東方煩悩漢   作:タナボルタ

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到っ達っ!!
本編五十話到達っ!! 本編五十話到達っ!! 本編五十話到達っ!!



五十話目だけどちょっと短いです……。


第五十話

 

 これは横島達が紅魔館に帰宅し、皆で夕飯を食べていた時の会話である。

 

「横島は明日はどうするんだ?」

 

 それは横島の隣に座っている妹紅の質問だ。彼女は横島の服の裾を引き、上目遣いで横島を見ている。それは輝夜から教わった仕草であり、最近の妹紅は特に抵抗もなく教わった通りに実行している。

 横島は妹紅の仕草に煩悩を刺激されながらも明日の予定について考えを巡らせる。

 

「明日かー……特に予定もないし、寝て過ごすとかだろうか。……じっとしてるのは苦手なんだけどなー」

 

 こんなことを言っている横島だが、彼は永琳からなるべく安静にしているように言われている。だと言うのに彼は美鈴と中国拳法の鍛錬に勤しみ、妖夢に剣術を教わっている。最早永琳も溜め息と共に諦め気味だが、横島が蓬莱人と化しているため問題がないと言えばないのが悩みどころだろう。

 

「……幻想郷も知らないところが多いし、探検しに行くのも有りかな」

「探検?」

 

 探検、というワードに横島の対面に座っているフランがぴくりと反応する。

 

「ほら、俺って基本紅魔館からあまり出ないし、知ってる場所も霧の湖と人里と迷いの竹林、それから博麗神社くらいだからさ。他の所にも行ってみたいんだよ」

 

 横島の言葉にフランは納得する。言われてみればそうだった。彼はレミリアの執事であり、レミリアが外出をしないのであれば彼もまた外出することはない。外出したとしてもそれは買い物くらいのものだ。

 最近は大規模な異変やごたごたが続いたせいでレミリアも引きこもり気味だ。そろそろ外に出たほうがいいだろう。

 

「ねえ、お兄様。私もついて行っちゃダメかなぁ?」

 

 気が付けばフランはそう声に出していた。彼女は今まで何百年も引きこもっていた。当然幻想郷にどのような場所があるかなどまるで把握していない。人里や博麗神社などは知っているが、それでも精々が横島と同程度の知識だ。フランが幻想郷を探検したいと思っても不思議ではない。

 何より一緒に出かければそれはデートとなるのだ。それを思ってかフランの眼はキラキラと輝いている。

 

「んじゃ一緒に行こうか?」

「うんっ!」

 

 横島の言葉にフランは元気良く頷く。実に嬉しそうな笑顔だ。

 

「あ、でも私達だけじゃただ単に道に迷うだけかも……」

「あー、確かに……」

 

 2人の表情は少々曇る。幻想郷は狭いようで広い。もう大結界の内部は空間が歪んでいるんじゃないかと思ってしまうくらい様々な場所が存在している。しかもそれぞれが結構な規模を有しているのだから驚きだ。もし道に迷ってしまったら1日で帰ってこれない可能性もある。……まあ、2人は空を飛べるので無用な心配なのかも知れないが。

 

「……それなら、あたいが色んな場所を案内しよっか?」

「え?」

「ん?」

 

 横島達に掛けられた声の方を見れば、チルノがお箸を咥えながら2人を見ていた。隣に座っている大妖精から「お行儀が悪いよチルノちゃん」と怒られているのが苦笑を誘う。

 

「チルノって幻想郷に詳しいのか?」

「うん。しょっちゅう色んな所に遊びに行ってるし」

 

 妖精とは好奇心が旺盛である。いつもふわふわと空を飛び、色々な場所へ顔を出しては悪戯をする。チルノもご多分に漏れず、様々な場所へと赴いている。

 

 ――そういえばあいつらも色んな場所に悪戯をしに行ってるって聞いたことがあるな。

 

 横島が思い浮かべたのは過去に紅魔館に忍び込んで悪戯三昧をした妖精3人組だ。後で咲夜から聞いたことだが、彼女達は妖精の中では割と有名な存在であるそうで、“三月精”や“光の三妖精”というあだ名もついているらしい。

 

「元気にしてんのかなー、あいつら」

「あいつら?」

「ああ、いや。こっちの話。……んで、どうするフランちゃん? 俺としては案内してくれる子がいると頼もしいんだけど……」

 

 フランに確認を取る横島は少々おどおどとしている。横島も今回のことをデートと認識しているのか、それに同行者を増やすことに躊躇いを感じているのかもしれない。

 

「うん。チルノがいてくれると私も頼もしいから、お願い出来るかな?」

 

 フランはこれを笑顔で了承した。横島はほっと安堵の息を吐くが、フランは元々自分達だけでは道に迷うと考えていたので、同行者が増えることには忌避感はなかったようだ。

 

