双六で人生を変えられた男   作:晃甫

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 まずは謝罪。遅くなりまことに申し訳ありませんでした……。


#36 三日目と急変

 三日目の朝。昨日と同じく惚れ惚れする程の青空が視界いっぱいに広がっていた。

 昨日は朝から織村と皿式の模擬戦に付き合わされたせいで多少時間がずれたものの、当初予定していたスケジュールは何とかこなすことが出来た。専用機持ちたちの試験運用は五分程繰り下がったが他の生徒たちは時間通りに稼働を開始することが出来たので良しとしよう。ただ一つ模擬戦の弊害というか自業自得というか、皿式の専用機が自己修復が不可能な程に織村に損傷させられた為一人自室待機を命じられていること以外は。

 そんな訳で臨海学校も残すところ今日一日。これが終われば俺を含む教師は学園に戻り今日までの稼働データをまとめなくてはならない。生徒たちは明日一日休みになっているので気楽なものだ。昨日は使い物にならなかった真耶も本日は絶好調。二日酔いから解放されたからかいつになくテンションが高いように感じられる。

 ああそうだ。一応補足しておくと、昨日の夜から織村と皿式の部屋は別になった。織村とナタルが同室になり、皿式は新たに用意された部屋に一人で宿泊している。流石にああした試合のあとに同じ部屋というのも酷だろうという千冬の配慮からだ。俺は別にいいんじゃないかと言ったんだが、織村が全力でそれを否定してきた。それはもう鬼の形相で。

 

「おはよう、更識先生」

「おはよう、織斑先生」

 

 襖を開いて入ってきた千冬に挨拶を返して、目の前に綺麗に並べられた朝食に手を付ける。相変わらずの美味しさだ。海が近いからなのか魚は特に新鮮に感じられる。

 

「そういえば束が来ていたと聞いているのだが、何か知らないか?」

「ん? ああ、昨日のうちに帰ったぞ。人参型のロケットみたいなので」

「帰った? 全く、一言くらい声を掛けていけばいいものを」

 

 忙しないやつだ、と一言付け加えて千冬は味噌汁をすすった。束の自由奔放さを最も理解しているのは間違いなく千冬だ。それ故に彼女の行動に一々目くじらを立てるようなことはない。今の一言はきっと友人としてのものだろう。久しく会っていない彼女と会話を交えたかったという千冬なりの意思表示とでも言うべきか。

 

「む、山田先生はここに来ていないか? 部屋にはもう姿が見えなかったのだが」

 

 周囲を一度見渡して真耶の姿が無いことに気が付いた千冬が問いかける。

 

「山田先生ならもうアリーナに向かったよ。朝食も摂り終えてる」

 

 昨日は二日酔いでまともに機能していなかった真耶であるが、今日は昨日の分もと言わんばかりに張り切っていた。自分に厳しい真耶のことだから頑張りすぎないか心配ではあるが、行き過ぎるようであれば俺か千冬が止めればいいと安易に考えてアリーナに飛び出していく彼女を見送ったばかりだ。

 対面に座った千冬が食事を進めるのをぼんやりと眺めながら、脳内で今日の予定の段取りを確認していく。基本的にやることは専用機持ちも一般の生徒も同じであるが、専用機持ちたちには幾つか今日到着予定のパッケージの試験運用が追加される。数ヵ月後に行われるキャノンボール・ファストなどを考慮してのものだろう。順調に事が進めば午後二時には終了し、後片付けも含めて四時にはバスに乗り込める筈だ。

 さて、このままゆっくり朝食を楽しむのもいいが、学年主任として真耶だけに仕事を丸投げするわけにもいかない。残った米を口に放り込んで合掌、部屋着からスーツに着替えるべく立ち上がる。正直なところこの季節に真っ黒なスーツは暑苦しいことこの上ないんだが、それをここで愚痴っても仕方がない。今度束に頼んで通気性の良いものに替えてもらおうと考え、広間を後にした。

 

 

 

 ◆

 

 

 ――――同時刻。イギリス、バーミンガム。

 

 ロンドンに次ぐ大都市に聳えるISの開発研究所は、未曾有の混乱の渦中にあった。

 

「侵入者、第四防壁を突破! ダメです、このままだと最深部にまで潜り込まれますッ!!」

「馬鹿な! 防壁は二十七あるんだぞ!!」

「第五防壁、突破されましたっ!!」

「くそッ、なんとしてでも食い止めろッ!! 最深部にはうちで預かる最新鋭機がある、絶対に渡す訳にはいかんっ!!」

「ダメです! IS委員会への通信繋がりません!!」

 

