肛門Project   作:加具

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毎回ですが今回はにとりファンのかたスイマセン、腹痛がないのでいつもよりは冷静な主人公でございます。
まぁ下品であることに変わりはないですが……(笑)

や、今回ほんとに運営になんか言われる気が……


きゅうりと〇んこって形的には似てるよね。(笑)

やぁ諸君、お久しぶり。

なんとか門番を振り切った俺である。

 

逃げるために門番に能力を使ってしまい色々と後悔してしまった俺である。

前はあんなに苦しそうだったのに今回のあれはなんだったのだろう。

本当に俺は新しい生物をつくってしまったのかもしれない。

 

“あはぁ~またきまひたぁ~”

 

・・・あんな喜々として〇ンコを漏らす人を僕は初めて見ました。

あれを俺が生み出してしまったという事実がとても恐ろしい事に思えてならない。

 

そんな俺は出来るだけ人のいない所を求めた結果、人気のなさそうな山に向かって進んでいた。

紅魔館はもはや遠く、遥か眼下に納めるのみである。

 

 

グ~

 

それにしても腹が減った、腹痛に悩まされそれどころではなかったがよく考えたら丸一日以上何も食べていない。

そりゃあ俺の腹もいななきおるわ。

 

少しでもあの館で何か食べさせてもらっておけば・・・

そんな考えも浮かぶがそれ以上あそこに迷惑はかけられない。

唯でさえ取り返しのつかない門番(変態)をうみだしてしまったのだ、最早首を落とされても仕方のないようなレベルに気がする。

 

どうしようかと周りを見渡す。

何処かに何か食べ物はないだろうか。

実りある季節はまだ遠く、辺りには新芽がちらほら見える程度。

何かないかと地面を舐めまわすように眺めていると木の根元に何か見つけた。

 

「キノコ……だと」

 

明らかに毒々しい色で毒が入っていますよと激しく自己主張している。

それは何とも触れる事をためらわせるものだった。

 

それと言うのも形をとその特徴的なものに起因する。

 

そそりたつその威容。

誰にも馬鹿にされないようなそのサイズ。

テラテラと黒光りするその光沢。

 

いや、遠まわしないい方はするまい。

 

チ〇コだ(笑)

〇ンコが地面から生えている。

 

うわぁ、気持ち悪い。

もう俺の中の好奇心はキュンキュンである。

胸熱な展開にも程があるというのだ。

 

諸君さらにトドメとなる彼の衝撃的特徴をお教えしよう。

 

なんかビクンビクンして常に白い液体出してるwww

 

何がそんなに気持ちいいのだろう。

お前はどんだけ敏感なのだww

思わずそれを見て爆笑してしまう俺。

 

いや、これはねぇわ。

 

「えっと、確か服のポケットに……」

 

あったあった。

俺は懐からzipロックを取り出した。

 

疑問に思われる方もおられるかもしれないから説明しよう。

逆に理解してしまったあなたは立派な変態であるが、そう。

 

野〇ソした〇ンコを回収するためだ(笑)

 

さすがにポンポン周りの土地にウ〇コを製造するわけにはいかないのである。

というか昔、白黒の公安機関のあんちゃんにガチ説教を喰らったことがあるのだ。

 

“次に野グ〇してるとこ見つけたら……×す!!”

 

あまりの恐ろしさに伏字を使ってしまったことを許してほしい。

俺は恐怖に震え、その結果緩んだ肛門括約筋はその場でまた〇ンコを漏らした。

あの時のおっさんの焦り様ときたらわらけるったらなかったが、後で聞いた話し放置された落し物の始末は全部そのおっさんがやっていたのだという。

 

そりゃそんなことした奴を×したくもなるよな……

 

いや、諸君、笑いごとではないのである。

かつて犬のフンを処理するかのようにエチケット袋を持ち歩いていた事があったがまわりから“ゲロ助”という渾名をつけられ即やめた。

それ以降腹が減った時の飯を入れていたという名目のもとこうやってzipロックを持ち歩いているのである。

今これを見て笑っている様な性悪は三日程〇ンチが詰まると良い。(ちなみに能力は行使していないので本当になってしまった場合の責任はとらない。)