「……いいの、フラン?」

「うん。よろしくね、チルノ」

 

 自分で言い出したことだが、チルノはフランに対して少々申し訳なさそうな表情をしていた。2人の関係を聞いていたチルノからすれば、自分はお邪魔虫であることは理解出来る。しかし、それでも彼女は自分から名乗りを上げたのだ。どうにも最近、チルノは横島に対する自分の行動を制御することが出来ていない。()()()()()()()()()()()()、それでもチルノはフランに対して罪悪感を抱いた。本人は、それが如何なる感情なのかを理解はしてはいないが。

 

「……」

「チルノちゃん……」

 

 このままではいけないとチルノは雰囲気を変えようとする。暗い雰囲気は自分には似合わない。楽しいことを考え、そして楽しい場所に案内しようと考えを巡らせる。

 大妖精は、そんなチルノの変化を見て心配になる。大妖精はチルノが抱いているであろう感情をそれとなく理解している。()のために不安定になるチルノを見て歯がゆい思いを抱いているのも事実だが、それ以上に彼女の力になれない自分に対して無力感を抱いている。

 一緒についていってチルノの傍に居たいのだが……しかし、大妖精は横島とフランの邪魔をしていいものかと考える。大妖精もチルノやリグル達と共に横島とフラン達の関係を聞き及んでいる。始めに聞いた時は横島のどこに3人もの女の子を囲う甲斐性が存在するのかと思ったものだが、よくよく考えてみると甲斐性は充分と言えた。

 毎日朝から晩まで働き、自己鍛錬を絶やさず、過酷な修行も諦めずに乗り越えていく。社交性も高いし収入もかなりのものだ。こうして考えると横島は中々の優良物件と言えるが、それでも大妖精は横島に対してあまり心を開けないでいる。

 

「……」

 

 フランとチルノが案内してくれる場所について話し合っている横島を見て、大妖精は少し機嫌が悪くなる。

 チルノを1番理解しているのは自分である。チルノの1番の親友は自分である。その自負が少々崩れてきている。横島と一緒にいるチルノを見ていると、何故か堪らなく不安になるのだ。

 妖精は人の感情に敏感な者が多い。そして、大妖精は他の妖精達よりもその力が強かった。だからこそチルノが横島に抱いているとある感情に気付けたのだ。更に言えば、その力が横島をいまいち好意的に見れない原因でもある。

 横島から感じる邪な感情……煩悩もそうであるが、何より彼は()()()()()()()()()()()()()ふしがある。それが大妖精には気がかりだった。

 

 ――フランちゃんの邪魔はしたくないけど……チルノちゃんを横島さんに任せるのも不安だし……。

 

 やっぱり自分もついていこうかな? と考える大妖精。

 

「それで、チルノはどんな所に案内してくれるんだ?」

「えっとね……」

 

 横島とチルノの会話に耳を傾ける。

 

「――――お花畑!!」

 

 ――やっぱりチルノちゃんは横島さんにお任せしようっと!

 

 大妖精は遠い眼差しでそう思った。

 

 

 

 

 

 

 

第五十話

『太陽の畑』

 

 

 

 

 

 

 

「んで? その“お花畑”っていうのはどんな所なんだ?」

 

 翌日の朝、横島が日課の鍛錬を終えて汗を流した後、横島は朝食の席でチルノにそう尋ねた。

 

「んーと……綺麗なお花がいっぱい!!」

「うん、そうだな。何てったってお花畑だもんな。それで、他に何か特徴はないのか?」

「えーと……色んな種類のお花がいっぱい!!」

「うん、そうか。さすがお花畑ってだけのことはあるな。行ってからのお楽しみってことか?」

 

 チルノは何とか横島の質問に答えたかったのだが、どうにも上手くはいかなかった様子。時々鋭い指摘を行うチルノだが、こういった場面は妖精らしいと言える。

 

「それで……妹紅達は来ないのか?」

「私はそろそろ炭焼きの仕事をしないといけないんだよ。こう見えて私の炭って評判が良いからさ、今の時期からが稼ぎ時なんだよね」

「私も紅魔館の門番として遊んでばかりはいられませんし……」

 

 横島は妹紅達の言葉に納得する。確かに近頃は秋も深まってきて肌寒く感じる事が多くなってきた。紅魔館のように照明や冷暖房設備等が近代化されていない人里では炭は貴重な資源なのだろう。それにしても先程から視界の隅で赤い飛沫が飛んでいる気がする。銀色のナイフが横島の愛する少女にブッ刺さっているような気がするが、そんなものは気のせいだ。彼の耳には美鈴の断末魔など聞こえていない。断じて聞こえていないのだ。

 

「……リグル達はどうする?」

「……勘弁してください」

 

