遊戯王ZEXAL 知られざる八人目の七皇   作:瑞田高光

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いやぁ、ようやくこの話が投稿できますよ(ホクホク顔)

これ、考えてから投稿するまでに1年かかったんですよね……(主に作者の執筆&投稿ペースが遅いせいで)

俺、実はこの話が終わったら完結してもいいんじゃないかと内心思ってました、ハイ←

でもね、やっぱりここまで来たら2期まで突っ走る予定ですよ。タイトル詐欺になってしまうし←

というわけでして今週は月曜日から金曜日までの毎日22時予約更新にしているので学校や仕事帰りの楽しみの1つとしてみて下さい。(そのあとはいつも通りの不定期に戻りますが)

ちなみにタイトルの「伝説」は「レジェンド」と読みます


No.31 伝説への挑戦vs遊城十代

「行くぜ、大輔! 俺の先攻、ドロー!俺は手札からテイクオーバー5を発動!」

 

墓地に送られたカード

・ネクロ・ガードナー

・E・HEROネオス

・スキル・サクセサー

・スキル・プリズナー

・ブレイクスルー・スキル

 

 先攻は十代から……んで、初手からテイクオーバー5かよ……しかも、墓地で活躍するカードばっかりだし

 

「……俺としては嬉しくない落ちだなぁ…………」

 

「早速出番だぜ! 俺はマジックカード O-オーバーソウルを発動!墓地より現れろ、E・HERO ネオス!!」

 

E・HEROネオス ATK2500

 

「いきなりエースのネオスが出てきたか……!」

 

「ネオスだ! 木像じゃない本物のネオスだぜ、小鳥!! くぅ~……十代さんとデュエルできる大輔が羨ましいぜ!」

 

 ……遊馬、俺も本当にデュエル出来るとは思ってなかったやい。遊斗があんなこと言うからだろ…………HEROデッキを使うことはないけどな。

 

「俺はカードを二枚伏せてターンエンドだ!」

 

十代LP4000

手札2

E・HEROネオス ATK2500

伏せカード2枚

 

 いきなりエースに加えて伏せカード2枚、かぁ……でも、この手札ならドローカードによってはそこそこ回せそうだな!

 

「……俺のターン、ドロー! …………行くか……魔法カード“スター・ブラスト”を発動っ! 俺の手札及び場のモンスターのレベルをライフと引き換えに下げる。俺はライフを1500ポイント支払って手札のレベル7の超古深海王シーラカンスのレベルを3つ下げる!」

 

大輔LP4000→2500

 

超古深海王シーラカンス☆7→4

 

 十代相手にLPを削るのはちょっと考え物だけど……コレがこのデッキの王道の動き方だからな!

 

「シーラカンスのレベルはこれで4……! 来るか!」

 

「俺はレベル4となったシーラカンスを召喚!」

 

「……シーラカンス、見たことあるカードだぜ。確か手札を一枚捨てて……」

 

「えぇ、シーラカンスのモンスター効果! 手札を1枚墓地に送ることでデッキから可能な限り魚族モンスターを場に特殊召喚出来ます! 王の号令によりデッキより姿を現せ、俺のモンスター達よ! 王の咆吼!」

 

手札から墓地に送られたカード

フィッシュボーグ-ランチャー

 

場に出てきたモンスター

オイスター・マイスター☆3

ハリマンボウ☆3

フィッシュボーグ-ガンナー☆1

深海の大ウナギ☆1

 

「やるな!いきなり5体のモンスターを召喚だなんて!」

 

「レベル3とレベル1が2体以上……エクシーズ召喚か!?」

 

 んー……もしかして、あのデッキと勘違いしてるのかな? 遊馬は…………

 

「……いや、このデッキにはエクシーズモンスターは一切入れてない」

 

「何……それだけ展開しておいてエクシーズ召喚じゃない?」

 

 あれ……十代はまだ気づいてない…………のか? あ、言い忘れてた……

 

「俺の場にいるフィッシュボーグ-ガンナーはチューナーモンスター……ここまで言えば十代さん、貴方なら知っているはずです。この召喚方法を……」

 

「チューナーモンスター……ッ!? まさか!?」

 

 ようやく気付いたのか……そう、これがこのデッキの主軸…………そして、これが俺のオリジナル口上!

