双六で人生を変えられた男   作:晃甫

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 お久しぶり。
 やっと帰ってきたよ。そんなわけで無双回。


#15 黒執事と無人機

 

「さてと、」

 

 ぐるりとアリーナ内を見回して、俺は小さく息を吐いた。

 自身を取り囲むようにして立つ五体の漆黒の無人機。一夏が対処したモノも含めればその数は七体だったが、一体は一夏が、もう一体は俺がアリーナ内壁に叩きつけたことでその活動を停止している。そんな訳で残るは目の前の五体。一夏の白式のエネルギーも尽き、待機状態へと戻ってしまったので俺一人で対処するしかないが、正直それに関しては何の心配もしていない。無人機なので手加減は全く不要であるし、観客席に居た生徒たちは姫無が上手く誘導してくれている。

 

 一度姫無の方に視線を向ければ、彼女もこちらを見ていたのか、ばっちりと目が合った。

 

 そして互いに、微かに微笑む。

 それだけで十分。血の繋がりあう兄妹には、言葉さえも不要だった。

 

 一夏のほうも四人目を抱えて避難を完了させたらしく、アリーナの隅で身体を低くしてこれからの戦闘に巻き込まれないよう細心の注意を払っている。

 うん。まぁ確かに俺が能力を行使したら巻き添えになる可能性も無いわけじゃない。こちらとしても一夏を巻き込まないよう気に掛けるが、それでも五体を相手となると簡単にはいかないのでああして被害に合わないよう気を付けてくれるのは有り難い。

 何時だったか千冬に言われたことだが、ある一線を越えてしまうとどうやら俺はハイになってしまうらしい。

 一方通行の能力を持った副作用とでも言うのか、そういえば学生時代にも一度あった気がする。自分でもかなり自重はしているつもりだが、それでも偶に言葉遣いが変わってしまったりしている、らしい。

 

「まぁその辺は上手くやるしかないとして」

『楯無ッ!』

 

 どう片付けるか思考を巡らせていると、耳に装着していた通信機から怒声が飛んできた。鼓膜を大きく震わせるこの声は管制塔からこちらの様子を見ているであろう千冬のものだ。

 ああ、そういえば真耶には伝えたけど千冬には詳しいことは伝えていなかった。

 

『いきなり管制塔を飛び出したと思ったら、何のつもりだ!?』

「いや何のって、この恰好見れば分かるだろう?」

 

 ほら、と両手を広げて管制塔へと見せつけるようにポーズを取る。こちらからは千冬の表情を窺い知ることは出来ないが、恐らく向こう側では千冬の額に青筋が浮かんでいることだろう。完全なる俺の独断だ。千冬や真耶、ましてや榊原先生に責任は無い。一夏に戦うよう指示を出したのも俺だし、姫無や虚に生徒たちの安全確保を最優先させたのも俺の意向。

 簡潔に言えば、これは俺が責任を負わねばならない案件だ。一夏や姫無は立派にその役目をこなしてくれた。となれば、後は監督者である俺がこの事件を終結させなくてはならない。

 そんなちっぽけなプライドが、今の俺を動かしていたりする。

 

「――――なんて、そんな大したものでもないんだけど」

 

 千冬からの通信を勝手に遮断し、今一度手袋を嵌め直す。

 

 実は姫無とロックされた出入口に集まった女子生徒たちによる口論は、通信機越しに聞こえていた。

 一種のパニック状態に陥っていた彼女達の言い分も、それに対する姫無の反論も。それを聞いた上で、俺は彼女たちの集まる扉とは反対方向の扉を強引に蹴り飛ばして破壊した。

 

 ――――男子をIS学園に入学させたから、こんな事になった。

 ――――あんな素人に任せるよりも国家代表が対処した方が良いに決まってる。

 ――――あの先生だって本当に強いのか怪しいものだ。

 ――――織斑先生や山田先生と一緒に居るだけで、誰もあの先生の強さを知らない。

 

 彼女達の言い分も、決して間違っている訳ではない。一夏や皿式の情報を得るために束が無人機を差し向けたのは事実であるし、一夏よりも姫無に対処させた方がより確実だっただろう。もしかしたらこの五体の無人機も一人で対処できたかもしれない。

 俺はこのIS学園で教師を始めてから今日までこの黒執事を着用したことがなかったので、今の世代の彼女たちが俺の戦闘データなどを知らないのも無理はない。いや、熱心な生徒は映像データなどを探したかもしれないが、生憎と俺の戦闘データは国家機密に指定されているらしく一般生徒では映像データを視ることは出来ない。

