今回は気になるサーヴァント召喚です。
どんな結果になってもお怒りにならぬようよろしくお願いします。
では、どうぞお楽しみ下さい。
どうも、読者の皆様、はじめまして、終永時だ。
見事にマスターに選ばれた俺……かなりマズイ。
下手したら死ぬんだぞ!?嫌だ〜!死にたくねぇ〜
………なんて、現実逃避してる暇があるならとっととサーヴァント召喚して準備でもしよう。
正直に言うと少し参加する目的が出来たのでやることにした、というのが理由だ。
突然だが、俺は別世界から来た、転生者という部類に入る、らしい。詳しくは知らん。
とは言ってもアニメや小説などの世界らしいが、サブカルチャーとは無縁の世界で生きてきたため、ここがどういう世界で、この先どうなるかは全く知らん。
まあ、頑張って生き残るとしよう。
さて、調べたところ、聖杯戦争というものが始まるまであと…………6ヶ月前?えらく早くねぇか?……まあいいが。
これは戦争だ。戦争を始める前に敵の情報を入手しなければ……まず思いつくのが御三家だな。
遠坂は多分当主の遠坂時臣が出てくるだろう。
アインツベルンは……多分ホムンクルスが参加するのか?………捜査を続けて続行する。
間桐は…あの噂の蟲爺か?いや、あいつ自身は表に出ないはずだからもしかして他の奴か?……こちらも捜査続行。
噂では天才、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトが6ヶ月後に日本に向かうと聞いたので多分参加表明なのだろう。
あとは日が近くなれば分かるだろう。
……で、ここが本題、サーヴァントの召喚だ。誰にするかは決めている。
無論、アサシン、無理ならキャスター。理由としては戦法が俺とよく似ているからだ。
策を練り、罠を仕掛け、敵を騙し、基本マスターの暗殺を狙う。
真っ向勝負が得意なセイバーやランサーとは無縁だな……つか、ないな、騎士道とか無理だし。
まあ仕方ねえよ、
それが、俺という“悪”だから。
とりあえず召喚しよう、必要な魔法陣描いてっと……あっ、あれで魔力保有量を高めておくか…えっと、なんだっけ……
「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出て、王国に至る三又路は循環せよ」
「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。
繰り返すつどに五度。ただ満たされる刻を破却する」
「-----Anfang」
「-----告げる」
「-----告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に応えよ」
本来善と悪の位置が逆だが、それは俺自身が悪を名乗っているのであえて逆にさせてもらった。
「誓いを此処に。
我は常世総ての悪と成る者、我は常世総ての善を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来れ、天秤の守り手よ-----!!」
床に描いた魔法陣が光だし、徐々に輝きが増し、前が見えぬくらい明るく光る。
目が、目がァァァァァァ!!…………ネタはやめろって?
………悪かったな。こういう時はこれをやればいいと知り合いから教わったものでな。
話は戻るが、一瞬やられた視界が徐々に戻り、最初に見えたのは白銀と紺碧のドレス?のような甲冑。碧眼で中性的だが、凛々しく、どこか威厳があるような顔、そして、金髪でトレードマークのようなアホ毛がピョコンと1本だけ重力に逆らっている頭の男のような女。
彼女からはいかにも王であるオーラが漂い、思わず息を飲んだ。
「-----問おう」
彼女が口を開き、俺はそれを黙って見守る。
「-----貴方が私のマスターか?」
「-----ああ、俺がお前のマスターだ」
そういうと彼女はフッと笑い、言葉を紡ぐ。
「-----これより我が剣は貴方と共にあり、貴方の運命は私と共にある。
-----ここに契約は完了した」
おおっ、なんかカッコいいな!ロマンを感じる!って奴か?……まあはたから見たら中二病だけどな。
「では、よろしくお願いします、マスt「ちょっと待て」……何でしょうか?」
「戦闘時はともかく、かたっくるしいのは嫌いでな。俺は終永時。気軽に永時って呼んでくれ」
「……では、エイジと呼ばせていただきます」
「そっか、じゃあこれかr「少しお待ちくださいエイジ」…なんだ?」
「お前、ではなく“セイバー”とお呼びください」
「…そっか、よろしく、セイバー…………んっ?」
今この女なんて言った?
「……なあ、前になんて言った?」
「……少しお待ちくださいエイg「そこじゃなくてその後だ」……えっと………」
「『お前、ではなく“セイバー”とお呼びください』と…」
「…………フッ」
………神よ、お前は俺をイジメて楽しいか?
いかがでしたか?
青セイバーファンの皆様、本当に申し訳ございません!
どうしてもやりたかったんです!
次回はセイバーとの口論?のつもりです。
これからも応援、よろしくお願いします!