遊戯王ZEXAL 知られざる八人目の七皇   作:瑞田高光

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はい、なんだかんだで本編は1か月ぶりの投稿になりますかね。

今回はNo.82の(デュエル中の)登場回です。ここでNo.82のおさらいをOCGでしておきましょう。(OCG効果+No.耐性ですので)

No.82 ハートランドラコ
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/ドラゴン族/攻2000/守1500
レベル4モンスター×2
自分フィールド上に魔法カードが表側表示で存在する限り、
相手はこのカードを攻撃対象にできない。
また、1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
このターン、このカード以外のモンスターは攻撃できず、
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
(遊戯王ウィキよりそのまま掲載)

今回の注目すべきは2点。『攻2000』と『このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる』……そしてこれが生きてくる部分がもはや慣れてきた(慣れたらダメだと思うけど……)No.耐性と、同じく慣れてきた初期ライフ値の量ですね。実は、あるデッキと最凶コンボが出来る組み合わせだったりします。

どのような組み合わせか、どのようなコンボか……それを見る前にある程度予想を立ててから見て下さい。(この話の序盤に分かってしまうので)
筆者とのお約束ですよ?


あ、誤字脱字やプレイングミスがあったら教えてくださいね。出来るだけこれらは無いように努めてはいますが……(今までもガバガバにあったのをオリジナル設定で凌いでる計画性のなさが滲み出ている作者が何を言う)


No.39 WDC予選2ndデュエル 希望を持って進め、その未来へ

「「デュエル!」」

 

男LP4000 vs 大輔LP4000

 

「先攻は俺だ、ドロー!」

 

 先攻は相手……まぁ、今回の手札なら攻撃出来る後攻の方が良いかな。

 

「ふん……魔法カード“トレード・イン”を発動だ。手札の“ダーク・ホルス・ドラゴン”を墓地に送って2枚ドロー…………モンスターとカードを1枚ずつ伏せてターンを終えるぜ」

 

男LP4000

手札4枚

???

伏せカード

 

 手札交換だけで終わらせた、か……まだ何とも言えんな。

 

「俺のターン、ドロー」

 

 ふむ……この引きならば……面倒だし一気にやるか

 

「バトルフェイズまで纏めて行うがそれまでに発動するカードはあるか?」

 

「……いや、ないぜ」

 

 言質は取った。やっておくか。

 

「俺は魔法カード“愚かな埋葬”でデッキからモンスターを1体墓地に。手札の“紋章獣レオ”を墓地に送って“紋章獣アンフィスバエナ”を特殊召喚。レオの効果で“紋章獣エアレー”を手札に。そして手札の“ゾンビ・マスター”を召喚。ゾンビ・マスターのモンスター効果で手札の“紋章獣ツインヘッド・イーグル”を墓地に送って愚かな埋葬で墓地に送った“馬頭鬼”を特殊召喚。魔法カード“紋章蘇生”発動。墓地のレオを蘇生。そして手札のエアレーを特殊召喚。エアレーと馬頭鬼でオーバーレイ。“ラヴァルバル・チェイン”。ゾンビ・マスターとアンフィスバエナ、レオでオーバーレイ、“武神姫-アマテラス”。チェインの効果。デッキからゾンビ・マスターを墓地に送る」

 

武神姫-アマテラスATK2500

ラヴァルバル・チェインATK1800

 

 よし、とりあえずの陣営は完成。あとは……あの伏せカードとセットモンスター、か。

 

「バトル、チェインでセットモンスターを攻撃」

 

???→キラー・トマト

 

「“キラー・トマト”のモンスター効果でデッキから“首領・ザルーグ”を特殊召喚するぜ!」

 

首領・ザルーグATK1400

 

 ……ほう、これはまた珍しいものを……となれば攻撃は仕掛けるけど……

 

「アマテラスでザルーグを攻撃!」

 

「“攻撃の無敵化”発動! ザルーグを戦闘破壊から護るぜ!」

 

 おっと、そっちが入ってたのか。和睦かと思ったが……

 