 ギリッ、と白髪の男は奥歯に砕かんばかりの力を込めた。イギリスが誇るIS開発研究所を襲撃。この意味を正しく理解している人間は、意外にも少ないのかもしれない。欧州でイタリア、ドイツと並ぶIS先進国であるイギリスで最も大きなこの研究所が狙われた。襲撃者の狙いは恐らく、最近完成したばかりの最新鋭機。それを奪われることの重要性、その事実がもたらす本国への影響。考えただけでゾッとする。

 

「……サイレント・ゼフィルス……ッ!」

 

 それだけは外部に流出させる訳にはいかない。ブルー・ティアーズ同様イギリスが威信を懸けて作り上げた第三世代。当然多くの新技術が使用されており、搭載されている武装も一新されている。

 IS開発において欧州の先駆けたるイギリスで最新鋭機の強奪などあってはならない。なんとしても阻止しなくてはならない。

 だが、そんな思いを嘲笑うかのように侵入者は次々と防壁を突破していく。

 

「第十三防壁突破されましたっ!!」

「ええい、救援はまだなのか!?」

 

 どんな手段を用いているのか、厚さ百五十ミリを誇る特別性の防壁が紙切れのように切り崩され突破されていく様子がモニタに映し出される。そこに映るのはISを部分展開しているのか右腕だけが空色の機体に覆われた仮面を付けた人間。その身長や歩き方からして女性ではないかと思われた。

 外部への通信も絶たれてしまっている今、彼ら研究員とサイレント・ゼフィルスを守れるのはこの研究所に居合わせたIS操縦者しかいない。

 

「一刻も早く彼女を現場へ向かわせろ! 彼女ならなんとかしてくれるッ!!」

 

 専用機の機体調整のために、たまたまこの場を訪れていたIS操縦者。

 

「現場に到着、敵と接触しますッ!!」

 

 調整中の機体を急造で間に合わせたが故の動作不良などが発生しないかだけが気がかりだが、今はそんな贅沢は言っていられない。彼女の肩には今やイギリスの威信が掛かっているのだ。

 仮面を付けた女の後ろに立った女性は、無言でスナイパーライフルを構える。IS専用のレーザーライフル『スターライトmk-Ⅱ』。一分の隙もなくロックオンを済ませた彼女は、敵へ何の言葉も、躊躇いすらもなくその引鉄を引いた。

 

「――――頼んだぞ、チェルシー!!」

 

 直後、モニタ一面を眩い閃光が埋め尽くした。

 

 

 

 ◆

 

 

 

「つーかよ。何でアタシがこんなのに付き合わなくちゃいけないんだ」

「文句言わないの。貴方の専用機でしょう?」

「チッ、ナタルとの姉妹機なんて思ってもみなかったぜ」

「あら。貴方たち仲良いんだしお似合いじゃない」

「アイツ口を開けば一華一華一華一華なんだぞ? ノイローゼになりたいんなら代わってやるよ」

 

 アメリカ、デトロイト。

 都市の中心に建てられたIS開発機関内部で、ISスーツの上から大小様々な電極を付けられたイーリス・コーリングはお付きの研究員にそうぼやいた。

 IS開発においてアメリカの中枢を担うこの開発機関では約四百人の研究員たちが働いており、日夜新型制作に心血を注いでいる。今イーリスが行っているのは新しく制作されている新型の機動テストと本人の運動データの抽出を同時に行うもので、イーリスの動きを新型に再現させるというものだ。テストは順調、このままいけばあと十分程で終わることができるだろう。もうすぐ午後五時を回る。早いところ切り上げてしまいたいイーリスだったが、そこに研究員からの待ったが響く。

 

「今日の貴方は調子が良いみたいだから、このまま新型の装着までしてしまいましょう」

「うぇ、勘弁してくれよ。明日じゃダメなのか?」

 

 嫌そうに眉を下げるイーリスに泣き黒子が特徴の研究員は指を突き立てて。

 

「ダメよ。貴方朝に滅法弱いんだから、できるうちに片付けてしまうのが一番なの。幸いまだ時間はあるしね」

「チッ、わかったよ」

 

 後頭部をがしがしと掻きながら了承する。そういう所を見て研究員の女性はもう少し女性らしくしたらどうかと思わないでもないが、竹を割ったような性格をしている彼女に今更何を言ったところで無駄だろうと思い直して口を噤んだ。

 イーリスに付けていた電極を慣れた手つきで外していき、データを一通り纏めてから二人して部屋を出る。向かう先は開発中の新型が保管されている場所だ。そこには現在調整中のナターシャの専用機も保管されており完成に向けての微調整が施されている。

 

「そういえばナターシャの姿が見えないようだけど」

「は? 聞いてないのかよ」

「何が?」

 

