Fate/Evil   作:遠藤凍

5 / 63
どうも、遠藤凍です。
今回は気になるサーヴァント召喚です。
どんな結果になってもお怒りにならぬようよろしくお願いします。
では、どうぞお楽しみ下さい。


気になるサーヴァントは?

 

どうも、読者の皆様、はじめまして、終永時だ。

 

見事にマスターに選ばれた俺……かなりマズイ。

下手したら死ぬんだぞ!?嫌だ〜!死にたくねぇ〜

………なんて、現実逃避してる暇があるならとっととサーヴァント召喚して準備でもしよう。

 

正直に言うと少し参加する目的が出来たのでやることにした、というのが理由だ。

 

突然だが、俺は別世界から来た、転生者という部類に入る、らしい。詳しくは知らん。

とは言ってもアニメや小説などの世界らしいが、サブカルチャーとは無縁の世界で生きてきたため、ここがどういう世界で、この先どうなるかは全く知らん。

まあ、頑張って生き残るとしよう。

 

さて、調べたところ、聖杯戦争というものが始まるまであと…………6ヶ月前?えらく早くねぇか?……まあいいが。

 

これは戦争だ。戦争を始める前に敵の情報を入手しなければ……まず思いつくのが御三家だな。

 

 

 

遠坂は多分当主の遠坂時臣が出てくるだろう。

 

アインツベルンは……多分ホムンクルスが参加するのか?………捜査を続けて続行する。

 

間桐は…あの噂の蟲爺か?いや、あいつ自身は表に出ないはずだからもしかして他の奴か?……こちらも捜査続行。

 

噂では天才、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトが6ヶ月後に日本に向かうと聞いたので多分参加表明なのだろう。

 

あとは日が近くなれば分かるだろう。

 

 

 

……で、ここが本題、サーヴァントの召喚だ。誰にするかは決めている。

無論、アサシン、無理ならキャスター。理由としては戦法が俺とよく似ているからだ。

策を練り、罠を仕掛け、敵を騙し、基本マスターの暗殺を狙う。

真っ向勝負が得意なセイバーやランサーとは無縁だな……つか、ないな、騎士道とか無理だし。

まあ仕方ねえよ、

 

 

 

 

 

それが、俺という“悪”だから。

 

 

 

 

 

とりあえず召喚しよう、必要な魔法陣描いてっと……あっ、あれで魔力保有量を高めておくか…えっと、なんだっけ……

 

「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。

降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出て、王国に至る三又路は循環せよ」

 

「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。

繰り返すつどに五度。ただ満たされる刻を破却する」

 

「-----Anfang」

 

「-----告げる」

 

「-----告げる。

汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。

聖杯の寄るべに従い、この意、この理に応えよ」

 

本来善と悪の位置が逆だが、それは俺自身が悪を名乗っているのであえて逆にさせてもらった。

 

「誓いを此処に。

我は常世総ての悪と成る者、我は常世総ての善を敷く者。

汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来れ、天秤の守り手よ-----!!」

 

 

床に描いた魔法陣が光だし、徐々に輝きが増し、前が見えぬくらい明るく光る。

 

目が、目がァァァァァァ!!…………ネタはやめろって?

………悪かったな。こういう時はこれをやればいいと知り合いから教わったものでな。

 

話は戻るが、一瞬やられた視界が徐々に戻り、最初に見えたのは白銀と紺碧のドレス?のような甲冑。碧眼で中性的だが、凛々しく、どこか威厳があるような顔、そして、金髪でトレードマークのようなアホ毛がピョコンと1本だけ重力に逆らっている頭の男のような女。

彼女からはいかにも王であるオーラが漂い、思わず息を飲んだ。

 

 

「-----問おう」

 

 

彼女が口を開き、俺はそれを黙って見守る。

 

 

「-----貴方が私のマスターか?」

「-----ああ、俺がお前のマスターだ」

 

 

そういうと彼女はフッと笑い、言葉を紡ぐ。

 

 

「-----これより我が剣は貴方と共にあり、貴方の運命は私と共にある。

-----ここに契約は完了した」

 

 

おおっ、なんかカッコいいな!ロマンを感じる!って奴か?……まあはたから見たら中二病だけどな。

 

 

「では、よろしくお願いします、マスt「ちょっと待て」……何でしょうか?」

「戦闘時はともかく、かたっくるしいのは嫌いでな。俺は終永時。気軽に永時って呼んでくれ」

「……では、エイジと呼ばせていただきます」

「そっか、じゃあこれかr「少しお待ちくださいエイジ」…なんだ?」

「お前、ではなく“セイバー”とお呼びください」

「…そっか、よろしく、セイバー…………んっ?」

 

 

今この女なんて言った?

 

 

「……なあ、前になんて言った?」

「……少しお待ちくださいエイg「そこじゃなくてその後だ」……えっと………」

 

 

 

 

 

 

「『お前、ではなく“セイバー”とお呼びください』と…」

 

 

 

 

 

 

「…………フッ」

 

 

 

 

………神よ、お前は俺をイジメて楽しいか?

 

 




いかがでしたか?
青セイバーファンの皆様、本当に申し訳ございません!
どうしてもやりたかったんです!
次回はセイバーとの口論?のつもりです。

これからも応援、よろしくお願いします!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。