 

「俺はレベル3のオイスター・マイスター、ハリマンボウとレベル1深海の大ウナギにレベル1のフィッシュボーグ・ガンナーをチューニング!

 

大いなる風を纏いて今白きホウキ星の名を持つ竜が舞い降りる!

 

シンクロ召喚! 降誕せよ、スターダスト・ドラゴン!!」

 

「シンクロ召喚!?」

「なんだい、あの召喚方法は!?」

「一体何が起こっているんだ!?」

 

 上から順に準・娘・息子……だね。十代以外は知らないだろうし、一応教えとくかなぁ…………

 

「シンクロモンスター……このモンスターは(以下説明文面倒なのでカット)例えるならば、エクシーズ召喚がレベルの掛け算なら、シンクロ召喚はレベルの足し算……と言う意味です。現在、海馬コーポレーションとI2社が共同で製作体制を整えている最中です。詳しい質問等は海馬コーポレーションの方にお問い合わせください!」

 

「……スターダスト……ドラゴン!?」

 

『ぎゅあああああああああああああああああああ!!!』

 

 ソリッドビジョンって凄いよなぁ……こんなにも鳴き声を再現できてるとは…………

 

「そいつは遊星の使っていた……」

 

 あ、断りを入れとかないと

 

「大丈夫です。このカードは精霊は宿っていない(筈の)普通のカードですよ。十代さんも言いたいことはあるとは思いますけど……今はデュエルを楽しみましょう!」

 

「……そうだな、話は後だ。あのスターダスト・ドラゴンと戦えるんだ! 存分に楽しませてもらうぜ!」

 

 あ、確かに共闘はしてたけど……相見えたことはないんだっけ?

 

「それでこそ十代さんだ。でもその前にハリマンボウとオイスター・マイスターのモンスター効果を発動! オイスター・マイスターは戦闘破壊以外で墓地に送られた時、オイスタートークンを1体場に残す。そしてハリマンボウの効果で相手の場のモンスターの攻撃力を500ポイント下げる! 対象はネオス!」

 

「くっ、ネオス!!」

 

E・HEROネオス ATK2500→2000

 

 これでひとまずは大体のモンスターで倒せそうにはなったね。でも、まだまだ動く! 出し惜しみはしない!!

 

「まだまだ! 魔法カード二重召喚を発動! これでもう一度俺はモンスターを召喚! 来てくれ! チューナーモンスター、“深海のディーヴァ”! ディーヴァの効果でデッキからレベル3以下の海竜族モンスターを特殊召喚する。デッキから“海皇の狙撃兵”を特殊召喚!」

 

「……ッ!?来るか、二体目のシンクロモンスター!!」

 

「(ここは……トークンもいるし…………)レベル3の狙撃兵にレベル2のディーヴァをチューニング!

 

唸る海流を統べし者よ、今こそ姿を現し敵を流せ!

 

シンクロ召喚! 唸れ、神海竜ギシルノドン!」

 

神海竜ギシルノドンATK2300

 

「そして、墓地のフィッシュボーグ-ガンナーのモンスター効果。俺の場にレベル3以下の水属性モンスターが存在する時、コイツは墓地より蘇ります。俺の場にはレベル1のオイスタートークンが居ます……再び場に現れよ、フィッシュボーグ-ガンナー!」

 

「……はは、ずいぶんとモンスターを展開してくるじゃねえか! 次はどんなモンスターを出してくれるんだ?」

 

「俺の真骨頂はモンスターの大量召喚ですからね! お次はコイツですよ! レベル1のオイスタートークンにレベル1のガンナーをチューニング!」

 

「レベル2のシンクロモンスターなんてのもいんのか!?」

 