 千冬や真耶と言ったヴァルキリーの経験がある人間は分かり易い強さがあるが、データの殆どない俺の強さなど、誰が想像することが出来ようか。

 彼女たちは間違っていない。目の前にある事実だけを見れば、男性のIS操縦者など取るに足らないと考えてしまっても仕方ないかもしれない。一夏が一体の無人機を破壊したことで少しは考えを改めたかもしれないが、冷えかかっていた頭は新たな侵入者の登場によって再び沸騰してしまっただろう。

 

 彼女たちの言い分は、決して間違ってはいない。

 だが、それが正しいという訳でもない。

 

 姫無は言ってくれた。

 一夏は彼女たちが考えているよりもずっと強いのだと。

 私の兄は、誰にも負けはしないと。

 

「……我が妹ながら、なかなか言ってくれるね」

 

 兄として、一人の教師として。黒に全身を包まれた俺は呟く。

 

「――――それじゃ、ご期待に沿うとしようか」

 

 ゴッ!! と爆発的に巻き起こった突風と共に、俺は無人機の群れへと突っ込んだ。

 

 

 

 ◆

 

 

 

「……何、あれ……」

 

 観客席に座る一人の少女が、呆然と呟いた。

 視線の先には、アリーナで戦う黒と黒。執事服を身に纏って戦う更識楯無と異形の無人機だ。

 

「あんなの、ISで出来る動きじゃ……」

 

 重力を感じさせないその動きに、別の生徒がそう声を漏らした。初めて垣間見る、世界初の男性IS操縦者となった人間の戦闘。これまで歴史の教科書に書かれていただけで実際に見ることのなかった『黒執事』が、遮断防壁を挟んだすぐ先でその実力を遺憾なく発揮している。

 一目見ただけでがその動きを追い切ることが出来ない。一筋の光のように移動するその様は、宛ら流星のようだった。その移動線上にあった一体の無人機が、彼が移動すると同時に大きく拉げる。数秒の後、爆散。

 訓練機は当然のこと、専用機ですら不可能ではないかと思われる速度と軌道で空中を縦横無尽に移動する黒執事は、瞬く間に二体目の無人機を内壁へと叩きつけた。近接型のブレードや遠距離型のライフルといった武装を使用した訳ではない。ただ単純に、殴る、蹴る。それだけだ。それだけなのに、侵入してきた機体は次々に破壊されていく。

 

「……な、どうなって……」

 

 先ほどまで姫無と口論を繰り広げていた少女の一人が大きく瞳を揺らす。今自分の目の前で繰り広げられているこの光景を、俄かに信じることが出来ないでいた。

 

「どう?」

 

 その隣で兄の姿を確り捉えていた姫無が尋ねる。心なしか自慢げに胸を張っているように見えた。

 

「世界初の男性IS操縦者にして黒執事の専属パイロット。中々のものでしょう?」

「中々って、そんな次元じゃ……」 

「貴方達、織斑先生や山田先生のことは尊敬しているみたいだけど、その二人が最も尊敬し信頼しているのがあの人なのよ?」

「……嘘ッ!?」

 

 唖然とする少女へ、更に姫無は言葉を続ける。

 

「初代ブリュンヒルデが唯一勝てなかった人間、それが更識楯無。それがあの黒執事よ」

 

 そう言っている間にも、三体目の無人機が地面に深くめり込んだ。上空からの踵落しが無人機の頭部を撃ち抜いたことによるものだ。直径五メートル程のクレーターの中心に、頭部が破壊されて活動を停止した無人機の残骸が在った。これで残るは二体。タンッと地面に降り立った楯無は、爪先を軽く打ち鳴らす。

 たったそれだけの行為で、地面に大きな罅が走る。

 

「…………」

 

 もう少女たちは言葉も出なかった。

 ここまで見せつけられてしまっては、嫌でも納得せざるを得ない。これまでの自分の価値観や評価を変えざるを得ない。

 男性操縦者は、決して弱くなどないのだと。少なくとも今目の前で戦う一人の男性教師は、世界最強クラスの強さを有している。

 

「更識、先生……」

 

 ポツリと、誰にも聞こえないような小さな声で、少女が零す。無人機が侵入してくるまでは楯無や一夏のことを卑下していたもう一人の少女だ。どういうわけか、その両手は胸の前できつく組まれている。まるで何かに祈るように。

 そんな様子を横目で見ていた姫無は女としての直感が働いたのか、直様理解した。

 

 ――――ああ、兄さん。またなのね。

 

 この一件でまた彼を狙う人間が増えるのだろうな、と内心で溜息を吐き出す。兄が認められるのは妹としてとても喜ばしいことだ。が、その兄を慕う女子生徒が増えるのは正直なところ勘弁してもらいたかった。あの兄はこと恋愛方面に於いて疎い部分があるので、余程の行為を向けられなければその感情に気が付かない。千冬や束の場合は幼い頃からの付き合いもあってそういった関係になったが、それは特殊な例なのだ。実際、楯無は真耶からの好意には全くと言っていいほど気付かなかったのだから。