 

とにかくおそるおそる近付き、俺はその不気味なキノコ(笑)を摘み取った。

 

汁がかからないように慎重にzipロックに入れ蓋をする。

 

面白い事に痙攣の様なそれは地面から離れてしまった後もずっと続いていた。

 

「いや、こんなん食べるわけねぇけどな。」

 

好奇心で動いてしまうのは俺の悪い癖だとは思うがもちろんあんなもの食べる訳ない。

咲夜ちゃんに見せたら面白そうだと心の中で少し思った事は内緒である。

 

でも、マジで腹減ったな。

食料を求め、俺はさらに山の奥まで昇っていった。

 

するとである。

ある場所に辿り着いた。

 

「きゅうり畑だ。」

 

そうきゅうり、川のそばにたくさんのきゅうりがなっている。

 

ごくり

 

周りを見渡す。

誰もいない。

清らかな川の水に育てられたきゅうりは今の俺にとってさぞかしうまそうに見えた。

 

しかし周りに民家があるわけでもなく、育てている人が何処にいるのかもわからない。

 

いまならばれずに俺はこれにありつけるのだろう。

 

そんな思考を頭から外した。

これがどんな思いのこめられたきゅうりか知りもしないで俺にそんなことできるわけない。

 

「誰か!誰かいませんか!!」

 

人の気配もないのだからその声に返答があるはずもない。

そりゃそうだよな。

もの盗りはいかんことである。

そんなのだ俺でも分かる事なのだ。

諦めようとした瞬間。

 

ん?

 

視線を感じた。

近くの林の中からである。

 

「すいません、誰かいるんですか?」

 

ガサッ!!

 

林が動く。

間違いない、誰かいた。

 

最初に抱いた獣かもしれないといった思いは、ゴムを踏むような足音により否定された。

 

長靴をはいているのか?

足音の間隔は短く、体型もそんなに大きいモノではない事が推察された。

 

近くまで近付いている。

と思うとピタリと音が止んだ。

 

何処にいるのだろう。

地にも草が生えており、足跡は追えない。

 

近くにはいるはずなのだ。

 

しかし、その姿は見えず、周りにはそんなに姿を隠せるような所などない。

何処にいったのだろう。

 

「、、、ハ、、、、ァ、、、」

 

待て、何か聞こえた。

 

ハ、、、ハ、、、

 

息遣いが聞こえる。

この荒い、そして何かを我慢しているかのような息遣い。

とても身に覚えのあるものだ。

 

こいつ……〇ンコを我慢してやがる。

 

もしかして野〇ソ中だったのか?

それだったら申し訳ないことをした。

 

それに気付いた瞬間

 

ガサガサッ

 

また物音。

すぐ近くである。

しかし、不思議な事に音は聞こえるのだがその場所には誰もおらず唯空間が移動していた。

 

なんだこれは。

ともかく、荒い息が聞こえるそこに何かが移動をしていた以上、俺はそこにとびかかった。

 

 

「いやぁぁああああああああああああああああああ!!!!!」

 

抱きしめたそれは小さかったけれどフニフニで柔らかい。

 

叫び声が聞こえ、それとともに地面に倒れ込んだ瞬間、そこには水色の綺麗な髪をした女の子がいた。

 

「ヒッ、ヒック、ヒック」

 

嗚咽をあげる女の子。

よく考えたら今の俺の現状はその女の子を押し倒しているのである。

 

急いで離れる俺。

 

「だ、大丈夫かい?」

 

手を差し伸べるがそれさえも嫌がって泣きだす少女。

 

助け起こそう。

そう思ったが近付いた瞬間にある匂いが鼻をついた。

 

「……漏らしたんだね」

 

何をとは言わないが、何度も嗅いできたあんちくしょうの匂いが少女の臀部から漂っていた。

 

