――月光館学園・天文台
死んだはずの幾月をストレガたちに人質に取られ、武装解除させられた七歌たち。
彼女たちが武器と召喚器を手放した直後、どこからか投げ込まれた催眠ガス手榴弾によって彼女たちは意識を失った。
そして、あれからどれくらいの時間が経ったのか、七歌たちは十字架のようなモニュメントに磔にされている状態で目を覚ました。
誰も来たことがなかった天文台の屋上。ここもタルタロスの影響の受けているのか、外観も含めて変化しているようだが、七歌たちを磔にした十字架はタルタロスから最も離れた縁に立っている。
対して、ストレガたちはタルタロスに最も近い縁の辺りに立っており、その両者の間、屋上の中央の辺りに一切拘束されていない様子の桐条武治が倒れていた。
まさか彼だけ先に殺されたのか。そう思ってジッと見つめてみれば、どうやら目立った怪我はなく呼吸をしているようだ。
七歌たちがそうやって現状を把握しようと観察を続けていれば、先ほどとは違って身綺麗な状態になっている幾月が笑顔で口を開いた。
「やあ、ようやくお目覚めかい? 先ほどは随分と手荒い歓迎になってしまってすまなかったね」
薄汚れた格好をしていたのは仕込みだったのだろう。今の幾月は寮でよく見た格好をしていた。
拘束を解かれてもストレガたちと共におり、ストレガたちも幾月に手を出していない。
つまりはそういう事なのだろう。
圧倒的に不利な状況だと理解している七歌は、とりあえずこの状況を引き起こした相手の持っている情報を入手しようと話しかけた。
「理事長、“そっち側”で良いんですね?」
「ああ、彼らは私たちの同志だ。付き合いに関しては君たちより長いくらいだよ」
そう話す幾月の目は正常な動きをしている。洗脳や暗示に掛かっているような不自然さがない。
彼の後ろにいるタカヤとジンも特に否定していない事で、相手の言葉が真実だというのは分かった。
ずっと裏で敵と繋がっていたと知って美鶴はショックを受けているようだが、以前、湊の過去について喫茶店のマスターである五代に聞いた際、彼は幾月修司が自分たちと同じ側の人間だと言っていた。
どんなに世界の事を考えようと、小学生程度の年齢の子どもたちを百人も集めて実験に使っていた。
そんな事が出来る者たちが真っ当な神経を持っている訳がない。
しっかりと相手が敵だと認識した七歌は、ゆっくりと息を吐いて頭を働かせて次の言葉を口にする。
「アルカナシャドウを倒せば影時間が終わる。あれは嘘だったって事でいいですか?」
「いや、嘘ではないよ。ただ、君たちの考える終わりとは違った形だったというだけさ」
七歌たちが求めたのは影時間が存在しない世界。
零時になっても異形の塔であるタルタロスは現われず、シャドウに心を喰われる無気力症が起こることもない平和な世界だ。
だが、幾月が研究の末に判明した影時間の終わりはそういった形ではなかった。
「君たちにも以前話しただろう。アルカナシャドウは十年前の爆発事故で各地に飛び散ったシャドウたちだと。影時間を終わらせるにはその全てを倒し。本来の姿、十三番目のアルカナを持つ究極の存在。滅びを呼ぶ者“デス”を降臨させる必要があったんだ」
デスという言葉を聞いても全員が何の話か分からず困惑した表情をしている。
最も研究について詳しいはずの美鶴も知らないのだ。桐条側と湊たちから少し話を聞いていただけの他の者たちが知っているはずがない。
もしかすると、元対シャドウ兵器だったアイギスたちやチドリならば知っているかもしれないが、この場にいない者たちに聞けるはずもなく、七歌たちは黙って相手の話を聞こうと思えば、幾月の瞳にどこか狂気の色が混じった。
「そうして、ようやく絶望に満ちたこの世界に“全ての終わり”がやってくる。全ての死……しかし、それは同時に始まりでもある」
