも、あと少しでハンバーグにしてあけだのに」

「ミンチになってたまるものですか」

 

 マミさんのマスケット銃が空中に現れる。同じように、トモエマミのマスケット銃も空中に現れる。お互い合図がなるまで、その銃は動くことがなかった。

 合図となったのは、オレの『神器』が使い魔の武器とぶつかり合って起きた金属音だった。

 

 ガガガガガガガ!!と魔弾同士がぶつかり合い、跳弾していく。ビリヤードのようにぶつかり合い、跳弾していく魔弾を二人は予測し、相手に当たるように魔弾を使って誘導する。

 マミさんとトモエマミの魔弾は互いに直撃することなく、マスケット銃が向けられる形で引き分ける。

 

 しかし、マミさんのマスケット銃に黒いリボンが絡まる。地面から生えたものだ。

 

「トラップ!?」

「あらかじめ、設置しといてよかったわ!」

 

 やはりトラップがあった。マミさんもわかっていたかもしれないが、撃ち合いを引き分けて、油断していたのだろう。

 

 マミさんに魔弾が放たれるとき、トモエマミのマスケット銃が『全てを開くもの』によって弾かれた。オレが投擲したのだ。

 

 好機とみたマミさんはマスケットの引き金を引き、トモエマミの肩を貫いた。

 

「ぐっ!」

 

 肩を抑えながら、後ろへさがるトモエマミ。形勢は逆転。トモエマミの勝利はない。

 オレはそう確信していた。

 

「終わりよ……使い魔さん」

「えぇ……そうね。終わりよ――――あなたが」

 

 ズボッ!!と地面からまた黒いリボンが生える。マミさんを拘束するものではなく、トモエマミの姿を覆い隠すような形で。

 マミさんはトリガーを引き、黒いリボンもろともトモエマミの額も魔弾が貫く。目がいいとつくづく思うが、オレはまだ終わってないと思えた。

 オレの思った通り、トモエマミの身体が黒いリボンで分解された。分身だ。かつてマミさんが自分の身代わりとしてリボンの分身でほむらを欺いたように。

 

 どこだ! どこにいる!?

 

 辺りを見回せば、すぐに見つかった。マスケット銃を誰かに標準にしているトモエマミの姿が。

 ヤツはマミさんやオレを狙っていない。標的は――――リッカ。一ノ瀬リッカだ。

 

 

 足に力が籠る。地を蹴り、駆け出す。

 

 別に一ノ瀬リッカがどうなろうとどうでもいい。あの女が死のうが、いなくなろうがオレは気にしない。

 

 そう思っていた。なのに――――

 

 

 

 なんで駆け出している?

 なんで手を伸ばしている?

 なんで「母さん!」って叫んでいる?

 

 

 わからない。わからないけど、オレはかつて師匠とノエルの死に際を一ノ瀬リッカを重ねていた。

 アルス達のような戦友達の死ぬ光景が、一ノ瀬リッカの姿と重なる。

 

 死の瞬間を頭にちらつかせていた。

 

 

 そして魔弾が発砲される。

 肉が貫かれ、血が噴き出す音が響く。そう、それは――――

 

 

 

 

 

 

――――リッカ、ではなく……

 

 

 

 

 

 

――――オレ(神威ソラ)、ではなく……

 

 

 

 

 

 

 

 

――――一ノ瀬リッカの盾となって庇ったマミさんの身体が生じていた。

 

「え……」

 

 オレとリッカは絶句する。なんで、どうして、彼女が……。

 見ず知らずの……そして、オレのトラウマを植え付けた女性の盾になっている。

 

 頭が真っ白になる。倒れていくマミさんに使い魔が襲いかかる。彼女を傷つけないように、オレはそいつを一撃で蹴散らして、彼女の身体を支える。

 マミさんの身体には大きな穴が空いていた。心臓付近だ。動脈を断ち切られるように貫かれたのだ。

 

「マミ、さん……。なんで……なんで!!」

 

 なんで前世の母親を助けた。あなたには関係ないのに、どうして!!

 それはリッカも同じようだ。「どうして……どうしてなの!!」と叫んで死にかけの彼女の手を握っていた。

 冷たくなっていく彼女は、オレの頬に手を添えて、

 

「だって……ソラくんのたった一人の家族、じゃない……」

「家族だなんて、そんな。わたしにはそんな資格が……!」

「私は、資格……云々よりも、あなたの想いを考えたのよ……」

 

 彼女は言う。

 もし、仮に自分がそういうことをしたのなら、許せない。永遠に許せず、後悔して、苦しむ。

 生きていくのが辛い人生になるのかもしれない。

 死んだ方がマシだと考えるかもしれない。

 

 マミさんはそんな想像をしたと言った。

 

「それに……私は、家族を失う気持ちを知っているから……」

 

 そうだ。そうだったじゃないか。

 

 マミさんはかつて両親がいる普通で平凡な女の子だった。

 そんなある日、交通事故で家族を失い、惨めにも自分だけ助かって、孤独に生きることになった。

 マミさんは孤独に生きることで、辛く苦しい生き方でまぎらわせるしかなかった。

 

 正義の魔法少女は、自分の惨めな姿を覆い隠す仮面でしかなかった。

 

 ……彼女は一ノ瀬リッカの悲しみを一番わかっていたのかもしれない。

 

「……私は、孤独で惨めに生きていくしかなかった。でも、それを否定してくれたのは、ソラくんだったのよ……」

「オレ……?」

「えぇ。泣いてもいい、喚いてもいい……辛かったり苦しかったりしたら、吐き出してしまえばいい……。あなたを見ていたらそう思えてきたの……」

 

