緋弾のアリア 狂牙の武偵   作:セージ

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ちょっと筆が進まない・・パソコンも最近重い・・・
どちらも遅くて困ってます・・・


68話<後の祭り>

氷牙は新幹線を切り離すために16号車の目前まで迫った所で武藤に連絡を入れた

「おい武藤、ちょっと16号車のドア開けてくれるか?」

『え?あ、ああ、今開けるよ』

そして車両のドアが開くと氷牙は右手に闇魔刀を出現させようとした

「氷牙さん?もう闇魔刀を出すのですか?刀を出現させているだけでも魔力を消耗していくはずです・・・先程私が力を使ってしまって残りの魔力は・・・」

「ああ、それなら大丈夫だ」

そう言って右手出現した闇魔刀は・・・黒塗りの鞘に納められていた

「それは・・・」

「あの刀の鞘も闇魔刀の一部だったみたいでな・・・気が付いたら鞘も一つに合わさっていたんだ・・・それに鞘に入れてあるうちは魔力をほとんど消費しないみたいだから心配するな」

「・・・わかりました、では私は予定通りあちらに向かいます」

レキはバイクのサイドバッグからアタッシュケースとアンカーショットを出した

「ああ、後は手はず通りに頼むぞ?それと・・・「お前が甘ちゃんなのは勝手だが俺達に迷惑かけるな!!」って、あのバカに灸をすえといてくれ!」

「はい」

そう言うとレキはアンカーショットを新幹線に発射すると飛び移っていった

 

『遠山君!乗客避難完了したよ!』

『キンジ!氷牙!作業終わったぜ!!』

『キンちゃん!氷牙君!連結部についたよ!!』

『よし・・・氷牙!タイミングはお前に任せる!いつでもいいぞ!!』

 

「了解・・・」

氷牙は座席の上に立つと闇魔刀を左手に持ち替えると居合の構えをとった

ここからじゃどう考えても新幹線には刀が届かない

届かせるには斬撃を新幹線に向けて飛ばす必要がある

・・・・・・自分で言っといて「何言ってるんだ?」とも思っているよ・・・だが上手く説明はできないがわかるんだ・・・刀に魔力を込めて次元ごと切り裂くような斬撃を遠くまで放つ・・・言うなれば『次元斬』ってとこだな・・・

けどそんな芸当やった事も無いし出来るかどうかも分からないが・・・出来る気がするし、やり方も自然と分かる・・・これも力が目覚めたためなのかな・・・

そう思いながら闇魔刀に魔力を注ぎ込むと刀全体が蒼く光り始め・・・その光が魔力を注ぐに伴い強くなってゆき・・・

「今だ!!」

 

『星伽候天流緋緋星伽神・斬環!!!!』 

 

「シャァァァァァァァッ!!!!」

 

白雪を中心に周囲に緋色の剣閃が渦のように吹き荒れ

氷牙の抜刀した瞬間すら捉え切れない神速の連続居合切りがかまいたちの様に新幹線に降りかかった

 

そして氷牙と白雪、外側と内側から二つの斬撃の嵐が重なり

 

氷牙と白雪は残心をしながら刀をゆっくりと納刀してゆき・・・

 

――チィィンッ――

 

二人が同時に納刀すると

 

――ガゴォン、ガラガラガラガラ――

 

15号車の前半分ががバラバラになっていった

 

「っと・・・やりすぎたかな・・・まあいいか・・・」

 

そして後退してゆく15号車の後ろ半分の切り口には・・・白雪が膝を着いていた

 

白雪・・・力が不安定なのに無理しやがって・・・でも、おかげで列車を切り離せたよ・・・こっちも加減ができなくて今ので魔力を大分消耗しちまったけどな・・・

 

『よし!速度が上がった!!これでしばらくは持つぜ!!』

『氷牙!!ココが爆弾の解除方法を白状した!!』

「わかった!爆発物処理に必要な機材はレキに持たせてそっちに届けたからお前が処理しろ!」

『本当か!?助かる!』

 

 