「一体何の話をしているんだ?」
突然抽象的な話になったことで真田が怪訝そうに相手を見る。
彼の言葉は他の者たちの心の声を代弁しており、全員が相手の言葉の意味を理解し切れていなかった。
唯一分かったのは相手が正常ではないという事くらいか。
七歌が冷静にそんな事を分析していれば、幾月はどこか高揚した様子で一歩近付いてきて言葉を続ける。
「君たちは影時間やタルタロスが実験の失敗で出来た物だと思っているだろう。だがそれは正しくない。影時間もタルタロスも元から世界の裏側に存在していたんだ。シャドウを集めたのはそれを表の世界、つまり現実世界に具現化させるためだったのさ」
シャドウもペルソナも人をはじめとした生き物の心の世界の姿。
研究によって、集合無意識が存在すると分かっている者にすれば、影時間やタルタロスが実験の失敗などで生まれた物でない事くらいは分かる。
そう、影時間もタルタロスもシャドウたちのいる世界から、人々の暮らす現実世界に引っ張り出されたに過ぎない。
聡い者ならシャドウやペルソナがどういった存在が説明した時点で、心の世界があると理解し、タルタロスの正体にも気付きそうなものだが、話を聞いた七歌たちを見てその考えに至る者はいなかったかと小さく苦笑して幾月は一つ尋ねた。
「君たち目には今の世界はどう映っている? 豊かで満ち足りていると思うかい? 物質的、文化的には確かに発展しただろう。二千年前の人間にすれば、宇宙に辿り着くどころか、空を自由に飛ぶ乗り物が出来ると言ったところで信じはしないだろう」
世界中の神話を見れば分かる通り、過去の人々は自然を崇拝し、そこに神の存在をみていた。
中でもどこまでも広がる空を支配する者、自由に飛ぶ者を神や神の使いとして特別視していた。
そんな者たちに今の世界のことを話せば当然、誰一人としてそんな未来を想像出来ず信じはしないだろう。
科学の発展は神を殺した。過去にはそう言った者もいたようだが、かつては神の御業と言われていた事が解明されてしまうほどに今の世界は文化的に豊かになっていると言える。
「だが、そうして科学が発展し続けた一方で、人間自体は成長したと言えるだろうか?」
幾月も世界が科学の発展で豊かになっていること自体は否定しない。
影時間の存在を発見し、それを利用出来るのも、科学が発展したおかげなのだ。その点について否定出来るはずもない。
ただ、その一方で発展した技術や道具を扱う人自体の成長はどうだろうか。
尋ねた幾月は夜の海のように暗く冷たい瞳で自分の見解を語る。
「答えはノーだ。今なお世界には理不尽が蔓延り、自分を選ばれた者だと勘違いした害虫が善良な者たちから搾取し続けている。幼い子どもから母親を奪った者が、何のお咎めもなくのうのうと生きる事が許される。そんな腐った世界の支配者が今の人間だ。歴史を紐解けば分かる通り、人間の本質は二千年経とうとまるで変わっていない」
科学が発展したのだから、それを当然のように扱えるようになった人間もまた成長したと言える。
そのように考える者もいるかもしれないが、その成長したはず人間に二千年前の文化に触れさせれば、二千年前の人間と違って満足にこなせない事が多々あるだろう。
今も昔も、一部の賢者が技術を発展させ、凡夫にそれが広まって出来る事が増えた分、同じだけ出来なくなっていく事が増えていった。
幾月に言わせればそんな物は成長とは言えない。ただの変化である。
「人は世界を満たし尽くし、真っ平らな虚無の王国にしてしまった。もはや滅びによってしか救われない」
二千年以上あっても人々の本質は何も変わらなかった。
大きな災害があろうと、世界中で戦争が起きようと、変わらぬままこれだけ豊かになった以上、最早人類に種としての成長は見込めない。
