Fate/Evil   作:遠藤凍

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ご機嫌よう皆様。遠藤でございます……。

昨日に引き続きの投稿です。

今回はいよいよ消えた3人の内の最後の1人。ノット・バット・ノーマルのお話です。


悪魔として暴れた彼は、敗北した後どうしたのか。その最後を書いております。

まあ予想出来ている人がいるやもしれませんが……おっと、これ以上するとまた永時殿にどやされるのでここまで。


……では、本編でも如何かな?





Episode of Not 〜悪魔の意地〜

 

 

「ばぁかぁなぁぁぁぁぁぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛あああァァァァァァァァァァ!!」

 

 

雄叫びと共に悪魔は落ちて行く。

 

溜め込んだ執念と失念、怨念に近い憤怒を声として、ただひたすら雄叫びとして上げ続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー君……!!ノット君!

 

 

 

「カカロットォォォォ!!」

「きゃっ!?」

 

 

憎き男の名を叫んで飛び跳ねるように起きる。すると雄叫びに殆ど掻き消された少女の悲鳴が微かに聞こえた。

 

 

「……なんだぁ?」

 

 

遅れて聞こえた何かが落ちた音……ではなく、気づけば自分がベットで寝かされていたことに首を傾げる。

 

 

「いたたた……もう、相変わらずその声には驚くわよぉ……」

「……へあっ!?」

 

 

しかしそれは文句を垂れる少女の声が耳に届いた時、思わず素っ頓狂な声を上げてしまった。

 

慌ててベットから飛び降り、少女の声の方へと駆け寄る。

 

 

「なん、だと……」

 

 

だが彼は驚いた。そこにいたのは尻餅をついた1人の少女。

 

流れるような緑色の長い髪、サファイアを連想させられそうな碧い瞳、白銀の胸当に紺衣のスカート、金衣の袖口の服装。控えめだがそれでも上品な美しさを持っており、その雰囲気、その姿形が見覚えのありすぎる人物であった為だ。

 

 

「……アムールだと?」

「ええ、貴方のことが大好きなお友達。アムール・エフェメール本人よ?」

「……ちなみに聞くが、俺の口癖は?」

 

 

念願の友との再会があっさり叶ったことで一瞬呆然とするもすぐに質問を飛ばした。

 

確かに姿は友であるアムール本人だ。だが、かと言って中身がアムールとは限らない。もしかすればアスモデウスが自分を騙す為に友に変装しているのではないかと疑ってしまったからだ。

 

 

「口癖は『血祭りに上げてやる』よね?」

「……なら、好きなものと嫌いなものは?」

「好きなものは私……は冗談として、好きなものは食べ物、嫌いなものは人参とアスパラガス」

「最後だ……食い物の中で好きなものは?」

「……私の手料理、特に人参なしカレーでしょ?」

「アムール!」

 

 

難関(ノットの中では)を見事終え、ようやく友と認めるやノットは彼女を抱き締めた。

 

 

「ちょっ、ちょっとノット君……苦しいわよぉ」

「会いたかった……!守れなくてすまんと、謝りたかった……!」

「ノット君……」

 

 

色々と感情が漏れ出て、混乱しているのだろう。そんな彼を彼女を母のような優しい視線を向けて、強く抱き締めた。友として、そして彼を愛する者として。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……そんなことがあったのね」

 

 

あれから少し落ち着いた後、座らされたノットは同じく向かい合うように座る彼女に全てを話した。

 

聖杯戦争とやらに参加したこと。アムールに似た女を見つけたこと。その女を守ると誓ったこと。だが守るべき女の夫、マスターがクズみたいな性格で予期せぬ裏切りにより守れなかったこと。ヤケになってネバー達を殺そうとしたこと。召喚されてからやったこと全てを語った。

 

黙って彼の話を聞いた彼女は口を開いてこう述べた。

 

 

「最後はあれだけど……何も問題はないんじゃない?」

「何ぃ?……軽蔑しないのか?」

「何を今更言っているの?貴方は自分が正しいと思ったことをしたのよね?なら貴方が後悔していないならそれでいいじゃない。それに……相手の悪い所を受け止めて、一緒に直していくのがお友達でしょ?」

「アムール……」

 

 

自身を否定しない発言に、じんわりとこみ上げてくる感情を抑え込んでいた。

 

 

「ーーーですが、仲間だった皆を傷つけたのは、流石に見過ごせないわよ?」

「うぐっ、だがなぁ……」

 

 

そう言って笑みを浮かべてこちらを見ている。しかしその雰囲気は笑っておらず静かに怒気を放っており、その強さはノットすら怯んでしまう程だった。

 

 

「大体何ですか?いくらノット君といえど、八つ当たりでお友達を攻撃するのは良くないと思うわよ?」

「……すまん」

 

 

