処女作品なので駄文かもしれませんがそこはお許しください。
では、どうぞお楽しみ下さい。
テンプレという名のイジメ
「…………聖杯戦争?」
冬木と呼ばれた地のある廃ビル……の隠し部屋となる地下にある研究所に科学者、白衣姿の男はいた。
黒みがかった紫の髪、とても科学者のイメージとかけ離れた筋肉質の細い肉体。何より、男の両眼、その色は暗く、闇のようであるがどこか吸い込まれそうな感覚に陥るような、そんな眼をしていた。
そんな彼は今、この間たまたま手に入った資料のある1点に興味がいった。
ーーーーーーー聖杯戦争、始まりの遠坂、間桐、アインツ
ベルンの始まりの御三家と呼ばれるその道の世界では有名な魔術の家柄が始めた戦争のことだ。
死して"アラヤの抑止力"として召された、歴史に登場する有名な偉人、否、英雄。
そんな彼らを大体100年に1度降霊術によって英霊として召喚し、一種の使い魔……サーヴァントとして召喚者…マスターと2人1組で7つの陣営に別れて殺し合いをし、勝ち残った者が万能の願望機、聖杯によってどんな願いも叶えてくれるという、どこの野菜人がてでくる7つのボールだよ!とツッコミどころ満載なものだが…………
そして、人外と化した彼らをそのまま降霊させても素直に従うはずもないので、クラスという枠に押し込んでマスターが御していけるようにし、いざという時は令呪と呼ばれる強制命令権を3回得る。
クラスは全てで7つ、
最有力にて最優力の剣使い、セイバー
敏捷が高く、ステータスも高い槍使い、ランサー
遠距離攻撃が得意で射撃能力の高い弓兵、アーチャー
これらは三騎士と呼ばれ、非常に人気が高い。
残るは…
高い機動力を持ち、多彩な宝具を使用する騎兵、ライダー
ステータスを向上させる術を持つが理性を失くす狂戦士、バーサーカー
隠密行動に長け、マスター暗殺が得意な暗殺者、アサシン
高い魔力と強力な魔術で戦闘する魔術師、キャスター
これら7つの陣形に分かれて殺し合う……と資料を読む男、終永時。それに興味が惹かれたが、参加しようとは考えなかった。
永時は魔術の世界に触れてはいるものの、表立った成果を挙げず、大人しく科学と魔術の混合を夢みて研究所に篭っているだけ、科学者として興味があるが、命を捨ててまで、参加しようとも考えなかった。
だが、ここで何も起こらなければこの小説は終わってしまう。
「…………ッ!!」
突然永時の左手の甲に熱い棒を押し付けたような痛みが走り、やがて痛みがひいたので見ると……
「………マジかよ…」
まるでテンプレのごとく、マスターの証、令呪が刻み込まれていた。
改めて、はじめまして、遠藤凍です。
いかがでしたか?
とりあえず次回はサーヴァント召喚をやろうと思います。
不定期更新ですが応援、よろしくお願いします。