今回は色々物語が展開するであろう話です。
ちなみにデッキは諸事情によりこうなりました。
理由は本文をご覧ください。では、どうぞぉ!
ユートらを助けた日から数日後の夕方……俺はKC社へと来ていた。と言うのも……
「漸く、シンクロモンスターカードが使用出来るか。これから少し楽しくなるな……」
そう、数枚シンクロモンスターカードをKC社に預けていたんだが、使える事が判明してこうして出向いた……って訳なんだが…………
「……やけに色々な人が慌ててるねぇ…………」
どうしたのかなと受付の方へと歩いていれば……フッと突然建物内の明かりが全て暗くなった……!
「うわっ、ちょ……何々、何が起きてるんだ!?」
流石に何かあったのだと思いつつもとりあえず社長と合流し話を聞きたかった俺は受付へと向かい、色々話していると…………色々分かった。なんでも、研究員の1人が突然暴れだして、建物内の全ての電気のブレーカーがある部屋に閉じ籠って出てこないそうだ。更にそこは特定のカードをかざして開けるのだが、いつの間にか変更されており、開かなくて困っているらしいとのことだった。
そして、何となくではあるが……この原因が分かる気がした。
「(多分これ、No.が関係してるんだろうなぁ……)」
そう思った俺は社長に会うために社長のいる場所を(アポはあったんでスグに)教えてもらい急行する。すると、社長が扉をガンガン叩いていた……
「貴様! こんなことをしてただで済むと思うなよ!!」
「社長! 何があったんですか?」
「っ、貴様か。色々とあってだな……」
とりあえず社長から話を聞くと、さっきのに加えてどうやら研究員があるエクシーズモンスターカードを手に取ってからおかしくなったからそれが何か関係しているとのこと…………ってどっからどう見てもNo.関連です、ありがとうございます。
「……社長、俺に手伝わせてもらえます?」
「ふぅん、別に構わんがこの扉を開けてからにしてもらおうか」
社長がそう言って俺を扉の前に移動させる。扉を見てみると社長が叩いたりしていたであろう若干の凹みとカードスキャナーが取り付けられていた。そこには“青眼の白龍”の姿がうっすらと浮かんでいた。多分、本来なら“青眼の白龍”をかざすといいんだろうけど……No.関連だとするなら…………
俺はそこまで思考してプレイン・コートのカードをテキストをスキャナーの方に向けて読み取らせてみる。すると……
ガコン、ゴゴゴゴゴ……
なんとあら不思議、扉が開いたではないか…………と茶番はこれくらいにして唖然としている社長に声をかける。
「それじゃ、俺が手伝わせてもらいますね」
そういって俺は社長の返事を待たずに部屋に入るそれを見た社長が慌てて俺の後に続く…………と、あっという間に扉がしまり、ロックされた。
「貴方のNo.は……頂きますよ? ……おや、社長も来ましたか」
声が聞こえてふと視線を移せば白衣を着ている何かくたびれている感じの男性が変な笑い声をあげていた……正直言って、イカれてた。No.のせいなのだろうけど…………これは流石に……ナイわ。
「貴様、こんなことをしてただですむと……」
「社長、俺に任せてください…………おいおい……言ってくれるじゃねぇか。逆にあんたのNo.は……俺がもらい受けるぜ!」
今回はプルートが用事があって居ないとか言ってたんで紋章アンデじゃねぇけど……なんとかなるっしょ!
「社長、シンクロの使用……いいっすか?」
「……あぁ、許可する。あの研究員に貴様の力を思い知らせてやれ」
「うぃっす」
許可も出たから俺は即座にデュエルディスクにセットするデッキを変えて準備を終えた。
「「デュエル!!」」
大輔vs研究員
「俺の先攻、ドロー!」
手札5→6
……よし、そこそこ手札は良いけど、無理に動くと後々困るし…………
「俺はモンスターをセットしてカードを2枚セット。ターンエンド!」
大輔LP4000
手札3
???
伏せカード
伏せカード
「私のターン、ドロー」
研究員手札5→6
さぁて、相手のデッキはなんだ? ここを籠城の場所に選んだんなら、きっとデッキは……
「私は手札から“Okaサンダー”を召喚」
OkaサンダーATK1400
やはり【雷族】かぁ……
「Okaサンダーの効果により手札から“Otoサンダー”を召喚する。そしてOtoサンダーの効果でOkaサンダーを召喚して、効果で“電光~雪花~”を召喚」
OtoサンダーATK1300
電光~雪花~ATK1700
……あれ、レベル4が4体…………?
「永続魔法“スピリット変換装置”を発動して……OtoサンダーとOkaサンダー2体でオーバーレイ。3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚」
いよいよ来るか、今回の事件を引き起こしたNo.が!
「来なさい、我が雷の化身龍……“No.91サンダー・スパーク・ドラゴン”!!」
No.91サンダー・スパーク・ドラゴンATK2400
「何……! 何だ、あのモンスターは…………!」
おぉ……コイツか。効果破壊が十八番の奴だし効果をいきなり使ってくるのかな?