 一応リグル達にも確認を取ってみる。彼女達は何故かガタガタと震えており、ルーミアにいたっては白目を向いている。聞く所によると、以前彼女達は太陽の畑に棲んでいるとされる妖怪の機嫌を損ね、それはもう筆舌に尽くしがたい恐怖を味わったのだそうだ。リグルとミスティア、そして大妖精は直接的な被害に遭ってはいない様だが、チルノとルーミアに齎されたそれは傍から見ていても大分に怖かったらしい。……何故かチルノは大して懲りずに何度も遊びに行っているみたいだが。

 

「よしよし。……んじゃ、一緒に行くのはチルノと大妖精の2人か」

「ああ……癒されるのかー……」

「触角が痺れそう……」

「心が安らいでいきますー……」

 

 横島は同行者の確認をしつつ、ルーミア達の頭を撫でる。毎度お馴染みのヒーリングなでなでだ。洗練されてきた彼のヒーリングは、妖精どころか妖怪までも虜にしていく。皆一様に蕩けたような表情だ。

 

「ふむ……――ッ!!」

 

 一連の流れを写真に収めていた文は数秒何か思考を巡らせると“ピコン!”と彼女の頭の上に電球が現れて光を放つ。何かを思いついたようだ。

 

「横島さん、はたても一緒につれていってください」

「ん、はたてちゃんも?」

「ちょっ、あ、文ッ!?」

「いやー、はたては引きこもりがちですし、幻想郷の事もあまり知りませんので彼女もついでに連れて行ってくだされば……」

 

 昨日も紅魔館に泊まった天狗3人の内、文がはたての背中をずいと押す。席は多少離れているのだが、それでも文の声はよく通るので、横島にも問題なく聞こえている。

 この突然の申し出に慌てたのははたてだ。文の真意を問うべく、ひそひそと小さな声で彼女を問いただす。

 

「ちょっと文、どういうつもりなの!?」

「どういうつもりも何も、これは貴女を思ってのことなの。いい? 横島さんの性格からしてさっきみたいなことを言っておけば断ることはまずないと言える。貴女が色んな場所に行けばそれだけ見識が広がるし、写真も撮っておけば撮影技術も良くなる。何よりこうして私が無理にでも言い出さなきゃなきゃ貴女は行動しようとしないでしょう?」

「う、うう……?」

「いい、はたて。こう見えて私は貴女の恋路を応援しているの。何だかんだ言っても私達は友達だしね。だからこうやって少しずつでも距離を詰めていかないと。記念撮影って言えば横島さんとの写真だって撮れるしね」

「あ、文……!!」

 

 はたては文の言葉に感動を表す。まさか彼女がそこまで自分のことを考えてくれているとは思っていなかったのだろう。感動のあまり涙さえ見せている。

 

「あ、あの……! 良ければ、私も連れて行ってほしいんですけど……!!」

 

 文に背中を押されたはたては横島達に1歩踏み込んでいく。フランと横島は数瞬眼を合わせた後、同時に頷いた。それからのはたての浮かれっぷりは中々に可愛らしいものだった。美少女の同行者が増え、横島もご満悦である。

 さて、そんな横島達を写真に収める文を半目で睨む者が1人。天狗3人娘の最後の1人、椛だ。

 椛は熱いお茶を一啜りして一息吐くと、確信を持った声で文に問い掛けた。

 

「……それで、一体どういう魂胆なんですか、文さん?」

「フフフ……。こうやってはたてを横島さんに釘付けにしておけば、はたては記事を書くよりもまず横島さんに集中する。その間に私が今まで取材してきたとっておきのネタで新聞を書き、それを発行!! 私の新聞は部数が伸びて念願のランキングに入り、はたては男にかまけて新聞の部数削減!! フフフ……!! 私の策略は完璧……!! ざまあみなさいはたて……!! 女として負けたとしても、新聞記者としては負けないわ……!!」

 

 椛は文の言葉を聞かなかったことにした。何だか文の目元が水滴で光っているような気がするし、何だかんだでやはりはたてのことを考えているような気がするからだ。

 

 ――まあ、出来るなら実ってほしいですしねぇ。

 

 椛はお茶を啜りつつ、横島とはたてを見つめる。気のせいか、はたては椛が知っているよりも綺麗になっているような気がする。相手が横島というのが少々引っかかるが、それでもはたての恋は応援したい。友人の欲目もあるだろうが、はたては椛の眼からしても綺麗なのだ。どうか幸せになってもらいたい。

 椛の眼は想像の未来を幻視する。横島と、それを囲む少女達。その中で幸せそうに笑っているはたての姿を。

 故に気付けなかった。視界の中、どこか遠くを見るかのように虚ろな眼で横島とフラン、はたてを見る少女がいることに。

 

 

 

 

 

