大輔【シーラカンスエクシーズ】
&
遊斗【1期十代??】
vs
ジェームズ・クリアーレ・クック【爬虫類族】
&
ウィル・ガラム【封印獣】
「Meは“ライオ・アリゲーター”を召喚! そして、その召喚にChainし、手札のカゲトカゲのskill! 更に永続罠“エンペラー・オーダー”発動!最後に手札の速攻魔法“サモンチェーン”を発動だ!」
ライオ・アリゲーターATK1900
「ッチィ……」
ここでドロー加速か。俺の伏せじゃあ止めれねーし……遊斗は……
「何もないぜ、進めてくれ!」
……どうやら、何もできないようだ……いや、発動タイミングに気付いてないだけか…………?
「OK! サモンチェーンにより通常召喚権を2つ追加! エンペラー・オーダーのskillでカゲトカゲのskillを無効にし、1ドロー!カゲトカゲはskillを無効になっているので特殊召喚出来ない!」
手札
2→3(内1枚カゲトカゲ)
「Good!! Meは2回目の通常召喚権利を行使して“レスキューラビット”を召喚し、召喚成功にChainしカゲトカゲのskill……にエンペラー・オーダーのskillを発動!」
「……いや、何もねぇぜ」
……本当に何もないのか。圧殺を許す形だけど、相手がどこまで来るか気になるな…………
「それじゃ、またエンペラー・オーダーの効果で1ドローだね!」
手札
2→3(内1枚カゲトカゲ)
手札が減らないまま展開されていくの辛いな……しかし、これじゃあどうにもならないし、仕方ないと割り切るか
「ふむ、ではこうしよう。レスキューラビットのskillだ。自身を除外して、デッキからレベル4以下の通常モンスターを呼び出す。カモン! 2体の“エーリアン・ソルジャー”!!」
エーリアン・ソルジャーATK1900
エーリアン・ソルジャーATK1900
「ここは……2体のエーリアン・ソルジャーでオーバーレイ!
2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築
エクシーズ召喚!! 来たれ、“キングレムリン”!!」
キングレムリンATK2300 ORU2
「キングレムリンのskill! デッキよりlebel4以下の爬虫類族をサーチする! デッキより“ワーム・ゼクス”をサーチし、3回目の召喚権を使用して召喚! そして召喚時効果にカゲトカゲのskill! さらにエンペラー・オーダーのskill! そして処理していくぜ! エンペラー・オーダーによりカゲトカゲの効果を無効にしドロー! カゲトカゲの効果は無効化され、ゼクスの効果!デッキよりワームを墓地に送れる! デッキより“ワーム・ヤガン”を墓地へ!」
キングレムリンORU2→1
ワーム・ゼクスATK1800
手札
3→4(内1枚カゲトカゲ)
ジェームズってやつのデッキは爬虫類が満遍なく入ってる感じか……カテゴリデッキじゃないから、そのカテゴリー特有のカードはなくても……何が出てくるか分からないからとにかく警戒しなければな……
「さて、Battleだ! ワーム・ゼクスで幻影の魔術士を攻撃!」
このままだと、攻撃表示のままの幻影の魔術士に攻撃が通る……でも、確か遊斗の伏せカードの1枚は……
「リバースカードオープン! ガード・ブロック! 戦闘ダメージを遮断して1ドロー!」
「へぇ、やるじゃないか……」
「まだだぜ! 幻影の魔術士の効果! 戦闘で破壊され墓地へ送られたとき、デッキからHEROを特殊召喚できる! 来てくれ、俺の新しい仲間! “M・HERO バソール”!!」
M・HERO バソールDEF700
え、漫画版下級M・HERO!? いつの間にデッキが変わってたんだ……?