少女に取って大変な事であったのだろう。

一生懸命我慢して、それを俺に邪魔されて。

でも大丈夫。

決して彼女にとっては大丈夫ではないのだが俺がくぐりぬけてきた修羅場はそれを容易に凌駕する。

 

つまり漏らしの経験値の差である。

 

「動かなくていいから。」

 

俺は少女に声を掛け、少女を抱えあげた。

 

「うぇぇ!?お、お尻……」

 

確かに俺の腕は少女の臀部からはほのかな温かみと液状のなにかを感じ取ったがそれがなんだというのか。

 

「気にしないで。」

 

そのまま先程までの河原に戻ると少女に問いかける。

 

「ここでお尻を洗っちゃおうか。」

「ふぇっ!?」

 

少し驚いているが無理もない。

でも綺麗にしておいた方がいい事は俺が身をもって知っている。

 

「気持ち悪いだろ?痒くなっちゃうし綺麗にしちゃいな。」

 

そうやって少女を下ろす。

 

「一人で出来る?」

 

赤い顔でぶんぶんと頷いている少女、可愛いじゃないか。

いっちょまえにレディを気取るなんて。

 

「それじゃあっち向いてるから綺麗にしといで。」

 

頭をポンポンと叩くと恥ずかしそうにしながら少女は河原に走っていった。

諸君には何度も説明したと思うが俺は本当にロリコンではない。

小さい子は好きだし、可愛いが守ってあげたいとかそんな娘に抱く様な感情である。

 

ジャブジャブと水の音がする。

恐らくあの少女がお尻を綺麗にしているのだろう。

 

そんな音を背景に俺は清水の向かい側にあるきゅうり畑を眺めて涎を垂らしていた。

 

するとジャッ、ジャッと砂利の音がして再び近付いてくる足音。

 

「ん、終わったかい?」

 

振り向くとそこには先程の少女がいた。

コクコクと頷く少女。

人見知りなのか口下手なのかほとんど言葉を発さない。

 

「じゃあ、パンツ貸して」

「ヘッ!?」

 

元々赤かった少女の顔がさらに赤くなった。

だからこれでは俺が変態ではないか。

 

今回は間違えない。

俺は失敗を次に生かすことのできる男なのである。

 

「〇ンチがついたままだろう?」

 

そう、少女はもぞもぞと後ろに何か隠しており、それが汚くなって履けなくなったパンツであろうことは言わずもがな当然のことであった。

何度もいうが経験が違うのである。

そういった事なら俺に及ぶものなどこの次元にそうそう存在するまいという自信がある。

 

それを聞いてなおさら隠そうとする少女であったが。

 

「大丈夫だよ、お兄さんもよくしてたから」

 

ここで過去形でいったのは少女を安心させるためである。

本当は未だによくしているのだがそこだけは大人の威厳にかけて守りたかった。

まぁ何はともあれその少女の頭をなでなでしながら落ち着かせ、う〇ちのついたパンツを受け取る。

 

「綺麗にしようね」

 

昔から良く洗ったな俺。

よく汚してばっかだったからパンツだけは毎回俺の洗う仕事だったのである。

 

だからか別にうん〇に対して忌避感はあんまりない。

それに子供がした事なのだ。

これを笑って許してあげてこその大人というものだ。

 

「きつかったね」

 

後ろでなにかとても心配そうにこちらを見ている少女に声を掛ける。

怒られやしないか、めんどくさがられていないか。

子供は子供ながらに色々と考えるし、いらん心配もするのである。

小さかった時の自分がそうだったから尚更わかる。

 

「一生懸命我慢したもんな」

 

自分が小さかった頃、母さんもこうやって俺をあやしてくれたっけ。

 

「えらい、えらい」

 

そうやって怖がらせないようにニッコリと笑ったその表情にその子はポロポロと涙を流していたのだった。

 

「……あ、ありがとう」

 

小さく呟いた言葉に俺は少女を傷つけずに済んだ事を安心した。

 

「バッカだなぁ、いいって」

 

