肛門Project   作:加具

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美鈴が好きなかたマジすいません。


俺は〇チンじゃない!!

やぁ、俺である。

知らない世界にきて、お構いなしに〇ソをしたがり、それを憚ることのない俺である。

年端もいかない少女に野〇ソの処女を切らせてしまった俺である。

 

それにしても腹が痛い、民家は何処にあるのだろう。

 

俺は今、奇妙な湖を彷徨っている。

霧が深く、今何処を進んでいるんのかよくわからない。

 

いま、自分が置かれている現状を把握しようとか変に主人公じみた事するからこの様だ。

俺はもう主人公になんてなれる資格はないってのに・・・

しかし、茂みに入っていった少女達に声をかけることはさすがに出来なかった。

罪悪感で肛門もキュンキュンである。

 

「あれ、門じゃねぇの?」

 

視線の先には大きな門が広がっていた。

 

「ほぉ、すげぇ。」

 

その奥には苔の張りついたそれはそれは威厳のありそうな館があった。

辺りを覆う霧に包まれて、それはとても幻想的な光景である。

トイレをお借り出来ないだろうか。

 

「止まりなさい。」

 

俺がその館に魅入っていると突然声が掛けられた。

館にばかり目がいっていたからだろうか、気付くのが遅れてしまった様である。

館を目にして以降館のトイレを借りると言うことで頭がいっぱいになってしまったせいとも言える。

 

みると、そこには少女がいた。

ふつくしい真紅の髪の乙女である。

さぞかしいい匂いがするに違いない。

 

俺は早速本題に入ることにした。

 

「やぁすいません、トイレをお借りしたいのですが―「黙りなさい!!」。」

 

・・・

俺が何かしたんだろうか。

既に臨戦態勢に入っているぞ、この少女。

 

「本当の目的を話しなさい。」

 

なんの冗談だ?

俺は本当にウ〇コがしたくて真剣に頼んだつもりである。

なのにこの少女はなんだ?

マジで人を殺しそうな目である。

あまりの恐怖に、びびってやっこさんも引っ込んじまった。

 

「だから、トイレを―「くどい!!」。」

 

いちいち食い気味でくんじゃないよ、なんなんだよもぅ。

 

「そんな邪(よこしま)な気を纏っておいて何が厠ですか。」

 

そんな無茶な!?

俺が邪だと?

確かに女の子とキャッキャウフフするのは俺の夢ではあるけれど、それは全ての男の夢であり、俺一人が非難されるものではないはずである。

それともそんなに俺は犯罪者チックなんだろうか。

まぁ、確かに幼女に脱糞させてしまったことは犯罪以外の何物でもないが、もしばれていたとしても浸透するのがはやすぎやしないか?

 

「でも、〇ンコが―「あなたがしたいのがウ〇コだろうが〇ッコだろうがそんなことはどうでもいいのです!!」」

 

・・・結構重要だと思うんだけどなぁ。

少女は某名探偵張りに次々と言葉を重ねていく。

 

「大方、御嬢様の操を狙う不埒な輩なのでしょうが、この門番、紅美鈴がいる限り紅魔館の門を通る事は罷りなりません。」

 

とんだ迷探偵である。

他にもいやらしい目をしている、なんか〇ンコくさい、キモいという誹謗中傷から、短小〇茎だの、粗〇ンだの露理魂だのと後半は最早ありもしないようなことをこの少女から糺弾されてしまった。

俺の心は空っぽである、言葉とはこうも人を傷つけるのか。

この罵詈雑言が全て俺に向けられたものだという事実が俺に首括りを薦めてくるが必死にそれを抑える。

とても情けない。

俺のモノは確かに愚息ではあるかもしれないが、それでも二十数年苦楽を共にしてきた愚息である。

我が愚息ジョニーがバカにされたという事は、親友をバカにされたことと同義である。

というか心情的には親友がバカにされるよりも業腹である。

 

しかし、

それよりも何よりも俺の息子がここまでバカにされて黙っている俺自身が情けない。

 

今、俺の中にはかつて感じたこともないような想いが駆け巡っていた。

長い時間を共に過ごしたよな、バカにされて悲しかったろう?

悔しかったろう?

 

大丈夫

仇を執る

 

もう、使わないと誓っていたのにな・・・

体の中にいる例の力を呼び覚ます。

それは俺の体の周りにオーラのようなものとして纏わりつく。

 

最早〇ンコなんてどうでもいい、これは復讐だ、ジョニー、待っててくれ必ず勝つ。

お前は〇茎なんかじゃない!!