 そんな兄だから、基本的に来るもの拒まずな訳で。誰に対しても優しく接するのだ。それが更に女子たちのアプローチを積極的にしていくとも知らずに。

 ある程度の行為までは姫無も黙認するが、度を超えたアプローチは水面下で彼女が手ずから食い止めてきた。それは一度や二度ではない。そんな苦労がこれから更に増えることを想像して、姫無は大きく肩を落した。

 

(全く、私がこんなに苦労してるって言うのに、兄さんはそんなこと露も知らずにあの二人とよろしくやってるなんて……あ、なんかだんだんムシャクシャしてきたわ)

 

 このイライラは兄の部屋に押し入ることで発散しよう、と姫無が考えている内にも四体目の無人機の腹部が大きく凹んだ。更識流の基本型である正拳突き。あれほどの威力で放てるのは間違いなく現当主である楯無だけだろう。バチバチと火花を散らせながら四体目の無人機がガックリと膝を折った。

 

 ここまでの光景を目の当たりにしてしまえば、最早非難の声など上がらなかった。

 皆一様に口を噤み、次元の違う戦闘に見入ってしまっている。

 これが、黒執事。ISの基本原理など無視したそのフォルムも、武装など何一つとして搭載していないその特異性も、この戦闘を見せつけられてしまっては気にならなくなってしまう。それほどまでに、圧倒的。アリーナの遮断防壁を貫通したあのレーザーが当たらない。砲身の照準が定まるよりも速く、楯無は滑空する。彼の移動した後を追うように動く砲身が、観客席の生徒たちにはやけに鈍く見えた。

 

「――――終わりね」

 

 最後の一体へと楯無が向かったのを確認して姫無が言った。その言葉に、彼女の隣に立っていた虚もゆっくりと首を縦に振る。彼女達生徒会の面々は、基本的に閲覧が禁止されている過去IS学園で行われた戦闘データなどの閲覧も許可されている。

 その中には、楯無や千冬、織村が激突した生徒会長決定戦や学年別個人トーナメントの映像記録も残されている。そのデータを視たことのある姫無たちからしてみれば、この結果は火を見るよりも明らかなもの。あんな機体如きに、黒執事が負けるはずがない。

 

「生で見ると壮観ですね。清々しいまでの戦闘能力です」

「まぁね。でなきゃあの世代の生徒会長なんてやってられないわよ」

 

 初代ブリュンヒルデに第二回射撃部門、機動部門、索敵部門ヴァルキリー。更には蒼天使と言った錚々たる顔ぶれの頂点に立つには、それ以上の実力が必要不可欠なのは明白。

 ISは年を経るごとにその性能を向上させてきたが、操縦者の技量という点では初代生徒会の面々を超える人間は未だ現れていないとすら言われているのだ。

 

「他の子たちも、少しは兄さんの凄さが理解できたんじゃないかしら」

「理解というか……、あの表情を見ると――――」

「ストップ。虚、それ以上は駄目よ」

「ですがお嬢様、あの表情はどう見ても……」

 

 ――――恋する乙女そのものですよ。

 

 そう言おうとして、虚は慌てて口を噤んだ。

 隣の姫無から発する雰囲気が、何かどす黒く感じられたからだ。

 ああ、これはまた苦労するのだろうなぁ。と、決して声には出さずに姫無を見つめる虚の瞳は、彼女の従者としてはどうしたものかと悩みの色を濃く映し出していた。

 そしてそんな姫無と虚が話している間に、最後の無人機が驚くほど呆気なく、その活動を停止した。

 

 

 

 ◆◆

 

 

 

「これで最後、っと」

 

 破壊した最後の無人機の頭部を踏み付けながら、ぐるりと周囲を見渡す。幸いにして一夏たちや観客席の生徒たちに被害を出すことなく場を収めることが出来たようだ。遮断防壁を貫通するような武装を持つ無人機が相手だったこともあり、その攻撃が観客席の方へと向かないように誘導するのは多少苦労したが、装甲については特に苦労もせずに破壊出来た。確かに通常武装では中々ダメージを与えられない程度には頑丈だったが、ベクトルの向きを操作できる俺にはそこまでの脅威ではない。一夏の雪片弐型でも破壊出来たくらいなのだから。

 

 これまで通信を遮断していた通信機を起動させ、管制塔へと繋ぐ。

 

「もしもし、聞こえるかー?」

『っこの大馬鹿者がッ!!』

 

 開口一番、飛んできたのは辛辣な叱責だった。

 思わず通信機を耳から遠ざける。

 

