原作見直して思ったんですけど、手足遅すぎねえ?
幼稚園児のパンチで折れそうな細さの絵があったんですけど。ちょっと怖い。
とつぜんですが、僕は誰でしょう?
答えは新入りです。
名前は蓮山悟《はすやまさとる》といいます。
つい二ヶ月前に変人の巣こと『新型細菌開発部』というふざけたところに配属されました。
もともとは細菌研究所だったところを博士と先輩が奪ったそうです。何してんだよあんたら。
そうそう、自分 転生者です。
新入りが来てから二ヶ月?くらいたった。どうも、刃姫です。
この研究室、転生者しかいない。なぜ?
それはそうとついにガストレアウイルスをどうするかが決まりました。
「刃姫ちゃーん。ロケットのエンジンでけたー」
そう、ロケットで宇宙の彼方へ飛ばそう ということになりました。
しかし問題は山ほどある。え、何原作?んなもん知るかッ!安全第一じゃボケ。
「博士~。やはり太陽系の外まで飛ばすにはそれなりの大きさにしないと無理ですよ」
「何言ってんだッ!こーはいくん!不可能を可能にするのがっ私達だろ!」
「いや、無理だから」
やはり、エンジンの出力は足りるが燃料が足りなくなってしまう。
そのため、燃料タンクが大きくなりロケットも大きくなってしまうのは仕方がないのだが・・・
「蓮山、無理でもやらないといけないんだよ。ガストレアウイルスは危険だ。
なるべく内密に処理しなくてはならない。ペットボトルロケットサイズが理想なんだ、五百ミリの」
「まあ、そのサイズで燃料さえあれば太陽系の外まで飛ぶエンジンを作るあたり流石だと思いますけど」
「えへへ~。褒めて褒めてー」
「はいはい、先輩はすごいですよ。もちろん博士も」
「ああ、ありがとう」
「褒められちゃったー」
しかし、本当に燃料さえあればな。何か方法はないものか。
「そういえば、ガストレアウイルスが世界中にばらまかれたのって原作では何年くらいでしたっけ?」
そういえばそこら辺どうなんだろうなあまり覚えてないが。
「えっとね、一巻冒頭で二〇二一年人類はガストレアに敗北したって書いてあったからそんぐらいじゃない?」
「へぇ~ よくそんなこと覚えてますね。もうこっち来てから二十年以上経ってるでしょ」
「ふふふ、もう今年で二十五なんだぜ?ちなみに刃姫ちゃんは今年で二十六」
「え、見えない。ずっと飛び級で博士やってるのかと思ってた」
「おい、今のどういう意味だ。みじん切りにするぞコラァ!」
「ごめんなさい。僕が悪かったですッ!」
ハァ。しかしどうしたもんかね、ロケット。爆発粘菌とか使えるかな?いや無理か。
何かいいものないかね、何年かけたら見つかるかなー。
「とりあえず何年かかってもいいように不老不死になる薬とか作ろう」
「りょうか~い」
「いや、そんな軽い感じで作っていいもんじゃないでしょそれ」
「「え、三十分もあれば作れると思うんだけど?」」
「常識というものがここにはないのかッ!?」
どうでしたー。ミスなどあればご報告お願いします。
それではまた次回。
次回、また急展開ッ!?