私はパーティーでっす!!!!!!
フリーの同性同士が集まっての傷の舐め合いですがね・・・・フフフ
「接続の魔法少女」聖カンナ
ダークグリーンのボディ―スーツを纏った彼女の背中から伸びる「光の鎖」
その光の鎖は蠍の尻尾にも見え、これは彼女の固有魔法「コネクト」に関係している
彼女はこの触手を対象に直接繋げることで「対象」の記憶と「固有魔法」にコネクトする
コネクトの対象が痛みや違和感を感じることは全くなく、故に知らず知らずにカンナに「接続」され固有の記憶や魔法少女なら固有魔法を利用されることになる
自分の決め技で自分が葬られるなんて性質の悪い冗談だ
それに「コネクト」の利点は戦闘のみではない
対象の持つ記憶は場合によっては単純な武力よりも強力な武器になる
無論、それは無機物の持つ「記憶」とて例外ではない
カンナはニコとの旅路で、この能力に助けられたことが何度もある
テキサスで偽保安官と人食い一家を根絶やしにした時は、保安官の帽子にコネクトして記憶を読んで
相手の素性を予め知っていたことが大きかった
シュッ!!!!!!!
カンナの触手がイヤリングに伸び、蓄積された様々な記憶がカンナに流れ込んで来る
彼女が目を瞑り、流れ込む記憶を一文字も漏らさずに読み取る
最初に浮かんできた記憶
それはあの「運命の日」
ハロウィン前夜「デビルズナイト」に両親がギャングに撃たれ、二人を助けるためにキュウベェを呼び出し、カンナがキュウベェと契約してニコが「受肉」した
目を瞑り、耳を塞ぎ逃げ出したくなる
見れば見るほど自分の無力さが彼女の心を抉る
あの時、あらかじめ銃に弾薬を込めていたら両親はギャングに撃たれなかったのだろうか?
こうしていればよかった
ああしていればよかった
後悔は後から後から湧き出してくる
しかし「過去は変えられない」
見ていてつらい思い出
これ以上見ていればソウルジェムが濁り兼ねない
彼女がその記憶を早送りしようとした時だ
~ キュウベェ・・・・私のスペアが欲しい。それが願いよ!!! ~
そうだ
私は「私のスペア」を望んで契約した
ニコがそう「言え」と言ったからだ
私の心の中に宿った「ニコ」
子供の時から私を守ってくれた「守護天使」
彼女の出助けがあったからこそ、私はジョーイとアマンダを撃ち殺さずに済んだ
キュウベェは言った、「君一人の素質では二人の内、一人しか救えない」と・・・・
だから私は「私達」になった
私は「私」のスペアを願った
そして私の中の「ニコ」を切り離して、それを生み出されたスペアの身体に「接続」した
魔法少女の固有魔法は「願い」に左右される
もっとも、大量の金を願った少女が「氷の魔法」を扱ったり、ホースオペラのカウガールに憧れた少女が「幸運の魔法」を得たように、一見関係がないように見えるような事例もあるのだが
私の固有魔法は「接続」
生み出されたスペアと「ニコ」を接続したからだ
何処もおかしくはない
私の記憶でもそうなっている
間違いないハズだ
だが・・・・
「何・・・これ・・・・・・?」
イヤリングの記憶の中で契約し「魔法少女」に変身した「私」は・・・・「ニコ」の姿をしていた
ブルーのクラシカルな飛行服
彼女の胸や臀部を強調するかのように肢体を締め付けるカーキ色のハーネス
ゴーグルの装着されたスカルキャップ
見間違いようがない
その姿は・・・・・・・!
「グッぁぁぁあぁぁっぁぁぁぁっぁぁ!!!!!」
頭蓋骨を粉砕するような激しい頭痛が彼女を襲う
カンナはその痛みのあまり、発動している「コネクト」を解除しそうになるがギリギリの所で踏みとどまった
体調には全く異常がない
生理が来るような周期ではないし、血圧がとりたて高いわけではない
しかし、唐突に彼女を原因不明の「頭痛」が襲った
このまま彼女が記憶を見たら困る、そう考える「何者か」が彼女の頭の中に何らかのプロテクトを掛けているかのようだ
ならば答えは一つ、記憶を見続ける
「ぐぅ・・ぐぁっぁぁぁぁ!!!!!」
彼女の意思を折るかのように襲い来る頭痛をカンナは歯を噛み締めて耐える
痛みの先に真実がある、そう信じて
~ 君はカンナの願いで生み出されたスペアだね。君も契約は可能だよ ~
「嘘・・・・・・・・・・?」
その姿は間違いない
衣服を着ておらず、生まれたままの姿
耳を塞ぎたかった
目を塞ぎたかった
ただの気のせいと思いたかった
でも・・・・
このまま全てを忘れることなんてできない!
~ 全てを繋ぎとめる能力・・・・・それが願い ~
最後のキーが押され、全てが崩壊した
「カンナ!カンナ!!どうしたの!!」
聞きなれた「ママ」の声
まだ痛む頭を押さえ、身を起こすと彼女はクローゼットの前に倒れていた
目の前には「カンナの母親」
そう、彼女は全てを知った
「ごめんなさい・・・・・」
ごめんなさい「カンナ」
貴方が得るべき幸福を奪ってしまって
ごめんなさいママ
貴方の「カンナ」と「入れ替わってしまって」
「うっうぅぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁっぁぁ!!!!!!!!!!」
「どうしたのカンナ?!」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!」
全てを知った彼女 ― 接続の魔法少女「神那ニコ」 ― は泣きながら謝り続けることしかできなかった
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やっと小泉とペコのパンツゲット
小泉の水玉ヒモパンにスタッフの執念が垣間見えた