そうしているとまた駅を通り過ぎた

今のは静岡駅か・・・てことは東京までもう20分を切っているな・・・間もなく都内に入るだろう・・・

まあ・・・あいつ等なら爆弾は絶対に解除して止めるだろうから心配はいらないだろうな・・・

そう思っていると・・・

 

――ドォォンッ――

 

先程氷牙が飛び降りたハイウェイから今度は一台のジープが飛び降りてきた

「――ッ!!ココ達の新手か!?」

そしてジープを見ればそこに乗っていたのは短髪赤髪にバンダナを巻いたくわえタバコのチャラい男とジープを運転している長髪黒髪ポニーテールのモノクルをかけた細い糸目の少女

 

だがその二人よりも威圧的なのは・・・

 

後部座席に乗っている同じくタバコを咥えた金髪の額に赤い刻印のようなものが特徴的な男だった

(アイツラただの雑魚じゃねえ・・・今更本命お出ましかよ・・・)

そして後部座席に乗っていた金髪男が銃を抜いてこちらに向けて構えた

(あれは・・・S&W M-10?あんな豆鉄砲みたいな銃で俺を仕留めようってか?舐められたもんだな・・・)

そう思っていたが・・・

 

――パァン――

 

男が発砲すると同時に悪寒を感じ咄嗟に闇魔刀で弾いたら

 

――ガァン――

 

「―――ッ!!」

まるでマグナム弾を0距離で撃たれたような衝撃が刀に響いた

そして闇魔刀を見れば・・・鞘の撃たれた部分に亀裂が入っていた

(クソッ!!ただの銃弾じゃねえ!)

闇魔刀を収めると俺はバイクにまたがり銃を構えて連中に問いかけた

「お前等、新手か!ただの雑魚じゃなえな!!」

「よお、遅れちまって悪ぃな」

「九狂氷牙様ですね?突然で無礼な挨拶失礼しました。私達は貴方を足止めしろと頼まれたもので・・・到着が遅れて今更ですがここで足止めさせていただきます」

そうしたら赤髪男がフランクに黒髪少女が丁重に話しかけてきた

「あいつ等バカだぜ?大型の武装ヘリなんか持ち出してミサイル乱射しやがってよ・・・おかげでトンネルを塞がれて迂回する羽目になったから遅くなっちまったよ・・・」

「全くです・・・足止めしようとしたら味方まで足止めさせて世話無いですよね・・・」

それを聞いて氷牙は連中の大体を察した

「お前等、藍幇の人間か・・・今更来てもらってあいにくだがもう鬼ごっこも終わったしココ達も取り押さえた、こっちも暇じゃないんでな・・・運が無かったって事にしてくれ」

そう言って速度を上げて逃げようとするが

「まあそう言うな?報酬前払いでもらってる以上・・・一応は相手しないとまずいんだ」

「二人共ちょっと留守にしますよ?」

黒髪少女がそう言って立ち上がるとこちらに向かって飛び掛かってきた

「チッ!!」

氷牙はMP5Kを構えると迎撃しようとしたが

「遅いですよ!」

黒髪少女は袖から手を出すとその手には金属製の大きな爪のような武器が握られていた。

あれは・・・バグナク!?

 

――キィン、キィン――

 

そして少女は銃弾を弾きながら突っ込んできた

「うぉっと!?」

 

――ガキィン――

 

氷牙は黒髪少女のバグナクを銃で受け止めた

「申し訳ありませんがこちらにも建前がありましてね・・・嫌でもお相手願いますよ?代わりと言ってはなんですが殺しはしませんから安心してください?」

「知るかよ!てかアンタはそうでもあいつは殺す気満々だぞ!?」

そう言って金髪男を見れば見下したような目で銃口を俺の眉間に向けていた

「って、ちょっと!?殺しちゃダメって言いましたよね!?」

「知るか・・・そもそもあいつ等のせいにしてバックレてもよかったが・・・報酬貰ってる手前・・・面倒くせぇが来てやったんだ、ありがたく殺されろ?」

 