男LP4000→2900

 

「ターンエンドだ」

 

大輔LP4000

手札0

武神姫-アマテラスATK2500

ラヴァルバル・チェインATK1800

 

 まあ、アイツの使っていたNo.があれならとりあえず何とかなりそうだし……うん。伏せカードがないのは……多分大丈夫。多分……

 

「俺のターンだ、ドロー!」

 

手札4→5

 

「魔法カード“エクシーズ・トレジャー”発動! お前の場に2体居るから2枚ドロー!」

 

手札5→4→6

 

 おっと相手も入れているのか。これ、最近また価格がだいぶん上がってて1枚7000円してたぞ……安い時(1枚3000円)に買ってよかったな、うん。

 

「ふふふ……いくぞ! 魔法カード“黒蠍団召集”発動! これにより我が手札から黒蠍たちを特殊召喚する!」

 

黒蠍-棘のミーネATK1000

黒蠍-罠はずしのクリフATK1200

黒蠍-強力のゴーグATK1800

黒蠍-逃げ足のチックATK1000

 

 

 出た、黒蠍デッキの圧倒的手札消費カード!!

 

「さて、これが俺のNo.の力だ! 俺はザルーグとミーネでオーバーレイ!

 

2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!

 

我が力、今ここに見せる! “No.82ハートランドラコ”!」

 

No.82ハートランドラコATK2000

 

 ハートランドラコ……か。直接攻撃モンスターだったな。その代わり、他のモンスターでは攻撃出来ないという制約があるが……でも、この世界でのこいつは強いよな……しかも、組み合わせてるデッキが黒蠍、か。なるほど、ある意味あってるな。

 

「俺はさらに魔法カード“命削りの宝札”発動! デッキから5枚ドロー!」

 

 ……は? まじかよ……

 

手札0→5

 

「ふふふ、我がデッキはお前を倒せと言っている! 2枚の魔法カード“トランス・ターン”発動! クリフとチックをリリース! 再び我が場に現れよ! ミーネ、ザルーグ! 手札の魔法カード愚かな埋葬によりデッキからゴーグを墓地に送る!」

 

 ……面倒だなあ、色んな意味で。それに……まだ通常召喚権を使ってない……!

 

「俺は此処でダーク・グレファーを召喚! そしてダーク・グレファーとザルーグ、ミーネでオーバーレイ! 武神姫-アマテラスをエクシーズ召喚!」

 

 ……さて、問題は此処からどうなるのか……ってか、普通に強いんだけどなあ、相手のデッキ……

 

「魔法カード“蛮族の狂宴Lv5”発動。墓地からゴーグを特殊召喚! そして2体のゴーグでオーバーレイ!

 

2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!

 

闇夜に煌めく4つの眼、そして猛々しく揺らめく炎を纏いて今ここに現れよ! No.14 強欲のサラメーヤ!」

 

No.14 強欲のサラメーヤATK2500

 

 ……ふぁ!? おいおい、No.のカード2枚も持ってんのかよ!!

 

「ふふふ、俺はハートランドラコのモンスター効果発動! こいつのみに攻撃権を集中させることで直接攻撃権を得る!」

 

 ……え?

 

「バトル! 相手に直接攻撃!」

 

大輔LP4000→2000

 

 ちょっと相手の攻撃が痛いが……でも、まさかそう来るとは思わなかったな。全員倒されると思ってたが……

 

「俺はこれでターンエンドだ!!」

 

男LP2900

手札0

No.82ハートランドラコATK2000

武神姫-アマテラスATK2500

No.14 強欲のサラメーヤATK2500

 

 ……さぁて、問題は此処からだな。手札は現在0。俺の場には相手よりも攻撃力の劣っているモンスターが2体。そして相手の場には2体のNo.…………いや、考える為にもとりあえず、何かドローしないと始まらないな……

 

「俺のターン、ドロー!」

 

手札0→1

 

 俺は引いたカードに目をやる…………おっと、この手札はありがたい!