 その子どもっぽさが……かつてのオレに救われていたのか。

 あんなガキのような、絵空事のような理想を掲げていたオレに……。

 

「ソラくん……家族を怖いってもう思わないで。いつか、あなたにも家族ができる……だから、臆病に……ゴホゴホ!」

「ッ、喋るな! もう……喋らないでくれ」

「ううん……喋るわ。ソラくんが、リッカさんに対して答えを出さない限り……」

 

 答えを求めるマミさんにオレは、

 

「……一ノ瀬リッカは許せない」

「うん……」

「会いたくなかった」

「うん……」

「大嫌いだ……! 大嫌いなのに……! なんで……オレは助けようとしたんだ……」

 

 どうして身体が動いたのだろうか。動いてしまったのだ。

 頭が混乱する。胸が苦しい。マミさんはできの悪い弟に教えるかのように、答える。

 

「それは、まだソラくんが彼女を愛しているからよ……」

「愛って……」

「うん……。陳腐な言葉かもしれない。綺麗事かもしれない……。けど、子どもは親に愛情をもたないことがないの……。産まれたときに抱かれたときに、抱き締めて微笑んでくれる親の愛に、子どもはついつい答えちゃうものよ……」

 

 親が子どもを愛するように、子どもも親を愛する。

 今世の両親は最初は愛情をもって育てていたかもしれない。

 途中から、オレを蔑ろにしながら育てることになったが、かつての愛情がほしくて離れなかったのかもしれない。

 その結果、サンドバックにされたが。

 

 ……前世の親はそんなことをせずにただ愛してくれた。それにオレは答えているのだ。とマミさんはそう言っているのだ。

 

「ふふ……ねぇ、ソラくん。私、あなたのお姉ちゃんになれていたかしら……」

 

 マミさんが微笑みながらそう問いかける。オレは声が出せず、頷くしかなかった。

 

「そう……よかった。私……ソラくんの、神威ソラのお姉ちゃんになって……

 

 

 

――――幸せ……よ、…………………………――――――――――――」

 

 マミさんの手が力なく落ちる。リッカは悲鳴をあげて、泣き叫ぶ。

 友江マミが、息を引き取った……。

 

 

 

 

 

 

 

 

「くだらないわ」

 

 トモエマミが嘲笑する――――友江マミの教えを。

 

「愛なんて、ホントに陳腐な言葉で済ませるなんてくだらない」

 

 トモエマミは侮辱する――――友江マミの生きざまを。

 

「そんな綺麗事はこの世にはないわ。神威ソラは一ノ瀬リッカを憎んでいる。そうでしょ?」

 

 キュッと口を噛み締めて、リッカはトモエマミを睨む。

 

「ホントに馬鹿な女。守る価値もない無力の女なんて見捨てればよかったのに――――無駄死にね」

 

 友江マミは無駄死にした。一ノ瀬リッカなど守る価値などない。殺しておくべきだ。とトモエマミは言ったのだ。

 

 ……ホントに、救いようが……ねぇよ。

 

「……トモエマミ」

「あら、どうしたの? そんな怖い顔をして。殺すのだったら一ノ瀬リッカにして頂戴。全て彼女が招いたことでしょ?」

「…………」

「なんなら私が手を下してあげようかしら? お姉ちゃんがあなたの敵をころ」

 

 直後、オレは彼女の顔を思いきり殴り飛ばした。我慢ならなかった。

 これ以上、彼女の死を侮辱するこの使い魔が許せなかった!

 

「改めてわかったよ。『トモエマミ』は『巴マミ』じゃない。『巴マミ』は『友江マミ』――――オレの知るマミさんだ。だから、お前のようなクズがお姉ちゃん(マミさん)を語るんじゃねぇ」

 

 苦悶に満ちた顔で立ち上がるトモエマミ。オレはマミさんから、話の最中にいただいた魔力を使って『シンクロ』を使う。

 髪は黄色となり、『神器』はマスケット型の銃剣へと変化する。

 

「後悔しろ。絶望しろ。苦しめ、泣き叫べ――――そして、安心してとっと死ね!!」

 

 かつて師匠を失った怒りが、オレの心に満ちていた。

 




オベイロン: リメイク前通りにオカマワールドへ!! 後にどうなったかはお察しください……。

ニューカマーワールド: 男にとって悪夢の世界。漢女しかいません(笑)

友江マミ: 家族を目の前で失う前世があるからこそ、ソラに意地を張らずに和解してほしかった。そして何より孤独になってほしくなかった。孤独を誰よりも知ってるからこそ、ソラに味わってほしくなかったからこそ、彼に伝えてその生涯に幕を降ろした

トモエマミ: ボッチ改めクズ使い魔。……許してはならない。情けを与えてはならない

神威ソラ: 一ノ瀬リッカに拒絶された。けれど深層心理では彼女を諦め切れていなかった。……子は産まれたときから親に愛されていたら、必ず親に愛を求めてしまう。愛を知ってるからこそ、子は親を忘れない限り求めてしまう。リアルな話をすれば虐待されてなお、親を求める子どもはいたりしますしね

今回の話: 当初、リメイク前通りに死人を出すつもりはありませんでした。重症患者が出る程度と考えてましたが、あえてシリアスに走りました。……ここから先は甘い展開――もとい『死人は出ない』という定義を出さないためのフラグです。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。