――バァン――

 

そう言って金髪男が銃を発砲するが

「・・・殺されるかよ」

氷牙がそう呟くと

 

――ギィン、ギィン――

 

突如新幹線から銃弾が飛んできて金髪男の銃弾を弾き、その跳弾が黒髪少女のバグナクを弾いた

「チッ・・・」

「――ッ!?」

「俺には共に生きなきゃいけない人がいるんでな!!」

 

――バララララッ――

 

そう言って黒髪少女に銃を向けて発砲し追い返した

そして新幹線の方を見れば・・・

新幹線のドアにはレキがこちらに向けてドラグノフを構えていた

「援護助かった!ありがとなレキ!」

 

『氷牙さん!この先トンネルが左右に分かれています!別々に入れば援護が出来なくなります!』

「了解!どちらにしろ戦う気はないさ!ここは逃げるが勝ちだ!!」

そう言って逃げようとするが・・・

 

――ガキンッ――

 

「ん?」

突然後ろから何かに引っ張られて振り返れば・・・

赤髪男が先端に鎖で繋がれた三日月のような刃物がついた錫杖をバイクに引っ掛けていた

「だから行かせねぇって言ってんだろ?」

 

――グイッ――

 

そして鎖に繋がれたままジープに引っ張られてしまい・・・

新幹線は左の、俺と連中は右のトンネルに飛び込んだ

「チッ!アリア!レキ!キンジ!こっちはこっちで何とかする!!お前らもお前等で何とかやってくれ!!」

 

『了解よ!東京駅で待ってるわ!!』

『氷牙さん!魔力も残り少ない筈です・・・どうかお気を付けて・・・』

『殺しても死なないお前になら行っても意味ないだろうが・・・死ぬなよ氷牙!』

 

 

 

 

そしてトンネルに入った後、金髪男は銃を下ろして

「・・・トンネルに入ったな」

「ええ、次地上に出るのは数キロ先ですね」

「なら十分だろ、後はお前ら二人でやれ、俺は寝る」

そう言うと金髪男は後部座席に寝そべってタバコを吸い始めた

「・・・ったく・・・相変わらず楽しやがる・・・」

「まあ・・・流石に3対1は少し気が引けますしね・・・ちょうどいいでしょう、そこで寝ててもいいですけど事故りそうなときは運転してくださいね?」

そう言うと黒髪少女は再び飛び掛かってきた

「クッ!?」

 

――ガァン――

 

氷牙はバグナクを今度は大剣で受け止めた

「またか!しつこいんだよ!!」

「先程は失礼しました、重ね重ねお詫びします」

「詫びと言っちゃなんだがここからは俺たち二人だけで相手するからよ?」

「詫びと思うなら今すぐ帰ってほしいところだよ!!」

「いいぜ?お前がここで止まってくれたら俺達も何もせずに帰るぜ?」

そう聞くと氷牙はニィッと笑うと

「そうか、んじゃ止まってやるよ」

そう言って

 

――ギィィィッーー――

 

急ブレーキをかけた

「うわっ!?」

「おわっ!?」

そうしたらバイクの上に立っていた黒髪少女はバランスを崩したので氷牙はそのまま前に投げ飛ばし

バイクに鎖と繋がっていた赤髪男も鎖に引っ張られてジープから落ちた

「いわれた通り止まったぜ!?それじゃあな!!」

そう言って氷牙はバイクを急発進させて追い抜いていった

 

だが・・・

 

――ギィィィィィィィーーーー――

 

後ろから何か引きずるような音が聞こえてくる

何だと思い振り返ると・・・

「お前、本当に止まるかフツー!?」

「冗談の通じない人ですね・・・」

なんと二人はバイクに鎖で繋がれた錫杖に捕まってブーツの裏から火花をまき散らしながら線路の上をグラインドして付いて来ていた・・・

「しつこいぞ!付いてくんな!」

パイソンで鎖を撃ち切ろうとしたが

「させません!」

その前に黒髪少女はこちらに向かって鎖の上を走ってきてバイクに飛び乗ると再びバグナクを繰り出してきた

「クッ!?」

氷牙は右手にパイソン、左手にMP5Kを持ち応戦した

 