そりゃ水は冷たかったけど、少女が笑っていたからそこに意味はあったと思う。

 

――――――

 

パチッ、パチパチッ

 

枯れ木の爆ぜる音。

座る俺と少女、枝に引っかけられたかぼちゃパンツ。

 

辺りはすっかり暗くなっていてどうしようかと悩んでいた。

 

「盟友は外来人?」

 

なんとかこちらと話してくれる様になった少女。

名は河城にとりというらしい。

 

そんなにお値段以上な奴なのかを聞いてみたら、俺と初めて会った際に使っていたという光学迷彩を見せてもらった。

本当にすごい発明に、俺は邪なあれやこれやがつい浮かびあがってしまうが我慢我慢。

 

「?ああ!そうそう外来人だよ!!」

 

よく分からないが恐らく都会から来た人かという事なのだと解釈した。

こんな山奥だもんな。

気付いたらこんなとこにいた自分もビックリではあるが自分は都会に生きるナイスガイ(綺麗な発音で)である。

 

ちなみに彼女がなぜ自分の事を盟友と呼ぶのかと聞いたら、俺が人間であり、彼女が河童である。

という話しを聞かされた。

 

いやぁ、今まで何度でも思ってきたけど此処まで中二病って流行ってんのか。

こりゃあここら一帯でそれがブームになっていると考えたほうがいいな。

 

科学力の凄い河童ってなんなんだよ(笑)

そうわ言いながらもそういや紅魔館の妹さんが炎を出してきたのはどんなトリックだったのかだけが気がかりだったりする。

 

「そうなんだ…じ、じゃあ腹減ってない?」

 

何かを取り繕うように慌てるにとり。

いや、隠さなくてもいいって、恥ずかしいだけなんだろ?

 

 

そうは思いながらもここは少女の照れ隠しにのってやることにした。

 

ちょうど腹も減っていたところである。

 

「腹か、減ったなぁ」

「じゃあ、ちょっとまってて!!」

 

そういうと急いで川に走っていったにとり。

 

しばらくすると。

 

「とってきた!」

 

そういって差し出してきたのは大量の魚。

 

「早いな!?そんですげぇ、大漁じゃないか」

 

流石河童だとなのるだけある。

これが地元民の底力ってやつか。

 

食べきれるかわからないような量の魚達。

 

「えへ、えへへ」

 

嬉しそうに笑うにとり。

かわいいじゃねぇかこのやろう。

 

焚き火のまわりに魚を突き刺した木を埋める。

たちまち香ばしい香りが辺りを包んだ。

スゲェ、なんの味付けもしてねぇのにこんないい匂いするなんて。

 

旬とかそんなのはいまいち分からんがこれがうまそうかどうかは分かった。

 

「うまそうだなぁ」

 

香りと共につられて呟きも出れば涎も口をついた。

 

「もう食べても大丈夫だよ」

 

そう言って教えてくれる彼女の言葉を合図に俺は一本を手にとり頬張った。

 

「いただきます」

 

うわぁ、うめぇ。

たっぷりと脂ののった肉厚な身。

焦がす事でパリパリになった食感。

料理のコメンテーターではないのでこれ以上は言い表せないがとにかく身がフカフカである。

空腹は最高のスパイスであるとは誰かがいったセリフではあるがそんな状態もあったのだと思う。

 

こう言っては何だが、田舎は食べ物がうまいイメージがあるがそれは間違っていないと改めて再確認した。

 

俺はその一本を脇目も振らず食いつくし、ふと我に返って少女を見た。

少女は何がおかしいのかにこやかにこちらを見て笑っていた。

 

「にとりちゃんも食べな」

 

手と声で促すとフルフルと首を振って拒否された。

 

「私にはこれがあるから」

 

そう言って出してきたのはきゅうりである。

 

「あれは君の所が作ったものだったんだ……」

 

あの沢山実ったきゅうり畑の持ち主が彼女ならこんな小さな女の子があそこにいたのも分かる。

つまりは畑の様子をみるためだったのか。

するとそこにあやしい男が来て畑のきゅうりを見つめる輩がいたので観察がてら野〇ソしていたと。

 

