遊戯王ZEXAL 知られざる八人目の七皇   作:瑞田高光

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本編もこれでナンバリングが40に到達ですね。(番外編を含めると58話目になるのかな?)

さて、今回はNo.使い(?)との戦い後半戦ですね。最後の方には相変わらずの唐突なキャラ登場になります。次はどんな人が出てくるか、お楽しみに!


No.40 WDC予選2ndデュエル

「俺のターン……ドロォ! ……魔法カード“一時休戦”発動。互いに1枚ドローし、次のお前のターンのエンドフェイズまで互いに受けるダメージは0となる」

 

 この次のターンでの決着は付けれないか。流石にこれだけで終わる訳はないか

 

「「ドロー!」」

 

0→1

 

大輔

2→3

 

「……カードを伏せてターンエンド!」

 

男LP1900

手札0

伏せカード

 

 

「俺のターン、ドロー!」

 

手札3→4

 

 ふむ……この手札ならば無理に動かなくてもいける、か? ここは補助の為に…………

 

「俺は手札のレオを墓地に送って“紋章獣アンフィスバエナ”を特殊召喚! レオの効果でデッキから“紋章獣バシリスク”を手札に加える」

 

紋章獣アンフィスバエナATK1800

 

「魔法カード“紋章蘇生”発動。墓地の“紋章獣レオ”を特殊召喚」

 

紋章獣レオATK2000

 

「俺はレオとアンフィスバエナでオーバーレイ!

 

2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!

 

その紅き目は弧高の証、祖の力を今ここに示せ! “No.18紋章祖プレイン・コート”!!」

 

No.18紋章祖プレイン・コートATK2200 ORU2

 

「……ここは特に出すカードもないし、バトルもできない。このままターンエンド」

 

大輔LP2000

手札2(片方バシリスク)

No.91サンダー・スパーク・ドラゴンATK2400

No.18紋章祖プレイン・コートATK2200 ORU2

伏せカード

伏せカード

 

「ドロー!」

 

手札

0→1

 

「……! 魔法カード“貪欲な壺”発動! 墓地のモンスターを5体をデッキに戻して2枚ドローする! 戻すのはこのカードだ!!」

 

戻すカード

・首領・ザルーグ

・黒蠍-棘のミーネ

・黒蠍-罠はずしのクリフ

・黒蠍-強力のゴーグ

・黒蠍-逃げ足のチック

 

「そしてシャッフルして2枚ドロー!」

 

手札

0→2

 

 ……少し、雲行きが怪しいか……?

 

「……! 魔法カード闇の誘惑!デッキから2枚ドローし、手札の闇属性モンスターを1枚除外する!」

 

手札

1→3→2

 

除外されたモンスター

ダーク・グレファー

 

「……魔法カード埋葬呪文の宝札を発動! 墓地の貪欲な壺、闇の誘惑、黒蠍団招集を除外して2枚ドロー!」

 

手札

1→3

 

「俺は手札をすべて伏せてターンエンド!」

 

男LP1900

手札0

伏せカード

伏せカード

伏せカード

 

 伏せカードが3枚…並んだフィールドを見て俺は思わずため息を吐いてしまう。

 

「(これは……何か嫌な予感がするなぁ…………)俺のターン、ドロー」

 

手札

2→3

 

「まだ動ける手札じゃないな……バトル! サンダー・スパークで直接攻撃!」

 

「伏せカード発動、和睦の使者!」

 

「……このままターンエンd「その時伏せカード貪欲な瓶を発動、墓地のカードを5枚戻して1枚ドローする!」っ……このままターンエンドだ」

 

男のデッキに戻ったカード

・命削りの宝札

・No.82ハートランドラコ

・武神姫-アマテラス

・No.14 強欲のサラメーヤ

・和睦の使者

 

大輔LP2000

手札3(内1枚バシリスク)

No.91サンダー・スパーク・ドラゴンATK2400

No.18紋章祖プレイン・コートATK2200 ORU2

伏せカード

伏せカード

 

 なんか、嫌な予感するんだが……

 

「俺のターン、ドロー!」

 

手札

1→2

 

「俺は闇の誘惑を発動。デッキから2枚ドローし、手札の闇属性……キラー・トマトを除外する。そして増援を発動。デッキより首領・ザルーグをサーチしてそのまま召喚!」

 

首領・ザルーグATK1400

 

 ……あれ、デジャブ?

 

「魔法カード命削りの宝札を発動し、5枚になるようにドロー! 再び黒蠍団招集を発動!我が場に今再び現れよ、黒蠍たち!」

 

 DE☆SU☆YO☆NE! なんか嫌な予感はしていたよ、ったく……

 

「(アイツを出しても良いが……あの伏せカードを考えると……)俺は此処で伏せカード発動! 必殺!黒蠍コンビネーション!! 我が場の黒蠍たちはダメージを400しか与えれない代わりに直接攻撃ができる!」

 

 あー……なるほど。そういうことか……ある意味、理にはかなってるな。

 

「バトル! いけ、黒蠍たちよ! 直接攻撃!!」

 

 でもなぁ……それを簡単に通すわけにはいかねぇんだよ!