「この前、父さんに買ってもらったんだぜ! もちろん、いままでのHEROたちも入ってるんだ!」
ふむ……つまり【M・HERO&1期十代デッキ】ってことか?デッキの構築難易度高すぎないか…………いや、十代の息子だし大丈夫か、うん。
「バソールの効果だ! こいつを特殊召喚に成功したとき、デッキからM・HEROを2体まで特殊召喚できる! 来てくれ、“M・HERO ガスト”! “M・HERO レイ”!!」
M・HERO バソール(漫画版GXカード・八人目の七皇オリジナル効果)
水属性 戦士族 ☆4 ATK1000 DEF700
このモンスターが召喚及び特殊召喚されたとき、デッキからレベル4以下のM・HEROと名の付くモンスターを2体まで表側攻撃表示で特殊召喚できる。この効果は相手ターンにのみ発動できる。
M・HERO ガストATK1500
M・HERO レイATK1800
「さらにガストとレイの効果! まずはガストの効果! こいつがM・HEROの効果で特殊召喚されたとき、デッキからチェンジカードを発動できる! さらに、レイの効果でデッキから通常魔法カードとHEROモンスターをサーチする!」
M・HERO ガスト(漫画版GXカード・八人目の七皇オリジナル効果)
風属性 戦士族 ☆4 ATK1500 DEF1600
このモンスターがM・HEROと名の付くモンスターの効果により特殊召喚されたとき、デッキからチェンジと名の付くカードを直接魔法・罠カードゾーンに置いて発動できる。この効果は相手ターンにのみ発動でき、この効果で発動したチェンジカードにより特殊召喚できるモンスターはレベル8未満のモンスターしか特殊召喚できない。
M・HERO レイ(漫画版GXカード・八人目の七皇オリジナル効果)
光属性 戦士族 ☆4 ATK1800 DEF200
このモンスターがM・HEROと名の付くモンスターの効果により特殊召喚されたとき、デッキから通常魔法カードとHEROと名の付くモンスターカードを1枚ずつ選び、手札に加える。この効果によって手札に加えたカードは次の自分のターン終了時まで召喚及び特殊召喚、発動やセット出来ない。この効果は相手ターンにのみ発動できる。
……なんっだこれ、効果がカオスになってんぞ…………
「まず、レイの効果で“E・HEROフェザーマン”と“融合”を手札に! そして、ガストの効果でデッキから“マスク・チェンジ”を発動! 風属性のガストをリリースして変身召喚! 来てくれ! M・HERO ブラスト!!」
M・HERO ブラストATK2200
「ブラストの効果! キングレムリンの攻撃力を半分に!」
「っ……!!」
キングレムリンATK2300→1150
「少し、予定は狂ったけど、ライオ・アリゲーターでM・HEROバソールを攻撃!! アリゲーターのskill! こいつは貫通効果を爬虫類達に与える効果を持つぜ!!」
LP7700→6500
ライオ・アリゲーターの攻撃までは防ぐことができなかったのか、そのまま攻撃を受ける遊斗……まぁ、これほどまでに暴れてくれれば此方もやり易い……
「さて、仕方ない……カードをセット、これで終了だ!」
ジェームズ・クリアーレ・クック&ウィル・ガラムチームLP7200
手札 3(カゲトカゲ):2
ライオ・アリゲーターATK1900
キングレムリンATK1150 ORU1
ワーム・ゼクスATK1800
封印の真言
エンペラー・オーダー
伏せカード(ジェームズ)
伏せカード(ジェームズ)
伏せカード(ウィル)
さて、相手の場には攻撃力の半分になっているキングレムリン、そして貫通効果を付与させるライオ・アリゲーター、そして今は特に効果のないワーム・ゼクス……そして封印獣がいないので置物になってる真言と召喚時効果を無効にできるエンペラー・オーダー、そして伏せカード3枚……ライフはわずかに相手が上。ブラストは攻撃力的にはどいつでも突破は可能。と、なれば……俺にできるのは少しでも場を整えて遊斗に少しでも有利な状況でターンを回すこと。とりあえず手札に何とかできそうなカードは少ないし、どうするかは引いてから考えるか……?
「……ドロー」
手札
3→4
ふむ……とりあえず何とかなるかな。伏せカードも気になるし……
「遊斗、ブラストの効果……使うぞ」
「おう、構わないぜ!」
戻すとしたら……ウィル・ガラムってやつのじゃなくて……
「俺はライフを500支払って、ジェームズがさっき伏せたカードを対象にM・HERO ブラストのモンスター効果を発動! その伏せカードを手札に戻してもらう!」
LP6500→6000
「Shit!?」
無事に手札に戻ったか……となればフリーチェーンではないな。後は……これからこの盤面をどう盛り返していくか……それが問題だな…………