殺しにかかったというのにそれを八つ当たりで済ます所は彼女の可愛らしい利点であり問題であるがそんなことはどうでも良いだろう。

 

 

「分かったならいいわ……なら、少しお話を聞かせて頂戴」

「話、だと?」

「ええ……私が死んじゃった後、ノット君達はどうしていたのかしら?」

「そんなに面白い話ではないぞ」

 

 

そこから彼は色々話した。いなくなった友の約束を果たすために一人旅を始めたこと、その道中風の噂でバットが死に、ネバーが行方不明になったこと。その後旅の道中事故で一時期変な世界に飛ばされたことなどを話した。

 

バットが死んだことを少し悲しむような素振りを見せるが、ノットを心配させまいと話を続けることにした。

 

 

「変な世界?」

「ああ……なんか欲深いマヌケなバケモノ共がうようよいたり、それに対抗する自称忍とか語る、自分を過信し過ぎて忍んでいない馬鹿共。機械に頼りっきりの雑魚の集まりとかが主だっていたなぁ……」

「凄く混沌とした場所なのね……ちょっと行ってみたいかも」

「やめておけ、あの世界ではお前のようないい女を餌食にしようとするクズが沢山いるからなぁ……」

「(いい女……)クズって……悪い人のことよね?ノット君はどうしたの?」

「無論血祭りに上げてやった、その後俺に惚れ込んだとか言ってついて来た馬鹿とかいた。それに復讐してきた雑魚どもがいたから見せしめで土地の3分の1程消してやった。なのにそれだけで大体は臆するようになりやがってな。思ったより雑魚で面白くなかった」

 

 

などと、主にノットが思い出話を述べるだけ。しかし、聞いている彼女の顔は穏やかでとても楽しそうであった。

 

 

「そう言えば衣住食はどうしたの?」

「それなら、最強と呼ばれていた女の世話になっていた。俺の(スーパー)サイヤ人状態を相手に唯一粘っていた奴でな。気に入ったからそいつの監視の元しばらく暮らすことになったのだ」

「その女性はどんな人?美人さん?」

 

 

女性と暮らしていたという事実に胸が痛む思いをし、少し嫉妬してしまう。だが、かといってどうこう言った所でそれは彼の行動を縛り付けるようなもの、いくら友人関係であるとは言え、束縛を嫌う彼にそんなことは言いたくなかったのが本音である。

 

 

「まあ多分美人だったが……俺がいうのも何だが、時々力量を測り間違える悪い癖、あっさり人質を取られて動けなくなってしまう甘い奴だった。だが、判断力と適応力、中々屈しない強い意思があったのは良いことだろう」

「いい人なのねぇ。ネバー君なら使えるようにシゴいてそうだけど……」

「まあな……ああ、それと済まんな」

「何かしら?」

「一時期とは言え、俺が女の所へいたことだ。お前は嫌なんだろ?」

 

 

それにそんなことを言わなくても彼は理解してくれていると信じているからだ。

 

 

「確かに嫌だけど……けど、それは貴方の人生でしょ?だったらお友達とは言え、貴方本人じゃない私がとやかく言うのは可笑しいでしょう?」

「よく分かっているなぁ……流石アムールと褒めてやりたい所だ」

「でも、ダメだと思ったことはちゃんと言わせてもらうわよ?」

「……そうか」

「じゃあ、続きを聞かせて頂戴。その世界で貴方は何をしたのかを」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……んで、結局そのバケモノのボスらしき雑魚を血祭りに上げてやったと言うわけだ。とはいえ、逃げ足だけは早くて半殺しだったがなぁ」

「あら?さりげなく人類救っちゃってるわねそれ」

 

 

数分か、或いは数時間か。それぐらいに感じる程長く語ってきた話はここで結末を述べ、彼女は友の凄さを改めて実感していた。

 

宇宙の悪魔なんざ呼ばれているが彼も人間、力の使い方を間違わなければただの暴れん坊な青年なのだと。彼女はそう理解している(信じてる)からだ。

 

 

「人類を救う……?ふん、くだらん」

 

 

そう、こうやって少し褒めたら照れ隠しでそっぽを向くような可愛いらしい一面がある子どものような青年なのだ。

 

 

「ふふっ……それで、話は戻していいかしら?」

「話を戻す?」

「ほら、これからのことよ」

「これからってなんだぁ?」

 

 

何が言いたいのか分からず、首を傾げるノット。それをアムールは笑みを崩さぬまま続きを述べた。

 

 

「何って……ネバー君達の所へ戻るのかどうかよ」

「……何ぃ?」

 

 

そう言われてノットは思わず怒気を放とうとしてしまったが、大事な友の前ということで辛うじて理性が打ち勝って収まっていく。

 

 

「戻っても……俺は何が出来るんだぁ?」

 

 

それは素直な吐露だった。

 