ならば、無理矢理にでも誰かが変えなければならない。
「預言書によれば、滅びは“闇の皇子”の手により導かれる。そして、皇子は全てに救いを与えたのち、“皇”となって新世界に君臨する」
「それが……貴様の目的かっ……」
デスが降臨すれば自分がその皇子となって世界に救いを与えてみせる。
現代人類の多くを間引くことになるだろうが、いつの時代も変化について来れない種は滅びてきた。
幾月が世界に与える救いは、新たな理を作る事で世界の構造その物を変えるというものだ。
その変化に、種としての成長について来られないのならば、そんなものは自分の世界にいらないと幾月が言えば、目を覚ました桐条武治が立ち上がりながら幾月を睨みつけた。
幾月のすぐ後ろには特別課外活動部よりも高い適性を持つペルソナ使いたちがいる一方、桐条は自由に動けるもののペルソナすら持っていないというのに、この状況でどうしてそこまで強気でいられるのかと少々呆れながら幾月は相手の言葉を肯定した。
「……ええ、そうです。貴方の父上は研究を続けるも核心には至れなかった。だが私は違う。忌まわしい封印から解放されたデスを従え、皇子となってこの世界を救済します」
正気を疑うような言葉だが幾月の瞳には強い信念のようなものが見て取れる。
どうして彼がそんな事を想うに至ったのか、研究所から逃げ出したはずのストレガたちが何故元研究員の幾月と手を組んだのか。
七歌たちはあまりにも知らないことが多過ぎるが、幾月が裏切ったと理解した時点で知りたかった事があったゆかりがしっかりと相手を見つめて質問をぶつけた。
「ねえ、十年前のお父さんが遺した記録……。あれも嘘だったの?」
「いや、あれは本人が遺したもので間違いない本物さ。まぁ、意に沿わない部分には手を加えさせて貰ったけどね」
「岳羽の父上が最後に遺した言葉を、そんな大切なものを改竄したのかっ!?」
以前、屋久島に旅行に行った際に見た岳羽詠一朗の映像。
あれはまさに死ぬ間際に遺した彼の遺言だった。
そんな大切な物を、その娘を騙すために手を加えて利用した。
視界が一瞬白く染まるほど怒りを覚えた美鶴が問い質せば、幾月は平然とした態度で薄い笑みを浮かべたまま言葉を返してくる。
「こちらとしては岳羽君がその事実にいつ気付くかヒヤヒヤしていたんだがね。あの映像のマスターデータは有里湊が所有していたんだ。実の娘に渡さない辺り、彼は僕より余程他人を信用していなかったようだね」
湊がマスターデータを持っている事はゆかりも知っていた。
屋久島で映像を見た後、泣きながら彼に電話した際にそう聞いたのだ。
あれからバタバタとしていて、結局、ゆかりの手元にそれが渡ってくることはなかったが、幾月が言うように湊が他者を信用していないために渡さなかった訳ではない。
父と想い人を愚弄されたゆかりだけではなく、話を聞いていた特別課外活動部の者たち全員が幾月が彼について知った風な口を聞くことに怒りを覚えれば、彼に対して誰よりも負い目を感じていた桐条も幾月の言葉に憤った。
「私も百鬼八雲を利用した人間の一人だ。その咎は受けよう。だが、幾月。貴様のそれは度を超えている。どこまで彼を愚弄し、外道に堕ちれば気が済むのだっ」
ペルソナ使いの研究に行き詰まり、唯一研究として使える自然獲得者を手に入れるため、秘密裏に作られた百鬼八雲の
百鬼家の特異体質によってクローンもオリジナル同様にペルソナを使うことが出来たが、その人生はどこまでも彼に優しくなかった。
桐条グループでも被験体が脱走した後、はぐれシャドウなどが倒されている痕跡は見つけていた。
いつどこの誰がやったのかは分からなかったが、桐条や幾月は薄々湊がやっているのだろうと感づいていた。