 

「遂に本性を表しましたね。」

 

そう言って拳を作り直す少女。

 

「ん!?なんですかこの感覚、今まで感じたことがありません。」

 

既に能力は発動されている。

少女の顔が少し赤らんだ。

なんだろう、少し・・・エロい。

 

「どうした、まさか、ヨガってんじゃないだろうな?」

 

ただでは終わらせない、俺はいつの間にか細やかなコントロールすら掴んでいたようである。

少しずつ、少しずつ緩めていく。

 

「これはあなたの仕業ですか?」

 

まだ詰問口調の少女。

しかし、依然その赤みはとれる事がない。

当たり前だ、能力によって引き起こされたものならば、能力が解除されるまで、その事象がなくなる事はない。

 

「そうだといったら?」

 

もうこの少女は逃げられない、前回の時も経験したような万能感が俺を包んでいた。

 

「すぐに、やめなひぅッッッ!!!」

 

まだ強気の少女に俺は少し能力を強めた。

 

「どうした?俺はここにいるぞ?」

 

少女は一歩前に進むが、歩くその度に襲う振動に苦しんでいる。

前に進みたくても進めないのだ。

 

「おひりが・・・キュンキュンひてます。」

 

既に呂律が回らなくなってきている。

うむ、食べたばっかりとかで限界が近かったのかもしれない。

 

「た、たしゅけて・・・」

 

遂に助けを求める声が少女から聞こえた。

俺の答えは決まっている。

 

「駄目だ。」

「しょ、しょんな・・・」

 

情けない声を出す少女、これが先程まで俺に悪口を浴びせてきた少女である。

なんと脆いものだろうか。

 

「まずはジョニーに謝れ。」

 

俺の生涯の友をバカにした事を反省しろ。

 

「ジョ、ジョニーしゃん、すいまひぇんでひた。」

 

この少女はジョニーが何かすら分かっていない、それでも謝るのだ、先程まで高慢ちきだったこの門番が、俺の言う事を聞いている。

 

「もう二度と馬鹿にしませんわ?」

「も、もうにょとばかにしまひぇん。」

 

既にこの少女は俺の掌の上である。

ニッコリ笑って俺は言う。

 

「よく言えました。」

 

少女の頭を撫でながら、目を見た。

媚び諂(へつら)う目である。

少女の中には既に俺への屈服が出来あがっていた。

褒められた少女は嬉しそうに顔を歪める。

 

「ひゃ、ひゃあ。」

「でも駄目。」

「ッッッッ!!??」

 

少女の顔が驚愕の色に染まった。

 

「俺は許すとは言ってないし、許すつもりもない。」

「れ、れみょ・・・」

 

縋りつく様に俺の脚元に這い蹲る。

とてもいい様である。

 

「ゆるひてくだひゃい、ゆるひて・・・」

 

ブツブツと何かを呟いている少女、何を言っているのかは定かではない。

みてくれは最早完璧な廃人である。

 

「今から、一気にお前の尻を緩める。」

 

ちゃんと聞こえているか分からないが、それでも話しかける、なんせ主役は彼女なのだから。

顔を、髪の毛を掴んで無理矢理にあげ彼女の表情を見た。

焦点はぶれ何処をみているのかも定かではない。

 

「あ、、、あ、あ。」

 

少女はただ呻くだけだった、しかしこの状態で今まで保っていた事に称賛を贈りたい。

恐らく、もういつ限界が来てもおかしくない。

最後の止めは俺の手で刺させてもらう。

 

「精々〇ソをぶちまけろ。」

 

少女を放り投げると俺は門をこえる。

一気に能力を解放し、少女に送り込んだ。

 

「あああああああああああああああぁぁぁっぁぁっぁぁぁぁぁっぁっぁ!!!!!!!」

 

大きな声が後ろから聞こえ霧で包まれた館に谺した。

そのまま歩いて玄関を目指す俺の心の中には一つの思いが去来していた。

やべぇ、やりすぎた・・・

 

そして、そんな思いも置き去りに、襲ってきた腹痛に対応するため、俺は館のトイレを探し始めるのだった。

 

 

 




美鈴は私も大好きなキャラです。
こんなことになってごめん美鈴(汗)

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