誰かの為に戦おうと誓い、よりによってその身内に裏切られ、あまつさえそこを黒い女(アンリマユ)につけ込まれ、身体ごと弄られて半ば乗っ取られた状態。それでなお罪なき人々を消し、街を破壊し、止めに来たかつての仲間を殺しにかかった。

 

そんな男を誰が頼るというのか、いや……奴らなら普通に頼ってくれるだろう。だが、それではノットとしては幾分辛いだけだった。

 

 

「……こーら」

「っ!」

 

 

そんな彼を見て額へデコピンをする。何のつもりだと訴えるように視線をやるも彼女は微笑むばかり。

 

 

「そんなに落ち込んだ所で何も変わる訳がないでしょ?これから自分が出来るを考えましょう」

「出来ること……ってなんだぁ?」

「それは自分で考えることよ。今貴方が出来ること、貴方がやりたいことをやればいいと思うわ」

「やりたいこと……」

 

 

彼女に論され、暫く黙り込んで思考するノット。そして少しだった頃彼は何か決断したのか、突然立ち上がって部屋の出口へと向かっていく。

 

 

「あら、決まったの?」

「ああ、すまんなアムール……俺は行く」

「いいわよ、いつまでも待っているから……それで、どうするの?」

「決まっている……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「気に食わんクズを血祭りに上げてやるだけだぁ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そう……」

 

 

悪戯をするような悪ガキのような笑みを浮かべ、それでいてどこか決心のついた顔つきで歩くノット。

 

彼女は止めることはしなかった。知り合いの男曰く、男はこうなると簡単には意志を曲げることはないと聞いていたからだ。

 

 

「……行ってくる」

「いってらっしゃいノット君」

 

 

2人は昔からしていたいつもの言葉を交わし、ノットは近くにあった扉を開いて消えていった。

 

 

「ねえ、ネバー君……男の子って大変なのねぇ」

 

 

ノットの消えた後、呟いた彼女の言葉は虚しくも部屋に響くだけで誰も答える者はいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……っ!」

 

 

そして彼は目覚める。崩壊した冬木にて、全てを終わらせる為に。

 

 

「ーーーッ!エイジ!!」

 

 

……流石アムールだ。丁度いいタイミングだ。

 

黒い何かに襲われているネバーとアスモ。だが助ける者はいない。

 

なら何をすべきかは簡単だ。

 

 

「やるか……」

 

 

異常と言われる脚力で走り出し、2人を両手で掴んで遥か後方へと放り投げる。それだけのことだ。

 

 

「……借りは返したぞ」

 

 

借り…そう、奴ならきっと気にするなと照れるだろうが正気に戻したことに関しては感謝している。

それにこれで返したと思っていないが、一応言っておくべきと思ったから言っただけだ。

 

黒い何かに飲まれる中、目を見開いて自身を見る2人にしてやったりと笑みを浮かべた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『そして、その結果がこれというわけか?』

 

 

黒い何かに飲まれた直後、1人の女と向き合っていた。

 

自身をアンリマユと呼ぶ女は呆れた顔でノットのことを見やっていた。

 

 

「ふん……貴様の思い通りというのは癪なんでな。少し邪魔させてもらったぞ」

『別に問題はない』

 

 

したり顔のノットの言葉をあっさりと切り捨てたアンリマユ。だがノットは怒ることはなく、ただアンリマユに視線をやるだけだった。

 

 

「そうか……」

『しかし、貴様にしては驚いたことをしたもんだ。まさか奴を助けるとはな』

「……別に助けた訳ではない。俺の目的を達するには邪魔だったからだ」

『目的?』

 

 

首を傾げるアンリマユを前にノットは悪どい笑みを浮かべる。

 

 

「なあに、もう一度俺と契約しろということだ」

『ほう、何故だ?』

「今度こそネバーの奴に留めを刺すからだ。奴さえいなければ後は死に体共ばかり、全員殺した後聖杯を直し、もう一度聖杯戦争を起こして願いを叶えさせるだけだぁ」

 

 

戦いに負けないのか?奴らは自分のことを知っているから苦戦していたが、それ以外は所詮雑魚。彼の眼中にすらない。

 

自分の願い事?それは決まっている……アイリスフィールやイリヤやマイヤ。それと友であるアムールと共に平和に暮らしていく、それだけだ。衛宮切嗣?裏切ったクズなどは彼には必要ないのだ。

 

 

『まさか貴様から願い出るとはな……良かろう。丁度別の手駒を用意しようとしていた所だ』

「……待て」

 

 

黒い泥を動かし、ノットに纒わせようとするもその本人によって止められる。

 

 

『なんだ?』

「その泥はやめろ……個人的に気に食わん、お前が直接しろ」

 

 

そうしなければこの話はなしだという彼。脅しに近いそれを聞いてアンリマユは額に青筋を立てるも敵に回すと面倒なのは知っているので大人しく従うことにした。

 