彼が作られた経緯を知っている幾月にすれば、デスを確実に手にするため研究に時間が欲しかっただけに、使えなくなった対シャドウ兵器の代替品として重宝した事だろう。
研究のためにだけに作られ、シャドウ討伐のために使い続けたあげく、邪魔になるからと処分した。
どこまでも彼を利用し続けた視線の先にいる男に人の心はないのかと桐条が問えば、一度手を汚した時点でお前も同類だろうにと相手を嘲るように笑って幾月は返した。
「有効活用と言って貰いたいですね。アレはそういう存在です。人々を助け続け、最後には大切に想っていた少女救って死んだんだ。彼も本望でしょう」
「幾月ッ!!」
この男だけは生かしておく訳にはいかない。
そう思った桐条は隠していた拳銃を素早く抜いて相手に向けた。
幾月もそれを見て拳銃を抜いたが、どうやっても桐条が引き金を引く方が速いだろう。
懸念すべきはストレガたちだが、誰一人としてその場から動いておらず、これならばと桐条は引き金を引いた。
遅れて幾月も引き金を引き、二発の銃声が影時間の空に響けば、
「……うぐっ…………が……」
驚愕の表情を浮かべたまま、腹部の左下の辺りから血を流した桐条だけがその場に倒れた。
桐条は自分の立場を理解している。そのため有事に備えて拳銃の扱いもそれなりに鍛えていた。
しかし、彼の放った弾丸は幾月に届くことなく、逆に相手の撃った弾丸は桐条に届いた。
「お父様ぁぁぁぁぁっ!!」
うつ伏せに倒れ、血溜まりに沈んだ父を見て美鶴が絶叫する。
今すぐ駆け寄りたいのだろう。美鶴は腕から血を流しながら拘束具から逃れようとしている。
だが、他の者たちの視線は倒れた桐条ではなく、幾月の正面に浮かぶ存在に釘付けになっていた。
「なん、で……どうして、理事長が、ペルソナを……」
震える声でそう口にしたのは七歌だ。
彼女の視線の先、幾月の正面には確かにペルソナとしか言えない存在がいた。
だが、それはおかしい。桐条グループの研究者たちは適性は獲得出来ても、ペルソナを得ることが出来なかったから外部の子どもたちを被験体にし、最後は七歌たちを頼ったのだ。
だからこそ、幾月がペルソナを持っているのはおかしい。
もしや、後ろにいた誰かが一瞬で召喚したのかとも考えたが、ペルソナが現われたのは確かに幾月からだった。
幾月がペルソナを呼び出し、桐条が銃に撃たれ倒れた事で、特別課外活動部の誰もが動揺から思考がまとまらずいたとき、幾月が再び持っていた拳銃を桐条に向けた。
確かに桐条は倒れて意識を失っているようだが、即死ではなかったようでまだ息があった。
故に、ここで止めを刺すつもりなのだろう。それを理解した美鶴は喉が張り裂けんばかりに叫んだ。
「やめろ、幾月! やめてくれぇぇぇ!」
「――――さようなら、御当主。新たな世界でまた会おう」
言い終わると同時に再び幾月の持つ銃から弾丸が撃ち出される。
赤い尾を引きながら真っ直ぐ飛んでいくそれは、気を失って動かない桐条の頭部をしっかりと捉える。
その直前で、横から飛んできた弾丸によって大きく弾かれた。
「すみません、皆さん。遅れましたっ!!」
『アイギスッ!!』
そう言いながら白い女神の肩から天文台の屋上へと飛び降りた少女は、手に持ったライフルを幾月に向けながら桐条の許まで駆け寄る。
湊に死に沈んでいたはずの彼女が現われ、桐条の窮地が救われた事に一同は驚きながらも安堵の息を吐く。
突然の乱入に幾月たちも少々驚いたようだが、やって来たのが警戒されていた赤髪の少女でなかったことで様子を見ることにしたらしく、桐条の容態を見ているアイギスの好きにさせた。
「……これは、非常に拙いですね」
言うなりアイギスは右手のライフルを幾月に向けたまま、左手にサブマシンガンを呼び出して、七歌たちを拘束している金具を連続で撃ち抜き破壊して行く。