 何の事を言っているのか理解していないらしい研究員。そんな彼女を前にイーリスは溜息を吐き出した。まさか研究員たちに何の連絡もなしに日本へ向かったのではないだろうな。いや流石にそんな無責任なことは……織村一華が絡んだ場合はその可能性も捨てきれない。そう結論づけてイーリスは顔色を悪くした。ここで自分がもし口にしてその事実が上層部に伝わっていなかった場合、ナターシャはアメリカに強制送還される可能性がある。それはちょっと可哀想なのではとイーリスの友人としての心が――――

 

「ああ。アイツ一華と二人でIS学園に行ったんだよ」

 

 ――――痛まなかった。全く、これっぽっちも。

 

 これまで散々ナターシャには振り回されてきたのである。この一言で強制送還されたとしてもそれは彼女の自業自得であり自身に一切の非はない。そう断じてイーリスは非常に清々しく言い放った。

 

「ええ!? そうなの!?」

 

 やはり知らなかったらしい研究員の女性は顔色を驚愕の色に染めて声を上げる。驚きながらも作業の手を止めないのは流石と言ったところか。新型を纏ったイーリスにこれまた多くの電極とチューブを取り付けていく。

 

「なぁ、こんなにペタペタ電極くっつけなくてもいいんじゃないのかー?」

 

 めんどくさがりが顔を出したらしいイーリスは腕の装甲に付けられた電極をぷらぷらさせながら研究員のほうを見る。早く終わらせて夕食を摂りたいのだろう。その顔は『早く終わらせろ』と物語っている。

 

「ごめんなさいね。でもこれも必要なことよ」

 

 申し訳無さげに頬を掻く研究員。

 そこでふと目に止まったものに、イーリスの眼が細くなった。それに気がつくことなく、研究員の女性は作業を続ける。

 

「……なぁリア」

「なぁにイーリス」

 

 イーリスの表情が変化していることに気が付かないままの研究員は、軽い調子で答えた。

 そんな彼女に、イーリスは言葉の刃を突き立てる。

 

「お前、泣き黒子の位置逆だ」

 

 ピタリ、と作業していた研究員の手が止まった。

 

「リアの泣き黒子は左目だ。右じゃねぇ」

 

 イーリスの心の内で、ざわついていた警戒心が確信めいたものになる。

 それに対して、女の声はどこまでも平坦だった。

 

「……そう、それは失敗。でももう遅いわ」

 

 一瞬、イーリスは女が何を言っているのか分からなかった。数秒してその言葉の意味を理解する。同時に四肢を動かし、強引に電極やチューブを引き剥がそうとするがそれらは引きちぎれなかった。分厚い防弾ガラスの一枚向こうで、女は先程までとは打って変わって口角を吊り上げる。

 尚も藻掻くイーリスを嘲笑うかのように。

 

「――――さようなら、イーリス・コーリング。貴方は――――」

 

 女の声が、最後までイーリスに届くことはなかった。

 

 

 

 ◆

 

 

 

 ポケットに仕舞っていた携帯が振動したのは、アリーナで試験稼働を開始して間もなくのことだった。業務中は基本的にマナーモードにしているので着信メロディが鳴り響くなんてこともなく、近くにいた千冬に一言言って携帯を取り出してアリーナ外の廊下に出る。画面を見ればメールを一件受信していた。開けばそれは政府からのもの。以前会ったことのある防衛省の樹さんからだ。シャルロットの一件以来何度かメールのやりとりはしているが、ここ暫くはなんの音沙汰もなかったのに一体どうしたんだろうか。

 なんとはなしに、メールを開いて本文を読む。

 途端、俺は眼を見開いた。無意識のうちに眉間に皺が寄る。

 

「……どういう、ことだ……?」

 

 その本文には、こう記載されていた。

 

 本日未明。イギリス、アメリカ両国の専門機関より開発途中の専用機が強奪。専用機に取り付けられているGPSの位置情報と移動速度、方向を鑑みた結果目的地はIS学園の所有する海岸区画だと断定。専用機の回収を最優先とするが万が一の場合の破壊も止む無し。これをSS任務とする。またイギリス、アメリカからの救援は望めぬものである。現時刻より状況を始められたし。

 

 思わず歯噛みする。俺や織村のようなイレギュラーの存在がまさかここまで事態を大きくしてしまうなどと思わなかった。本筋であればここは銀の福音を一夏が倒すことで二次移行する筈だが、そうも事態はその程度では済んでくれそうにないらしい。

 これは早急に手を打たなければ手遅れになるだろう。一体どんな手段を使って専用機を強奪したのかは知らないが、問題なのはそこではない。奪われた二機がこの場所を目指しているという事実。狙われているのはまず間違いなく。

 

「一夏と皿式。……いや、俺や織村も含まれるのか?」

 