「(十代は劇場版で遊星の事を知っていた。となると……もしかして、これのことも知ってるのかな? ……なら遊星に合わせてみるか!)集いし願いや希望が、新たな速度の地平へ誘う。光指す道となれ!」

 

「その前口上、遊星のに似てるけど、もしかして……!」

 

「(む、流石にアクセルシンクロが出る前ってことか、パラドックスと戦ったのは……)シンクロ召喚! 希望を力として駆けろ、シンクロチューナー、“フォーミュラ・シンクロン”!!」

 

「シンクロチューナー!? シンクロモンスターのチューナーだって!?」

 

「えぇ……そしてフォーミュラのモンスター効果。シンクロ召喚に成功した時、デッキからカードを1枚ドローする! さらにギシルノドンのモンスター効果! レベル3以下のモンスターがフィールド上から墓地に送られた時、ギシルノドンの攻撃力は3000となる! 海の嘆き!」(現在手札2枚)

 

 お、このカードは……案外まだ動けたりするのか? でも、動きすぎるのもねぇ……

 

ギシルノドンATK2300→3000

 

「攻撃力3000! 青眼の白龍に匹敵する攻撃力! ……スゲエぜ! スターダスト・ドラゴンだけじゃなくてこんなモンスターまで出してくるなんて!」

 

「へへっ……このターンは恐らくこれで最後です。墓地のフィッシュボーグ-ランチャーのモンスター効果。コイツは俺の墓地のモンスターが水属性だけだった場合に墓地から特殊召喚します。ランチャーを守備表示で特殊召喚!」

 

 墓地にシンクロモンスターが行ったら使えなくなるからね、事前に出しとかないと。でも、あの2枚の伏せカードが気になるなぁ……いや、仕方ない! ここまで展開して攻撃しないのはありえない!!

 

「(削りきれないけど……今アイツを出すよりはこのまま!)バトル、行きます! スターダストでネオスを攻撃! 響け、«シューティング・ソニック»!!」

 

「へへ、甘いぜ! トラップ発動! 聖なるバリア-ミラーフォース-! 知っているとは思うが、このカードは相手の攻撃を反射してお前のフィールドのモンスター全てを破壊する! スターダスト・ドラゴンの効果を使えば、話は別だけどな!」

 

「……まぁ、仕方ないよな。スターダストのモンスター効果! 自身をリリースして破壊効果を無効にする! ヴィクテム・サンクチュアリ!! まだだ、シーラカンスでネオスを攻撃!」

 

 ネクガは残すつもりは更々ない!

 

「普通の相手だったらこれで攻撃をやめてくれるんだけどな……今度は墓地のネクロ・ガードナーの効果発動! その攻撃を無効にする!」

 

「(ネクガって確か対象を取る効果じゃないんだったな……なら、効果は発動できないな)生憎とネクガは墓地に残させないのが俺の流儀なんでね! ギシルノドンでネオスに攻撃!」

 

「その攻撃を待っていたぜ! トラップカード、異次元トンネル-ミラーゲート-を発動!」

 

異次元トンネル-ミラーゲート-(アニメ効果)

通常罠

モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。

攻撃モンスターと攻撃対象となったモンスターのコントロールを入れ替えてダメージ計算を行う。

コントロールを入れ替えたモンスターのコントロールを得る。

 

 うげ……めんどくさいカード使ってくるなぁ。

 

「このカードはモンスターの攻撃宣言時、互いのモンスターのコントロールを入れ替えて戦闘を行う! すまないネオス。いけ、ギシルノドン!!」

 

「しまっ……ぐぅぅ…………! まさか三重に攻撃を防ぐ手立てがあったなんて……(少しは削れるかと思ってたけど……これは予想外だっての……!)」

 

大輔LP2500→2000

 

「まさか三枚とも使わせられるとは思ってなかったぜ。さ、どうする? これで終わりじゃ無いよな?」

 

 十代の顔は追い詰められてるって様子ではなく、とても余裕のある笑顔で俺に問い掛けてきた……




シンクロの説明中
観客の1人「融合はどうなるんだ?」

大輔「調整中です」



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