「そうだよ」

 

パキッ

 

にとりは嬉しそうにきゅうりを頬張った。

 

「魚も食べな」

 

そうやって促すが少女はそれは俺におくったものだからと言って受け取ってくれなかった。

ならばこちらにも考えがある。

というか一石二鳥である。

 

「じゃあ魚とそれを交換してくれないかな?」

 

俺がそれと指差したのはにとりの持っていたきゅうり。

 

「へ?」

 

にとりも少し驚いているようだ。

 

「だから、それと交換」

「あ、うん・・いいけど」

 

本来成り立たない様な物々交換であるが、彼女がこれは俺のものだと言ってくれた事を利用した。

 

「別に人間にはうまいもんでもないでしょう?」

 

そう言って俺に一本手渡してくるにとり。

もしかしたら、自分の所で作った作物を馬鹿にされると思っているんじゃないのだろうか。

そんなの気にしなくても大丈夫なのに。

 

俺はただ腹が減った時に見たそのきゅうりがとてもうまそうだったから。

季節はずれなそれはそれを感じさせない瑞々しさで張りがあった。

 

「いただきます」

 

パキッ

 

じ~~~

 

ポリポリ。

 

じ~~~~~~

 

シャクシャク。

 

じ~~~~~~~~~

 

普通に食べてるだけなんだ。

普通にうまいし、〇トロの映画見た時なんか野菜のまるかじりに憧れたもんだ。

まぁ総じてああいうのはうまそうに見えてるだけなんだけどな・・・

ラピュタパンなんてあんだけうまそうだったのにあの味気なさには驚いた。

まぁ確かにあんま味はしないけど食いごたえもあるし、十分うまい。

 

 

じ~~~

 

取り敢えずじっとこっちを見てくるあの少女を何とかしなければならない。

ごくり。

 

「おいしかったよ」

 

それを聞くと彼女は心底ほっとしたようである。

 

「よかった」

 

そうやってはむはむと魚を食べ始めるにとり。

うむ可愛い。

 

「そうだにとり、君は帰らなくていいのかい?」

 

既に暗くなり聞いたのもいまさらなのであるが自分はこういうのは何故か今までの人生で何度もあったことだから慣れている。

しかし、彼女はそうもいくまい。

誰かが心配して待っているかもしれない。

 

「だ、だいじょうぶだよ」

 

何故か慌て始めるにとり。

それにしてもこいつあった当初からだったのであまり気にはしていないが顔が赤い。

焚火のせいだけとは思えないあかさである。

 

「本当に?」

「ほ、ほんとうさ」

 

目を逸らすにとり、明らかに嘘である。

 

「送っていこうか?」

 

声を掛けたが―

 

「ここからじゃ遠いんだ、だから今日はここで明かした方が安全だよ」

 

里人にそう言われては仕方がない。

幸いくべる薪ならその辺にあるし、焚火もこれで結構あったかいから布団なんかも大丈夫だろう。

 

「分かった、じゃあ今日はここでキャンプだ」

「やた・・・」

「うん?」

「い、いや、なんでもないよ!!!」

 

話は聞こえなかったけれどとりあえず今日はここで過ごす事が決定したのであった。

 

何とも不思議な供を見つけて、長いようでまだほとんど日の立っていない俺の田舎での夜が過ぎていく。

にとりは先程食べていた魚をほっぽり出して、茂みの中に駆けて行った。

“もう我慢できない”と呟いていたからには“アレ”だろう。

そういや森に来てからまだ腹の調子はおかしくなっていない。

 

離れすぎるなといったからそんなに離れた所までいかなかったんだろう。

男女を隔てても変わることのない香ばしい香りが何処からか風にのって届いた。

 

 

 

 

 




主人公もにとりも気付いてないけどにとりが漏らしたのは主人公の能力の仕業。
それをしっていたならこのにとりの反応はありえたのだろうか。




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