急に拘束を解かれた者たちは、一瞬の浮遊感に驚くもどうにか着地してアイギスの許に駆け寄ると、すぐに桐条を抱えてアイギスと共に敵から距離を取る。
「出血が酷いです。専門的な知識を持つ人しか処置が出来ませんが、少しでも出血を抑えるために清潔な布で傷口を押さえてください」
「あ、私がやります。皆さんは敵の警戒をお願いします」
アイギスの言葉にサポート専門の風花が声をあげ、彼女から清潔な布を受け取って桐条の傷口に当てて僅かでも出血を抑える。
その間に、他の者たちの装備がないことに気付き、アイギスが湊のマフラーに保管されていた予備の武器と召喚器を出して全員に渡した。
湊が十個以上予備の召喚器を作っていてくれたことに感謝しつつ、これでようやく戦える状況にはなった訳だが、どうして幾月の前に自分の知るペルソナと同型の存在がいるのかとアイギスが質問した。
「理事長、どうしてあなたが八雲さんと同じオルフェウスを持っているんですか?」
そう。幾月の前にいるペルソナは、アイギスが過去に目にした事のあるオルフェウスと同一の見た目をしていた。
違う点があるとすれば、八雲が最初に見せたオルフェウスが白と水色を基調にしていたのに対し、幾月の傍にいるオルフェウスは黒と赤を基調としている。
まるで属性が反転しているとでも言いたげな見た目だが、事実、黒いオルフェウスからは言いようのない禍々しさを感じた。
「フフッ、世界のためにと君と共に戦った少年に目覚めた力がオルフェウスだ。なら、同じく世界のためを思っている私に同じペルソナが目覚めても何も不思議はないだろう?」
ペルソナは心の具現。だが、その時に召喚者の意思やイメージが姿に反映されるというデータがある。
ならば、幾月の言う通り、“世界のため”という共通の意識から同じペルソナが呼び出されても不思議ではない。
もっとも、ペルソナ使いではなかった彼がペルソナに目覚めている事にも疑問はあるのだが、その点については幾月が自ら説明してくれた。
「九年前に人工ペルソナ使いを作れたんだ。研究を進めそれを自分に施すくらいは訳ないさ。無論、適性が足りない分は黄昏の羽根の移植で補う必要があったがね。改めて紹介しよう。私が得た力、道化師“アルケー・オルフェウス”だ」
九年前の技術では、対象を子どもに絞っても制御剤を飲み続ける人工ペルソナ使いしか作れなかった。
しかし、独自にその後も研究を続けた幾月は、湊が自分やチドリに黄昏の羽根を移植したという研究データを見たことで、何人かの子どもに黄昏の羽根を移植する実験を行ない。どうにか被験体を死なせずに移植する方法を見つけた。
その実験に使った被験体は桐条グループにばれぬよう遠く離れた田舎町の病院に置いているが、おかげで黄昏の羽根を移植して自分の適性を高める事が出来るようになった幾月は、自身も戦う力を手にすべく制御剤を必要としない人工ペルソナ使いになるための処置を施した。
今日までそれが桐条グループにばれなかったのは、死んだと偽装してからその処置を行なったからに過ぎない。
おかげで桐条の凶弾から幾月は助かった訳だが、七歌たちにすれば冷静に狂っているという厄介な人間が相手だ。
それが自分たちと同じ力を手にしたことを理解し、冷たい汗が背中を流れるのを感じた。
登場ペルソナ解説
今話で登場したアルケー・オルフェウスは昔モバイルゲームとして配信されていた『PESONA3em』にボスとして登場したアルケー・オルフェウスが元ネタになっている。
道化師“アルケー・オルフェウス”
【召喚者】幾月
【説明】通常のオルフェウスから色が反転した同型タイプのペルソナ。配色はオルフェウス・賊神と同一だが、竪琴に羽飾りなどはない。
【ステータス】耐性:斬撃、貫通 吸収:電撃 反射:火炎、光、闇