 “お花畑”――太陽の畑を目指し、横島達は空を飛んでいる。先頭には案内役のチルノ、続いて大妖精、横島、フラン、はたての順だ。どうやら大妖精は保身よりもチルノを取ったらしい。

 チルノは時折振り返ったりなどして横島達との会話を楽しみながら迷いなく空を行く。妖精は馬鹿であると言われているが、こうしている分にはそうは見えない。色々とややこしい幻想郷を案内出来る分、実は頭が良いのではないかとさえ思えてくる。

 

「フランちゃん、日差しは大丈夫か?」

「うん。大丈夫だよ、ただお兄様」

 

 フランは吸血鬼であり、太陽の光には弱い。彼女は横島の身体の影に入り、その上で日傘を差してもらって太陽光を防いでいる。欲を言えば天候は曇りが良かったのだが、生憎とよく晴れている。快晴というほどでもないが、それでもその日差しは中々に強い。こうなってくると早く目的地に着きたいところだが、その目的地も()()()()というのは皮肉なものだ。

 

「……あたいの氷で冷やそうか?」

「うーん、フランちゃんの場合は暑がってるんじゃなくて日差しそのものが毒だからな。身体を冷やすのはちょっと違うかな」

「……そっかー」

 

 チルノが心配そうにフランを見る。フランは自分を心配してくれたことが嬉しかったのか、日差しも気にせずにチルノの元へと文字通り飛びついていく。突然のことにバランスを崩すチルノだが、「おりゃー!」と気合で体勢を立て直し、さりげなく自分を上にしてフランを太陽光からカバーする。

 それを見た大妖精が「私もー!」と突っ込んでいくが、行動とは裏腹に頭の中では冷静に考え込んでいた。当然、チルノのことである。

 

 ――チルノちゃん……。

 

 不安は消えない。フランとじゃれ合っているチルノは一見いつも通りの何でもないチルノのようなのだが、大妖精の勘は、何か違和感を訴えかけていた。それが何かは分からない。分からないのだが……このままでは、いけないような気がする。

 

「あ、もうすぐお花畑に到着だよー!」

 

 チルノはいつの間にか自分達に日傘を差してくれていた横島と、写真を撮っていたはたてにそう告げる。一行は徐々に高度を下げていき、やがて地面に降り立ったときには眼前に視界一杯の花の絨毯が広がっていた。

 

「これは……」

「すごーいっ!!」

「うわー、実物は写真よりももっと綺麗……」

 

 それは、太陽の畑という名に相応しい光景だった。視界に広がる花畑の大部分は向日葵で埋まっており、その力強い姿は地上に無数の太陽が輝いているかのような錯覚を齎す。

 視界を下に向ければ、様々な彩を持った無数の花が咲き誇り、見る者を圧倒する。しかし、何よりも凄いのは花が持つ()()()だ。

 

「すげーな……。こうして見てるだけで、この花達の生命力が感じられる。強いっつーか、温かいっつーか……この土地だけ別の世界みたいだ」

「うん……。何か、お花畑に入るのを躊躇っちゃうくらい」

「えーと、パノラマパノラマ……」

「みんな入んないの?」

 

 横島はしゃがんで花と、土地が持つ生命力の高さに驚き、フランは自分が入っていくとこの花畑を壊してしまいそうな感覚を抱いてしまい、触れることすらも躊躇してしまう。はたても生で見る太陽の畑に感動を覚えたのか、衝動のままに写真を撮る。チルノはそんな皆を不思議そうに眺めているが。

 

「――あらあら、随分と珍しいお客様達ね」

 

 横島達の背後から涼やかな声が掛けられる。声の質からしてまだ大人になりきれていない少女のもののようだ。

 横島達は背後を振り返り、声の主を視界に収める。

 

「おお……!!」

「あっ!!」

「ひっ……」

 

 横島はその少女の容姿に感嘆の声を上げ、チルノは知り合いである少女の姿に声を上げ、大妖精は拭い去れない恐怖の具現を目の当たりにして小さな悲鳴を上げる。

 

「新顔が多いけれど、チルノのお友達かしら? ――――はじめまして。私は“風見幽香(かざみゆうか)”。……よろしくね?」

 

 日傘を差した、少々癖のある緑のショートヘアに白いカッターシャツと赤いチェック柄のベスト、同じく赤いチェック柄のロングスカートを着用した、()()()()()()()の美少女がにっこりと微笑んでいた。

 

 

 

 

 

第五十話

『太陽の畑』

~了~

 




またにわかに不穏なフラグを雑にばら撒く男、スパイダーマッ!!

節目の話数なのに良いのでしょうか……?

それはそうと幽香さんの登場です。
はたして煩悩漢の幽香さんはドSなのでしょうか? それともドS(親切)なのでしょうか?
はたまたドS(淑女)だったり……?

それではまた次回。

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