――ガキンッ――

 

パイソンでバグナクを受け止め

 

――バララッ――

 

MP5Kでの反撃を銃ごと横に弾かれ

 

――ヒュンッ――

 

キックを体を反らして躱し

 

――ドォンッ――

 

パイソンの一撃を躱され

 

――ガキィン――

 

再びバグナクをMP5Kで受け止めた

「おやおや?近接武器が大剣と長刀しかない相手なら近距離に持ち込めば有利と睨んだのですが・・・アル=カタとは恐れ入りましたね・・・」

「スタンドプレイの経験が長かったからな!!どんな状況にも柔軟に対応するのは得意なんだよ!!」

そう言って黒髪少女を押し返すと両手の銃を連射した

 

――ドォン、ドォン、ドォン――

――バララララッ――

 

黒髪少女はそれをバグナクで防ぎながら

「選手交代です!頼みますよ!」

そう言っていつの間にか並走していたジープに戻り

「俺の出番だぜ!」

今度は赤髪男が入れ替わるように飛び掛かってきた

 

だが・・・

 

「その距離ならこいつの間合いだよ!!」

そう言って両手の銃をしまうと大剣を思い切り振って

 

――ズドォォォォォォォン――

 

赤髪男を吹っ飛ばした・・・・が

 

――ガキンッ――

 

バイクに繋いである鎖を伝い再び飛び掛かってきた

「効かねえよ・・・打たれ強いのが俺の取り柄でな!!そう簡単にはやられねえぞ?」

「そうかよ・・・なら・・・」

氷牙はシートの上に立つと

 

――ダンッ――

 

先程の黒髪少女と同じように鎖の上を走り、今度はこちらから打って出た

「徹底的に打ちのめしてやるよ!!」

そう言ってまずはあいさつ代わりに飛び蹴りを繰り出す

「うぉっと!?」

赤髪男は蹴りを躱し錫杖で反撃

「甘ぇんだよ!!」

氷牙は錫杖の刃を右手で掴んで受け止めた

「げっ!?」

そして腹部にMP5Kの銃口を押し付け

「喰らっとけ!」

 

――バラララララララララララッ――

 

装填されているありったけの弾丸が撃ち出された

「ゴホォ!?」

撃ち終えるとそのまま錫杖を奪い取り

「お前も寝てろ!」

 

――ドゴォン――

 

錫杖で思い切り殴り、赤髪男をジープに向けて殴り飛ばした

 

そして錫杖を捨ててバイクに戻ろうとしたら

「忘れてもらっては困りますよ!?」

黒髪少女がいつの間にか氷牙のバイクに乗っており目が合うと再び飛び掛かってきた

「チッ!」

 

――ギィン――

 

咄嗟にバグナクをMP5Kで受け止めた。

そして後ろからも

「オイコラ!今のは効いたぞ!!」

赤髪男も錫杖を構えて飛び掛かってきた

「なっ!?」

 

――ガキィンッ――

 

氷牙は咄嗟に右手に闇魔刀を出して受け止めた

「嘘だろ!?あれまともに食らって動くのかよ!?」

あの弾丸は平賀ちゃんに特注して作った特製の非殺傷弾・・・殺傷能力は皆無だが破壊力は抜群で一発一発がまるで巨大なハンマーで殴られた程の威力があるはずだ・・・それをゼロ距離でフルオートで食らったんだ・・・内臓破裂してもおかしくないはずなのに・・・

「言っただろ!?打たれ強いのが取り柄でなってよ!!」

前後からの挟撃に氷牙は咄嗟に闇魔刀を出して二人の攻撃を同時に受け止めたが先ほどの銃撃で鞘が損傷していたせいか鞘のない状態で刀を出現させたため魔力を消耗し続け・・・今にも底を付こうとしていた・・・

(クソ・・・魔力が持たない・・・一気に決めるぞ!!)