「私はサンダー・スパーク・ドラゴンの効果を発動。1ターンに1度オーバーレイユニットを3つ消費し……相手モンスターを破壊します。大方リクルートモンスターでしょうが基本は戦闘破壊です、効果で破壊すればなんの心配もない」
相手の言葉と共にサンダー・スパーク・ドラゴンが咆孔してオーバーレイユニットを3つ食べればその体から雷鳴が鳴り響く……と共に俺のモンスターゾーンに雷が落ち、土ぼこり(?)がブワッと舞い上がる……
「フフフ……これで貴方の場はがら空きです。そして電光~雪花~の効果により貴方の伏せカードは意味をなさない。バトル。サンダー・スパーク・ドラゴンと電光~雪花~の2体で連続攻撃!」
俺の方からは俺の場しか見えないが相手の声で俺を仕留めようとしているのは確かだった。2400と1700の直接攻撃で4100のワンターンキルがやつの狙いの様だが…………アイツは誤解している。別にリクルーターの効果発動時が戦闘破壊だけとは限らない訳であって…………現に……俺の方へと攻撃は来ているが
「フフフ……これで終わりです…………っ!?」
大輔LP3900
闇竜星-ジョクトDEF2000☆2
土ぼこりが漸く消えると俺のほとんど減らないライフと場の状況に驚きを隠せてなかった。
「な、なんで……手札が減ってない上に伏せカードも封じたのに…………しかも幻竜族……!?」
「それはお前が破壊したのが効果破壊にも対応したリクルーターだからだ」
「なっ……!」
まぁ、滅多に無いもんね。効果破壊対応のリクルーターなんて。
「俺はセットしていた光竜星-リフンの効果でデッキから水竜星-ビシキを守備表示で特殊召喚。サンダー・スパークに戦闘破壊されたビシキの効果で攻撃表示で地竜星-ヘイカンを特殊召喚。電光~雪花~で戦闘破壊されたヘイカンの効果で守備表示でデッキから闇竜星-ジョクトを特殊召喚していた訳だ」
「ぐうっ……ターンエンド!(大丈夫、手札にはオネストがある……それに伏せカードは使えないんだ……これで返り討ちだ!)」
研究員LP4000
手札1(オネスト)
No.91サンダー・スパーク・ドラゴンATK2400
電光~雪花~ATK1700
スピリット変換装置
「俺のターン、ドロー」
手札3→4
「さてと……何処から手をつけるかな…………とりあえずジョクトの効果。手札の「竜星」カード2枚を墓地に送ってデッキから攻撃力と守備力がそれぞれ0の「竜星」モンスターをデッキから特殊召喚する! カモン、“地竜星-ヘイカン”、“水竜星-ビシキ”」
捨てたカード
・炎竜星-シュンゲイ
・魔竜星-トウテツ
地竜星-ヘイカンATK1600
水竜星-ビシキDEF2000
そして何という偶然か、手札の貪欲な壺の発動条件が揃ったではないか!(棒)
「魔法カード貪欲な壺を発動。墓地のリフンとシュンゲイ、ビシキにヘイカン、そしてトウテツをデッキに戻してシャッフルし……2枚ドロー」
手札1→3
「な、何をするかと思えば……あなたの場のモンスターは精々ランク2が限度……しかもランク2で突破出来るモンスターなんて「何を言ってる。このデッキにはエクシーズモンスターは存在しない。俺は場のレベル3のヘイカンとレベル2のビシキにレベル2のジョクトをチューニング!」何ですと……!?レベルが同じモンスターが揃えばエクシーズ召喚をするのではないのですか!?」
「幻と言われし竜よ、今こそ……その秘めたる力解き放ち、戦場に現れん! シンクロ召喚、邪悪なる幻竜……“邪竜星-ガイザー”!」
邪竜星-ガイザーATK2600
「ではここでガイザーの効果。俺の場の竜星モンスターとお前の場のカードを1枚ずつ選択して破壊する。この効果でガイザー自身と電光~雪花~を破壊。これで伏せカードが使える様になった……が、この手札では動きづらいかな。“竜星の輝跡”を発動、墓地のジョクト、ビシキ、ヘイカンをデッキに戻して2枚ドロー……うーん、モンスターをセットしてカードを追加でセットして“補給部隊”を発動して愚かな埋葬でリフンを墓地に送ってターンエンド」
大輔LP3900
手札0
???
補給部隊
伏せカード3枚
「わ、私のターンドロー」
手札1→2
「よし……手札より“Oneサンダー”を召喚して効果を使います。これで墓地のOtoサンダーを除外、エンド時に手札に加えます。そしてスピリット変換装置でOneサンダーをサンダー・スパークのORUとする」
サンダー・スパーク・ドラゴンORU0→1
「(さて、どうしたものか……竜星とか言うカテゴリーは初めて見ましたが…………どうやら破壊をトリガーにしている……なら、こちらから破壊をしなければいい)私はこのまま……「あ、メインフェイズ時に伏せカード“最終突撃命令”発動。これで互いに表側攻撃表示になって攻撃を強制させる」(……意地でも攻撃させるつもりですか、ですが伏せてるのなら攻撃力はそうでもないんじゃあ)」
炎竜星-シュンゲイATK1900
「(レベル4の及第点レベルじゃないですか……仕方ない、攻撃をしましょう)バトルです、サンダー・スパークでシュンゲイに攻撃!」
はい、ということで竜星の登場とシンクロ召喚を本編内で初使用です。(使用するNo.の関係上こうするしかなかったの、仕方ないよね?)
やっぱり今後のことを考えて、シンクロはどっかで使いたいと思ってたので、こうしました。ちなみに続きはまだ未定です、ハイ
それと、小説っぽくないところがあるかもです。それはご了承ください
ではでは、次回もお楽しみに!