「おいおい……。いきなりそれはないだろ」

『勝手に突っ走ってお前は! 何故増援を待たなかったんだ!』

「それじゃ遅い。千冬も分かってたから無理に止めなかったんだろ?」

『……それでもだ。生徒たちの安全はある程度確保されていた。強行突破する必要はなかったんじゃないのか』

「まぁな。でもそれじゃ教師として示しが付かないって言うかさ」

 

 一拍置いて、口元を緩める。

 

「――――学年主任たる者、この程度の敵を排除できないでどうするよ」

 

 

 

 ◆◆◆

 

 

 

「はぁー。かーくんが出てきちゃダメでしょうよー」

 

 とある無人島にあるラボの内部で、ウサ耳を装着した天災はボヤいた。

 楯無からの着信があった時点でこちらの目論見は看過されているものだと半ば確信していた束だったが、まさかここまで直接的に介入してくるとは思っていなかった。一体目を一夏に任せた所を見ても、あの場は傍観に徹すると考えていたのだ。が、見事にその考えは外れてしまった。

 それに送り込んだ追加の無人機もまるで紙切れかなにかのように一瞬にして破壊されてしまった。あれを一体制作するコストを思えば泣きたくなるような扱いだったが、何故か彼女は上機嫌だ。先ほどの言葉も溜息が出そうなものではなく、苦笑交じりに呟かれたものだった。

 

「ま、それでこそかーくんだよねー」

 

 カタカタと、コンソールを操作する束の前に展開されたウィンドウには漆黒の無人機ではなく別の機体が映し出されていた。

 

「もうすぐ会えるねかーくん。束さん今から待ち遠しいよ……あ、なんかドキドキしてきちゃった……」

 

 

 

 ◆◆◆◆

 

 

 

 結局、あの正体不明の機体が侵入してきた事件は教師とIS委員会が対処することで事なきを得た。あの戦闘に参加した一夏と皿式にはそれぞれ精密検査を受けろとの命令が下されたが、それだけで済んだのは僥倖だろう。あの場にいた生徒たちには詳しい情報は一切開示されていないので、あれから数日経った今でも様々な憶測が流れていたりする。

 曰く、あれは他国が送り込んできたスパイ。

 曰く、反IS団体が制作した新型ロボ。

 曰く、篠ノ之博士が生み出した新機体。

 偶にこういった噂の類の中に真実が紛れ込んでいるとかいう小説や漫画があるが、正直この噂を耳にしたときは背中に冷たいものが流れた。誰だよそんな噂を言い出した奴。ばっちり真実が紛れ込んでるじゃねぇか。

 

 その話はさて置き、途中で中断されてしまったクラス対抗戦は、あのまま中止となってしまった。他のアリーナで行われていた二、三年生のトーナメントも同様に中止の措置が取られ、当然優勝者に与えられる予定だった束直々のメンテナンスとそのクラスへの副賞の半年間学食のデザートフリーパスも無し。これには多くの生徒からブーイングがあったが、俺が直接謝罪に回るとどういう訳かみんな大人しく納得してくれた。

 

「はて、何でだろう」

「みんなの顔見れば分かるでしょ」

 

 生徒会室で虚の淹れた紅茶を飲みながら零した俺の言葉に、姫無から返答があった。

 

「顔?」

「……もういい。聞いた私がバカだった」

 

 あの日以降、俺に対して話しかけてこなかった多くの生徒が休み時間になると学年主任室を訪ねてくるようになった。その理由は様々だが、多くの生徒はもっと俺と話をしたいのだとかなんとか。俺としても生徒と関わりをもつのは大切だと考えているので願ったりな申し出であり、ここ数日は生徒たちと昼食を摂ることも多い。 

 だがどうしてか、そのことを姫無に伝えるたびに彼女の機嫌は急降下しているようなのだ。今の返事もどこか棘を含んでいるような気がしてならない。

 

「なぁ姫無。何をそんな怒ってるんだ?」

 

 今は放課後なので更識とは呼ばず、名前で妹を呼ぶ。

 

「別にぃ。兄さんに女心が理解できるはずもないって思っただけ」

「む。それには反論するぞ姫無。俺だってある程度の女心が理解できる」

 

 俺はどこぞのハーレム主人公ではない。そう思って反論したのだが、一体何がいけなかったんだろうか。次の瞬間、姫無から感じたことのないプレッシャーが放たれた。

 

「へえ? 女心を理解できる? 兄さんが? へええ」

 

 酷く平坦な声で言う姫無の目を、俺は合わせることができなかった。

 ――――あれ、これってもしかして反抗期ってやつなんじゃないだろうか。

 

 ああ、余談ではあるが、どうやら一夏と鈴の喧嘩は終わったらしい。何がどうなったのかまでは知らないが、上機嫌で酢豚をタッパーに詰めている鈴の姿が調理場で目撃されている。

 

 




 次回やっと登場男装女子と眼帯ウサギ。
 なんだかんだで未登場だった二人。

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