因みに、この世界ではF・G・Dは1枚10万円の超高額カード(という設定)です。
他のカードと見比べてみると……
エクシーズ・トレジャー(とてもよく流通している汎用性の高すぎるカード)
1枚3000円
テイク・オーバー5(ある人物がプロデュエル戦で使っているから流通してるけどプレミア価格)
1枚5000円
F・G・D(強い・あまり流通してない)
1枚10万円
どれほど流通してないか、分かりますね(白目)
まぁ、別に世界に数える程しかないってカードではないです。
そんなカードは億単位ですから←
「それだけじゃあ、ない! まずは除外されたエクリプスの効果でレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを手札に! キングドラグーンのモンスター効果でクィーンドラグーンを蘇生! 更にクィーンドラグーンを除外! いでよ、レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン!」
レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンATK2800
お、おいおい……場がとてつもない事になってきたぞ…………!? 流石にやられはしないだろうが…………
「バトル! アタイはF・G・Dで超戦士カオス・ソルジャーを攻撃! アルティメット・ブレス!!」
「くっ……だが、儀式の檻の効果で儀式モンスターの戦闘による俺への戦闘ダメージは0になる! 更に超戦士カオス・ソルジャーは相手によって破壊されたとき、暗黒騎士ガイアを名前に含んだモンスターを特殊召喚できるぜ、こい! 疾走の暗黒騎士ガイア!!」
「くっ……まだだ! マテリアルとキングドラグーンでそれぞれガイアに……ワイバースターでマスマティシャンに攻撃!」
「マスマティシャンの効果でドローだ……!」
「これでがら空き! レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンでダイレクトアタック!」
「「くっ……うわああああっ!?」」
LP7300→7200→7100→4300
クソッ……いっきに敵の攻撃で俺達の場が一掃された…………それにしても、F・G・Dなんてどうやって手に入れたんだ……かなりのレアカードで世界に出回ってる数もとてもすくないとされてるカードなのに…………!
「ターンエンドだ!(ふふん、このフィールドは絶対に崩せないだろうよ。手札が残ってるから破壊効果のカードも使いづらい、さらに対象にもとれない……この勝負……貰った!)」
現在の互いのフィールド
祐輔&唯LP7300
手札0&1
竜魔人 キングドラグーンATK2400
マテリアルドラゴンATK2400
輝白竜 ワイバースターATK1700
F・G・D ATK5000
レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンATK2800
フィールド魔法→魔法都市エンディミオン(魔力カウンター:9)
石嶺&遊馬LP4300
手札3(内1枚:魔力掌握)&4
儀式の檻
伏せカード
とにかく、まずはあのキングドラグーンやマテリアル、レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンなどをどうにかすれば何とかなるはず……!
「俺のターン、ドロー!」
手札3→4
確か俺が伏せたもう1枚の伏せカードはあれだったな……それにこの手札なら……一掃出来る!
「俺は儀式魔法“灼熱の試練”を発動! 墓地のデモリッシャーと“儀式魔人リリーサー”を1体ずつ除外して儀式のためのリリースに必要なレベル6つ分とし、更に手札から“儀式魔人ディザーズ”をリリース!
灼熱の試練を耐えし伝説もちし炎使いよ、今こそその炎で場を殲滅せよ!
儀式召喚! 燃やし尽くせ、“伝説の爆炎使い”!」
伝説の爆炎使いATK2400
さぁて、コイツの効果を使うにはアイツが厄介だが……この伏せカードなら……!
「伝説の爆炎使い……! でも、アタイの場は破壊させないよ? マテリアルの効果を知らないって事ないよな?」
「そう焦るなよ……リバース罠、オープン! “光の封札剣”!!」
「なっ……!? そ、そのカードは…………!?」
「このカードの効果でその手札のカードを裏側で除外させてもらう!」
俺の宣言と共に光の封札剣が万丈目唯の手札に突き刺さり、後方へとその手札を飛ばした。これでマテリアルの効果を使う為の手札コストがなくなった!