 

「お前ら・・・いい加減にしやがれ!!」

二人を押しのけると左手のMP5Kを宙に投げると大剣に持ち替え、右手の闇魔刀を左脇に構えると

 

――ズドォオオオン――‼‼

 

そのまま剣の推進を使い回転切りを放った

 

「「―――ッ!!!」」

 

そして二人を吹っ飛ばすと氷牙は大剣と闇魔刀を収めるとバイクに着地して宙に投げたMP5Kをキャッチしてリロードした

 

黒髪少女も受け身を取ってジープの運転席に着地して、そこから赤髪男が地面に落ちる寸前に落下地点にジープを停め

「ごはっ!?」

赤髪男は助手席に頭からダイブした

 

 

その隙に氷牙はバイクのアクセルを全開にして一気に引き離し

 

――バララララッ――

 

天井に向かって乱射して照明や看板を撃ち落とし道路を塞いだ

 

 

 

 

 

 

 

 

そして連中は氷牙に引き離されても慌てた様子も無く

 

黒髪少女は赤髪男の方を見ると

「・・・大丈夫ですか?」

「あちち・・・やってくれるなアイツ・・・」

そう言って赤髪男は起き上がると助手席に座り直した

「ええ・・・覚醒したばかりだからと少し見くびっていましたね・・・」

二人はそれぞれの武器を見ると

錫杖は真っ二つに斬られ

バグナクは二つとも根元から全部の爪が折られていた

「もしかしてあなたが相手をする必要があったんじゃないですか?」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

「ちょっと聞いてますか?玄奘?」

玄奘と呼ばれた男は目を開けると

「興味ねえな、俺達の仕事はあいつの足止めだ。お前等だけで済むなら俺が出る理由も必要も無い」

と吐き捨てた。

赤髪男は後ろを向くと

「チッ・・・相変わらずのサボり屋だぜ・・・で?どうするよ?時間はもう過ぎてるってところを見ると爆発も衝突も食い止められたみたいだな」

そう聞かれると玄奘はタバコを吐きながら

「知るかボケ、足止めはした。これ以上は契約外だ。やりたきゃお前等で勝手にやれ」

と言って再び目を閉じて後部座席に寝そべった

 

それを聞くと黒髪少女と赤髪男は頷いて

「そか、んじゃ決まりだな」

「ええ、決まりですね」

 

「「帰りますか」」

 

そう言うと連中はジープをUターンさせ去っていった

その時のエンジン音で

「巻き込まれるのは面倒だからな・・・・」

玄奘は最後にそう呟いたのは誰にも聞こえる事は無かった

 

 

 

 

 

 

そして氷牙は連中を振り切ると高速を降りて東京駅に向けて走っていた

 

駅が見えてみれば新幹線は既に駅構内に白煙を上げながらも停止していた

(どうやらギリギリ間に合ったみたいだな・・・)

余計な連中に足止めされて時間食っちまったが何はともあれ結果オーライだ

・・・今頃キンジや武藤も新幹線を降りて事情徴収されてる頃かな?

ココ達も計画がことごとく失敗して悔しそうな顔してるだろうし・・・

切り離した車両に残った白雪や不知火も追ってここに来るだろう・・・

ハィウエイのカーチェイスでのトンネル爆破に新幹線ジャックの車両切断・・・

これから事後処理で忙しくなりそうだ・・・

(この後帰ったらレキともう一勝負あるし・・・マジで頑張らないとなぁ・・・)

そして氷牙が東京駅に着くと入り口前に乱暴にバイクを止め

「武偵だ!通るぞ!!」

手帳を提示しながら改札を飛び越え駅構内に入り新幹線の改札も飛び越えてホームへと続く階段を駆け上がってゆく

 

そして新幹線のホームに入り

 

「レキ!キンジ!任務――

 

 

氷牙が二人の名を呼ぶと同時に

 

 

 

 

 

 

――パァン――

 

 

 

 

 

 

ホームに一発の銃声が鳴り響いた

 


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