 

『良かろう……なら、じっとしているのだぞ』

 

 

そう言ってアンリマユは歩んで距離を縮め、ノットの目と鼻の先へと近づく、その顔を改めて観察していたノットは不満で顔を歪ませていた。

 

 

『何だ?私の顔に何かついているのか?』

「いや……あまりにアイリスフィールに似ているもんでな」

『まあ仕方なかろう。今の私を形作るこれはアイリスフィールやらと同タイプのホムンクルスらしいからな』

「そうか……」

『そういうことだ』

 

 

人違いか……とノットは呟いた。

 

 

「ーーーなら安心してお前を殺せる」

 

 

その直後、ニタリと笑みを浮かべたノットは目前にいるアンリマユに手刀を放った。

 

 

『……甘い』

「がはっ……!?」

 

 

しかし、それは逆に飛んで来たアンリマユの手刀によって胸部を貫かれることで失敗に終わった。

 

手は豆腐のように胸部を突き進み、骨に当たって一度止まる。

 

 

『そんな見え透いた罠にかかるとでも?大方、『普通求めし異常者』でも使って私を殺す気だったようだが……失敗したようだな』

「……」

 

 

したり顔を見せるアンリマユだが、ノットはすぐ怒ることもなく、ただ黙って震えているだけだった。

 

 

「……」

『何だ?もう死に体か?』

 

 

あまりに動く気配がないので覗き込む。すると、下を見ていたノットは……嗤っていた。

 

 

「ククク……ハハハハハハハッ!その程度のパワーでこの俺を倒せると思っていたのか?」

『何ッ!?』

 

 

胸部を刺され、血を吐き出したにも関わらずがっしりと力強くアンリマユの身体を抱き締めるかのように拘束した。

 

 

『どこにそんな力が!?ええい離せ!』

「『普通求めし異常者(ノット・バット・ノーマル)』……今のお前はただの人だ」

『なっ……!?』

 

 

まさかの事態に必死に抵抗するも蟻が恐竜に抗っているようなもの、そんなチンケな力では拘束を解くことは不可能でありアンリマユの中に焦りが生まれる。

 

だが、それだけでは終わらなかった。

 

 

「とっておきだぁ……!」

 

 

不意にそんなこと呟くと同時、彼の身体から突然煙が上がり始め、アンリマユの焦りは加速する。

 

普通になってしまった今でも感じる、ノットの身体の中央へと増え続けていく膨大な力の渦。それによって全て悟ってしまったからだ。

 

 

『貴様、まさか……!?クソッ!離せ!……離せぇぇぇぇぇえ!!』

「無駄なことを……!今楽にしてやる!!」

 

 

アンリマユの叫びは虚しく、2人は光に包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時、冬木に緑の光が各地に広がったのを確認された。

 

 

まるで、全てを終わらせたことを告げる花火のように、暫しの間眩く光り続けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーおかえり、ノット君。

 

 

ーーーただいま、アムール。

 

 

 

 

 

 

 






アムール・エフェメール
性別:女
趣味:ガーデニング、ノットとデート、筋肉鑑賞
好きなもの:お友達、可愛いもの、ノット
嫌いなもの:特にない


ノットの友人である女。戦闘能力はあまりないが家に代々伝わるとされる奇跡の力を使い傷付いた者を治癒し、障壁を張って護り、聖なる光で悪しき者を討滅させたりでき、後衛として活躍している。本来一子相伝とか言われていたそうだが、バットに教えてくれと言われた時にそんなこと知るかと言わんばかりに普通に弟子入りを許して指導していた。

万能さん曰く、あの悪魔や自称悪、竜狩り姫ですら調子を狂わせる程の天然でおっとりとしたお人好しな女。しかし、悪いことは悪いとはっきりと言う人間なので芯の強い女性。更に相手のことを基本否定はせず受け入れてしまうため、彼女を慕う者は多く『天然の人たらし』とも言え、女としては理想とも言えよう。

しかし生まれは意外かもしれないがどこかの国の王家の一人娘とのこと。彼女自身訳あって命を狙われていた為に城に篭りっきりでそのせいか生粋の箱入り娘である。
それ故好奇心旺盛でよくノットを引っ張り回してふらふらとデート?している姿がよく目撃されている。

2つ名はエンド・コールが述べたように護国の聖女。
かつてエンド・コールとノットが戦っている最中、多くの国を奇跡の力で護り切った功績を称えられてそう呼ばれているが本人はあまり気に入っておらず、寧ろ『悪魔の花嫁』と呼んで欲しいと述べている。

ちなみにノットのことをお友達と言っているが抱く感情は友人以上。それが原因で今や筋肉フェチとなっており、筋肉の基準が超サイヤ人や伝説状態とどこか可笑しい基準となっている。



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