 世界にたった四人しか確認されていない男性IS操縦者。その全員が一箇所に集まっている。俺たちを疎んでいる連中からすれば絶好の機会に違いない。

 メールには下部に到着予定時刻なども記載されており、現在の時刻と照らし合わせると残り二時間を切っていた。

 俺は携帯を仕舞い、早足でアリーナへと戻る。生徒たちには申し訳ないが、今日の試験可動はこれで終わりになりそうだ。

 

「どうしたんだ更識先生」

「織斑先生、ちょっといいか」

「……只事ではなさそうだな」

 

 俺の表情から何かを察したらしい千冬も一緒にアリーナ外に出る。周りの生徒たちが不思議そうにこちらを伺っていたが、今はそれらを無視した。

 すぐに事情をメールと共に伝えてアリーナに戻る。直ぐに千冬が声を発した。

 

「全員、注目ッ!!」

 

 凛とした声がアリーナ全体に響き渡る。

 

「現時刻よりIS学園教員は特殊任務行動へと移る。今日の試験可動は中止だ、各班ISを片付けて旅館に戻れ。連絡があるまで各自室内待機すること、以上!」

 

 有無を言わさぬその物言いに、何か言いたげだった生徒たちも直ぐ様後片付けへと移った。不測の事態だけに皆思うところはあるのだろうが、それでも俺や千冬の雰囲気から何かを読み取ったのだろう、てきぱきと片付けを済ませていく。

 その間に真耶を呼んで事情説明を済ませる。現在の状況を把握した途端、彼女もまたこれまでの雰囲気を一変させて行動を開始した。

 迅速に片付けを済ませてアリーナから出て行く生徒たちに向かって、俺は千冬が言い忘れていたことを大声で伝える。

 

「それと専用機持ちは全員集合すること! 織斑、オルコット、鳳、デュノア、ボーデヴィッヒ、更識、篠ノ之!」

 

 声を掛けた途端に七人は俺の前に集まった。こういう時の対応でもたつくと状況悪化を招くだけなので有難い。詳しい話は旅館の俺の部屋ですることにして、一先ず現状を全く理解していないであろう七人に簡潔にだけ状況を伝えることにする。

 

「いいか。これから伝えることは機密事項だ、他言は許さん」

 

 俺の言葉に皆一様に無言で頷く。

 こうして、三ヵ国を巻き込んだ騒動は始まりを告げた。

 

 

 

 ◆

 

 

 

「では状況説明を開始する。今から二時間前、イギリスバーミンガムとアメリカデトロイトにある開発機関からそれぞれ専用機が強奪された。イギリスは『サイレント・ゼフィルス』、アメリカは『銀の福音』。尚イギリスの研究所では国家代表であるチェルシー・ブランケットが迎撃するも失敗、機体を大破されている。この二機は制御下を離れており監視空域からも離脱している」

 

 楯無の部屋に集められた教員と七人の専用機持ちたち。一夏たち七人は正座したまま目の前に投影された空間ディスプレイを凝視しながら楯無の話に耳を傾ける。皆が皆、険しい表情をしていた。こういった事態が初めてな一夏や箒ですら事態の深刻さを大雑把に理解できてしまうほどである。代表候補生たちの表情は更に厳しい。

 

「その後、GPSと衛星による追跡からこの場所を通過することが分かった。時間にして一時間二十分後。政府、学園上層部からの通達により我々がこの事態に対処する」

 

 あくまでも冷静に、淡々と説明を続ける楯無。一度モニタに視線を移してから、再度口を開く。

 

「織斑先生と山田先生は学園の訓練機を用いて周囲一帯の海域を封鎖を行う。俺、そして――――」

 

 そこで一旦言葉を切って、部屋の隅を見る。そこに胡座を掻いているのは、茶髪を肩まで伸ばした青年。

 

「――――織村、専用機持ちたちで二機の回収を行う。尚破壊することも厭わない」

 

 その言葉に思わず一夏は声を上げそうになってしまった。

 回収を行う。それはつまり、専用機を纏った状態で強奪されたISと戦わなければならないということだ。学園でのトーナメントや模擬戦とは違う、失敗することは許されない本当の意味での実戦。一夏の額から一筋の汗が流れる。意味もなく心臓が早鐘を打つのは緊張からくるものなのだろうか、それとも。

 

「一夏」

 

 ハッとして、一夏は声のした方を見やる。

 

「大丈夫。私が、私たちがついてる」

 

 声の主である簪は視線を目の前のモニタに向けたまま、そう告げた。

 

「……ああ」

 

 その言葉で、どこか落ち着いた一夏は再び前を向いた。

 一夏を除く六人は既に覚悟を決めているのか表情の変化はない。皆理解しているのだろう。自分が、自分たちがやらねばならないのだと。

 

 二機との接触まで、残り一時間十七分――――。

 

 

 

 




 そんなわけでこっから山場なわけです。

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