 

「伏せカードオープン! 紋章変換! 手札の紋章獣……紋章獣バシリスクを特殊召喚し、バトルフェイズを終了させる!」

 

紋章獣バシリスクATK1000

 

「くっ……俺はザルーグとミーネ、クリフとチックでオーバーレイ! 我が場に現れよ! No.82ハートランドラコ! No.48 シャドー・リッチ!」

 

No.82ハートランドラコATK2000

No.48 シャドー・リッチATK1800

 

 ……もう、何も言うまい……だが、こいつは一体何者なんだ……?

 

「このままターンエンド!」

 

男LP1900

手札0

No.82ハートランドラコATK2000

No.48 シャドー・リッチATK1800

黒蠍-強力のゴーグATK1800

 

「俺のターン、ドロー!」

 

手札2→3

 

 さて、手札補充も出来るから補充はするんだが……狙い目はゴーグ、かな?

 

「スタンバイフェイズに俺はシャドー・リッチのモンスター効果を使う! オーバーレイユニットを1つ使い、俺の場に可能な限りシャドートークンを特殊召喚。そしてその数×300攻撃力が上がる!」

 

シャドートークンDEF0×2

No.48シャドー・リッチATK1800→2400

 

 ここはなんの問題もない……落ち着いて進めていけば勝てるんだ……

 

「俺は“紋章獣ツインヘッドイーグル”を通常召喚。そしてバシリスクとツインヘッドイーグルでオーバーレイ!

 

漆黒の闇から出でし反逆狙いし龍よ、その牙で敵を噛み千切れ! “ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン”!」

 

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンATK2500

 

「ダーク・リベリオンのモンスター効果を使用。オーバーレイユニットを1つ使用してレベル5以上のモンスターの攻撃力を半分にし、半分の数値を自身に加える! 俺はこの効果を2回ゴーグに使用する。トリーズン・ディスチャージ!」

 

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンATK2500→3400→3850

 

黒蠍-強力のゴーグATK1800→900→450

 

「あ……あぁ……」

 

「バトルだ……ダーク・リベリオンでゴーグに攻撃!」

 

「グウッ……お許しくださいませ、…………様ぁ……グアアアアアアアアアアアアアッ!」

 

 ん……? 今、アイツ何て言っていた? 爆音に見事にかき消されて、アイツが何の名前を言っていたのか…………俺には一切聴こえなかった……

 

男LP1900→0

 

 

 

 

 

win 大輔

 

「アイツ……No.を3枚もなんで……?」

 

 俺は首をかしげながらもまずはハートピースの回収をする……

 

「ん、コイツ3つも持ってたのか……」

 

 まぁ、確かにこいつのデッキならコンビネーションで2000削ってからハートランドラコでの直接攻撃で即効性高いし集めるのは早くて当然かもな……っと、2つ合うんだな。これで3つ揃ったことになる。

 

「お次はNo.だな……」

 

『うん!』

 

 プルートが喜々として相手の体に自身の手を当ててNo.を回収しようとする……が、その刹那、何かの殺気を感じ取れた俺はその場から下がりながらプルートに声をかける。

 

「プルート、全部取れなくていい、下がれ!!」

 

『え? ……っ!?』

 

 プルートは少し驚きはしたようだが、すぐに俺と同じく殺気を感じ取ったのか慌てて俺の後ろに移動する。その刹那、白い半透明の腕が先ほどまで戦っていた男の心臓部分に突き刺さる

 

「がっ……あああぁぁぁ……」

 

 そしてその瞬間、【男の髪は白くなっていき、その顔は老けていった】。俺はこの現象に心当たりがあった。そして、白い腕が飛んできた方へと戻ったのでそちらへ視線を向けると……

 

「……」

 

 やはりというべきか、アイツがこちらに視線を向けていた。

 

「……48だけ回収成功か……貴様は何者だ」

 

 っと、アイツの発言から察するにハートランドラコとサラメーヤはプルートが回収したらしい。それにしても、何者か……ねぇ。

 

「俺が答えると思っているのか?」

 

「当然だ。貴様には【お前が何者か】【なぜNo.を回収して回っているのか】この2点で答えてもらわねばならない」

 

「……人に何者か訊ねるなら、自分から名乗ったらどうだ?」

 

「貴様が名乗れば考えてやらんこともない」

 

 ……カイトって、こんな性格だっけ? まぁ、気にする必要はないな。折角だし、名乗ってやるか……ちょっと面白い感じで

 

「……俺は大輔。お前と志を同じとするNo.ハンターだ」

 

「……何…………!?」

 

 お、食いついてきた

 

「ならば貴様の持つNo.を渡せ。そうすれば貴様の魂は見逃しt「断る」なっ……!?」

 

「あいにくと、【俺は魂を抜かずにNo.を回収する術を持っている】。お前らと同じ志を持つとは言ったが、貴様とは根本的に回収方法が違う。俺はお前にNo.を渡しはしない」

 

 多分、これで完全に食いつくと思う……んだけどなぁ。実際にカイトは驚きの様子で

 

「……よかろう。ならば狩らせてもらおうか、お前の魂ごと!」

 

 ……おい、名乗れよ。いや、名前は知ってるけどさ。そうこうしてるうちにカイトはいつものコスチュームチェンジが終わる。

 

「「デュエル!!」」

 

カイトvs大輔


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