「くっ……」
「これでコイツも暴れれる! 伝説の爆炎使いの効果発動! 自身に乗っている魔力カウンター3つを取り除き、このカード以外の全てのモンスターをぶっ飛ばす! そして俺はエンディミオンの効果を発動し、取り除く魔力カウンターをコイツに乗っている奴で補う! 全てを……壊すんだ! 伝説の爆発(レジェンド・ビックバン)!!」
俺の宣言と共にエンディミオンから3つの光が伝説の爆炎使いへと取り込まれたかと思うと伝説の爆炎使いの操る炎が急速に大きくなり……フィールドで爆ぜた……! そして、白煙が消えると、フィールドにいるモンスターは俺達の伝説の爆炎使いのみとなっていた。
「行くぜっ……伝説の爆炎使いで直接攻撃!」
「「うわああああっ!?」」
LP7300→4900
「魔力掌握を発動して伝説の爆炎使いにカウンターを乗せて同名カードをサーチ、ターンエンド!」
石嶺&遊馬LP4300
手札1(魔力掌握)&4
伝説の爆炎使いATK2400(魔力カウンター:2)
儀式の檻
フィールド魔法→魔法都市エンディミオン(魔力カウンター:11)
「くっ……ドロー! っ…………カードを伏せて……ターンエンド……!」
現在の互いのフィールド
祐輔&唯LP4900
手札0&0(手札1枚が裏側で除外されている為)
伏せカード
フィールド魔法→魔法都市エンディミオン(魔力カウンター:11)
「俺のターン、ドロー!」
手札4→5
「スタンバイフェイズ! リバース罠“覇者の一喝”! これでバトルフェイズは行えないっ……!」
あの祐輔って奴も完全に焦りを見せてるな……まぁ、無理もない。今出ている伝説の爆炎使いがいる限り、相手は特殊召喚が出来ず、コイツは罠が効かない上に対象を取れない……相手の2人は手札がどちらもゼロ…………焦らない方が可笑しいな。
「う~ん……手数増やした方が良いか? 俺は手札から儀式魔法“カオスの儀式”を発動! 手札の覚醒の暗黒騎士ガイア、サクリボーをリリース!
こい、根本たる混沌の力持ちし騎士!
儀式召喚! “カオス・ソルジャー”!!」
カオス・ソルジャーATK3000
「覚醒の暗黒騎士ガイアとサクリボーの効果! サクリボーでドローして……覚醒の暗黒騎士ガイアの効果で自身がリリースされたとき、手札・墓地からカオス・ソルジャーモンスターを特殊召喚する! 墓地から蘇れ、聖戦士カオス・ソルジャー!!」
聖戦士カオス・ソルジャーATK3000
「聖戦士カオス・ソルジャーのモンスター効果……は相手の場には何もないし発動できない、か……? 俺はカードを1枚伏せてターンエンド!」
石嶺&遊馬(ターンプレイヤー)LP4300
手札1(魔力掌握)&1
伝説の爆炎使いATK2400(魔力カウンター:3)
カオス・ソルジャーATK3000
聖戦士カオス・ソルジャーATK3000
儀式の檻
伏せカード
フィールド魔法→魔法都市エンディミオン(魔力カウンター:12)
「くっ……アタイのっ……タアァァァァン! ドロォォォー!!」
手札0→1
スゲェ……気合い入ってる…………けど、すごく男っぽい気が……あの祐輔ってやつの方が大人しいし…………多分女装しててもそれほど気付かねぇと思うな……多分
「っ……アタイは魔法カード“逆転の宝札”を発動! アタイの場に何もなく、手札がこれ1枚のみのときに発動できる! アタイはこの効果で相手の場の表側のカードの数……5枚ドロー!!」
って……ここでか! …………これは、波乱がありそうだな……!
手札0→5
「よし……! 魔法カード発動、“二重召喚”! これで通常召喚権を2回得る! そしてアレキサンドライドラゴンを召喚してリリース! まだ、デュエルは終わらせない! “ストロング・ウィンド・ドラゴン”をアドバンス召喚!」
ストロング・ウィンド・ドラゴンATK2400
「ストロング・ウィンドのモンスター効果ぁ! アドバンス召喚時にリリースしたドラゴンの攻撃力の半分をこのモンスターに加える!!」
ストロング・ウィンド・ドラゴンATK2400→3400
攻撃力が……カオソル達を上回った…………!
「バトル! ストロング・ウィンドで伝説の爆炎使いを攻撃!! ダメージが通らなくても……その効果は厄介だからね!!」
くっ……流石にそうくるよな…………
「アタイはカードを2枚セットしてターンエンド!」
祐輔&唯LP4900
手札0&0
ストロング・ウィンド・ドラゴンATK3400
伏せカード
伏せカード