 

「まずはチェインの効果発動! デッキからゴブリンゾンビを墓地に! そして魔法カード“エクシーズ・ギフト”を発動! アマテラスのオーバーレイユニットを2つ消費して2枚ドロー。レオの効果でデッキからエアレーを手札に!」

 

 ……引いたカードにこれとこれがあるとはね。今回は運がかなり向いているようだ! となれば出すのは……

 

「魔法カード“高等紋章術”発動! 墓地の紋章獣2体を特殊召喚し、その特殊召喚したモンスターでエクシーズ召喚を行える! 俺は墓地のエアレーとアンフィスバエナを特殊召喚しオーバーレイ!

 

2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!!

 

こい、その能力(ちから)を天に委ね、発揮せん!No.85クレイジー・ボックス!!」

 

No.85クレイジー・ボックスATK3000

 

「それが貴様のNo.か!」

 

 このカードを先に使っても良いんだが……とりあえずこれから、かな?

 

「俺はクレイジー・ボックスのモンスター効果を使用。ダイスを1回振ってそれに応じた結果が効果として発揮される!」

 

ダイスロール結果

1d6=4

 

適応効果

・4:フィールド上のカード1枚を選び、その効果をターン終了時まで無効にする。

 

 っと、これか…………一番困るな。どの効果を無効にするか……アイツのNo.を選択して破壊できる様にしても……どちらかは効果が生き残るし……そもそも、クレイジー・ボックスが攻撃できなくなる。クレイジー・ボックスを選択して攻撃できる様にしても、やっぱりどちらかは生存する…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いや、待てよ? 一番最悪なパターンを考えよう。一番最悪なパターンは何だ? やっぱりNo.がどっちも生存している状態で相手のターンが回る事だよな。つまり、No.の耐性を消した所で……破壊が出来なければ意味はない。となれば……!

 

(※この間約5秒)

 

「俺はクレイジー・ボックスの効果によりクレイジー・ボックス自身を対象にして効果を無効にする!!」

 

「何っ!?」

 

 後は…………ドローに賭ける!

 

「これでコイツの持つ攻撃できない効果を無効に! そして魔法カード“エクシーズ・トレジャー”を発動! 場のエクシーズモンスターの数ドローする!! 場にいるエクシーズモンスターは6体、よって6枚ドロー!!」

 

手札1→7(内1枚エアレー)

 

 ……よし、この手札ならアフターケアも可能!

 

「……バトルフェイズ! クレイジー・ボックスでハートランドラコに攻撃! ダイス・インパクト!!」

 

「ぐっ……!」

 

LP2900→1900

 

「まだだ、アマテラスで相手のアマテラスに攻撃!」

 

 すまない、アマテラス……このフィールドを何とかするためにここは犠牲になってくれ…………

 

「メイン2、俺はアバコーンウェイを通常召喚。そして魔法カード“紋章蘇生”を発動、墓地のアンフィスバエナを特殊召喚する……そして場に紋章獣が2体以上いる為にエアレーを特殊召喚!」

 

 後は……コイツで一掃する!

 

「俺はエアレー、アバコーンウェイ、アンフィスバエナでオーバーレイ!

 

3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!

 

全てを焦がす雷(いかずち)、電撃の速さで敵を焦がせ、“No.91サンダー・スパーク・ドラゴン”!!」

 

No.91サンダー・スパーク・ドラゴンATK2400

 

「お前も2枚目を持っていたか! だが、我が場のサラメーヤの攻撃力には届いてないぞ?」

 

「こいつは攻撃力が全てじゃねぇ! オーバーレイユニットをすべて使って効果発動! フィールド上の全ての表側のモンスターを破壊する!」

 

「なっ!?」

 

 場にいたサンダー・スパーク以外のモンスターに雷が落ち、フィールド上のモンスターがサンダー・スパークのみとなった。

 

「俺はカード2枚セットしてターンエンド」

 

大輔LP2000

手札2

No.91サンダー・スパーク・ドラゴンATK2400

伏せカード

伏せカード




あ、ちなみに今回のタイトルは本編と何ら関係性はありません

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